workの仕事以外の意味とは?「働く」以外の使い方

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英語学習者の皆さんは、「work」という英単語を目にしたり使ったりする機会が多いのではないでしょうか。

実際、「work」は日本の義務教育、中学の英語の授業でも最初の方に覚える英単語の一つです。その基本的な意味は、動詞の「働く」や名詞の「仕事」でしたね。

実は、この「work」という英単語には「仕事」や「働く」意外にもさまざまな意味と使い方、そして他の単語との組み合わせが存在するんです!それらは、英語のネイティブスピーカーの間では日常的に頻繁に用いられます。

一般的な「仕事」や「働く」という意味からは少し離れた別の意味として用いる場合もあります。「仕事」や「働く」以外の使い方をおぼえて実際にネイティブスピーカーや英語学習者同士の会話で用いることができるようになるとかっこいいですよ。

今回この記事では、一般的な「work」の意味とは異なる使い方を「work」単体で用いる場合と他の単語と一緒に用いる場合のふたパターンで紹介していきます。

また、たくさんの例文も一緒に紹介していくため、実際に用いる際のイメージが沸くようになっています。こんな場面やシチュエーションで使えるんだなと、できるだけイメージしながら読んでみてくださいね。

「work」単体で使える意外な意味

まずは「work」を単体で使う際の「仕事」や「働く」以外の意味を紹介していきたいと思います。

①「作品」(美術品や文学など作られたもの) 

まず一つ目の意味は、名詞の「作品」です。

主に人の手によって作られた美術品や工芸品、音楽、絵画、彫刻、文学などを指します。

I often go to the library to look for Kazuo Ishigro's works.
私はよくカズオ・イシグロの文学作品を探しに図書館へ行きます。

余談になりますが、一般的な意味の「仕事」は不可算名詞ですが「作品」として用いる場合は可算名詞になります。

もし、これらの単語に「多くの」や「少しの」などの形容詞を用いる場合は注意が必要です。「多くの仕事」と言いたいときは数えられない名詞に用いることができる「much」を用います。

反対に「多くの作品」と言いたい場合は可算名詞に用いることのできる「many」をつけて「many works」のように使います。

使う名詞が可算名詞か不可算名詞なのかわからないときは「a lot of」を用いることをお勧めします。「a lot of」は可算名詞と不可算名詞のどちらにも使用することが可能だからです。

②「効く」

二つ目の意味は、動詞の「効く」「効果がある」です。

具合が悪い時に飲んだ薬やセラピー、何らかの方法や作戦などの効果があったときに使います。薬などを飲んで、それが自分に起きている症状に効いているなという場合は「it's working on me.」のように前置詞の「on」を用います。

I took this cold medicine last night and it seems that it's working on me I guess.
昨夜この風邪薬を飲んだんだけど、多分効いているみたいだな。

③「機能する」

「work」単体で用いる際の三つ目の意味は「機能する」です。機械やシステムやプログラムなどがしっかりと作動して機能する時に使用します。

同じ意味の単語に動詞の「function」があります。「function」は名詞としても使用できますが動詞で「機能する」という意味でも用いることができるので覚えておきましょう。

The air conditioner in my room doesn't work.
私の部屋のエアコンが機能しない。

④「上手くいく」

四つ目の意味は、「上手くいく」です。

前から計画していたことや試案、テストなどのやってみなければどうかまだわからないことについて使います。

よく用いられる表現として「I hope it works.」(上手くいくといいな。)があります。このフレーズは丸ごとおぼえてしまってもいいくらい、ネイティブスピーカーの間では会話でとても頻繁に用いられます。

I have made slight changes to the slides for today's lecture. I hope it works.
今日講義で使うスライドを少し変更してみたよ。上手くいくといいな。

⑤「都合がいい」

単体で用いる「work」の5つ目の意味は「都合がいい」です。

よく用いられるシチュエーションとして、相手と今後の予定やプランについて話している時が挙げられます。「日曜日に野球の試合を見に行こうと思うけど、あなたの都合はどう?」と聞かれて、「その日は都合がいいよ。」と答える際に使うイメージです。

A: 「I really want to do something fun.」
B: 「How about going to the party that Ken was talking about yesterday?」
A: 「Sounds perfect to me! 」
B: 「I'll see you at 8pm then.」
A: 「It works for me!」

A: 「なんか楽しいことしたいなー。」
B: 「ケンが昨日話してたパーティーにいくのはどう?」
A: 「いいじゃん!」
B: 「よし、じゃあ8時に会おう!」
A: 「オッケー!」

この会話の中で、Aは最後に「It works for me.」と答えており、その訳は「オッケー!」となっていますね。これは直前にBが言った「よし、じゃあ8時に会おう!」に対して「私は8時で都合がいいよ。」という意味を含んでいることがわかります。

「work」+別の単語で異なる意味を持つ句動詞

ここまでは「work」単体で用いる場合を紹介してきましたが、次に「work」+別の単語として用いる句動詞としての意味を紹介します。

①work out

こちら、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

「work out」には異なる三つの意味があります。一つ目の意味は「運動をする」「鍛える」です。

I need to work out at the gym since I and Kimmey have a plan to go to the beach next month.
私とキミーで来月海に行く予定だから、ジムに行って体をしぼらなきゃ。

「work out」の二つ目の意味は、「上手く行く」です。

先程単体での使用方法で紹介した「上手く行く」と意味と使い方は同じです。プランや試案などが上手く行くなどという時に使用します。

三つ目の意味は「解決する」です。

My boyfriend and I haven't worked the problem out so we haven't talked to each other for a month.
私と彼はまだ問題を解決できていないので1ヶ月も話をしていない。

②work on

「work on」で「取り組む」という意味を持ちます。何かを夢中で行ったり、努力して続けていることに対して使うことができます。

I've been working on this task for a week, but I still don't know how to deal with it.
一週間もその課題に取り組んでいるのに、いまだにどうやって片付ければいいのかわからない。

「work」のフレーズ・使い方

それではここで、具体的に「work」をどのようなシチュエーションで、どんな風に用いるのかを例文で紹介していきたいと思います。

「work out」の例文

①「運動する・鍛える」のwork out

A: Hey Tim. How have you been? You look gorgeous.
ティム!元気だった?かっこいいじゃん!
B: I've been good.Well, I've been working out recently.
元気だったよ。実はまあ、最近鍛えててさ。

②「上手く行く」のwork out

A: I have an entrance exam tomorrow.I am getting nervous.
明日は入試なんだ。緊張してきたよ〜。
B: There is no need to be nervous. You'll be fine. I hope it works out!
緊張する必要ないさ。大丈夫。上手く行くことを祈ってるよ!

「work on」の例文

A: I really have to work on my presentation for English conversation class.
英会話のクラスのプレゼンテーション作りに取り掛からないと!
B: I thought you've already started working on that.
もう取り掛かり始めたのかと思ってたよ。
A: No, not at all.
いや、全く。

A: How's your work?
仕事の調子はどう?
B: Well, I am working on a new project, which I am so excited about!
今ね、新しいプロジェクトに取り組んでいるところなんだ。超楽しいよ!

「仕事」としてworkを使う場合は、jobなどの違いにも意識を

ここまで、「work」の単体での様々な意味と、「work out」「work on」の日常会話での使用例を例文とともに紹介していきました。

最後に少しだけ、名詞の「仕事」という意味を持つ英単語である「work」と「job」についての意味の違いを述べておきたいと思います。

「work」を名詞の「仕事」として用いる場合、その意味はとても広いです。

そのため、一般的に「職業」として使用される報酬や給料が生じる意味での「仕事」ではないもの、例えば共同での活動やプロジェクト、ボランティアなどに対しても用いますし、個人的に努力をしている事柄、精神的・肉体的労働などにも用いられます。

対して「job」の場合は「職業」としての「仕事」の意味合いが強いです。ですので「仕事」と「job」として用いる場合は具体的な職業名や職種についても話しますし、そこには給料や報酬も発生するものと捉えられます。

会話やライティングの中で「work」なのか「job」なのかは上記のことから判断するようにしましょう。

日常会話で「work」をうまく使いこなそう!

ここまで、中学英語でも習う一般的な英単語、「work」の「仕事・働く」以外の意味と使用例を例文と一緒に紹介してきました。いかがでしたでしょうか?

「work」には単体の意味として①作品 ②効く ③機能する ④上手く行く ⑤都合がいいーの5つを持つこと。また、句動詞として特に頻繁に用いられる「work out」と「work on」を具体的なシチュエーションとともに例文をいくつか紹介しました。

ネイティブスピーカーの間で、今回紹介した「work」に関する表現は頻繁に用いられますので、みなさんもぜひ覚えて使ってみてくださいね。