「Do」の便利な使い方とは?会話表現が増えるdoの意味と使い方

「Do」は基本的な英語だが、実はかなり便利!

「Do」の便利な使い方とは?会話表現が増えるdoの意味と使い方

日常英会話で必ず教わる「Do」。英語を喋るときは、必ず発している確率が高い単語です。英語を習い始める時に、初めの方に教わる単語ということで馴染みがあるのではないでしょうか。

そんな「Do」ですが、実は「Do」の後ろに付ける単語によって使い方はさまざまな形に様変わりする魔法のような言葉なのです。

疑問文や疑問形だけではない「Do」の使い方をカテゴリーに分けてご紹介します!

「Do」+αの文もご紹介するのでぜひ活用してみてくださいね。

これであなたもネイティブスピーカーに近づけるかもしれません!

「Do」の表現1:家事などを行う

まず最初に「Do」の使い方1つ目にご紹介するのは、「Do」+名詞の組み合わせです。

その代表的な使い方として家事などを行う時に使います。

そしてこの使い方は非常に便利で、ネイティブスピーカーはよく使っている英語表現ですので覚えておきましょう!

「Do」+the 名詞

Do the laundry

Do the bathroom

Do the dishes

Do the bedroom

Do the livingroom

この場合の「Do」には、「~する」という意味合いが込められていまが、文章には具体的な動詞は含まれていません。

しかし、この1文には「~する」という動作の全てを含んでいるように訳されます。

例えばDo the laundryは「洗濯をする」、Do the dishesは「お皿をする」となります。

直訳すると不思議な訳になるかもしれません。ですがこの「~をする」という中には洗濯関係の家事、お皿関係の家事と家事の全般的な意味合いを含んでいます。

「洗濯をする」であれば、洗う・干す・取り込む・畳むまでこの訳に含まれますし、「お皿をする」であれば、洗う・拭く・片付けるまで含まれています。

もちろん、相手に具体的な動作を絞って伝える時はその動詞を入れ込みますがざっくりとした説明として相手に言う時は、Do+the 名詞の形で伝えればOKです!

ただし、注意したいのは相手があなたの伝えたいニュアンスを分かっているという状況ということが大前提です。

どういうことかと言うと、日本語に置き換えた時で考えてみましょう。

全く脈絡なく突然に「家のことをやる」と相手に伝えた時に相手は「家の何を?」と疑問に思いますよね。しかし、「家のことをやる」という話の前に掃除や家事をやるニュアンスの会話をしていれば、「家のことをやる」と伝えても「あぁ、家事をするのか」となりますよね。

英語も同じです。会話の流れで使うように気をつけてくださいね。

Do the laundry

Do the dishes

Do the (your) bad

に関しては、熟語として覚えても良いくらい脈絡が無くても相手にニュアンスが伝わるというほどネイティブスピーカーがよく使っている表現なので覚えておくといいですよ!

「Do」の表現2:身体周りのこと

次にご紹介するのは、身の回りについてです。

例えば、ヘアセット・ネイル・メイクなどについて使うことが多いのでこうした事を行う方がよく使うフレーズになります。

「~をする」という意味合いで、ヘアセットをする・ネイルをする・メイクをすると使う時に「Do」が使えます。

例文

She does hair sets every morning.

I do my hair set every morning.

She does nails.

She does her nails at a nail salon.

She does make-up every morning.

I need to do my make-up.

do nailは、爪を切るというニュアンスではなくポリッシュを塗って色をつけたり、ネイルサロンでケア・カラーをしてもらったりするニュアンスです。

デコレーションをした状態のニュアンスを含んでいる場合は、do nailを使いましょう。

do hairは、「髪をセットする」「髪を切る」というニュアンスが含まれています。

この場合は微妙なニュアンスに注意しましょう。

例えば、「昨日(自分で)髪を切った」という場合は I did my hair yesterday.と「Do」ままでOK。ここでは過去形なので、「Do」の過去形である「Did」を使います。

しかし、「昨日(美容師に)髪を切ってもらった」と自分ではなく、他人に行ってもらった場合には「Do」の過去分詞である「Done」を使います。

例文

I got my hair done.

という言い方になります。過去分詞は、他の語を補う時は語尾に持ってくるという文法のルールがありますので、動詞はgetの過去形を利用します。

ちなみに、get + 過去分詞で受け身の文章になります。

「Do」の表現3:スポーツを行う

次はスポーツで使う「Do」の表現です。

スポーツは、皆さんが良く知るplayという動詞があります。英語ではこのplayを使うべきスポーツと「Do」が使えるスポーツと分かれているというポイントがあります。

play

playの場合は、ボールを使う球技やチームで臨むスポーツの時に使われます。

対戦するようなスポーツにはplayを使うのが適切です。

Do

一方の「Do」は、対戦相手がいないスポーツ全般に使います。

どちらかというと、スポーツというよりも運動をするような場合にも使えます。

ダンスに関しては、ダンス自体がdanceという動詞なのでこの場合は「Do」を使わずそのままdanceと使いましょう。

「Do」の表現4:仕事を行う

次は、仕事の表現でつかう「Do」です。

この場合は、具体的な企業名などは「Do」の後に置くことができません。

仕事の場合は、業務について話す場合に「Do」を使うことができます。

I do management.

I do sales.

I do planning.

I do editing.

I do engineer.

We do business together.

といった、仕事の業務をやるというニュアンスを伝える時に使っていきます。

初対面の人に「仕事は何をしていますか?」と聞くときに使う英会話表現はWhat do you do?と「Do」を使いますよね。

なので、回答する場合にも「Do」を使って回答できます。

「Do」の表現5:決めるとき

次の表現は、物事を決める時に使う「Do」です。

これは日本語のニュアンスと同じく、物事を決断するときに使えます。

例えば、予定を決める・注文を決めるといったシチュエーション。

予定を相談しているときなどは、do dinner/lunch といった「夕飯にする/昼食にする」という決断をする場合に使えます。

例文)

Let’s do dinner / lunch then.

じゃあ、夕食/ランチにしよっか?

他にも、Let’s do movieも使えます。

ここのポイントは、具体的な動作を伝えるというよりは「~することを決める」というニュアンスなので、先ほどの例で使ったLet’s do movieは「映画を見に行く予定にしよう」というニュアンスです。

予定を決める場合は、この大まかな予定を決めてから具体的な動作を決めていくという流れになると思いますので、「Do」を使うのはまず大まかな予定を決める時に使いましょう。

do fishing.

do shopping.

Shoppingに関して、「買い物」という訳ですが「Do」を使う場合は「買い物という予定にする」というニュアンスの場合に使えるます。その点に注意しておきましょう。

なども使えますので、どんどん使ってみてください!

注文をする場合は、I do ~と言うとカジュアルになりすぎるので注意しましょう。

明確な名詞がないので、非常にふわっとした表現になってしまいますので「Do」を使う場合は I will do+商品名 や I’m gonna do+商品名 と使うようにしましょう。

「Do」の表現6:that will do

最後に紹介するのは、「that will do~」というフレーズです。

日本語訳にすると「それで大丈夫」「それで十分」というニュアンスを含む英語表現です。

willが省略されて、That’ll doと使われることが多いフレーズです。

使われるシチュエーションとしては、何か足りない場合に相手に聞いて代用が利くものであった場合に、「それでいいよ!」と伝える時に使えます。

例文

There's no sugar! 砂糖がないわ!

I have honey, okay? はちみつならあるよ?

That will do! それでいいわ!

というような感じですね。

何とか代用がききそうな場合に、それでいいからかして!と伝える時にサッと出る言葉でネイティブスピーカーはよく使います。

このThat’ll doは、「まぁ、いいいか」というニュアンスと「それで足りるだろう」という場合にも使えます。

しかし、ビジネスの場面ではカジュアルすぎるので使うことはおすすめしませんので注意してくださいね。

「Do」を使いこなしてバラエティー豊かに話そう!

今回は「Do」を使う、たくさんのシチュエーション別にご紹介してきました。

「Do」は、中学英語で出てくるくらい初歩的な単語ですが使い方は複数あります。

使い方はニュアンスとシチュエーションで変わってはきますが、カジュアルな表現にする時にとても重宝する英単語です。

今回ご紹介した6つのカテゴリー全てを覚えるというよりは、自分が日常英会話を喋る場面で使えるものを選んで、積極的に使ってみましょう。

複数を一気に覚えるより、1つをしっかり覚えこんで次にいくという勉強法がおすすめです!

「Do」を使いこなして、英語力を高めていきましょう!