英検は級があるので、自分がどれくらい英語力がついたかわかりやすい指標になりますよね。しかし、高い級になってくると独学するにも時間が必要で中でも英単語力を付けることに時間をくってしまいます。
そんな時にはこんな風に思うのではないでしょうか。「より効率的に、英検によく出る単語を集中的に覚えたい!」
今回は、その願いを叶えてくれる単語帳をご紹介しますので、ぜひ活用を検討してみてください。
出る順パス単シリーズとは?
今回ご紹介するのは、「出る順パス単シリーズ」という単語集です。英検の各級でよく出る単語を集めた単語集なので、効率的に語彙力をアップさせたいという方にはうってつけなのです。
シリーズというのはそれぞれの級の数だけ本が出ているからで、「英検1級」「英検準1級」「英検2級」「英検準2級」「英検3級」「英検4級」「英検5級」の計7種類が出ています。旺文社から発行されているのでその実績を見ても安心でしょう。
出る順という名前である通り、英検によく出る単語順に学べるのが特徴的です。
英会話や英語力を満遍なく上げるのではなく、とにかく英検に特化したいという場合におすすめです。英単語の他にもちろん日本語訳もありますし、例文もあるので一気に覚えたいところです。
出る順パス単シリーズがおすすめな理由
出る順パス単シリーズがなぜおすすめなのか、その理由は3つあります。買おうか迷っているならば、どこが良いのかをしっかり把握してからにしてみてくださいね。
英検特化型単語集だから
なぜ出る順パス単シリーズがおすすめなのか、その理由はやはり何と言っても英検特化型単語帳だからです。これを選んでおけばまず間違いないと言えるくらいで、頻出単語から覚えていけるので大変効率的に勉強を進められます。それだけ旺文社が英検の過去問を調べつくしたということでしょう。
収録されている単熟語数が多いから
また、おすすめする理由は他にもあります。出る順パス単シリーズに収録されている単語数はかなり多めだからです。例えば英検準1級を見てみると、約1850単熟語が収録されています。英検2級だと約1700単熟語が収録されていて、似ているシリーズの「文で覚える単熟語シリーズ」より多くの単語が載っているのです。
語彙力がなければ英検のリーディングにもリスニングにも太刀打ちできないので、覚えている単語の数は全ての基礎となります。数が多ければ多いほど得点はアップし、どんどん上の級を目指せるので隅々まで覚えておきたいですね。
音声アプリを使えるから
それから、出る順パス単シリーズには「英語の友」という音声アプリが利用できるので、おこもおすすめする理由になっています。単語帳は書籍だとどうしても音声を聞くことが億劫になってしまいますが、アプリなら気軽に聞けます。書籍とアプリの良いところを取った形で、語彙力強化と同時にリスニング力を鍛えることができます。
この音声、音の流れる速さ調整ができる他、単語と単語の間の時間も変えることができる優れもの!自分の学習レベルに合わせられるのも優秀と言える点です。
出る順パス単シリーズの効果的な使い方
では、ここからは出る順パス単シリーズをどのように使うのが良いのか、どうしたら効率的に使えるのかをご紹介していきましょう。自分なりの単語の覚え方と照らし合わせ、オリジナルな使い方も模索してみてくださいね!
どんな単語が出るのかサラッと確認
手元に出る順パス単シリーズが届いたら、まずすることは簡単な確認です。英検に出る順番で単語が並んでいるということは、パラパラと見るだけでどのような単語が出題されるのかわかるということです。
まずは英検の傾向対策だと思って、その単語の傾向を見てみましょう。そして自分の今の単語力と照らし合わせ、どれくらい時間をかければ暗記できるのかをざっと計算してみます。
ほとんどの単語を知らず、難しそうと思うのならその級に合格できるようになるにはかなり時間がかかるでしょう。
しかし、半分くらいは知っている単語、もしくは見聞きしたことがあるというのなら、頑張れば次の英検までに実力を付けられる可能性があります。
最初のページに集中して暗記を始める
出る順パス単シリーズの特徴は、その名の通り英検で出る単語順に単語が並んでいること。ということは、最後の方に出て来る単語より、最初の方に出て来る単語を覚えた方が効率が良いですよね。hということで、できるだけ最初の方に出て来る単語に集中しましょう。時間がない時は最後の方の単語は無視します。
最初から順番に進めていけば良いというシンプルな使い方ですが、だからこそ完璧主義である人にとっては、途中を抜かすことなく進められるのでストレスがないかもしれませんね。
暗記時間は続けて多く取らない
英検をいつ受けるか決めているとそれまでにと急いで暗記を始める必要がありますが、そうなるとどうしても暗記に費やす時間が多くなりがちです。しかし、実を言うと人間の集中力はそんなに持たないので、特にインプットをひたすら行う暗記の場合はあまり何時間も続けて行うべきではないのです。
せっかく覚えたつもりでも、それが脳から抜け落ちていくからです。それならば、より効率的に覚えるために短い時間、がっつり集中して少ない単語をしっかり覚えるべきでしょう。
脳に定着していなければ意味がないので、とにかく定着するほど濃く覚えることが重要です。
飽きるほど繰り返す
中学生が英語でつまずくのは英単語が覚えられないからという理由も多いですが、これは一度はやってみるものの定着するほど繰り返していないことが原因です。残念ながら、100回繰り返してもなかなか覚えられない生徒は覚えられません。けれど、1回で定着するまで覚えられる生徒もいます。
これは地頭の差であり、その差は努力で埋めるしかありません。その努力の仕方とはとにかく繰り返すことです。反復することで忘れた記憶を呼び戻し、またインプットします。
この回数を多くすればするほど脳内に記憶が留まるようになり、短期記憶から長期記憶へと残っていってくれるわけです。
人によって勉強時間が大幅に変わるのは仕方のないこと。あまり他人と比較せず、自分なりのペースを見つけていきましょう。
音声アプリと連動させる
単語は書いて覚えろとはよく言いますが、あまり聞いて覚えろという言葉は聞きません。しかし、英検ではリスニングもあるのですから、効率的に学習するなら単語も音を聞きながら覚えた方が断然お得です!
せっかく音声アプリと連動できるのですから、スマホを駆使してみましょう。単語を音と結び付ければ覚えやすくなります。
自分で発音しながら書いて覚えるという人もいますが、実際にネイティブスピーカーの発音を聞いた方がリスニング力は上がります。いわゆる英語耳を作る過程になるからです。
単語の意味とスペルは覚えても、リスニングで聞いた音がその単語に繋がらずに失点するということは日本人によくあることです。それくらい聞くことに弱いので、それを克服するためにも続けることをおすすめします。
スマホならいつも持っているでしょうから、通勤時間や通学時間を活用して隙間時間を利用できますね。
単語を例文に組み込んで覚える
単語をそのまま覚えるのは非効率です。なぜなら、英語は単語だけで使うものではないから。よって、例文に組み込んで文章の中で覚えるのがコツです。
英検でも長文読解がありますが、その中に出て来る単語はもちろん文章の中にあります。リーディングに慣れるという意味でも、短い文で良いので単語のみで覚える癖があるなら直しておきましょう。
意味はわかっても、使い方がわからないままなら得点に繋がりにくくなります。特に抽象的な単語や副詞などはそれだけではなかなか覚えにくいので、例文を使って「こんな風に使うんだ!」と理解しながら覚えましょう。
寝る前に覚える時間を作る
単語数が多いと時間があれば覚えるようにしなければなかなか追い付きませんが、暗記を効率的にしたいなら寝る前がおすすめです。記憶は寝ている間に整理されるので、その直前に覚えて脳に「これは大事な情報だから、必要なものとして処理して」と伝えるのです。
よく、寝る直前にスマホゲームをしていたり動画を見ていたりするとそれが夢となって出て来ることはありませんか?それは寝ている間にそれが大事な情報として処理されている状態です。
その時間を単語に切り替えることで、より短時間で効率的に単語を覚えるようにするテクニックです。
受験生などはこの方法を知っていて、寝る前は暗記のゴールデンタイムだからインプット科目を勉強し、朝はアウトプット系の勉強をするというサイクルを使っています。
寝る前にはスマホをいじると習慣がついている人は、英語の単語を勉強する時間という習慣に今から変えてみましょう。朝に単語を覚えても、その日にあったことで記憶が上塗りされてしまうなら苦労も水の泡です。
同じ時間勉強して効果がより出る方法を実行した方が英検合格までの道のりは短くなるので、できるだけ寝る前の時間を活用してみましょう。
英検には「出る順パス単」をうまく利用しよう
さて、ここまで英検に最適な出る順パス単シリーズをご紹介してきましたが、その特徴と使い方がわかったらあとはどんどん突き進むのみ!暗記はあまり面白いものではありませんが、言語は英語に限らずどれも単語を知らなければ始まらないのでここは耐えるところです。
どうせ耐えるなら効率的に覚えた方が良いので、英検に出る順で短熟語が掲載されている出る順パス単シリーズを活用してみるのはいかがでしょうか。

◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.