英語で「楽しかった」と言うには?ネイティブが使うSNSスラングも紹介

英語で「楽しかった」と言うには?ネイティブが使うSNSスラングも紹介

「今日はありがとう、すごく楽しかったよ!」

「いやぁ来てよかった、最高の一日だったよ!」

など、皆さんは「楽しかった」を英語で言えますか?

実は、英語には「楽しかった」という表現がたくさんあり、色々な使い分けをしながらそのバリエーションを楽しむことができます。

そこで今回の記事は、英語で「楽しかった」を伝えるフレーズや、インスタなどSNSで使えるスラングなどもご紹介したいと思います!

英語で「楽しかった」はどんな表現で伝えられる?

デートや友達との外出などの後で「楽しかったよね」という日常会話をすることがよくあります。帰宅した後に電話をかけて言うこともありますし、SNSからメッセージを送ったりして、一緒に行った旅行から戻って余韻を楽しむときなど多くのシーンがあります。そこで「楽しかった」の英語は英語初心者でもぜひ覚えたい表現になります。

まずここでは、一般的に使われる「楽しかった」の英語表現を10個をご紹介します。

1. I had a (really) good time.

「have a good time」で楽しい時間だったということから「楽しむ」という意味になります。「本当に」楽しかったと強調したいときは、「really」を付けてその気持ちを表すことが可能です。「楽しかった」の英語表現で代表的なフレーズと言えるでしょう。

冒頭にThank you./Thanks./Thanks a lot.などを加えれば「楽しい時間をありがとう」のニュアンスになりますね。

2. I had a great time.

「I had a good time.」と意味はほぼ同じですが、「great」のほうがやや上なので素晴らしく楽しかったというニュアンスで、この上なく楽しかったことを伝えたいときに使うとよいでしょう。

「とても楽しかった!」「めちゃ楽しかった」と伝えたいときに使える英語です。また、フォーマルな場面で、相手に「楽しかったです」と英語で言うときもこのフレーズを使うことができます。

3. I had the time of my life.

「have the time of one’s life」は、「またとないような楽しい経験をする」という意味になります。lifeを使っていることから分かる通り、一生に一度のような楽しい時間を過ごしたときに使いやすい表現です。

4. I had so much fun / I had a lot of fun.

楽しかった英語と言えば、ぜひ覚えたいのがこの言い方です。「have fun」で「楽しむ」という意味になり、「funを持つ」と考えると覚えやすいですね。「いい日だった」に「楽しくて良い日だったよ」というニュアンスを含む英語フレーズです。

「have fun」と「have a good time」の違いはほぼなく、以下のページでもネイティブスピーカーがおおよそ同じであると回答をしています。

参考:HiNative - have a good time と have fun はどう違いますか?

https://hinative.com/ja/questions/37522

5. I enjoyed it (a lot).

「enjoy」が「楽しむ」という動詞であるということは多くの方が知っていると思いますが、「enjoy」と「have fun」の違いはご存知ですか?

「have fun」はどちらかというと楽しい「感情」を指すのに対し、「enjoy」何かを楽しむその「行動」を指しています。

ただし、その違いを意識しすぎるとどちらも使いにくくなってしまうので、場面に応じて使いやすいほうを使っていきましょう!

6. That was (so much) fun.

「それは楽しかった」と、自分ではなく何かが楽しかったと言いたいときに、それを主語にすることで表すことができます。ネイティブスピーカーがよく使う表現です。

7. That was amazing. / That was exciting.

「That was fun」に雰囲気は似ているのですが、

amazing 素晴らしい

exciting ワクワクするような

という意味を込めて「楽しかった」と伝えたいときに便利な表現です。

8. It made my day.

「made my day」は、何かのおかげで最高の一日になったということを表現するフレーズです。「君のおかげで最高の一日になった」と言いたいときは、「You made my day.」と言えます。

フレーズ ニュアンス
I had a (really) good time 楽しむ
I had a great time この上なく楽しい
I had the time of my life 一生に一度のような楽しさ
I had so much fun / I had a lot of fun 楽しむ(have a good timeと大差なし)
I enjoyed it (a lot) 「enjoy」は何かを楽しむその”行動”を指す
That was (so much) fun 自分ではなく何かが楽しかった
That was amazing / That was exciting That was funに雰囲気は似ている
It made my day ~のおかげで最高の日になった

「楽しかった」を表す英語表現・フレーズ

次に、前項で学んだ「楽しかった」の表現を使った例文フレーズをいくつかご紹介します。黙読するだけでなく、シチュエーションを想像しながら音読にもトライしてみましょう!

Thank you so much for today. I had a really good time.

今日は本当にありがとう。すごく楽しかったよ。

I met my best friend for the first time in a while. We talked a lot about our work, boyfriends, and stuff. I had a great time.

親友に久しぶりに会ったんだ。仕事や彼氏の話などをたくさんしたの。とても楽しいひとときだったな。

10 years ago, I could never have imagined that we could come here together. I had the time of my life.

10年前、私たちが一緒にここに来れるなんてことは想像もできなかった。忘れられないときを過ごせたよ。

I went to Disneyland with my girlfriend yesterday. I had so much fun.

昨日、彼女とディズニーランドに行ったんだ。とても楽しかったよ。

I finally watched the movie you told me last night. I kind of enjoyed it, but it wasn’t as good as I expected.

昨夜、君が教えてくれた映画をようやく見たんだ。まぁまぁ楽しめたけど、期待してたよりはよくなかったよ。

How was the music festival? Was that fun? I’m so jealous of you.

音楽フェスはどうだった?楽しかった? すごく羨ましいよ。

Yeah, the view was amazing, wasn’t it?  I hope I can go back there again next year.

うん、とても素晴らしい景色だったよね?来年もまたあそこに行けたらいいな。

You killed it! That was so exciting. I bet your band is gonna be huge in the near future.

最高だったよ!とてもワクワクした。君のバンドは近い将来とても大きくなると確信してるよ。

killed it よくやった

(nailed it と同じ意味)

Thank you so much for taking me here today. You made my day.

今日はここに連れてきてくれてありがとう。君のおかけで最高の一日になったよ。

「楽しかった」を表すスラング・SNSで使える表現・略語

ここまで学んできた表現はごく一般的に使われている表現ですが、よりフランクに「楽しかった」と表現する方法もご紹介したいと思います。そこで「楽しかった」を表す英語のスラング、インスタなどSNSで使える「楽しかった」「楽しかった日」の英語をみていきます。

スラングとして使われているものもあるので使うシーンには気をつける必要がありますが、仲のよい友人同士やSNS投稿で使うのにとても便利なので、ついでに覚えておきましょう。それでは「楽しかった」という英語をインスタなどで使えるフレーズを紹介します。

1. I had a blast.

「blast」は本来、「爆発」「爆風」のような意味で使われる単語ですが、「楽しい時間」というスラングとして使われることもあります。

数えられる名詞なので、「a」を付けるのを忘れないようにしましょう。

2. I had a ball.

「I had a blast」と同様、スラングとして使われます。「ball」はボールだけでなく、「ダンスパーティー」という意味もあり、そこから派生して「I had a ball.」というスラングが生まれています。

3. That was awesome.

「awesome」「素晴らしい」という単語で、かなり一般的に使われる単語です。「いい日だった」の英語スラングに使う単語としてぜひ覚えましょう。

「awe」の部分を伸ばし気味にゆっくり発音すると、楽しかった・素晴らしかったの度合いを強調することができます。

ミュージシャンや観客がライブの感想を聞かれたときにこのフレーズが多用されるので、YouTubeなどでぜひチェックしてみてください。

4. That was sick.

「sick」は「病気である」という形容詞ですが、「イケてる」「すごい」のような意味を持つことから「楽しかった」「いい日だった」の英語のスラングとしても使われます。

仲の良い友人同士ならよいですが、ビジネスシーンなどのフォーマルなシーンには適さない表現なので、シチュエーションを考えて使うようにしましょう。

5. That was unreal.

「unreal」は「real(現実的な)」の真逆、つまり「非現実的な」という意味の形容詞です。

非現実的ということは、「夢みたいな」というニュアンスにもなり、とても非日常的で楽しかった気持ちを表すときに使うこともできます。夢から冷めたくないと思えるほど楽しかったことってありますね。そんなとき、ぜひ使ってみてください。

6. That was rad.

「rad」は「最高な」「素晴らしい」などの意味で、ミュージシャンなどがよくスラングとしてよく使います。アメリカのアニメ「ミュータント・タートルズ」の中でキャラクターが使っていたことが、この言葉が広く知られるようになったきっかけと言われています。

ちなみにこの単語は、「radical(抜本的な)」という形容詞の略だということもついでに覚えておきましょう。

7. That was lit.

「lit」は「light(明るくする)」の過去分詞で、「楽しい」という形容詞的な使い方もできます。「楽しい=明るい」とイメージしておくと、このスラングも覚えやすいでしょう。

8. XD

メッセージなどで使えるスラングも紹介しましょう。「XD」笑っている様を表すもので、何かの単語でも略語でもなく、顔文字のようなものです。「X」がキュッと閉じた目、「D」が大きく口を開けて笑っているのを表現しています。

SNSなどで何か楽しいことがあったことを文章で書き、文末に「XD」を添える形でよく使われています。

(例)

I had soooo much fun tonight XD

今日はちょー楽しかった(>∀<)

9. Thx / Ty

「Thx」は「Thanks」、「Ty」は「Thank you」の略語で、これもインスタやTwitter、テキストメッセージでの発信ややり取りで使われます。ちなみに、「Thanks for 〜」の「for」を「4」と書いたりする人もいます。

いずれにせよかなりカジュアルな書き方なので、ビジネスメールのようなフォーマルな文章には使わないようにしましょう。

(例)

Thx for today.

今日はありがとう。

「楽しかった」の英語表現まとめ

いかがでしたでしょうか?「楽しかった」の表現はこれだけたくさんあるので、まずはそれぞれのニュアンスをしっかり理解した上で、シチュエーションや相手に応じて使い分けながらバリエーションを楽しんでください。

また学んだ内容を使えるようになるには、実際口に出して練習することが大切です。もし独学だと難しいと感じている方は、ぜひオンライン英会話「ネイティブキャンプ」も試してみてくださいね!