キク英文法で基礎をマスター?メリットや使い方を徹底解説

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英語学習においてはまず文法を学ぶことで基礎がしっかりし、その後の学習プロセスもスムーズに進めることができます。

英文法を勉強したいけど出版されている参考書や問題集が多すぎて、一体どのテキストを選べばよいのかわからないと悩んだことはありませんか?

自分の英語レベル・目標に合っているか・わかりやすさ・見やすさなど、自分に合ったテキストを探すのはなかなか大変ですよね。

そこで今回は、英文法を学び直したい方におすすめしたい「キク英文法 (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)」について、効果的な使い方なども混えてご紹介したいと思います!

英語を話せるようになるために文法学習は必要か

英語を話せるようになりたいと思っている方の中には、英文法の学習の必要性に疑問を感じている方もいるのではないでしょうか。

中学・高校で文法を勉強しているのに英語を話せない日本人が多いせいか、「文法を気にせずどんどん話す・聞くことのほうが大事だ」という意見もあります。はたして本当に文法の勉強は必要ないのでしょうか?

例えば、「私、ケーキ、買う」と単語だけを並べた場合、何となく言いたいことはわかります。

しかし、ケーキをこれから買いに行くのか・もう買ったのか・買いに行ってよいかを尋ねているのか・ケーキを買ったことがあることを伝えたいのかなど、単語だけでは意味合いが広くて自分が伝えたいことを相手に正しく伝えることはできません。

旅行などでその場しのぎに単語を羅列したような文章でも、その場の雰囲気で相手は理解してくれるかもしれません。しかし、もし長い会話をしようと思ったとき、相手には大きなストレスとなってしまいます。

そのようなコミュニケーションでは相手との仲を深めることも出来ず、字幕なしで映画を楽しんだり、ビジネスで英語を使いこなすことも難しいです。

もっと深く会話をする・思っていることをきちんと伝える・相手と対等にコミュニケーションをとるためには、単語の羅列から卒業する必要があります。

英語の語順ルールを理論的に学び、一定のルールに基づいて話すために必要な基礎、それが英文法です。英語を話す時に必要な素地とも言えるので、英語を話せるようになるためには文法学習は必要不可欠です。

もちろん感覚的に物事を吸収する能力に優れた子どもであれば、英語環境に身をおけば文法を学習せずとも自然にきれいな英語が話せるようになります。

しかし、多くの大人の脳にとっては感覚的に学習するだけでなく、理論的に学習することも欠かせません。英語を話せるようになりたいけど文法に不安があるという方は、まずは基礎文法からしっかりやり直しましょう。

キク英文法とは?

キク英文法は2007年に出版された英文法学習用のテキストで、複数の英語学習系YouTuberもおすすめできる文法参考書として動画の中で紹介しています。

主要な100校の大学入試問題・センター試験(現大学入学共通テスト)の過去に出題された問題や、書き言葉・話し言葉のデータの「コーパス」を分析したものを元に編集されているのが特徴。大学受験だけでなく、TOEICの出題に出てくるような英文法も網羅しています。

必要とされている英文法のおよそ95%が載っており、受験生に限らず、社会人の英語学習者でも英語力のベース作りに役立つ内容です。

1日の勉強時間は最長9分、最短3分でも7週間で212項目を無理なく進められるので、多忙なビジネスパーソンにとっても取り組みやすいのがポイントです。

ストレスなく活用できるように配慮されたページデザインも注目すべきところ。見開き左側には例文、右側にはそれぞれの解説が書いてあるレイアウトになっており、効率よく英作文の練習ができます。

持ち歩きやすいサイズなので、電車やバスでの移動中やスキマ時間に学習したい方にもぴったりです。

さらに、視覚・聴覚をフルに使って記憶に定着しやすいよう、音声CDが2枚(57分・54分)も付属。CDを再生する機器がなくても、音声は専用サイトからダウンロードできるので安心です。

出版元のアルクが提供しているアプリ「語学のオトモALCO」でも音声を聴くことが可能で、バックグラウンド再生機能もあり、スマホで他の作業をしながらでも聴けるのが魅力。再生中に指定した秒数に応じて巻き戻し・早送りが可能で、再生するスピードも0.5倍〜3倍まで調節できます。

毎日コツコツと無理なく続けられるようにつくられており、大学入試・ TOEIC・日常会話の学習にもぴったり。基礎から応用まで文法を網羅しているので、文法をやり直したい方はぜひチェックしてみてください。

キク英文法を使うメリット

キク英文法を使うメリットの1つは、毎日少ない時間でも学習できる点です。

1日4ページ×7週間(49日間)で終わるくらい要点がしっかりまとまっており、負担なく文法を学ぶことができます。

ボリュームがある参考書は確かに情報量が充実していますが、その多さが原因でモチベーションが続かず、「最後までやり切れず、途中で辞めてしまった」という声もよく聞かれます。

そのような挫折が積み重なると、「続けられなかった」という感情により自分に自信をなくしてしまう方も多いです。もしくは、次から次へと新しいテキストを買っては途中で辞め、どんどんテキストが増えていくのはお金・時間の無駄にもなってしまいます。

そういった点で言えば、キク英文法はコンパクトでモチベーションを維持しやすく、持ち歩きもしやすいサイズなのもメリット。毎日の仕事・生活が忙しい方でも、ちょっとしたスキマ時間を活用しながら取り組みやすいテキストだと言えます。

また、英語でコミュニケーションをとる上で必要な英文法のほとんどが網羅されているので、この1冊でしっかり基礎を固めることができます。


ここで少し余談!

下記記事では、話題沸騰中の言語交換アプリ『HelloTalk』のおススメの使い方についてご紹介しています!ぜひ皆さんの英語学習に役立てて下さい♪♪

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キク英文法の効果的な使い方

キク英文法は左ページに例文と重要単語、右ページに文法の解説が書いてあります。
おすすめの進め方は以下の4ステップです。

①例文の意味を、英文の下に書かれている日本語訳に頼らずに自力で理解してみる
②自分で訳した内容と記載の日本語訳が一致しているかどうかを確認する
③解説を読みながら、もう一度文章構造を確認してみる
④最後に例文を音読しながら、意味が頭に入ってくるかを確認する

上記の流れで進めていくことで、理論的に理解できるだけでなく、実際に発話しながら英語感覚も養うことができます。

繰り返しが大事

ここで重要なのは、気合いを入れすぎて一回で全て完璧に理解しようとしないこと。

コンパクトとはいってもそれなりの数の項目があるため、最初からパーフェクトに取り組もうとするとモチベーションを保つのが大変になります。

加えて、キク英文法を一度やっただけでは完璧にマスターすることはできません。何にでも言えることですが、何かを習得するには「繰り返す」ことがとても大切になります。最初から最後までを何度か繰り返しながら、少しずつ理解度を上げていきましょう。

最初は暗記よりも理解

また、最初は書いてある例文を全て丸暗記しようとするのもおすすめしません。

単語の暗記とは違い、文法は仕組みを理解するもの。どの用法がどのように使えるのかをしっかり把握していくことがポイントになります。

もちろん、全ての文法が理解できて余裕が出てきたら、例文を暗記するのはおすすめ。文法知識ともに英文も頭に入れておけば、さらに記憶に定着しやすくなりますよ。

オリジナルの文章を作ろう

一通り用法を理解しても、実際に自分で使えるようにならないとあまり意味がありません。そのためにも、学習した文法を使って英作文をしてみましょう。

文章を作るときは、なるべく生活に関わる身近な物事について書くのがおすすめ。誰かと英語で話すときに言えそうで言えない文章を作る練習をし、頭の中にテンプレートとして残しておくことで、いざというときにスラっと口から出てくるようになります。

オリジナルの英作文が難しいと感じる方は、テキストに書いてある例文を使ってアレンジし、自分の身近なことに内容を変えて書いてみましょう!

音声は「ながら聴き」でもOK

付属の音声は、テキストで学んだ内容を頭に定着させるのを助けてくれるサプリメントのようなものです。

人にもよりますが、音声だけに集中していると何もできなくなってしまいます。せっかく手ぶらでも聴けるので、何かしながらでも全然OKです。(もちろん、全く聴いてない状態ではただのノイズなので意味がありません。)

例えば、集中して見てたわけではないのに、なぜかテレビコマーシャルの歌を覚えていたという経験はありませんか?何度も耳にしているうちに、自然と脳が覚えているということはよくあると思います。

同じように、音声も繰り返し耳に入れることで、少しずつ記憶に残っていきます。ぜひ通勤電車の中や散歩などのお供に聴く習慣をつけてみてください。


ここでまた少し余談!

話題のYouTuber が作った単語帳「Distinction」シリーズの特徴と使い方についてご紹介しています!ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

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まとめ

最後に、今回の記事のまとめです。

・大人が英語を話せるようになるには、しっかり文法を学習して基礎をつけるのが近道
・キク英文法は、英語でコミュニケーションをとるのに必要な文法の95%を網羅
・スマホアプリを使えば、音声をバックグラウンド再生で聴ける
・無理のないペースでも2ヶ月弱で終わるボリュームなので、忙しい社会人学習者でも取り組みやすい

いかがでしたでしょうか?

キク英文法はすでにある程度の文法知識がある方や細かい解説が不要な方、英会話レッスンを受けていてもなかなかスピーキングが上達しない方や、英会話を始める下準備として英文法を1から学び直したい方にぜひ試してほしいおすすめの参考書です。

ただし、まだ初心者レベルで英単語が全然わからないという方は、いきなりキク英文法のみで学習するのは難しいです。そんな方は、まずは中学英語の英文法をやり直してある程度知識を深めてから取り組むと効果的です。

キク英文法を何度か繰り返したら、単語力や熟語力を身につけながらどんどん英語を話しましょう。ネイティブキャンプでは回数無制限でマンツーマンレッスンが受けられるので、ぜひ自主学習の成果を試してみてください!