イギリスといえば、旅行先、そして英語学習の留学先として人気です。
世界遺産や観光名所も数多くあり、年間を通して多くの日本人や外国人がイギリスを訪れます。
これら多くの観光客を受け入れるために、ロンドン市内でお得な「The London Pass」、イギリス全土を巡る旅にお得な「BritRail Pass」などもあります。
物価の高いイギリスですから、いろいろ観光したい人にとってはこれらのパスを賢く使うことが大きなメリットになります。
今回は、イギリス旅行または留学中の限られた時間を最大限に楽しむための「イギリス必見スポット10選」をご紹介します。
お得情報と合わせてお届けしますので、ぜひご参考にしてください。
日本から直行便で12時間のイギリス、不動の人気の理由ココにあり!です♬
- 世界第10位の訪問者数を誇るイギリス
- ロンドンのおすすめ観光名所5選
- ロンドン郊外も魅力!おすすめ観光名所2選
- イギリスのおすすめ観光名所3選
- ロンドンでイベント探しならTime Out
- イギリス観光名所を知りたい!まとめ
世界第10位の訪問者数を誇るイギリス
国連世界観光機関(UNWTO)による「世界各国・地域への外国人訪問者数(2018年)」では、イギリスのインバウンド(訪英する外国人)は世界第10位です。
ブレクジットへの懸念はあるものの、イギリスに魅力を感じる訪問者数は安定していると言えるのではないでしょうか?
引用元:
国連世界観光機関(UNWTO)
「世界各国・地域への外国人訪問者数2018年」
1日に四季すべてがあると言われるイギリスの天候
雨がよく降るイメージ、そしてコロコロと変わるイギリスのお天気。
パブや道で出会う人との会話のきっかけが、必ずと言っていいほど天気の話になるのも頷けます。
イギリスに行くと決めたら、雨でも曇りでも滞在中は楽しんでしまおう!という気持ちが旅をより良いものにするでしょう。
しかし、北海道よりさらに北の緯度に位置するイギリスの夏は最高です。
湿気の少ない快晴が続くので、日本からであれば避暑という感覚にさえなります。夏は夜10時まで明るく、1日を有意義に使えるのも魅力です。
それでは、いよいよおすすめスポットの紹介を始めましょう!
ロンドンのおすすめ観光名所5選
イギリスの首都ロンドン。
東京の半分程度という大きさの街ですが、とても多くの観光名所が存在します。
年間を通して、世界からくる観光客がロンドン市内のツアーや美術館を訪れ、イギリスの歴史や文化を体験します。
ロンドンでは美術館・博物館は寄付のみでほとんどが無料のところが多く、旅行者にとっては嬉しいでしょう。
逆に、水族館や動物園は日本より高いイメージがあります。
まず、お得情報をひとつお届けしましょう。
ロンドン観光には、電子観光パス「The London Pass」が大変おすすめです。
公式サイトやロンドンパスを扱うツアー会社などから購入できます。
このパスがあれば市内80ケ所以上の観光スポットで使えるのと同時に、ハンプトンコート宮殿やキューガーデンなどいくつかのスポットでは優先的に入場できるという大きなメリットもあります。
お金と時間の節約になりますので、ぜひ有効利用してくださいね。
1. ビッグベンとウェストミンスター宮殿
世界一有名と言ってよい国会議事堂と時計台。
それがイギリス政治の中心「ウェストミンスター宮殿 The Palace of Westminster」(英国国会議事堂)と付属する大時計「ビッグベン」です。
高さ96メートルのビッグベンとウェストミンスター宮殿がテムズ川沿いに佇む姿は美しく、同時にイギリスの歴史を感じます。
世界遺産としても大変見る価値があります。
このウェストミンスター宮殿は、国会が閉会している期間にオーディオガイド・ガイドツアーなどのオプションを選び、内部を見学することができます。
スタッフやショップ店員もとてもフレンドリーです。
オリジナルのホールはエドワード王の王宮だったころから築1000年が経ち、ブレクジットやボリス・ジョンソン首相や各政党の政治家が繰り広げる応酬の場「庶民院」や滅多に見ることのない「貴族院」にも入ることができます。
素晴らしい絵画やステンドグラス、クィーンの座る王座から歴代首相の銅像など、みどころ満載です。
ビッグベンは修繕のため、2017年~2021年まで鐘を鳴らすことが停止となっています。
*行き方:地下鉄ウェストミンスター駅からすぐ。
*付近のスポット:ウェストミンスター宮殿付近には、ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)やロンドン塔(Tower of London)。テムズ川を南に渡れば、ロンドンアイ、マーケット、カフェ&レストランで賑わうサウス・バンクエリアになります。
2. バッキンガム宮殿
イギリス王室の宮殿であるバッキンガム宮殿。ロンドンが初めてであれば必須の観光スポットです。
エリザベス女王の邸宅として、赤い制服にクマの皮で作られた黒い帽子というイギリスらしい衛兵達による衛兵交代が観れることでも有名です。
衛兵交代は天気によりますが、基本的に夏の間は月曜・水曜・金曜・日曜の11時スタートです。
5つの歩兵連隊がセント・ジェームズ宮殿・ウェリントン兵舎とバッキンガム宮殿で交代する式を行ないます。
大変人気のため、1時間かそれ以上は到着しベストなポジション取りをすることをおすすめします。
そして女王がスコットランドに滞在する夏の約2ケ月間のみ、宮殿が一般公開されます。
大広間を含む19室およびイングリッシュガーデンを観ることができ、豪華絢爛かつ上品なイギリスの建築見学を体験できます。
夏にロンドンへ行くのであれば、ぜひ事前にチケット予約をしてバッキンガム宮殿の内部見学することがおすすめです。
ガーデンのカフェ「Garden Cafe」ではアフタヌーン・ティーもできます。
エリザベス女王の邸宅で優雅にくつろぐ特別な時間になります。
*行き方:地下鉄ヴィクトリア駅から徒歩10分弱。
*付近のスポット:グリーン・パーク、ピカデリー・サーカスなど。
*URL:https://www.rct.uk/visit/the-state-rooms-buckingham-palace
3. 大英博物館
1753年、世界初の国立博物館としてロンドン・大英博物館が誕生しました。
入場無料にもかからわず、世界中から集められた膨大な数のコレクションを観ることができます。
博物館自体の建築の美しさはもとより、常設展示物だけでも約15万点にもおよぶ歴史的価値のある作品のなかには、エジプトのロゼッタストーン、ギリシャのパルテノン神殿の彫刻、ミイラの展示に加え、日本の鎧や着物なども展示されています。
1日では足りないほどのコレクションを持つ大英博物館ですが、有名な作品だけでも見る価値があります。
休憩には天井の高いオープンスペースのカフェ「Court Cafe」で、イギリスのサンドウィッチやケーキなど軽食を楽しむことができます。
*行き方:地下鉄ホルボーン・トッテナムコートロード・ラッセルスクエア駅から徒歩。
*付近のスポット:ラッセルスクエア
4. ナショナルギャラリー
絵画が好きな人でもそうでない人でも、ロンドンで名画鑑賞はいかがですか?
トラファルガー広場にあるナショナルギャラリーには、2,300点を超えるヨーロッパの絵画が展示されています。
必見のゴッホ、ダ・ヴィンチ、モネ、セザンヌなど名匠のマスターピースをまじかで観ることができます。
日本で印象派展があると、その混雑でなかなかじっくりと鑑賞することが難しいのですが、ナショナルギャラリーはゴッホの「ひまわり」や「ファン・ゴッホの椅子」、レンブラントやフェルメールなどその展示数にもかかわらず、ゆったりと自分のペースで作品を楽しむことが可能です。
他にも数多くの宗教画やイギリスを代表する画家ターナーの作品など、大変見応えがあります。
ショップもアート系の商品が充実していたり、カフェも開放的で素敵です。
*行き方:地下鉄チャリングクロス駅から3分、ピカデリーサーカス駅から7分。
*付近のスポット:ピカデリーサーカス、ロンドンアイ、ビッグベンなど。
5. バラ・マーケット
バラ・マーケット(Borough Market)の歴史は12世紀にさかのぼります。
ロンドン市民の台所と呼ばれ、またイギリス国内で最大規模のマーケットです。
ロンドナーのお腹を満たすべく、ブレッド、チーズ、ハム、ジャム、フルーツ、ジュース、サンドウィッチ、肉や、ワインやシャンパン店、牡蠣をその場で剥いてもらって食べられる店、焼きたてのほたてをアツアツで食べられる店など、イギリス国産のものがたくさん売られています。
また、世界各国の出店があり、出来立ての美味しいものを一つ二つ買って食べ歩きができます。
平日も多くのロンドナーと観光客でとても賑わっています。
活気のあるロンドンの台所で食べ歩きは、お腹も心も満足度の高い、大変楽しい文化体験になります。
ロンドンに行ったら、チェーンのファストフードは避けて、このようなローカルなものをぜひお楽しみください。
合わせて読みたい!イギリスの文化についてはこちら
ロンドン郊外も魅力!おすすめ観光名所2選
ロンドンから気軽に行ける郊外にも、おすすめの観光名所がたくさんあります。
6. ライ・Rye
イギリス南部イースト・サセックス州にあるライは、ロンドン・セントパンクラス駅から乗り換え一回約1~2時間で行くことができる街。
チューダー様式の家々など中世の街並みが残り、「イギリスで最も美しい街」のひとつと呼ばれています。
石畳の路地が続き、そしてアンティーク・ヴィンテージショップの数がとても多いのが特徴です。
のんびり散策するも良し、お気に入りのアンティーク探しにいろいろショップ巡りをするも良しです。
丘の上にはイプラ・タワーがあったり、1156年創業のマーメイド・インでのランチも素敵です。
ロンドンから遠くないのに全く違う雰囲気を持つライは、旅程のなかに組み込めばオリジナルの旅になり大変おすすめです。
7. ケンブリッジ・Cambridge
世界有数のケンブリッジ大学で有名なケンブリッジの街。
ケンブリッジ大学の各カレッジを見て歩いたり大学によって管理されている博物館巡りも良いですし、お天気がよければケンブリッジ名物のケム川パンティング(川くだり)もおすすめです。
一番の目玉と言われるのは、ケンブリッジ大学のキングスカレッジ内にある礼拝堂です。
ヘンリー6世から、1446年から70年もの歳月をかけて作られました。
ロンドンから電車で1時間ほどでいけるケンブリッジ、石畳の続くイギリスらしい雰囲気を感じることができます。
イギリスのおすすめ観光名所3選
さて、ロンドンから離れてイギリスのおすすめスポットもご紹介しましょう。
8. コッツウォルズ・Cotswolds
イギリスの田舎はとても美しいです。
どんなガイドブックにも載っているのがイングランド中央部のコッツウォルズ。
バイブリー、チッピング・カムデン、カッスル・クーム、ボートン・オン・ザ・ウォーターなどそれぞれの村には、はちみつ色の石でできた家々が建つ村は本当に可愛いく、イギリスの田舎を満喫できること間違いなしです。
どんなに有名な観光地になっても、お土産ショップなどが並ぶことなく、100年、200年と経った家に今でも人々が普通に生活しているところに伝統的なイギリスの街の雰囲気を感じます。
ぜひB&Bやマナーハウスなどに一泊して、いくつかの村巡りをすることをおすすめします。
9. ヨーク・York
イギリス北部ノース・ヨークシャー州の都市ヨークは、中世の面影が残る美しい街です。
必見は、大聖堂ヨーク・ミンスターです。
世界最大級のステンドグラスに圧倒され、地下聖堂の博物館では2000年の歴史に魅了されます。
イギリス国立鉄道博物館、いたるところに残る城壁の散歩、ハリーポッターで登場のダイアゴン横丁の舞台になったシャンブルズもショッピングやレストランが多く楽しめます。
大人気のティールーム「Bettys」は2019年、100周年を迎えました。
3段トレイで出てくるアフタヌーンティーも、ヨークに行ったらぜひ!ただし、予約を入れることをおすすめします。
10. エジンバラ・Edinburgh
スコットランドの首都エジンバラ。ケルト人が築いた砦が街の起源となりました。
エジンバラを代表するスポットが「エジンバラ城」でしょう。
そして、年間を通じて10種類以上のエジンバラ・フェスティバルが開催されます。
そのなかでも「エジンバラ国際フェスティバル」と「フリンジ」は多くの人で賑わう芸術祭です。
夏の季節にイギリスを計画する人は、ぜひエジンバラで英国の芸術に触れてみるのはいかがでしょう。
周りの人達ととる英語のコミュニケーションも、きっと盛り上がること間違いなしです。
イギリスの音楽について知りたい方はこちらから!
ロンドンでイベント探しならTime Out
必見のスポットは押さえるとしても、基本ゆったりした旅程を組んでフレキシブルに動けるようにしましょう。
ロンドンでその日、その週末に開催されるイベントを探したいときは、「Time Out」が便利です。
無料イベントのページがあったり、トレンディなエリアやカフェ・レストランの最新情報を得ることができます。
英語での情報になりますが、知りたい情報であれば理解しようというモチベーションがあがります。
Time Outを活用してその日の計画を立てる、これこそ、ロンドンの最新情報を体験するベストな方法になるはずです。
Time Out London:https://www.timeout.com/london
イギリス観光名所を知りたい!まとめ
必見の観光名所10選をお届けしました。行ってみたいと思うところは見つかりましたか?
実は10ケ所を選ぶのは大変難しく、他にもたくさんおすすめスポットがあります。イギリス国内には32もの世界遺産があります。
悪名高いヘンリ8世ゆかりの場所もたくさんありますし、ゴーストツアーやハリーポッターツアーもあります。
別の機会で、ロンドン穴場スポットやロンドントレンディエリアなどを取り上げ、またご紹介できることを楽しみにするとしましょう♬
イギリスへの旅、そして語学留学中に訪れたい観光名所は事前計画をしっかりしたら、あとは観光地やイベントなどで出会った人との、ちょっとした英会話を積極的に楽しんでくださいね!
(お送りした情報は2019年10月現在のものです。)

◇経歴
日本では外資系製薬会社などで勤務。
2006年夏に渡英し、現在イングランド在住。
2012年以来、南ロンドンで剣道道場を運営。地元の行政と関わり、日本文化を紹介するイベントを担当したり、剣道や居合道のデモンストレーションのオーガナイスを行なう。
また、日本の2大学と英国剣道協会とのパートナーシップ締結のためのリエゾンおよび翻訳・通訳を担当。
◇資格
・Food Safety Level 2
・Principles of Internet Safety Prepare to Deliver Excellent Customer Service
◇海外渡航経験
スキューバダイビングで訪れた国々を始め、3ケ月間のヨーロッパ各国バックパッカーの旅を経験。
◇自己紹介
こんにちは!椿サリーです。夫がイギリス人、日英ミックスの息子(UK大学生)という家族構成の国際結婚組です。ライターとして、多国籍メンバーが所属する剣道道場の女将として、日本文化紹介を紹介する地元グループ代表として行政とのやりとりなど、イギリスで幅広く活動しています。英会話ができると世界が広がりますし、外国人とのコミュニケーションは楽しい!を日々実感しています。