
フィリピンの首都マニラの南約10kmの位置にある、
ニノイ・アキノ国際空港
Ninoy Aquino International Airportの頭文字をとって、略称NAIA(ナイア)と呼ばれています。
フィリピン最大の国際空港であり、フィリピン地方都市への乗り継ぎの際にも利用するフィリピンの空の玄関口です。
今回の記事では、フィリピンを訪れるからには空港情報が知りたい!という方のために、このマニラ・ニノイ・アキノ国際空港について、詳しくご紹介します。
・ターミナルガイド
・フロアマップ
・空港付近のホテル情報
と、4つのカテゴリーで、空港を徹底攻略!
空港の利用に役立つ情報が満載なので、マニラ、ニノイ・アキノ国際空港を利用する予定がある方は、ぜひご一読ください。
マニラ・ニノイ・アキノ国際空港の基本情報
ニノイ・アキノ国際空港は、マニラ首都圏の中心地マカティ市内から、南約10kmの距離にあります。
車では通常約20~30分ですが、朝や夕方の通勤時間帯は道路の渋滞がひどく、1時間ほどかかる場合もあります。
ここからは、マニラの空の玄関口であるニノイ・アキノ国際空港の基本情報を、以下のカテゴリーに分けてご紹介します。
・喫煙所情報
・空港内の治安
プライオリティパスラウンジとは?
プライオリティパスとは、世界148ヵ国、650を超える都市の空港ラウンジが利用できるクレジットカード付帯のサービスです。
ニノイ・アキノ国際空港にも、プライオリティパスを使えるラウンジが3種類あります。
①A Lounge
ターミナル1 ゲート2の隣
ターミナル3 4階ラウンジエリア
食事は軽食中心で種類はあまり多くありませんが、落ち着いた雰囲気でゆっくりと利用できるラウンジです。
シャワーが1台と、Wi-Fiが利用できます。
②PAGSS Premium Lounge
ターミナル1 ゲート7の隣
ターミナル3 4階ラウンジエリア
全日空の提携ラウンジでもあり、ターミナル3では全日空のビジネスクラス客も利用しています。
広々としたラウンジ内から、滑走路を見渡せます。シャワーとトイレも完備しています。
③Marhaba Lounge
ターミナル1 ゲート9の隣
ターミナル3 4階ラウンジエリア
プライオリティパスで利用できるエリアと、エミレーツ航空のビジネスクラス客用のエリアが併設している、エミレーツグループのラウンジです。
ターミナル1、ターミナル3は日系の航空会社が発着しているので、プライオリティパスをお持ちの方は、ぜひチェックしてみてください!
各ラウンジの詳細は、こちらをご覧ください。
Manila-Ninoy-Aquino-Intl | Priority Pass
空港内は基本禁煙!喫煙所はどこにある?
フィリピンでは、公共の場での喫煙が全面的に禁止されています。
所定の場所以外での喫煙は、最大4か月の懲役刑、あるいは最大5,000ペソの罰金が科せられるため注意しましょう。なお、電子タバコや加熱式タバコの喫煙も、喫煙所のみに制限されています。
空港のターミナルビル内は、基本的に全面禁煙です。ターミナルの外に喫煙所が設けられているので、喫煙する場合はそこを利用しましょう。
【喫煙所】
- ターミナル1
ターミナル1の喫煙所は、到着フロアのトランジットラウンジの近くのみにあります。出国エリア内には、プライオリティパスが使えるラウンジにも喫煙所はありません。
- ターミナル2
到着フロア(1階)の外と、出発フロア(2階)の外に喫煙所が設置されています。
- ターミナル3
到着フロア(1階)を外に出て右手へ進んだ端と、出発フロア(3階)の外に数か所喫煙所があります。
- ターミナル4
ターミナルビル内に喫煙所はありません。
ニノイ・アキノ国際空港の治安について
マニラは治安があまりよくないことで知られていますが、空港内の治安についても、心配される方も多いはず。ニノイ・アキノ国際空港内の治安について解説します。
ニノイ・アキノ国際空港は、航空券を持っている人しか空港内に入れません。空港の中であれば警備員によってセキュリティが守られているので、空港外よりは安全といえます。
とはいえ、過去には空港内でも悪質な犯罪が起きていますので、十分な注意が必要です。
①濡れ衣恐喝犯罪
空港を出発するとき、手荷物検査を受ける間に検査職員によってバッグに銃弾を仕込まれ、入れた職員本人が発見したふりをして、罰金を恐喝する事件です。
保安官や空港スタッフだから大丈夫という、日本の常識は通用しません。警察、警備員、検査職員であっても、その立場を利用して犯罪を犯す可能性があることを、常に意識しておきましょう。
②置き引き
空港内は警備員の目がたくさんあるので、あからさまな窃盗事件は起きにくいです。
しかし、空港内で飲食するときやベンチに座っているときなど、少し目を離した隙に置き引きにあう可能性があります。席を立つときは、必ず荷物をすべて持って移動しましょう。
ターミナルガイドとトランジットの過ごし方
ターミナルガイド
ニノイ・アキノ国際空港には、4つのターミナルビルがあります。ターミナル間の移動には、24時間運航の無料のシャトルバスが利用できます。
シャトルバスは20~30分間隔で運行しており、所要時間は約10~20分程度です。ただし、空港周辺は道路混雑も激しいため、渋滞時には運行が遅れることもあります。
ターミナルは下記のように、利用する航空会社ごとに分かれています。
違うターミナルに着いてしまい、フライトに間に合わなかったということがないよう、帰国便がどこのターミナルから出発するのか、事前にチェックしておきましょう。
| ターミナル | 国際線/国内線 | 主な就航航空会社 |
| ターミナル1 | 国際線専用 | 日本航空、ジェットスター、フィリピン航空 |
| ターミナル2 | 国際線/国内線 | フィリピン航空専用 |
| ターミナル3 | 国際線/国内線 | 全日空、セブパシフィック航空、エアアジア |
| ターミナル4 | 国内線専用 | 格安航空会社(LCC)専用 |
出典:フィリピン政府観光省HP 空港情報 | 【公式】フィリピン政府観光省
ニノイ・アキノ国際空港での過ごし方
ニノイ・アキノ国際空港で乗り継ぎで時間がある場合、もしくは出国前に時間がある場合はぜひ空港内の施設も利用してみてください。
【食事】マニラ、ニノイ・アキノ国際空港のレストラン
ニノイ・アキノ国際空港内には、さまざまなレストランがそろっています。
フィリピンの人気ハンバーガーチェーン
「Jollibee(ジョリビー)」はターミナル1、2、3にあります。
ターミナル3は特にカフェやレストランの種類が豊富です。
入国審査前には、フードコートもありフィリピンのカフェレストラン
「Mary Grace(メリーグレイス)」や、日本のラーメン屋、メキシカンフードなど、さまざまなお店から選べます。
【買い物】免税店でショッピング
国際線の発着するターミナル1とターミナル3には、免税店があります。
ただし、どちらも規模が小さいため、時間がある場合は、ターミナル3から橋を渡って220mの場所にある「ニューポートモール」まで行くのもおすすめです。
ニューポートモールは、シェラトンマニラホテルなど7軒のホテルも入っている総合型リゾート「ニューポートシティエリア」内にあるショッピングモールです。
映画館やカジノ、レストラン、ショップなどがあり、食事、買い物、娯楽のすべてが揃った人気施設です。
フィリピンのローカルフードやお菓子、お土産もここで購入できます。
ニューポート・ワールド・リゾート|ショッピング、食事、滞在、遊ぶ、楽しむ
フロアとマップの詳細
ここでは、日本航空が利用するターミナル1と、全日空利用するターミナル3のフロアの詳細についてご案内します。
【ターミナル1】
ターミナル1は、1982年に開業した最も古いターミナルで「ニノイ・アキノターミナル」とも呼ばれています。
多くの航空会社はターミナル3へ移行していますが、現在も日本航空やフィリピン航空などの航空会社が利用する、国際線ターミナルです。
ターミナル1は3階建てで、主に2階の到着フロアと3階の出発フロアを利用します。
作りはシンプルで、ショッピング施設もあまり多くありません。
| 1階 | 到着ロビー | |
| 2階 | 到着フロア | 保安検査、入国審査、受託手荷物受け取り、税関 |
| 3階 | 出発フロア | チェックイン、搭乗手続き、ラウンジ施設 |
JAL | マニラ ニノイ・アキノ国際空港/出入国手続き(空港情報)
【ターミナル3】
ターミナル3は、ニノイ・アキノ国際空港で1番新しく建設されたターミナルで、4つのターミナルの中で最も大きく施設も充実しています。
全日空の他、格安航空会社(LCC)など多くの航空会社が利用しているニノイ・アキノ国際空港のメインターミナルです。
ターミナル1の老朽化や混雑により、多くの航空会社がターミナル3へ移転しています。
ターミナル3は4階建てです。
| 1階 | 到着フロア | 受託手荷物受け取り、税関 |
| 2階 | 到着検査 | 保安検査、入国審査 |
| 3階 | 出発フロア | チェックイン、搭乗手続き |
| 4階 | 商業施設 | 飲食店、ラウンジ |
・到着
2階で検疫と入国審査を受けた後、1階へ降りて預け荷物のピックアップへ進みます。荷物を受け取った後、空港の外へ出られます。
・出発階
3階で保安検査を済ませた後、チェックインカウンターで搭乗手続きをします。搭乗券を持って同じく3階にある出国審査と搭乗セキュリティチェックを経て、搭乗ゲートへ進みます。
マニラ-ニノイ・アキノ国際空港(フィリピン)の空港マップ:入出国、乗り継ぎ空港案内|国際線|ANA
空港に近いおすすめホテル情報
マニラは交通渋滞が慢性化しているため、出発前日はニノイ・アキノ国際空港に近いホテルに宿泊するのがおすすめです。
ここからは、ニノイ・アキノ国際空港に近い4つのホテルをご紹介します。
空港外のホテルを選ぶなら、ターミナル3から橋を渡って徒歩で移動できる
「ニューポート・ワールドシティ」内にあるホテルが便利でおすすめです。
②マニラ・マリオットホテル
③ホテルオークラマニラ
④ホリデイインエクスプレス マニラニューポートシティ
①The Wings(トランジットホテル)
ターミナル3の中にある、トランジットホテルです。
出発前の待ち時間に短時間の利用や、仮眠をとるのに最適な場所です。
【利用時間】
チェックインとチェックアウトが1日3つの時間帯から選べます。夜の出発で、搭乗まではゆっくり自室で過ごしたい方におすすめです。
①午前12時~午前7時30分
②午前8時~午後3時30分
③午後4時~午後11時30分
【部屋タイプ】
・ラウンジの利用(リクライニングチェア)
・カプセル(男女別階)
・ツインルーム(2段ベッド)
・ファミリールーム(2段ベッド×2)
【場所】ニノイ・アキノ国際空港ターミナル3 4階
【電話番号】+632 8869464 +632 8337299
【Eメールアドレス】thewings@jipang-group.com
【ウェブサイト】
https://jipang-group.com/thewings/
②マニラ・マリオットホテル
ニューポート・ワールドシティの一等地に位置している高級ホテルです。ステーキハウスや終日営業のビュッフェレストランなど、食事のオプションが豊富です。
【場所】Newport World Resorts, Newport City 2 Resorts Drive, 1309 マニラ
【電話番号】+63 2-89889999
③ホテルオークラマニラ
ニューポート・ワールドシティに、2021年12月に開業した、マニラ初のオークラ系列ホテルです。
日系ホテルのおもてなしと、フィリピンの温かなホスピタリティが融合したホテルで、日本人でも安心して宿泊できるのが魅力。
190室の広々とした客室とスイートルームと、和食も楽しめる多彩なダイニングオプションが好評です。
【場所】Newport World Resorts, Newport City 1 Jasmine Drive, 1309 マニラ
【電話番号】+632 5318 2888
【ウェブサイト】
Hotel Okura MANILA
④ホリデイインエクスプレス マニラニューポートシティ IHGホテル
ビジネスにもレジャーにも最適な、カジュアルな雰囲気のホテルです。
柔らかめの枕と固めの枕から選べる快適なベッドが特徴。
ニューポート・ワールドシティ内にあるので、ニノイ・アキノ国際空港へのアクセスが良く、空港利用者に人気です。
【場所】Newport World Resorts Newport City 1 Jasmine Drive, 1309 マニラ
【電話番号】+632 7908 8600
【ウェブサイト】
IHG HOTEL & RESORTS
まとめ
今回は、フィリピンの首都マニラのニノイ・アキノ国際空港について
・各ターミナルガイド
・フロア情報
・空港付近のホテル情報
ニノイ・アキノ国際空港には4つのターミナルがあり、国際線で利用するのは、ターミナル1、2、3の3つ。
この中で、最も大きく施設が充実しているのはターミナル3です。
ターミナル間は離れていて、ターミナル間の移動には無料シャトルバスを使う必要があります。
マニラへ行くときや乗り継ぎをするときは、自分のフライトがどこのターミナルを利用するのか、事前に確認しておきましょう。
空港近くへの宿泊は、ターミナル3から徒歩でアクセスできるニューポート・ワールドシティ内のホテルがおすすめです。
①経歴
中学2年生の時に初めてカナダのバンクーバーでホームステイを経験。もっと英語が話せるようになりたい!と思い独学で勉強を続けました。
大学で米シアトルの大学へ留学が、初めて長期間英語圏で生活をした経験です。
帰国後も留学生との交流に積極的に参加しました。
母になってからは子どもと「おうち英語」を実践して、ゆる~く普段から英語を使うように意識しています。
②資格
・英検準一級
・総合旅行業務取扱管理者
③留学経験
・ワシントン大学(米シアトル)に9か月間
④海外渡航経験
大学生の時に、NGO学生ボランティアとしてフィリピンのマニラへ
毎年長期休暇に訪れていました。
大学院の時にインターンシップでベトナム、ホーチミンに3か月滞在
卒業後、日系コンサルティング会社から再度ホーチミンに赴任。
1年ほど現地にて現地法人営業などを担当していました。
その他海外旅行で訪れたのは13ヵ国以上。
⑤自己紹介
1番好きな国は長く滞在していたベトナム、そしてフィリピンです。
東南アジアの食文化や雰囲気が大好きです。
海外渡航専門の旅行会社で手配業務を担当していることもあり、海外旅行の計画を立てることが趣味です。
興味のある分野
・海外渡航、海外移住、海外出張
・幼児教育、子育て情報
・言語教育(英語、日本語)
・訪日外国人受け入れ事業(観光・技術実習生など)