英会話で役立つ!イギリスの音楽について知ろう

イギリスの音楽、イギリスで有名なミュージシャン、ネイティブキャンプ

近年はYouTube、Apple Music、Spotifyなど、音楽系ストリーミングサービスが普及し、世界中の人たちが世界中の音楽を簡単に楽しめるようになりました。

また、歌詞などもインターネット上で気軽に見れるため、中には、洋楽を活用して英語学習をしている音楽好きな英語学習者の方もいるのではないでしょうか。

世の中には、世界中の人が知っている有名な曲やミュージシャンも数多く存在しているため、英会話をしている時に好きな音楽の話になり、もしお互いに共通した音楽の好みが見つかったりすると、一気に話が盛り上がるものです。

音楽がきっかけで外国人と仲良くなり、一緒にコンサートに行った、という話もあります。

ところで、「洋楽」と聞くとアメリカンミュージックが思い浮かぶ方も多いと思いますが、音楽を語る上で外せないので
イギリスの音楽です。

イギリスの音楽について調べると、 「このミュージシャンってアメリカ出身じゃなくてイギリスだったんだ!」 という発見もあるでしょう。

今回は、イギリスの音楽についての色々な知識をご紹介したいと思います!

イギリス音楽の歴史

ここでは、大まかなイギリス音楽の歴史をなぞっていきたいと思います。

13世紀〜15世紀

13、4世紀頃に、現存する世界最古のカノンとして知られる声学曲
「夏は来りぬ(Summer is icumen in)」
が生まれました。

カノンとは、対位法と呼ばれる、2つ以上の声部のメロディーそれぞれ同等の独立性を持つ、多声音楽の作曲技法、また、その技法によって作られた学曲を意味します。

14世紀から15世紀にかけては、イギリス独自の平行3度や平行6度の和音が頻繁に用いられる多声音楽の技法が開発されました。

また、イギリスとフランスによって断続的に行われた戦争である「100年戦争」が終わる頃には、イギリスとフランスの音楽家の交流が始まり、イギリス音楽がヨーロッパ大陸に渡ったのがこの頃と言われています。

16世紀

王位についたヘンリー8世のもとに始められた宗教改革は、才能ある作曲家たちとともに、キリスト教音楽を発展させ、イギリスでの音楽活動が盛んになりました。

また、ヘンリー8世は音楽に関する知識や才能もあり、自身が作曲したとされる合唱曲作品が伝えられています。

17世紀

この頃は「バロック音楽時代」と呼ばれています。バロック音楽とは、1600年頃から、G線上のアリアなどで知られるバッハが亡くなった1750年頃までの、約150年間の西洋音楽を指しています。(コトバンク調べ)

「音楽の父」と呼ばれるバッハは、1オクターブ(例えばドから次の高いド)を12等分した音階を「12平均律」を確立し、音楽の大きな発展に貢献しました。

18世紀

この頃は、ほとんどの有名な音楽家がロンドンを訪れたと言われるほど、外国人音楽家がイギリスで活躍するようになり、そのような音楽家が活躍するような公開演奏会も盛んに行われました。

その一方で、イギリス人の独創的で優れた音楽家が、なかなか現れなかったとも言われています。

19世紀〜20世紀

イギリス人によって再びイギリス音楽が発展したのが、この頃です。

特に、イギリス「20世紀音楽の父」と呼ばれる音楽家のベンジャミン・ブリテンは、現代イギリス作曲界に大きな影響を与えたとして知られています。

また、1950年代には、アメリカのロックンロールミュージックがイギリスに渡り、イギリス国内でバンドブームが起きます。

1960年代以降は、ビートルズ、クイーン、レッド・ツェッペリンなど、いわゆるブリティッシュロック、UKロックと呼ばれるような音楽が人気になりました。

さらに、1970年代になると、ニューヨークのロックシーンで生まれた「パンクロック」というジャンルの音楽に影響を受け、イギリスでもセックス・ピストルズをはじめとしたパンクロックバンドが次々と登場するようになりました。

当時、パンクと言えば、メインストリームにおけるロックミュージックや、権威に対する反発思想のパンクロックが多かったが、次第にファッションやアートにまで派生していき、サブカルチャーとして認知されていきました。

世界中を熱狂させたビートルズ

イギリスの音楽を語る上で欠かせないミュージシャンと言えば、「Let it be」「Yesterday」など、数々の名曲を残したビートルズ(正式名称はThe Beatles)
です。

イギリスのリヴァプール出身のバンド で、1957年に結成され、1962年にレコードデビューしました。

アルバム12作中、11作が全英チャートで1位を獲得するなど、イギリス国内のみならず、全世界でも驚異的なセールスを記録し、ギネス・ワールド・レコーズに 「最も成功したグループアーティスト」 と認定された、伝説的なバンドです。

音楽に限らず、文化、ファッション、政治など、世界に大きな影響を与え、ファンを熱狂させた彼らは、ついに1966年、武道館でライブを行うために初来日しました。厳重警戒態勢のなか、メンバーは法被を着て羽田空港に降り立ちました。

武道館公演について一部からは、 「伝統的格闘技の殿堂である武道館でロックコンサートをすることは、武道館の精神の冒涜だ」 という批判が起こっていました。

公演は予定通り行われたした。ビートルズは、日本武道館で初めてロックコンサートを行ったバンドとなり、いまや「いつかライブコンサートをやりたい場所」という、バンドマン憧れの地となっています。

なお、メンバーの1人、ジョン・レノンは日本人のオノ・ヨーコさんと1969年に結婚、ビートルズは1970年に解散しました。

ちなみに、日本では当時、 「ビートルズは不良が聞く音楽」
と言われていました。

ロックンロール、エレキギター、長い髪、タバコなどなど、その頃の日本人にとってビートルズは不良の要素が満載だったため、毛嫌いしていた大人たちもいたのでしょう。

そんな不良の音楽と呼ばれた彼らの曲もいまや、日本の学校の教科書に載るくらいなので、時代とともに価値観や評価は変わるということがわかりますね。

また音楽ということで、「ロックスターの英語」という記事を載せておきます。合わせて読んでみてください!


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英語学習者におすすめのイギリス人シンガー3選

英会話でイギリスの音楽の話になった時に、ビートルズだけではなく、ここ最近もわりと人気の音楽を知っておいたほうがよいでしょう。

ここでは、英語学習者が知っておくべきイギリス人シンガー3選をご紹介します。

Adel
(アデル)

米国グラミー賞で最優秀新人賞、最優秀女性ポップボーカルパフォーマンス賞などをはじめ、これまでに数々の賞を獲得してきた、イギリスの大人気女性シンガー

One Direction
(ワンダイレクション)

略称は1D。

Xファクターというオーディション番組の中で、それぞれ別々にエントリーしていたイギリス人男性5人が、一旦は落とされるも、まとめてグループ化してOne Directionとしてデビューしたボーイズバンド。

デビューアルバムはビルボード1位など、世界中ので記録的なセールスを叩き出し続けるも、メンバーの脱退などもあり、2016年の3月から活動休止中。

ちなみに「direction」の発音は、アメリカでは「ディレクション」、イギリスでは「ダイレクション」。

Ed sheeran
(エド・シーラン)

イギリス人シンガーソングライター。

アコースティックギターを弾きながら歌うのが特徴。

幅広いコネクション、音楽活動で、有名ラッパーEminemとのコラボレーションや、ジャスティン・ビーバーへの曲提供などもしている。

ここで洋楽ラブソングの記事を載せておきます。気になる方はぜひ合わせて読んでみてください!


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イギリス人歌手でもアメリカ発音で歌う?

英語には様々な異なる発音があり、イギリス発音とアメリカ発音を聞き比べてみても違いは顕著です。

しかし、イギリス音楽の曲を聞いてみると、全てではないですが、アメリカ発音で歌われている曲がとても多いです。

例えば、イギリス発音とアメリカ発音の代表的な違いは、 can't
イギリス→カァーンt
アメリカ→キャーンt

Little
イギリス→リトー
アメリカ→リドー

-er
イギリス→アー
アメリカ→ウrー などが挙げられます。

上で紹介したAdelやOne Directionの曲を聞いてみると、普段はもちろんイギリス発音で話しますが、歌になるとアメリカ寄りの発音で歌っていることがわかります。

その理由をGoogle検索で調べてみたところ、以下の英文記述を見つけましたので、英語学習の一環として参考までに見てみましょう。

“Some experts suggest that since pop music was invented in the USA, the rhythms and cadence of the songs suit an American voice. But others have said it's simply because British acts copy the artists and style of music they want to sound like.”

(訳)“一部の専門家は、ポップミュージックがアメリカで発明されて以来、歌の抑揚とリズムがアメリカ人の声に合っている、と述べています。しかし、他の人たちは、それは単に英国では、彼らがこういう音にしたいと思う音楽のアーティストやスタイルをコピーするからだと言っています。”

(Why you put on an American accent when you sing より英文引用)

まとめ

では今回の記事のまとめです!

・UKロックはアメリカのロックンロールミュージックに影響を受けたのが始まりだった

・日本武道館で初めてロックコンサートを行ったのは、イギリスの伝説的バンドであるビートルズだった

・歌うときはアメリカ発音になるイギリスの歌手はたくさんいる

いかがでしたでしょうか?

恐らく、ビートルズがイギリスのミュージシャンであることを知っている方は多いと思いますが、日本武道館で初のロックコンサートを行ったのが彼らであることを知らなかった方もいるのではないでしょうか。

今回の記事をきっかけに、アメリカ音楽とイギリス音楽を聴き比べてみたり、どのイギリス人歌手がイギリス発音のまま、もしくはアメリカ発音で歌っているのかなどに注目してみると、新たな発見があって面白いのではないのでしょうか。