ヘビーメタル好き必見!ロックスターの英語

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「洋楽の歌詞を理解できるようになりたい!」
「英語で歌えるようになりたい!」

英語学習者であれば、このように思ったことがある人がほとんどではないでしょうか。私もその1人でした。

また英語がわからなくても、「ロックのリズムが好き」みたいな音楽ファンもいますし、洋楽好きが英語の勉強を始めたきっかけという方も多いですよね。

まさに英語学習と相性抜群な音楽。

今回紹介させていただく音楽のジャンルは、ハードロック/ヘビメタ(ヘビーメタル)/ビジュアル系と一般的な音楽よりも好き嫌いが分かれるジャンルかもしれませんが、熱狂的なファンも多いのも事実です。

音楽スタイルが好みではない方も、ロックスターの情熱的で豪快な生き様にかっこいいと感じたことはあるのではなのでしょうか。

そんなロックスターの生き様がにじみ出てくるような名言も紹介していきます。

そしてロックが好きな英語学習者の方は、パワフルな歌詞を読み、英語で感じる力をつけていきましょう。

表現豊かな歌詞を理解した後はリズムに乗り、一気にリスニング力を向上させていきましょう。

ロックの殿堂入りバンドの歌詞を聞き取れるか

音楽のリスニングは、TOEICなど試験のリスニングより断然難しいと私は感じています。

今でも初めて聴く新曲など、完璧に聞き取ることはできません。

個人的な克服方法になってしまいますが、私はカラオケで歌いたいと思った曲や、聞き取れないと感じた曲は、まずは歌詞を活字で読み、それから聴くことを意識します。

そうすることにより聞き取れるようになっていきます。耳の力で理解できない時は、目の力を借りていきましょう。

逆に読んで、どういう発音なのかわからない場合は、音を聞く意識をしていきましょう。

ロック歌手は語りかけるようには歌わず、音楽と共に流れるように歌われていますね。

そのため、英語のシラブルを意識することも重要な点です。

ここで超有名なロックバンドの歌のサビを使ったテストをしましょう。

比較的簡単な語彙を使用されている3曲
・I was made for loving you
・Because We Can
・I Was Born To Love You
を選びました。

まずは下記の歌詞を見る前に、無料動画サイトYouTube等で検索し、試しに聴いてみてください。

実は簡単な単語ほど聞き取りづらいんです。

KISS
I was made for loving you
I was made for loving you, baby
You were made for loving me
And I can't get enough of you, baby
Can you get enough of me?

Bon Jovi
Because We Can
I don't wanna be another wave in the ocean
I am a rock not just another grain of sand
I wanna be the one you run to when you need a shoulder
I ain't a soldier but I'm here to take a stand
Because we can

Queen
I Was Born To Love You
I was born to love you
With every single beat of my heart
Yes, I was born to take care of you
Every single day of my life

完璧に聞き取れましたか?
日本語と英語のシラブルの違い、音のリダクションがリスニングの鍵となります。

伝説的ロックスターの名言

David Bowie
イギリス出身の伝説のロックミュージシャン。
変化することを恐れることなく、あらゆる音楽スタイルに挑戦したアーティストです。

2000年には、「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」に選ばれました。哲学的、文学的な彼の名言をまとめました。

I don't know where I'm going from here, but I promise it won't be boring.
ここから先のことはわからないが、退屈な思いはさせない。

People are so fucking dumb. Nobody reads anymore, nobody goes out and looks and explores the society and culture they were brought up in. People have attention spans of five seconds and as much depth as a glass of water.
人々は何を考えているのか。本を読まない、旅をしない、育った環境や文化にも興味を持たない。彼らの集中力はたった5秒、コップの水ぐらい浅いもの。

I'm always amazed that people take what I say seriously. I don't even take what I am seriously.
俺の発言をまともに受け取る人たちがいるなんて、といつも驚いている。俺自身は俺自身のことすらまともに考えていないのに。

I don't care what anybody says; I like doing it, and it's what I shall continue to do.
他人が何を言おうと気にしない。俺が好きと思ったら、それを続けるべきなんだ。

Fame itself… doesn’t really afford you anything more than a good seat in a restaurant.
名声っていうのは、特に何も与えてくれない。強いて言うならば、レストランの良い席のみ。

The greatest thing you'll ever learn is just to love and be loved in return.
人生最高の学び、それは愛し愛されること。

世界の X JAPAN

世界的に活躍している日本のバンド、X JAPAN。

ヘビーメタル/ビジュアル系と言われるジャンルでメジャーデビューしました。

ステージ上での過激なパフォーマンスや、過激なファッションを思い浮かべる人も多いと思います。

一時解散、メンバーの洗脳や死など紆余曲折が続く期間がありながらも、現在は再結成をして幅広い世代、また世界に熱狂的なファンを持っています。

ロックバンドにとって聖地のような場所、ロンドンのウェンブリー・アリーナやニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでもライブを成功させるなど、日本のロックシーンの頂点に立ったバンドと呼ばれるに相応しいバンドだと思います。

リーダーのYOSHIKIは元々クラッシック音楽出身でもあり、クラッシック的要素もロックに取り入れたり、クラッシックアルバムも出しています。

また天皇陛下御即位十年の奉祝曲として、1999年皇居前広場での国民式典で自身が作曲した曲を演奏されたり、クラッシックの聖地、ニューヨークのカーネギーホールでクラッシックコンサートを成功させ、クラッシックでも世界で活躍されています。

まさに日本を代表するマルチミュージシャンです。

私がタイでの留学時代、まともにタイ語が話せなかった頃、多くのタイ人学生が日本人である私に話しかけてきてくれた内容の第1位は、間違いなくX JAPANです。

私もライブに何度か行ったことがあるほどのファンで、タイにもファンがたくさんいるという事実に嬉しく感じました。

「音楽に国境はない」という言葉の意味がわかった瞬間でした。

YOSHIKIの英語

ライブの進行、記者会見、ドキュメンタリー映画で、YOSHIKIはかなり流暢な英語を話しています。

私が英語学習を始める前に、「英語話せたらかっこいいなあ」と感じたのは、YOSHIKIが英語を話している姿を見た時です。

その影響を受けたことも含め、X JAPANのファンで本当に良かったなと感じています。

さてYOSHIKIはどのように英語を身につけたのでしょうか。

1992年に世界進出に初挑戦した際、ニューヨークのロックフェラーセンターで記者会見が行われています。

その時、さまざまな記者から「英会話ができないバンドがどうアメリカのエンタテインメント界で活躍できるのか」等の質問に言葉に詰まり、すごく悔しい思いをしたと、YOSHIKIの著書に記載がありました。

そこからロサンゼルスを拠点にして、英語学習にも相当の努力をされたのだと思います。

ここで、「ロサンゼルスに住んでいるから話せるようになったんだ」と思い込んでいる方も多いのではないのでしょうか。

その考えは辞めた方が良いです。国内のみの努力で、同時通訳者になったり、プロ級の英語力を手に入れた人はいくらでもいます。

まずはその言い訳を捨て、努力してみましょう。楽天の社長、三木谷氏によると、YOSHIKIは英語学習を1日5時間されているそうです。

その内容が書かれている会話がこちら。

三木谷:努力がすごいよね。私も今、1年の半分くらいアメリカにいるんで、ときどきロサンゼルスでお会いさせてもらうんですけれども。英語も、1日5時間以上勉強してるんですよね。

YOSHIKI:I'm still learning English.

こちらの対談をもっと読みたいという方はこちらから。

またYOSHIKIはこう言っています。

「作曲は、1カ月かけても何も出てこないことがあります。
ですが、例えば英語の勉強をしたら、1カ月前よりも進歩しているはずですよね。その進歩を人間は楽しむべきなんだと思います。

きっと、色々なことが努力で楽しくなる。バンドも進化(努力)の歴史でした。

中途半端に打ち込むと、中途半端な結果しか返ってこないので、僕はいつも全身全霊で飛び込むようにしています。
失敗って、自分が決めるまでは失敗じゃないんです」

引用元:https://www.oricon.co.jp/special/10134/3/

まとめ

英語はやはり努力です。

ロックミュージックの聞き取りも努力ですが、ロック好きの音楽性豊かな学習者には「語学」を「娯楽」にするチャンスです。

自分の興味のあることを英語学習に繋げていけば、英語学習は続けることができます。

私も最近努力が足りてないなと、YOSHIKIが5時間も勉強していると聞いて思いました。私ももっと頑張ります!皆さんも頑張りましょう!