今回のテーマは「履歴書」と「面接」です。
日本では、履歴書には決まったフォーマットがあるので、それに埋めていけばいいので、ある意味楽なのですが、海外では自由に作れます。
ワードやエクセルなどのフォーマットを利用したり、自分で一から書いたり、オンラインの履歴書作成サービスを使ったりします。
採用担当者はたくさんの履歴書を見ます。
相手の立場に立って、パッと見てわかりやすい、印象の良いシンプルな履歴書を作りましょう。
英文履歴書の書き方と英単語
日本の履歴書でもまず最初に書くのは個人情報ですよね。こちらは英文履歴書でも同じです。
内容は下記のようなものを載せます。
Name: Hanako Yamada 氏名
Address: 住所
Phone: 電話番号
(日本の番号を使う場合は、+81を入れる)
Cell phone / Mobile: 携帯電話番号
Email:〇〇〇〇@△△△△.com
職歴の書き方
職歴は「WORK EXPERIENCE」と言います。
日本では古いものから順に書いていきますが、英文履歴書では新しいものが一番上に来るようにしましょう。
2018/01~2018/12 日付
Corporate Communications Associate 役職や職業名
The ABC 会社名
1-1-1 Nishi Shinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo, Japan 住所
学歴の書き方
EDUCATION 学歴
2004 – 2008 日付
Bachelor of Computer Science, Technical University
※~学士
Bachelor of ~
※~修士
Master of~
ここで、学歴には必須な学部を一覧にしましたので、確認してみましょう。
教養学
Arts and Sciences
経営学
Business Administration
商学
Business and Commerce
経済学
Economics
教育学
Education
英文学
English literature
環境情報学
Environment and Information Studies
外国語学
Faculty of Foreign Studies
家政学
Faculty of Home Economics
人間科学
Human Sciences
人間環境学
Humanity and Environment
法学
Law
文学
Literature
総合政策学
Policy Management
政治経済学
Political Science
社会情報学
Social Informatics
社会福祉学
Social Welfare
社会学
Sociology
スキルの書き方
SKILLS :技能、特技
[Computer skillsコンピュータースキル]
マイクロソフト関係
Microsoft Office package
ワード、エクセル、アクセス
Microsoft Word, Excel, Access
データベース運用
Database operation
マイクロソフトオフィス アクセス
Microsoft Office Access
プログラミング C++, SQL, HTML
Programming
[Language skills: 語学力]
語学力について書くときは、得意な言語から順番に書きましょう。
また、判断の基準になるような客観的なスコアを記載しましょう。
Japanese : Native
English : Intermediate (TOEIC 650)
German : Intermediate (B1: The Common European Framework of Reference for Languages)
Chinese : Beginner
Beginner : 初心者
学習者が少ない言語や仕事で必要とされる言語の場合は初心者レベルでも記載した方が良い場合もありますが、一般的には書かなくて良いでしょう。
Intermediate : 中級
英検2級程度。ネイティブとの会話が成り立つけれど、時々わからない単語があるレベル。このレベルからは、履歴書に記載します。
Proficient : 上級
英検準1級程度。仕事、生活ともにほとんど困らないレベル。
Fluent : ネイティブ並み
ネイティブではないけれど、仕事も生活も全く困らない。ネイティブ並みに使いこなせるレベル。
Native : 母国語
日本の履歴書には、仕事と直接関係ない項目が多数ありますが、英文履歴書には、仕事に関係のないことは書きません。
日本では必須の顔写真の貼り付け、生年月日、性別、未婚、既婚、家族構成、健康状態、出身地などの個人情報も差別につながる可能性があるため記載しない国、会社も増えています。
また、スポーツ、読書、音楽鑑賞などの仕事に関係のない趣味についても記載しないことが多いです。
しかし「自分はこんな努力をして、その結果として、今こんなことができるようになりました」という話の流れはどこの国でも好感度が高いです。
また、例えば読書が好きな人が司書の仕事に応募するなど、仕事と関係のある趣味に関しては積極的にアピールします。
英語で面接を受ける
英語で面接を受ける場合、きちんとした英語で話せるかどうか、発音がきれいかどうかを気にしがちですが、美しい発音のスタッフが欲しければ、外国人であるあなたを雇う必要はありません。
書類審査を通り、面接に進めたということは、日本人であるあなた、もしくはあなたの経験が欲しいということなので、自信を持って面接にのぞみましょう。
面接で大切なこと
日本語の会話でもありがちですが、緊張すると噛み合わない会話をしてしまうことがあります。
何を聞かれたのかしっかり理解した上で、質問にあった答えを言いましょう。
聞き取れなかった時は、
Could you say that again, please?
(もう一度お願いします)
とお願いして、きちんと質問を理解した上で答えましょう。
また話している内容が正しくても、小声でモゴモゴ話したり、下を向いて恥ずかしがったりすると、それだけで聞いてもらえないことがあります。
でも、自己主張が大事だからといって、一人で早口で話しまくってもだめです。
相手が話しに入る間を取りながら、バランスよく話しましょう。
英語の面接でよく聞かれる質問
英語の面接でよく聞かれる質問を集めました。
口に出して練習する前に、まずは自分なりの答えを紙に書いて、
*長すぎない
*短すぎない
*感じが良い
*ポジティブ
*理論だっている
*回答の内容が、仕事につながっている
かどうかチェックしましょう。
面接で予想される質問集
最後に面接で予想される質問をまとめてみました。
一つ一つ確認をする際に、自分なりの回答を口に出してみましょう。
最初のうちはうまく言えないかもしれませんが、その都度言えなかったことをメモしておきます。
そしてネイティブキャンプのレッスンで、講師に質問してみると言いたかったことをうまくまとめてくれるので、あとはスラスラ言えるように音読を繰り返すことがポイントです!
Tell me about yourself.
あなたのことを聞かせてください。
What makes you unique?
あなたの個性はなんですか?
Why do you want to work here?
どうしてここで働きたいのですか?
What are you passionate about?
あなたが情熱を傾けていることを教えてください。
Why did you leave your previous job?
前職をやめた理由を聞かせてください。
What are your greatest strengths?
あなたの長所はなんですか?
What are your greatest weaknesses?
あなたの短所はなんですか?
What are your goals for the future?
将来の目標はなんですか?
Where do you see yourself in five years?
5年後、どんな自分になっていたいですか?
Can you tell me about a difficult work situation, and how you overcame it?
今までの業務上の問題、それにどのように対処したのか聞かせてください。
What is your salary expectation (for this position)?
サラリーの希望を聞かせてください。
Why should we hire you?
なぜ私たちはあなたを雇わなければならないのですか?
→あなたを雇うと、どんないいことがあるか説明する。
How do you handle stress?
あなたのストレス対処法はなんですか?
Do you have any questions?
何か質問はありますか?
→必ず一つは質問しましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は英文履歴書、英語での面接についてご紹介しました。
面接官はあなたとお友達になりたいわけではなく、仕事がスムーズにできる人かどうか、多少英語に難があっても、コミュニケーション能力があり、仕事が成り立つかどうか、英語力不足をカバーするほどのポジティブなポイントがあるかどうかを見ています。
答えが固まったら、今度は声に出して練習しておきましょう。
発音しづらい単語やフレーズがあった場合は、話しやすいように変更しておくのがおすすめです!