日本の常識は海外では非常識?非常識の言い方を英語で!

非常識を英語で、非常識な人、タバコのポイ捨て

みなさんは自分が常識人だと思いますか?

日本の常識は海外から見たら、とても変わっているかもしれません。

自分が常識のある人だと思っていても、実は世界的に見たら非常識だということもあるかも。

今回は英語で常識と非常識の言い方、外国人から見た日本の常識、そして英語で外国人に教えてあげる例文を紹介します。

常識は英語で?

まず日本語の常識の意味は“みんなが当たり前に知っているものや、当たり前だと感じること”です。

常識を英語に訳す場合は、 みんなが共通して持っている知識は
“common knowledge”
共通して持っている考え方は
“common sense”です。

普段は常識の意味を意識せずに使っているので、“common knowledge”と“common sense”の違いがわかりませんよね。

簡単に言うと、
“日本で一番高い山が富士山”
(みんなが共通して持っている知識)は
common knowledgeで、
“仕事に遅刻しない”
(共通して持っている考え方)は
common senseです。

常識は、みんなが知っていて当然ですよね。

そのことから“common knowledge”と“common sense”の代わりに“Everyone knows.”ということもできます。

例文
・You should go see a doctor if you keep coughing for over a week. It's just common sense!
せきが1週間も続くようなら、お医者さんに診てもらうべきだよ。そんなの常識だよ。

・This should be as simple as it is to people with common sense.
これは常識的なものを同じくらいシンプルにするべきです。

・Everyone knows that store is closed.
あの店が閉店したってみんな知ってるよ。


「常識」をもっと詳しく!

「常識」についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのブログがおすすめです。

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常識とマナーの違い

常識に似た言葉でマナーがあります。

常識とマナーの違いはなんでしょうか?

常識はさっきいったように、みんなが知っていて当然のことです。

マナーは他の人たちに嫌な思いをさせないようにすることです。

マナーは英語のmannerで、日本語では“礼儀、作法、または態度”という意味です。

例文
・When I looked at him, he behaved in an awkward manner.
私が彼を見たとき、彼はぎこちない態度だった。

・French table manners are too complicated to learn.
フランスのテーブルマナーは複雑すぎて覚えられません。

・He chided his daughter for her bad manners.
彼は娘が失礼なことをしたので、しかりました。

非常識は?

常識の反対の言葉は非常識です。

英語で非常識はLack of common senseといいます。

“lack of”は『~がない』という意味なので、“lack of common sense”は常識がないことから非常識になります。

“lack”を形容詞または名詞として使うときは“lack of”ですが、動詞のときは“of”がいりません。

形容詞か動詞かに注意して、英文を書きましょう。

また他には“absurd, ridiculous”など『バカげている』という意味の言葉を使っても、非常識ということができます。

例文
・My mother always says that I lack common sense.
お母さんはいつも私が非常識と言ってきます。

・Isn’t it absurd of her to be calling me on the phone at 2 a.m?
夜中の二時に電話をかけてくるなんて、彼女って非常識じゃない?

・He has a lack of common sense, because he answered the call during the meeting.
会議中に電話に出るなんて非常識だ。

海外の常識を知っておくべき理由3つ

“When in Rome, do as the Romans do.”
郷に入っては郷に従え。
という有名な言葉があります。

みなさんよくご存知でしょう。

海外旅行の前には外国のルールやマナーを調べますよね。

そもそも何で外国の文化を知る必要があるのでしょうか?

1、相手の文化を知ることができる

海外の常識を知っておくべき理由の1つ目は“相手の文化を知ることができる”です。

例えば海外の友達を遊んでいて、表現や振る舞いがおかしいなと思ったとします。

性格はいいのに、なんでこんなことをするんだろう。

それは本人の問題ではなくて、その国の習慣かもしれません。

相手がなぜそんなことをするのか、理由を知るといろんなことを受け入れやすくなります。

2、自分のことをもっとよく知れる

2つ目は“自分のことをもっとよく知れる”です。

1つ目の理由は相手をよく知れることでした。

外国の文化を知って日本との違いを分析すると、今まで当たり前だと思っていたことが実は日本独特もものだったりします。

なんとなくしていた行動に意識が向くことで、自分のことを客観的に見れるようになります。

客観的に見るのが大事ってよくいいますよね。

客観的になると、自分の感情でものごとを決めずに冷静に判断できます。

冷静になったほうが正確に決断できるので、客観的になるほうがいいんです。

3、海外旅行のときに恥をかかない

3つ目は“海外旅行のときに恥をかかない”です。

“旅の恥は搔き捨て”とはいっても、恥ずかしい思いはできるだけ避けたいですよね。

外国人が不思議に思う日本の常識

外国の変わった文化を知るのはおもしろいですよね。

私たちが当たり前に思っていることを、海外の人がどう思っているか気になりませんか?

日本では常識だけど、海外ではそうでないことを調べました。

1、電車の遅延証明書

私が外国の友人によく聞かれるのは電車やバスが遅れてしまったときに出してもらえる遅延証明書です。

日本の電車は時間が正確なことで有名ですよね。海外で電車やバスが遅れるのは普通です。よく遅れるので、海外では十分に余裕を持って行動します。

なので電車が遅れて仕事や学校に遅れてしまうのは、自分のせいなんだそうです。

2、手で顔を覆ってクシャミする

みなさんはクシャミをするとき、どうしますか?

日本人は手で顔を覆うようにしてクシャミをいますよね。海外ではクシャミをするときは、口をヒジに当てます。

手でクシャミをすると、つばが手のひらに着いてしまって不潔だからだそうです。

私がカナダでクシャミをしたとき、見ず知らずの方から“Bless you“と言ってもらいました。

クシャミをすると幸せが逃げてしまうという迷信があるので、 “Bless you”という習慣があるそうです。

3、クリスチャンじゃないのに教会で結婚式を挙げる

日本人はあまり宗教に関心がないので、クリスマスやハロウィンを楽しみますよね。

教会での結婚式も宗教に関係なく人気です。

外国の人は宗教に強い思い入れがあるので、日本人のこういった感覚が理解できないそうです。

先日、友人に宗教について聞かれたとき『たぶん、仏教かな?』と伝えると驚いていました。

自分の宗教がはっきり分からないことも信じられないみたいです。

4、レストランでおしぼりをもらう

日本でカフェやレストランに行くと絶対におしぼりをもらえます。

海外ではおしぼりが出ない国がほとんどです。おしぼりの代わりに、店内に手を洗う場所があるところもあります。

海外からの旅行客はレストランで出てくるおしぼりも、日本人のおもてなしとして喜ばれるそうです。

5、お辞儀をする

海外であるサッカー選手が試合中にお辞儀をして、大きな注目を集めましたよね。

日本では当たり前ですが、海外ではあまりしません。

日本在住歴が長い外国人が帰国した後についついやってしまうことの1つがお辞儀だそうです。

日本人が留学すると海外の習慣が身についてしまって“海外かぶれ”なんて言われることがありますが、外国人も“日本かぶれ”してしまうんですね。

6、トイレのスリッパ

屋内のトイレに入るとき、スリッパはあって履き替えますよね。

海外は家でも靴を履いたままでオッケーな国が多く、トイレでスリッパを履き替えないそうです。

オンライン英会話の先生は『トイレでスリッパを履き替えるなんて、とても衛生的だよね。そういうところが清潔で、とても日本らしくて尊敬する』と言っていました。


合わせて読みたい!

もっと知りたい「海外のマナー」については、こちらの記事をご覧ください!

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英語で外国の友達に注意する方法6選

日本に来たばかりの外国人が変わった行動をしている場面を見たことがありませんか?

日本人の常識から考えるとびっくりしてしまいますよね。

でもそのままにすると、その間違いを繰り返してしまうから可哀そうです。

早めに日本の常識に気づいて、日本の旅行や生活を満喫してもらえるように教えてあげましょう。

外国人が間違いやすい日本の常識を説明する英文を6つ紹介します。

1、ごはんを食べるときは、お椀を持とう。

When you eat rice, you hold the bowl.

日本では食事をするときは左手で食器を持つのが常識ですよね。

でも他の国では食器を机に置いたまま食べるのがマナーのところもあります。

食器を口に近づけて食べるほうが、ご飯をこぼさないからいい気がしますよね。

手で食器を持ち上げるのは机がないほど酷い環境にいるように見えてしまうからダメなところがあるそうです。

2、温泉に入る前は体を流しましょう。

Please wash your body before taking a bath.

日本の温泉は外国人観光客の間で人気です。

海外では湯船に浸からないところがあります。

温泉や銭湯など、たくさんの人が利用する場所では後の人のことを考えて、先に体を洗ってきれいにするのが常識ですよね。

3、初対面の人にはハグをしないで。

Don’t hug Japanese people whom you have just met.

欧米ではハグが挨拶の1つです。

私たちはあまりハグに慣れていません。

友達同士なら大丈夫かもしれませんが、あまり親しくない人にはハグをしないように教えてあげましょう。

4、神社でお祈りをするときは二回お辞儀をして、二回手を叩いてからお祈りをします。そして最後にもう一度お祈りします。

When you pray at shrines, you clap your hands twice, and bow twice. Then pray, and bow once again.

日本の神社ではお祈りするための作法があります。

多くの外国人観光客が有名な神社に行って、正しい方法でお祈りできていますよね。

ほとんどの人が知っていますが、あなたのお友達はまだ知らないかもしれません。

見本を見せながら、一緒にお祈りをしてみましょう。

私は神社だと思っていたら、お寺だったことがあります。

間違って神社の方法でお祈りしてしまったので、神社かお寺かを確認してからお祈りしましょう。

5、箸から箸にご飯を渡さないでください。それはお葬式を連想させます。

Don’t pass or receive food from chopsticks to chopsticks. That reminds us of funerals.

日本のお箸の使い方にはたくさんルールがあります。

ただ使い方を教えてあげるのではなくて、なぜだめなのか。その理由を文化的な背景も合わせて説明すると、とても喜ばれます。

これ以外にもたくさんお箸の作法があるので、自分もちゃんとできているかどうか確認してみてくださいね。

6、家に入るときは靴を脱いでください。トイレでスリッパを履き替えてください。

Please take your shoes off before entering the house, and change your slippers when you use the toilet.

海外と日本の常識を知って楽しく国際交流しよう

今回は英語の常識と非常識、日本の独特な常識、そして英語で友達に注意する方法を紹介しました。

海外にはたくさん変わった常識がありますが、日本のものも海外から見たら独特です。

海外と日本の常識を尊重しながら、楽しく外国人と交流しましょう。