悩みは「worry」だけじゃない!悩みに関する英語表現をご紹介

悩んでいる男性の画像

皆さん悩みがあるときはどうしますか?

自分で悩んでいても解決できなくて、ストレスが溜まっていってしまいますよね。

そんな時は、誰かに相談すると気持ちがすっきりするし、自分では思いつかなかった解決策が見つかるかもしれません。

今回は英語で悩みの言い方、悩みがあるとき、相談に乗ってあげたいとき、特に悩みがないときのフレーズを紹介します。

英語で悩みの言い方5個

Worry

まず一つ目は“worry”です。“worry”は動詞と名詞があり、どちらも『悩み、心配』という意味です。

“worry”でよく使う表現が“no worries”で、『大丈夫』という意味です。

日本語の大丈夫と同じように使えて、とても便利なのでぜひ覚えましょう。

【例文】
Don’t worry about him. I will take care of him.
(彼のことは心配しないで。私が彼のことはやっておくから。)

My mother is always worried about me when I don’t come back home by 10p.m.
(私が夜の10時までに家に帰らないと、お母さんはいつも心配します。)

You must be worried because a huge earthquake hit your hometown.
(大きな地震が地元であったから、心配ですよね。)

・Don’t hesitate to tell me if you have any worries.
(悩みがあったら遠慮なく私に言ってください。)

Problem

みなさんが知っている“problem”の意味は『問題』ですよね。

もう一つ重要な意味で『悩み』があります。問題が大きくなりすぎると、どう対処すればいいのか困って悩みますよね。

問題が大きくなると悩むというふうに覚えましょう。

【例文】
My problem is that I cannot keep my motivation to learn English.

(私の悩みは、英語を勉強するモチベーションが保てないことです。)

・I’m having a problem with my student. She doesn’t listen to me at all during the class.
(ある生徒のことで悩んでいます。彼女は授業中に私の話を全く聞いてくれません。)

・Can you help me with this math problem?
I have been trying to solve it for more than two hours, but I cannot figure out the answer.

(この数学の問題を解くのを手伝ってくれる?2時間以上頑張っているんだけど、答えがわからない。)

Dilemma

“dilemma”は『ジレンマ』という意味です。

日本語でもよく“ジレンマ”という言葉を使うので、みなさんはよくご存知だと思います。

ジレンマは『2つの選択肢があって、どちらを選ぼうか悩む』という意味です。

何かを選ぶときに最終的に選択肢が2つ残って悩むことってよくありますよね。そんなときに“dilemma”を使いましょう。

日本語では“ジレンマ”といいますが、英語では“dɪˈlem.ə”(ディレマ)と発音します。日本語と英語の発音の違いを注意して覚えましょう。

【例文】
・Choosing between chocolate cake or cheesecake is a huge dilemma for her.

(彼女はチョコレートケーキを食べるか、チーズケーキにするか悩んでいる。)

・I’m clearly in a dilemma about how to apologize to the customer.
(お客様にどうやって謝るか悩みます。)

Trouble

“trouble”は『悩み、困ったこと』という意味です。

日本語で会話するときもよく使いますよね。使い慣れた単語なので、英語でもうまく話せるでしょう。

【例文】
・Since my dog barks a lot, it is a big trouble for us.

(犬がよく吠えるので、大きな悩みの種です。)

・She's never been in trouble with her teachers before.
(彼女は先生と問題になったことは今までありません。)

・Most of the current troubles stem from my ex-boyfriend.
(今の悩みのほとんどは元カレのせいです。)

※“stem from”は『~が原因で起こる』という意味です。
“originate from”と“come from”も同じ意味で、置き換えていうことができます。合わせて覚えましょう。

Concern

“concern”は『心配する』という意味で、動詞と名詞があります。

また“concerned with ~”は『~に興味がある、関係する』、“concerned about ~”は『~を心配する』です。

受動態の後に来る副詞が“about”か“with”になるだけで、意味が全く変わってしまうので注意して覚えましょう。

【例文】
I’m concerned that I might be late for the lesson.

(レッスンに遅刻してしまわないか心配しています。)

Nancy is concerned about her friend. She texted her friend, but he didn’t reply.
(ナンシーは友達のことで悩んでいます。友達にメッセージを送ったけど、既読スルーのままです。)

He wants to concern himself with online English lessons, but there are too many schools for him to choose from.
(彼はオンライン英会話に興味がありますが、学校がたくさんありすぎて選べません。)

problemに関する英語表現

ここでは、“problem”を使った熟語を紹介します。

high class problem

“high class”は『高級な』という意味で、“high class problem”は『贅沢な悩み』という意味です。

夏休みにハワイに行くか、ニューヨークに行くか、それとも両方行ってしまうか・・・。

たくさんお金がないと、こんな風に悩むこともできませんよね。自分にはできないから羨ましいなというときに使える単語です。

【例文】
・Like, Tom’s girlfriend wants to do everything for him, such as washing clothes, cooking, and cleaning his room. Tom's complaining that he wants to do that himself, and be alone sometimes. I say man, that's a high class problem.

(トムの彼女は洗濯、料理、掃除を全部やってあげたい。トムは自分でしたくてたまに一人になりたいって愚痴ってる。私はトムにそれはぜいたくな悩みだって言ってやった。)

・He is dating a few girls, and all of them are very attractive. He cannot choose one of them. I am jealous of him having such a high class problem.
(彼は何人かの女の子とデートしていて、みんな魅力的だから一人に絞れないらしい。そんな贅沢な悩みがあるなんて羨ましい。)

first world problem

“first world problem”も、『贅沢な悩み』という意味を表します。

“high class problem”との違いは、先進国ならではの悩みということです。

先進国は英語で“first world”または“developed country”といいます。

先進国の反対の言葉は発展途上国で、英語では“developed country”または“third country”です。

【例文】
・I couldn’t find any wi-fi spots over here. I could easily get Internet access in my country.
- You complaining about it is completely a first world problem.

(ここらへんでWi-fiがつながるところが全くなかった。私の国だったら簡単に見つかるのに。
-それって完全に先進国の悩みだよ。)

・I am wondering if I should buy a bright foundation or a darker one. I’m going to Tahiti on my vacation, and I will get tanned. Should I buy a darker one?
-Wow! You have a very first world problem.

(明るい色のファンデーションか暗いのを買うか迷ってる。休みにタヒチに行って日焼けするから、暗いのを買うべきかな?
-うわ。めっちゃ贅沢な悩みじゃん。)

dance around a problem

“dance around”は『~を避けて通る』で、“dance around a problem”は『問題を避けて通る』という意味です。

“dance”と聞くと踊りだしそうな、楽しそうなことをイメージしますが、問題を避けて通るというネガティブな表現もあるんですね。

【例文】
・She always dances around problems, and she tries to make me deal with them.

(彼女はいつも問題を避けて通って、私に対処させようとします。)

・I found it easier to dance around rather than accept the situation.
(問題を引き受けるより避けたほうが簡単だと気付いた。)

troubleに関する英語表現

ここでは“trouble”を使った熟語を紹介します。

Don't meet trouble half-way.

“Don't meet trouble half-way.”は英語のことわざで、『取り越し苦労をするな』という意味です。
“meet halfway”が『歩み寄る』、“meet trouble half-way”が『取り越し苦労をする』という意味です。

【例文】
I am always by your side, and you are okay. Don’t meet trouble half-way.

(いつも君のそばにいるから大丈夫だよ。起こりもしないことを想像して心配する必要はないよ。)

Up to your neck in trouble

“up to your neck in trouble”は『トラブルに巻き込まれてどうにもならない』という意味です。

また似たような表現で、“up to one’s neck in debt”は『借金で首が回らない』というものもあります。

英語も日本語と同じように首という単語を使うなんておもしろいですね。

【例文】
He put off doing his assignments, and instead he went to a party. Now, he is up to his neck in trouble.

(彼は宿題を先延ばしにしてパーティーに行った。今、そのせいで彼はどうにもならない。)

自分の悩みを聞いてほしいときのフレーズ5個

日本人の友達には相談しづらいけど、海外の友達になら気軽に打ち明けられることってありますよね。

また海外留学中はそばに親しい友達がいなくて、悩みが打ち明けられないとストレスが溜まったりします。

そんな時は近くにいる人に自分の悩みを打ち明けることで、共感しあったり励ましてもらったりして友達との中をさらに深められます。

ここでは、英語で自分の悩みを聞いてほしいときのフレーズを5個紹介します。

【例文】
Do you have time? I want you to listen to my concerns.

(時間ある?私の悩みを聞いてほしいんだけど。)

※日本人同士でもそうですが、悩みを相談する前はまず相手の都合を聞きましょう。悩み相談は時間がかかるので、もし都合がつかなければ時間をずらしましょう。

I am wondering if you can give me a piece of advice.
(アドバイスをもらえたらうれしいなと思うんだけど。)

※直接アドバイスをくださいというより、“I am wondering”で『~してくれないかな?』と控えめに言うと、印象がいいです。これも相手の都合を聞くというのがポイントです。

May I talk to you in private?
(二人っきりで話せないかな?)

※自分の悩みは、あまりたくさんの人に聞かれたくないですよね。周りに人がいる場合は、相手と二人きりになれる場所に移動してから相談しましょう。

There is something that I would like to talk about with you.
(あなたと話したいことがあります。)

※シリアスなことを話す前置きとして使えます。

May I ask you something?
(ちょっと聞いてもいいですか?)

※そんなに重要じゃないことを聞きたいときに使いましょう。“May”は『~してもいいですか?』という意味の敬語です。

とても便利なので使いこなせるようにしましょう。

悩みを聞いてあげたいときのフレーズ3個

誰かが困っていたら助けてあげたいですよね。

同じように、自分が助けてもらったときも、お返しに誰かの力になりたいと思うはずです。

ここでは、具体的に何に困っているのか聞くためのフレーズを紹介します。

Are you okay? Is there anything that I can help you with?
(大丈夫?何かできることはある?)

※突然、手伝わせて!というより何かできることがあるのかを聞いたほうが、相手も言い出しやすいです。
海外と日本は文化が違いますが、悩みは世界共通でデリケートな問題なので思いやりをもって聞いてあげましょう。

It would be my pleasure to answer any of your questions.
(喜んで質問に答えるよ。)

※悩んでいるときはとてもネガティブなので、自分の相談のせいで相手に不快な思いをさせてしまったらどうしようと思ってしまいますよね。

『喜んで』というワードを付けるだけで、相談に乗ってあげたい強い気持ちがポジティブに伝わります。相手の不安を和らげるので、おすすめです。

I am always here for you if you need my help.
(もし助けが必要だったら、私がついてるよ。)

※“I am always here for you.”は悩み相談だけでなく、恋愛でも使えます。

悩みがないときのフレーズ5個

特に悩んでいないけど、友達が心配してくれるときがありますよね。

悩みすぎて、まだ人に話せない状況のときもあります。そんなときに相手に気を遣わせないようにさせるフレーズを紹介します。

Thanks, but I am fine.
(ありがとう。でも大丈夫だよ)

No worries.
(心配しないで。)

Thank you for worrying about me.
(心配してくれてありがとう。)

I’m good for now.
(今は大丈夫。)

I appreciate that.
(ありがとう。)

悩んだら相談しよう!

今回は英語での悩みの言い方、troubleとproblemを使った熟語、悩みがあるとき、相談に乗りたいときと、悩みが特にないときのフレーズを紹介しました。

悩みを自分で抱えすぎると心の調子だけでなく、体調も崩してしまいます。

自分の悩みを誰かに打ち明けるのは勇気がいりますが、たまには誰かの助けを借りてみてはいかがでしょうか?

悩みを打ち明けることで、親近感が湧いてさらに友好を深められるでしょう。