未来なのに「完了形」?未来完了形・未来完了進行形の使い方

未来なのに完了型 未来完了進行

現在完了というと、英文法ではとても重要な項目の1つですが、現在完了が終わると次は過去完了を学ぶことになるでしょう。

ここまではなんとなく着いてきているという人も多いかと思いますが、この〇〇完了形にはもう1つの時制である「未来完了形」もあるんです。

未来のことなのに「完了」なんて、まだ終わっていないことなのにおかしい!
と思う人もいるかもしれませんね。

そこで今回は未来完了形、そして未来完了進行形について、どのような時に使うのかなど、その使い方を例文を交えながらご紹介していきます。

未来完了の意味とは?

未来完了とは、will+have+過去分詞でできた文章のことです。
1つ例文を挙げてみると下記のような文章のことをいいます。

I will have done it by 8pm.
(午後8時までにそれをやり終えているだろうよ。)

この文章では話し手が午後8時よりも前の時間帯にいることになります。

例えばお昼だとしましょう。

そのお昼の時間帯で
「多分8時までには終わっているな」
という、未来のある時点では「完了している」という推測をした文章です。

ここで重要なのは未来完了は断定ではないということです。

そもそも“will”という助動詞自体に断定の意味はなく、その時点での意志を表すものです。

さらに未来のことは100%起こるとは限らないので、和訳したときに推測の意味を持つ「・・・だろう」「・・・でしょう」という言葉を使うんですね。

これが未来完了の考え方のポイントです。

ちなみに未来完了進行形も、「進行形」がくっつくだけで、時制の考え方は未来完了形と同じです。

文章で説明されたのでは、あまりよくわからないという人もいるでしょう。

次からは例文を使って、未来完了形がどういったものなのかを説明していきます。

未来完了形を例文フレーズからマスターしよう

上記の例文では、“done”という本当に何かが完了しているような動詞を使っていましたが、もちろんそのほかの動詞でも未来完了形を作ることはできます。

あまり文章で説明しても混乱してしまうだけなので、例文から未来完了形を使った表現をみていきましょう。

1)He will have arrived in Mexico when we get up.
私たちが起きたころには、彼はメキシコに着いているだろう。

2)I will have worked here for one year by next month.
来月で、私はここで1年間働いていることになります。

3)She will have left by the time you come home.
あなたが家に帰る頃には、彼女はもう去っているでしょう。

4)Will you have finished your homework by 5pm?
5時までにはあなたは宿題を終えていますか?

こんな感じですね。

日本語の感覚だと、なぜこれらの文章を未来完了形にしなければいけないのか、いまいちよくわからない人もいるかもしれません。

例えば1)の例文を通常の未来形にしてしまうとこうなります。

He will arrive in Mexico when we get up.
私たちが起きた頃に、彼はメキシコに着いているでしょう。

これの何がいけないのかというと、和訳を見るとわかりづらいのですが、この文章だと私たちが起きたその瞬間、それとほぼ同時に彼がメキシコに着いたことになってしまうのです。

ですが、そこを未来完了形にすることで、
「彼が着いたのは私たちが起きた瞬間以前のどこかの時間である」
というニュアンスが生まれ、彼が着いた時刻を限定しない表現になっているのです。

他の例文でも同じことが言えます。

3)の例文は、1)の例文と同じ理由で未来完了形にしなければなりません。

2)の例文は和訳すると断定的になっていますが、こちらも来月まで働いているかどうか100%ではないので、実は断定に近い推測の表現なのですが、通常の未来形にすることは不可能です。

“I will work here for one year next month.”
では、意味が通じませんよね。

未来完了形の考え方としては、その未来の時点で
“I have worked here for one year.”
になっているかどうかで考えるといいでしょう。

1)の例文も「私たちが起きた時点」で“He has arrived in Mexico.”
(彼はメキシコに到着した。)となりますし、3)の例文も、「あなたが家に帰ってきた時点」には、“She has left.”
(彼女は(すでに)去った。)となります。

未来完了進行形の考え方

ここまでで未来完了形については理解できたでしょうか。

これが理解できれば、次の未来完了進行形もイメージしやすくなるでしょう。

基本的な考え方は未来完了形と同じですが、未来完了進行形の方が少し捉えづらく悩む人が多いです。

未来完了進行形とは以下のような文章を言います。

I will have been doing my homework until dinner.
(私は夕食の時間まで、宿題をしているでしょう。)

未来完了進行形の難しいポイントは、なぜこれが、未来進行形ではいけないのかというところでしょう。

この文章を文法的に未来進行形に書き換えると下記のようになります。

I will be doing my homework until dinner.

ちなみに和訳しようとすると、上記の未来完了進行形と同じ文章になってしまいます。

しかし文法的にこの文章を未来進行形にすることはできません。

未来進行形は、未来の一時点において継続してやっている動作を表す時制だからです。

一方未来完了進行形というのは、未来の一時点「まで」継続し、行っていた動作を表す時制になります。

この微妙な違いがわかるでしょうか。

この例文では、夕食の時間には宿題をやめることを意味します。

そして、その夕食の時間までは継続して宿題をしているということを表しているのです。

例文から未来完了進行形を理解しよう

未来完了進行形はちょっとわかりづらい時制の1つです。

日本語文法の時制はそんなに複雑ではないので、こうしたところは日本人にとって理解がしづらいんですよね。

ですから例文をたくさん見て、感覚で覚えることをおすすめします。

ここでは、未来完了進行形の例文をいくつか和訳と共に掲載するので、こちらも参考にしてください。

1)By next month, I will have been living in London for 5 years.
来月には、私は5年間ロンドンに住んでいることになります。

2)She will have been playing a video game by 9 pm.
9時まで彼女はテレビゲームをしているだろう。

3)He will have been waiting for you for more than 3 hours by the time you arrive there.
あなたがそこに着く頃には、彼はあなたを3時間以上待ち続けたことになるでしょう。

日本語にすると進行形の意味があまり感じられませんが、どの例文でもある一定の動作を一定期間継続していることを表しているのがポイントです。

まとめ

今回は未来完了形・未来完了進行形についてご説明しましたが、なんとなくイメージはつかめたでしょうか。

こうした日本語文法にない時制は、なんども繰り返すことで覚えていくしかありません。

まずは読んだり書いたりして文章の作り方やニュアンスに慣れ、ネイティブキャンプのレッスンなどで実際に使ってみて定着させていきましょう。

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