在宅ワークで英語力を活かす仕事とは?

英語力を生かす在宅ワーク

最近は在宅ワークをする人も珍しくなくなってきました。

エンジニアやデザイナー、ライターなどリモートワークをしやすい業種では在宅ワークで働いている人もたくさんいます。

満員電車での通勤もなく自分のペースで働くことができる憧れの在宅ワークです。

そんな在宅ワークですが、英語力を専門にした在宅ワークもあれば、英語力と他の仕事を掛け合わせることで需要がある仕事もあります。

今は世界がオンラインでつながっている時代です。

世界で広く使われている英語ができると在宅ワークもしやすくなります。

あなたの眠っている英語力も実は在宅ワークで活かせる可能性があるかもしれません。

本記事では英語力を活かせる在宅ワークをご紹介します。

スキルを在宅でシェアできる
ギグ・エコノミーの時代

ギグ・エコノミー(Gig Economy)という言葉をご存じでしょうか。

Gigはライブハウスなどでその場限りで行う公演のことです。

その場限りの演奏という意味から転じて、一回限りの仕事という意味もあります。

現在ITの進歩によって、仕事をオンライン上でやりとりするプラットホームが発展しました。

例えば日本ならばランサーズやクラウドワークス、ココナラなどが仕事をオンライン上でやりとりできるプラットホームとして有名です。

在宅ワークに限らずUberやGrabTaxiなど配車アプリもギグ・エコノミーの流れの一つです。

配車アプリは日本ではあまり聞きなれないかもしれませんが、海外旅行や仕事で行く人なら今やお馴染みなのではないでしょうか。

このようにオンラインでもオフラインでもギグ・エコノミーが近年、当たり前になってきました。

スキルを在宅でシェアし、一回限りの仕事やプロジェクト単位の仕事をすることが現代では容易になってきていますよね。

このようなギグ・エコノミー化が急速に在宅ワークを普及させ、今や専業主婦の副業から本職として在宅ワークをする人まで、様々な働き方をする人が増えてきています。

在宅ワークのメリット・デメリット

在宅ワークに馴染みのない方のためにメリットとデメリットもお伝えします。

通勤もなく自分のペースで働きやすい在宅ワークは、魅力的な働き方のひとつですがデメリットもあります。

あなたの性格や適性に合わせて、在宅ワークを取り入れるかどうかを決めると良いでしょう。

在宅ワークのメリット

在宅ワークのメリットは

・通勤がない
・転勤がない
・自分のペースで働きやすい
・子育てと両立しやすい
・職場の人間関係にあまり悩まなくて済む

在宅ワークならば職場に通うことでかかるストレスがありません。

オフィスなどに通う場合は、日々の通勤が負担になるでしょうし、場合によっては転勤をしなければいけないこともあるかもしれません。

そして上司に目の前で管理され、職場の人間関係で悩むこともあるでしょう。

女性の場合は、子育てと両立が難しく職場の人に理解を示してもらえないなど、様々な理由から仕事を続けにくくなってしまう状況に陥る可能性だってあります。

しかし在宅ワークなら出勤することで生じるストレスがかかりません。

また英語を活かす仕事が少ない地方や田舎に住んでいる人も、在宅でできる仕事を探せば選択肢も広がります。

在宅ワークのデメリット

在宅ワークにはもちろんデメリットもあります。

・家から出る機会が少なくてこもりがちになる
・孤独になりがち
・オンとオフの区別がつきづらくなる

在宅ワークだと家から出る機会が少なくなりがちです。

またオフィス勤務と違い、一人で仕事を進めることも増えるため孤独を感じてしまう人もいるかもしれません。

そしてオンとオフの区別がつきづらく、生活にメリハリが出ないことで悩む人もいます。

在宅ワークをするなら、家にこもりすぎないような工夫をすると気分転換もできて良いです。

アウトドアな趣味を持ったり、友達と会う時間を作ったりなど、意識的に外に出る機会を設けるようにすると良いでしょう。

それが難しい場合は、在宅ワークと他の職場に通う仕事を掛け合わせる働き方もあります。

在宅ワークを必ずしも専業にする必要はありません。

事情は様々ではありますが、オフィス勤務の仕事と在宅ワークの両方をする人も最近は増えているようです。

あなたの英語を在宅で活かす働き方改革

在宅ワークといっても正社員でリモートワークをする働き方もありますし、アルバイト・パート、さらにはフリーランス、副業など、自由な働き方を選ぶ人もいます。

在宅ワークでも十分に稼げるようになったことで、あなたに合った働き方を選びやすい時代になったのです。

アルバイト・パートタイムも
同一労働、同一賃金へ

アルバイト・パートタイムも、働き方改革で正社員との待遇格差を是正する動きが出てきました。

欧米では同一労働・同一賃金がスタンダードですが、日本もグローバルスタンダードな働き方に少しずつキャッチアップ(Catch up/追いつく)しています。

こういった変化が、働き方だけでなく雇用形態も選びやすく、雇用者に対し平等な社会を作ろとしているのです。

副業が当たり前の時代

働き方改革では、副業も推奨されるようになりました。

今まで給料や雇用の不安定さから踏み出せなかった人や、住んでいる場所の関係で好きな仕事をできなかった人たちが、在宅で働くことにより自分の得意分野で仕事を得ることが容易にできるようになるのではないでしょうか。

皆さんもやらされる仕事より、自分のやりたいことを好きなだけやれる仕事の方が、モチベーションが上がりますし、何より仕事に対するパフォーマンスやクオリティが格段に上がりますよね。

これらは政府も推進していることであり、日本の社会を大きく変えるきっかけになるかもしれません。

・フリーランスでも英語を活かせる

どこにも雇われない働き方、フリーランスも増えてきました。

英語に関するフリーランスとして、在宅で仕事をしている人もたくさんいます。

英語を真剣に勉強すれば、在宅ワークでフリーランスをすることも決して不可能ではありません。

それでは、在宅ワークができる英語に関する仕事はどのようなものがあるのでしょうか?

続いては皆さんが気になっているであろう、フリーランスに人気の英語の仕事を紹介します。

・在宅ワークでできる英語の仕事

冒頭でも話しましたが、英語そのものを専門にした在宅ワークもあれば、他の仕事と英語を掛け合わせることで価値が出る仕事もあります。

・翻訳

翻訳者は昔から人気のある、英語力を活かした在宅ワークです。

簡単に言うと、英語を日本語に訳して文章にしていく仕事です。

翻訳は英語を専門にした仕事なので、かなり高い英語力が求められます。

目安としては最低でも英検準1級以上TOEIC900点以上は必要です。

英語を活かした在宅ワークをしたい人は世の中にたくさんいますし、翻訳者を目指して勉強していると言う人も珍しくありません。

そのため翻訳者として在宅ワークを得るには、突出して高い英語力が必要です。

そして、翻訳者は英語だけ上手ければいいというわけではありません。英語をうまく表現する国語力も求められます。

・貿易事務

最近では、貿易事務を在宅ワークに外注するケースも増えてきました。

正社員として貿易事務を雇うより、外注化する方が人件費を抑えられるためです。

求められている英語力は会社によってまちまちですが、TOEICでは800点前後は必要です。

また、貿易事務を会社でしていた経験があると、在宅での貿易事務もしやすくなります。

・オンライン英会話の先生

近年オンライン英会話は急速に普及し、時間や場所を選ばずに英語を勉強できるため、多くの人がオンラインで英会話を学んでいます。

講師の多くがフィリピン人など外国人講師ですが、
「日本人講師から学びたい」
と思う英語学習は多くいますので、日本人講師の需要も増えています。

求められる英語力は会社によって変わりますが、実践的な英会話力と指導力や表現力が必要です。

もちろんオンラインでTOEICや英検などの指導をする場合は、TOEICや英検などの実績もないと指導は難しいかもしれません。

・在宅で英語教室を開くこともできる

オンラインに限らず在宅で英語教室を開くこともできます。

オンライン英会話と違い、集客をするときに家の近くのエリアから生徒を集めなければならない難しさもあります。

しかし集客しやすいところに家があり、営業力があれば自宅での英語教室もできるでしょう。

私も小学生の頃、隣の家の奥さまが元国際線の客室乗務員の方で英語を教えていただいた経験があります。

近所の子どもに英語を教えるところから始めてみても良いのではないでしょうか。

・Webライター

Webライターも在宅ワークをしやすい業種のひとつです。

Webライターの仕事の中には英語力が求められるお仕事もあります。

例えば私はアメリカ株のメディアでも連載をもっていますが、アメリカ市場の動向を追うために英語で現地の情報を追いかけます。

また海外のクライアントから仕事を引き受けるため、多少の英語を使うこともあります。

例えば英語の財務諸表などを読むことが多いです。

そのほかにも英語力があると有利な案件も多いため、英語ができると仕事の幅が広がります。

英語を直接の専門にしなくても、英語とライターを掛け合わせることでできる仕事が増えるのです。

・プログラマーも英語ができると有利

リモートワークしやすい仕事のひとつがプログラマーやWebエンジニアです。

例えばWebサイト制作やアプリ開発などの仕事があります。

プログラミング言語は世界共通であるため英語で学べると有利です。

またエンジニア同士で国内外でやりとりするときに、英語でやりとりすることも珍しくありません。

英語そのものを使う仕事ではなくても、プログラミングと英語を掛け合わせると在宅ワークやリモートワークしやすくなります。

英語ができると在宅ワークの選択肢も広がる

前述させていただいた通り、英語力そのものの専門性を活かした翻訳家や貿易事務、英語の先生をはじめ、他の得意なことと英語力をかけ合わせると、在宅ワークの選択肢が広がります。

また在宅ワーク以外にも英語を勉強するメリットはたくさんあり、近年は日本の企業に入社するときに英語力が求められることがありますので、英語ができる人の方が就職に有利なことはわかりますよね。

海外で働くときにももちろん役に立ちます。

最近では外国人が日本の職場に増えているため、英語ができないとコミュニケーションに困ることすらあります。

特に実践的な英語力を身につけたいという人は、ネイティブスピーカーと話す機会を多く設けるべきです。

時間と場所を選ばずにネイティブスピーカーと英会話の練習ができる、オンライン英会話のネイティブキャンプは英語のトレーニングにおすすめです。

家にいながらにして本格的な英語力を身につけられます。

まとめ

在宅ワークで仕事をするのが珍しくない時代です。

英語の在宅ワークもありますし、他の仕事でも英語力を掛け合わせることで有利になる仕事もたくさんあります。

翻訳・貿易事務・オンライン、オフラインの英会話の先生、ライター、プログラマーなど、もしも英語が得意なのに活かす機会がない人は、在宅ワークの仕事を探してみるのも良いでしょう。

きっとあなたの得意を活かせる仕事が見つかります。