「センター英語でどうしても8割以上取りたい!」
「なかなかセンター英語の点数が伸びない!」
「時間が足りない!」
こんな悩みを抱えている受験生の方はいませんか。MARCHや早慶上智など難関大学に挑むためにも「センター英語で8割」は非常に大きな基準の一つになります。しかし、多くの受験生がこの基準に届いていないのが事実です。
「頑張って勉強しているのに!」と嘆いている学生も多いことでしょう。しかし、ただ闇雲に勉強したからといって点数が伸びるわけではありません。しっかりと自分の中で何が原因で、どんな風に勉強したらいいのか考え、勉強していかなくてはならないのです。
そこで今回は、センター英語で8割取るためのコツについて、設問別に解説していきます!
センター英語の配点って?
まずセンター英語で重要なのはどこで点を取るかです。点数が取れるか取れないかのターニングポイントは、基本的に「長文読解」で点数が取れるかどうかにかかってきます。
なぜ長文読解が重要なのか理解するために、2018年のセンター英語の配点の割合を見てみましょう。
・大問1(アクセント・発音) 14点
・大問2(文法問題) 47点
・大問3(不要文選択・対話文完成・意見の要約) 33点
・大問4(図表問題読解) 40点
・大問5(長文読解)30点
・大問6(長文読解)36点
大問4~6の読解系の設問の点数配分を見てもらうとわかると思いますが、この3つの設問だけで、「106点」もの点数が入っていて、点数の約半分ほどを占めています。また、大問3も読解系としてカウントすると、「139点」と、約7割という驚異的なボリュームです。
大問4~6は、1問4~5点ほどになってくるので、1問落とすだけで非常にダメージが大きいことも点数に響いてくる要因として挙げられます。このように長文読解は、センター英語で8割に届くか届かないかというポイントに関して、非常に重要な要素であるということが分かります。
配点からわかる傾向と対策
配点からわかることは、「長文読解」を安定して取れれば取れるほど、8割に近づいていき、逆にここが取れないと、8割に遠のいていくということが分かるかと思います。つまりセンター英語を制するために非常に重要なのが、「英文を正確に速く回答する力」であるということが分かりますよね。
どの英語レベルの人にも言えることは、「点を取っていきたいのであれば、対策するべきは長文読解である」ということです。ただ、覚えておいて欲しいことは長文読解が出来る人は、絶対に文法を解くのも得意であるということです。
読解が出来るということは、文法をしっかり理解して読み進めることが出来ているということなので、とても深い理解力を持って文法の問題も解くことが出来ます。そのため、文法の勉強を並行しつつ、常に長文読解を練習していくというスタイルで学習することが重要です。
センター英語 設問別勉強法!
では、次に設問別にどのように勉強していけばいいのかについて詳しく解説していきます。
大問1 発音・アクセント
例年、この大問1の発音とアクセントの問題は変わっていません。発音問題が3問、アクセント問題が4問必ず出題されています。ここを毎回外してしまう人も意外と多いですよね。しかし、実はこの設問に関しては、そこまで頑張って勉強しなくても解くことが出来るのです。
大問1 回答のコツ
この問題、実は、ほぼ「暗記」です。どれだけ実践的に過去問を解いたのかにかかってきます。勉強方法としては、単語を覚える際に、一緒にアクセントと発音も覚えてしまうというのがおすすめです。
いちいち発音の問題集を買って対策をするのではなく、単語を学習する際に、単語の下についているアクセント記号を覚えるのが効果的です。
また、最近は単語帳ごとにアプリがリリースされていて、いつでもどこでもその単語の発音を聞くことが出来るので、とても便利に勉強することが出来ます。積極的に発音を意識して覚えるようにしましょう。
大問2 英文法・語法
文法は、学校でも1番重点的にやる勉強なのではないでしょうか。設問としては、ここも毎年ほとんど同じで以下のような設問構成になっています。
A 4択の英文法・語法問題
B 整序英作文(並び替え)
C 対話文の完成
4択の英文法・語法問題に関しては、1点の重みはそれほどではないので、1つ落としたところで問題ありませんが、並び替えと、対話文の完成に関しては、積み重なると意外と大きな点数のウエイトを占めてくるので気をつけましょう。
大問2 回答のコツ
大問2に関しては、いかに文法問題集をしっかりやったかにかかってきます。文法・語法問題集とは、「Next Stage」や「Upgrade」などの、まさにセンター英語大問2のためにあるような、文法に関する問題集のことです。
Next Stage

Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服
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UPGRADE

UPGRADE英文法・語法問題文法・語法・語い・熟語・会話・発音/アクセント―〈データ分析〉大学入試
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これらの問題集きちんと何周もして暗記することが出来ていれば、基本的には問題なくこの大問2を8割取ることは出来るでしょう。
この問題に関してはテクニック的な要素はほとんどなく、しっかりと頭に文法が入っているかどうかで変わってくるので、ここで点数が取れないのは、明らかにこういった問題集を出来ていない証拠です。もう一度しっかりと勉強しましょう。
大問3 不要文選択・対話文完成・意見の要約
この大問3からいよいよ本題の長文読解部分に突入していきます。大問3は、不要文選択と対話文完成、そして意見の要約となっていて、文章を読んで、明らかにおかしいという部分を問うことによって、なんとなくではなく内容を理解出来ているかをテストしています。
大問3 回答のコツ
大問3は、長文でもなく、短文でもない、中途半端な長さの文章を読むので、その後の長文のボリュームを考えると、そこまで時間をかけずに読むことが重要です。ここで重要なのは、文章の流れを読むことです。文章の流れを読んで一貫性の無い部分を見つけ、違和感を感じられるかどうかが正答のコツになってきます。
つまり、全体的に一通り読んで、一発で理解する精読力が非常に重要視されるので、普段からどのように文章を読んでいくのかが非常に重要です。なんとなく問題を解いて終わりではなく、問題を解いた後に深くその文章を理解しているかといったところが問われるので、是非日頃から注意して問題を解くようにしてください。
大問4 図表問題読解
大問4の図表問題読解は、意外と苦手意識を感じている受験生が多い印象です。大問4では、図・表・グラフなどを含んだ長文を読んで、設問に答えていきます。この設問の怖いところは、一度迷ってしまうととんでもない時間を無駄にしてしまうところがあるという点です。
ここで時間をかけてしまうと、残りの大問5・6に大きく響いてきてしまうので、理想はあまり時間をかけずに問題を解くことです。
大問4 回答のコツ
大問4は実は、読まなくてもいい文章がとても多い設問です。なぜあまり読まなくていい文章が多いかというと、この問題の答えは主に図や表の中にあるからであって、答えが文章中に書かれている部分はピンポイントです。
そのため、この設問を回答するためには、いち早く大事だと思うキーワードまで辿り着いて、大事だと思うところを重点的に読み込んで回答することです。
前後のコンテキストは確かに重要ですが、全て読んでいると無駄な部分に時間を割いてしまうので、まずざっと一通り読んだ後に、答えがありそうな部分を探すことが重要です。ピンポイントで見つけることで回答スピードが格段に上がるので是非とも試してみてください。
大問5・6 長文読解
大問5・6の長文読解は、あなたのスコアを左右するといっても過言では無いくらい重要な設問です。ここを回答することが出来れば十分なスコアが取れるようになりますし、8割越えの180点、190点も十分見えてきます。
私大を受ける人は、このセンターでの得点が、各大学の長文読解の問題でどのくらい点数を取れるかの一つの目安になってくるので、絶対取りたい設問ですよね。
大問5・6 回答のコツ
回答のコツとしては、これはこの大問5・6に限ったことではなく、全ての英語長文読解を解く際にも言えることですが、「設問から先に見る」ということです。どんなに難しい英文でも答えは必ず文章の中にあります。その部分に辿り着けるかどうかが重要なポイントなのです。
設問から先に見るとどんなメリットがあるかというと、まず「何を探したらいいのか」が明確になります。すると、文章をなんとなく読んだ時点で、だいたいどこに答えが隠れているのかが明らかになるのです。
大切なところをかいつまんで読むことで、時間が短縮出来るとともに、正確に読むことも出来るので是非とも、こういったことを心がけて読むようにしましょう。
センター英語で8割取るために必要な力とは?
速読力
センター英語で点数を取るために必要なのは、圧倒的に「速読力」です。速読力を身につけると、最後まで問題を解答することで得点率が非常に高くなりますし、8割以上も安定的にとれるようになってきます。
速読力を身につけるために効果的なトレーニングは、とにかく「大量の英文を読むこと」と「音読」です。この2つが英文を早く読む上で非常に重要なポイントになってきます。まず長文読解は、筋トレと同じで、やればやるほど力がついていきます。
日々どのくらいの英文を読み、解いているかが非常に顕著に出るので、とにかく地道に長文読解の問題を解くことです。
もう1つ重要なのが、音読です。音読をして声に出すことで、文章を追って理解していくスピードが格段に上がっていきます。すると、問題を解くときもいつもの音読の速さで読み、理解することが出来るようになるので、とてもおすすめです。
まとめ
今回は、センターで8割を取るためのコツについてご紹介していきました。センター英語は愚直に勉強していけば必ず結果が出てくるものです。
受験生のみなさんはぜひ本記事で紹介したことを参考にして、回答を意識してみてくださいね!
ネイティブキャンプでは長文問題を解くためにインプットした英語を、アウトプットすることができます。英語は喋らなければ上手くなりません。いくら文法や英単語をたくさん覚えても、使えなくては意味がないですよね。
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【現在の仕事】
Webライター
【経歴・職歴】
・法政大学文学部出身
・学生時代はBBQ場でのアルバイト、プログラミングスクールを運営する企業、レシピ動画メディアを運営する企業にてインターンを経験。
バックパッカーとして海外旅行もしていました。
・部活動:小学校~高校まで野球をやっていました。
【趣味】
「スケートボード/スノーボード」「野球」「旅行」「料理」など