英語の長文要約問題!解き方のコツと対策

最終更新日:2019-05-26

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英文の長文問題はさまざまなトピックを扱った問題が出題されます。

頻出されるテーマとしては経済、社会、科学、文化、医療(健康)を扱ったものが取り上げられています。

予備知識があれば多少知らない単語があって意味が分からなくても内容を把握することができ、読解力は上がります。

そのため、日頃から自分でニュースや新聞記事、論文、雑誌等に触れ、多くの情報を収集して最新の動向を押さえておくことが重要になってきます。

文学部や偏差値の高い大学の入試では、長文の問題形式の中で文の概要をまとめ、著者の論旨のポイントを押さえる、という設問が出題されることがよくあります。

空所に適切な言葉や表現を入れて、要約された記事や文章を完成させます。

 

要約は英語でSummary、読み方はサマリーです。

そこで、筆者の展開した見解に沿って適切な語句を選ぶ際は、そのパッセージの主題や主張・結論などを押さえる、という勉強法をおすすめしています。

長文読解の練習や対策を行う際のコツは、空所前後の文脈を大きく捉えて解答することです。多くの問題集を解き、手順や形式に慣れるように受験対策します。

長文問題は語彙の増強も大切なので、知らない単語やフレーズが出てきたら英単語を書き出して意味を辞書で調べておきましょう。

 

長文要約問題の傾向と対策

要約問題の解き方のコツ

要約文のような形の文章を完成させるとき、基本は元となる英文から抜粋した箇所を完成させます。また、部分的に引用したある一文から名詞や動詞などの品詞を見分けるような問題もあります。

要約された元の英文と完成させる表、図、文章には、話のつじつまが合うように文章の最初と最後の時系列や時制にも気を配ります。

次に英文を完成させたときにきちんと意味が通るか、与えられた問いに対してその通りに答えているか注意を払います。

例えば「三文字以内で答えなさい」という場面では、一連の指示通りに三文字以内で答えているか注意しましょう。

リストから選んで答えるような場合には、そのリストから適切な語彙やフレーズを選びます。

 

次に時間配分にも気を配ります。

分からない問題があったとき、いつまでも悩んでいると時間はあっという間に過ぎてしまい、全部の問題に目を通すことができなくなってしまいます。

そのため、あまり一つの問題に時間をかけすぎないようにしましょう。

要約問題は元の文を簡潔にまとめたものです。そのため、同じ語彙を繰り返して使用しているとは限りません。

類義語や似たような意味となる語や同義語による言い換えを用いています。
日頃から辞書や参考書などを利用して英単語力を高める努力をしましょう。

 

問題文は説明文を伴うものが多く、プロセス、一連の出来事、メモ、表、フローチャートなど多岐に渡ります。

答えは元の文章にありますが、パッセージ全体に散らばっているので情報収集するときに必要なスキルが求められます。

長文問題を解く際に最大に必要とされるスキルとは、問題で求められている情報に対していかに素早く情報を見つけられるか、情報を読み取る速さと読解能力です。

その力を伸ばすためにいかに多くの背景知識をつけるかということも重要になってきます。

日本語で読んでも分からない内容は英語でも分からないはずです。その際に全体を素早く読むSkimming(スキミング)が必要になります。

スキミングは文章全体を素早く読むスキルのことで、何が書かれているのか英文全体の構造を掴み、トピックの概要を読み取る能力です。

また、長文問題などでリーディングを素早く行う際に特定の情報を探し出すスキルも必要になります。

具体的には日付や数字、名前などを探し出す能力のことでScanning(スキャニング)といいます。

 

試験の際のアドバイス

長文問題に共通したアドバイスですが、スキミングして文章の大まかなアウトラインを把握します。

それからパッセージ全体の主題となる導入パラグラフ、主題を支えている文章の本体パラグラフ、パッセージ全体の要約となっている結論パラグラフに書かれている内容を見ていきます。

上記のような手順でまず文章全体の概要を掴むためのスキミングをし、各パラグラフの内容を把握していきます。

文章の中で繰り返し出てくる単語はそのパラグラフのトピックの概要になっていることが多く、主題(トピックセンテンス)を探る目安になりますので特に注意しましょう。

 

問題文の見出しなどは答えを探し出す際に重要なヒントとなっていることがあります。そして長い文章を読むときには「いつ、どこで、誰が、何を、どうやって」などを整理しながら作業を進めていくと分かりやすいです。

 

論文などの問題では筆者が研究者や科学者である場合が多く、その人物の名前に○をつけ、どのような発言をしたのか本人の主張をアンダーライン等でチェックしておくと後で見返したときに分かりやすいでしょう。

品詞を答える問題では前後の単語に注意します。

例えばbe動詞の後には、形容詞や名詞、あるいは動詞の過去分詞などが入ると予測できます。
文法の知識があれば前後の文脈から比較的容易に答えを導き出すことができます。

知らない単語があってもこのようにして適切な解答をしぼっていけるのです。

また、文同士をつないでいる連結語や話の流れにも注意します。
例えば、ある主張に付け加えたい情報があるときin addition(加えて)also(また)が入ります。

対比をしている場合On the other hand(一方で)On the contrary(逆に)といったフレーズが入ります。

連結語は、「追加、例、理由、対比、条件、結果、要約」などがあります。

このような繋ぎ言葉にも注目しながら文章を読み進めていきましょう。

 

長文問題で扱われるトピックとフレーズ

要約問題の例題

Aromatherapy

A: Aromatherapy is a fragrant cure with the pleasant fragrance of herbs or flowers. Professional aromatherapists focus very specially on the controlled use of essential oils to treat ailments and disease and to promote physical and emotional well-being.

 

B: Almost all essential oils have antiseptic properties and are able to fight infection. Many essential oils can also be used to reduce aches and pain ― just to mention a few of their amazing therapeutic properties.

 

C: Many essential oils perform more than one function and will help you treat a wide range of common physical ailments and emotional problems. The beauty of aromatherapy is that you can create a blend of oils that will benefit both in one treatment.

 

D: Some essential oils have effects similar to antidepressant drugs, according to the Olfaction Research Group at Warwick University in England. For example, the scents of various citruses such as orange helped his patients overcome depression. Psychologists help people overcome anxiety, tension, and mood swings by having them associate a scent with feelings of rest and contentment.

出典参考元:新セルフスタディ IELTS 完全攻略(一部抜粋)
Anthony Allan著
片岡みい子訳

 

アロマテラピーに関する文章の問題を具体例としてご紹介します。

各段落A~Dの英文の要約文を完成させます。重要な箇所にはアンダーラインを引いています。
答えはリストの中から選ぶようになっています。

 

Questions

Complete the summary with words (A-L) from the box below.

Aromatherapy makes use of essential oils found in plants to treat and cure patients who have ailments and diseases. It is also used by professional aromatherapists to promote emotional as well as physical ( 1 ). Many oils contain excellent ( 2 ) for healing various physical problems and conditions. In addition, aromatherapy can be used to have a significant effect upon our ( 3 ). For example, simply peeling an orange can make a person feel more positive. In order to treat a wide range of physical ailments as well as emotional problems simultaneously in a single treatment it is possible to create a ( 4 ) of oils.

リスト:
A: feelings  B: views C: difference  D: mixture E: medicine F: body  G: bottle
H: qualities  I: winning J: exercises  K: health L: stress

 

アロマテラピーの要約文を完成させるため、リストA~Lの中から適切な答えを選びます。

元の文章と要約文を照らし合わせながら読んでいきます。
(例題のため、文章を抜粋しています)

具体的に見ていきます。

段落Aではprofessional aromatherapistsというフレーズにアンダーラインを引きます。
同じフレーズを要約文の中から見つけ出して照らし合わせ、この問題の関連情報と同じ意味になるように(1)の中に適切なフレーズを入れます。

同時にphysical and emotionalというフレーズも見ていきます。

この後にwell-bing(健康)という語句が入っているので、要約文にもwell-beingと同義語が入ります。

すると答えはKのhealthとなります。

 

同じような要領で以下の段落も見ていきます。

段落BではAlmost all essential oils haveとMany oils containが同じような意味になるので、アンダーラインを引きます。

また、amazingとリンクしている語句のexcellentに注目します。amazing以下はtherapeutic propertiesというフレーズになっていることに気がついたでしょうか。

そのため(2)にも同義語が入ります。
propertiesとは特性という意味になりますので、リストの中から選んだ答えはHのqualitiesとなります。

 

ここで一つ注意したいのが、
要約文での設問は元の文章の段落通りに登場することが多いのですが、順番が前後していることもある
ということです。

今回の設問では、段落CとDの順番が逆になっています。

要約文の(3)のキーワードであるeffectとその後に続くオレンジに関する例文を見れば分かります。
そのため、先に段落Dを見ていきます。

 

Some essential oils have effects similar to antidepressant drugsという文を見てみましょう。

エッセンシャルオイルは抗うつ剤と似たような効果があると書いてあります。

その後に続く文章にも
anxiety, tension, and mood swings by having them associate a scent with feelings of rest and contentment.
と書いてあります。

つまり安心感と満足感を香りと関連づけることによって不安、緊張、気分の揺れを克服できると言っています。

何に対して効果があるかといえば、感情や気持ちなどの心理的なことです。そのため答えはAのfeelingsとなります。

 

最後に段落Cを見ていきます。
physical ailments and emotional problemsは、
physical ailments as well as emotional problems
と対応しています。

文末はin one treatmentとなっており、要約文のin a single treatmentと関連しています。

 

これらのフレーズの周辺から答えを導き出します。

ここではcreate a blend of oilsという文にヒントが隠されています。

要約文の方を見てみると同じようにcreate という語句が使われ、その後続くフレーズは、a ( 4 ) of oilsとなっています。

 

つまりa (4) of というフレーズから推測すると、ここには名詞(句)が入ります。
元の文章がblend(混合、調合)なので、ここに入る答えはDのmixtureになります。

 

トピックに関するフレーズ

上記のアロマオイルの文章の中には、前述したin additionやfor exampleのような連結語が出てきました。
長文読解には、こうした形式ばった表現がよく登場します。

また、ビジネス英語で文書を英作文するときも、こうした連結語をうまく使うことが求められます。

そこで、ここでは知っていると特に役に立つフレーズについてご紹介したいと思います。

追加/付加に使うフレーズ:
and(そして)
also(また)
too(…も)
as well as(…も)
in addition(加えて)
not only A but B(AだけでなくBも)
likewise(同様に)
similarly(同じく)

 

例/たとえに使うフレーズ:
in particular(とくに)
for instance(たとえば、例として)
for example(たとえば、例として)
such as(…のような)

 

理由に使うフレーズ:
because/as/since...(…なので、…ゆえ)
the reason why(なぜかというと)
cause...(…の原因となる)
due to...(…のために)

 

対比に使うフレーズ:
but(しかし)
On the other hand,(一方で、)
On the contrary,(逆に)
even though(たとえ…でも)
although(…であるけれども)
while(一方…)
whereas(…であるのに、ところが)
in by contrast(比べると)
compared with(…と比較すると)
despite(…であるのに)
instead of(…の代わりに、…でなくて)
in spite of(…にもかかわらず)
however(しかしながら)
alternatively(代わりに)

 

条件に使うフレーズ:
if...(もし…なら)
unless...(もし…でないなら)
so that...(…であるように)

 

結果に使うフレーズ:
as a result(結果として)
therefore(それゆえ)
so(それで、だから)
consequently(結果的に)

 

要約に使うフレーズ:
In summary,(要約すると、)
In conclusion,(結論は、)
In sum,(要するに、)
To sum up,(要約すれば、)
Overall,(結局、)

 

まとめ

今回は実際に例題を解きながら、具体的にどうやって要約文を完成させるのかご紹介しました。

また長文読解やリーディングに必要なスキル・学習法、役に立つフレーズも掲載しましたので今後の学習に役立てて下さい。

 

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