そのカタカナ英語は伝わるの?語源を知って英語の知識を広げよう!

最近では、英語が語源のカタカナ用語がとても増えていますよね。「使えるとちょっとインテリっぽい」、「カタカナばかりで何を言っているかよくわかんない」、など様々な意見があると思いますが、今回は英語の文法や学習の観点からカタカナ英語の語源を紹介したいと思います。もともとの英語の意味を理解することで英語能力をアップさせましょう。

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ビジネス編 某知事もよく使うカタカナ英語など

ビジネスシーンでよく使われるカタカナ英語。例を挙げればきりがないので、みなさんも一度は聞いたことがあるような言葉を集めてみました。

・legacy

テレビのテロップなどでは「レガシィ」と記載されていますが、これは「遺産」という意味ですね。

よく「レガシーな○○を作る!」という使い方を見ますが、legacyは名詞なので、ちょっとおかしな使い方ですよね。レガシー的な、というとちょっとわかりやすいかもしれません。またこの単語はどちらかというと世界遺産的な意味よりも相続した遺産の意味の方が強いです。後世に残したい遺産的な意味で使う場合は、heritageの方がしっくりきますね。世界遺産もWorld Heritage Siteといいます。

・assign

「このプロジェクトのリーダーにアサインされた」、と言ったりしますが、assignは動詞です。任命する、指定するという意味がありますが、この日本語の使い方だと「リーダーに任命されたされた」と、直訳すると「腹が腹痛」のような二重で言葉と使っているのでおかしいですよね。

・agenda

「今回のプロジェクトには複数のアジェンダが存在する」などと使われますが、agendaは可算名詞なので「複数の」と使う場合は、複数形のagendasを使います。英語的に考えると「今回のプロジェクトには複数のアジェンダァズが~」が正しい使い方ですね。

・evidence

エビデンスは証拠や言質をとる際に使われますが、これは英語も一緒で、「証拠」という意味です。

・opportunity

これは名詞で「機会」、「チャンス」という意味ですが、わざわざオポーチュニティというより「機会」といった方が早いし伝わりやすいと思います。

・commit

「結果にコミットする」というセリフを耳にしたことがある方も多いと思いますが、commitは「委ねる、約束する」という意味を持つ動詞です。この日本語の使い方もおかしいですよね。ちなみにcommitmentが名詞で「約束」という意味ですので、正しい使い方をするのであれば、「結果をコミットメント(約束)する」の方がよさそうですね。

・consensus

これは意見の一致、総意という意味です。「議会で出席者全員のコンセンサスをとる」といったように使いますが、合意してもらう、ということです。

・scheme

「事業スキームを作成する」と使いますが、「事業計画、案」といった意味があります。日本人の多くは知らずに使っていると思いますが、schemeには「悪だくみ」といった意味合いもあります。英文で使用する際には勘違いされないように気をつけて使いましょう。

無理にこの単語を使わなくてもplan, program, projectなど類義語は多くあります。場面に合わせて使えるようになると英会話能力もグッとあがります。

・facilitator

会議などでファシリテーター(司会、進行役)を誰かに務めてもらうことがありますが、もともとの英語の意味は「物事を円滑に進める人」。意見を上手く取りまとめたり、議題に沿ってうまく進行する人のことを表します。

・budget

バジェット=予算 のことですね。tight budgetなどは英語を使う国でも通じます。厳しい予算、旅行などであまりお金がない状況を表す時に使えるフレーズです。

・promotion

商品やサービスを宣伝する際に使われますが、promotionの意味は販売促進。他にも進級や昇進という意味もあります。

・PR

promotionの略ではありません。Public relationsの略で、public(公共の) relations(関係、関連)、転じて個人や企業が社会や大衆に宣伝や広報を通じて関係性をよくするという意味があります。

日常編 普段使っているカタカナ英語の意味も知っておこう

さて、ビジネス編では聞いたことはあるけど使ったことがない、という言葉もあったと思います。日常編では誰もが一度は使ったことがある言葉の意味を紹介していきます。

・dodge

「避ける」という意味の単語です。

dodge ball はドッジボールのことです。ボールを避けるが語源、だなんて面白いですね。

・sink

台所の流しなどをシンクというと思いますが、この単語には「沈む」という動詞の意味もあります。

・prepaid

前払いの、という意味のprepaid、プリペイドカードも現在では普及していますが。あらかじめお金を前払いしておいて、カードを利用して商品やサービスを受けることができるカードですね。

動詞として使う場合は、現在形がprepay, 過去形、過去分詞計がprepaidとなります。

・restructure

再編成する、再構成する、という意味ですが、私たちがよく使うのは、この言葉を省略した「リストラ」。首を切るという意味ではなく、会社などを再編成するということです。

・root

よく複数形で「ルーツ」と使われますが、もともとの意味は「根っこ、根元」、さらに意味を広げて物事の起源や根源などを表す時に使われています。

・antique

「アンティーク」というだけでイメージできるくらいに浸透している言葉ですが、もともとは「古くて価値のある」、「古風な」という意味があります。

英語学習者がカタカナ英語を使うのは要注意!

上記したようなカタカナ英語は誰でも使うことができるし実際によく耳にするものばかりです。意味がわからない言葉を聞くこともあるでしょう。しかし、その言葉を調べる時には要注意!

耳にした通りにカタカナで調べたらもったいないです。せっかくなので、言葉の語源から調べることをオススメします。英語学習者であれば、日常のささいなことも勉強時間にあててしまいましょう。もともとの英語の意味を調べながら覚えて英単語やフレーズの知識も広げれば一石二鳥です。

また、「アルバイト」(英語だとpart time job)のような語源が英語でない言葉もたくさんあるので注意しましょう。ちなみにアルバイトはドイツ語が由来です。

それと、日本人の感覚で作られた和製英語も海外では通用しないことが多いので気をつけた方がいいです。

英語を学習している時に気づく方も多いと思いますが、ノートパソコンはlaptop、ガソリンスタンドはgas station、シュークリームはcream puff、コックはchef、などなど通じる英語だと勘違いしてしまうものばかり。

まとめると、①英語が語源のカタカナ英語(アンティークなど)、②英語以外の言語が語源のカタカナ英語(アルバイトなど)、③海外では通用しない和製英語(ノートパソコンなど)と3つの種類に分かれます。それぞれ間違えないように覚えていきましょう。

カタカナ英語を英文で活用して自分の知識にしよう!

また、カタカナ英語を使えるように心がけるのではなく、英会話などで英語として使えるようになるとさらにいいですね。

I was assigned to the chief director. (私は部長に任命された)

「部長職にアサインされたんだよ~」よりもよっぽどかっこいいと思います。

英語をなかなか使う機会がない人は、オンライン英会話や英作文などで英語に触れる機会を増やしましょう。

どうしても英語や英会話で使うのが難しいという人はカタカナ英語から使いはじめるしかないですが、もともとの意味を踏まえた上で話していきましょう。そうすることで英語としての意味も自分の中の知識として蓄えることができます。

自分に必要な英語の単語やフレーズを完璧に覚えるのはとても長い道のりです。特に普段日本語しか使わない状況の中で生活している人は、こういう日本語のやりとりの中に隠れている英語なども覚えてしまい、限られた学習時間を有効に使えるようにしましょう。

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