【ビジネス英語必須表現】英語必須の職業もこのフレーズで安心!

昨今のグローバル化に伴い、英語がある程度できることを条件としている職業が増えてきています。今からそういった職業を目指す人も、すでにその業界にいる人も、英語が実用レベルで話せることが求められつつあります。今まで英語を苦手としていた人は、「普通の英語だってままならないのに、ビジネスで使う英語なんて無理だ!」なんて思ってはいないでしょうか。

でも実は、英語は日本語に比べると、ビジネス表現が難しい言語ではありません。基本的な日常会話ができるのなら、すぐに覚えて使うことができるでしょう。

ここでは、英語が必須になりつつある職業、そしてよく使うビジネス英語表現をご紹介します。

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現在英語が必須になりつつある職業!

まずは、英語が必須になりつつある職業とはどんな職業かを、ご紹介していきます。将来こういった職に就きたいという人も、今現在こういった職業だという人も、これからは英語が話せるようにならないと、仕事の面で困ることもあるかもしれません。

ITエンジニア

IT業界は、日本国内でもこれから外国人労働者が増えそうな業界です。ですから、日本にある日本の企業だったとしても、職場で同僚や取引先と話す際に、英語が必要になる場面が増えていくでしょう。

これはなぜかというと、最新のテクノロジーの大半がアメリカなど海外発になっているからです。そして、そういった情報も、まずは英語で配信されます。そのうちには和訳されることもあるでしょう。しかし、英語ができなければ遅れをとってしまうのは事実です。

また、IT先進国・IT新興国にあたる国々では、実用レベル以上で英語が話せる人口がとても多いのです。例を挙げると、IT先進国には、北欧諸国、シンガポール、アメリカ、イギリス、オランダ、スイスなどが挙げられますが、北欧やオランダでは、誰もが英語を話せますし、スイス人もIT関連企業にいる人は英語を話せます。

では、IT新興国ではどうかと言うと、インドや東南アジア諸国などがそれに当たりますが、こちらも英語が公用語になっている国が多く、IT関連企業では英語が必須です。

このように、ITが発展している国々には英語が話せる国が多く、そうではない国では、取引先が英語圏だったりするので、英語が話せることが必須になっているのです。

寧ろ、これだけITが発展しているのに、英語が話せない人が多いのは日本くらいかもしれません。

ITエンジニアの仕事は、設計やプログラミングだけなら日本語がわからなくても、そのプログラミング言語さえ分かれば仕事をすることができます。IT先進国・新興国に英語を話す人が多いということを考えると、例え日本国内の日本企業であっても、日本語があまり話せないものの、スキルの高い外国人技術者を雇うことが増えてくると考えられます。

そのため、これからは英語ができなければIT業界を生き抜くのは厳しいかもしれません。

EC業界

EC業界の「EC」とは、Eコマースの略で、電子商取引のことを指します。これがどういうものかと言うと、電子的な情報通信をつかって、商品やサービスの取引をすることです。

EC業界で代表的な企業というと、楽天やAmazonが当たります。

なぜEC業界では英語が必須になりつつあるのかというと、EC業界のマーケットはインターネット上だからです。つまりは、世界中を相手にビジネスをすることができる業界です。

EC業界の代表格である楽天が、社内英語公用語化を打ち出したのは、ニュースにもなったので記憶に新しい人もいるのではないでしょうか。楽天では、2012年7月から正式に英語を社内公用語としています。

2014年のデータですが、楽天社員のTOEIC®平均点は794点だそうです。しかも、新卒社員は入社時点でTOEIC®800点以上を取ることが求められているため、今から楽天に入りたい人は、高い英語レベルを求められます。

もう1つのEC業界代表格のAmazonではどうかというと、こちらは英語が社内公用語にはなっていないものの、英語力が必須のポジションでは、高い英語力を求められます。英語面接が行われることもあるようです。

そもそもAmazonの大元はアメリカですから、高い英語力がなければ出世は難しいかもしれません。

インターネットは世界中どこからでもアクセスできることもあり、EC業界は、グローバル化の影響を一番受けやすい業界だと言えるでしょう。ですから、EC業界で働きたいなら、英語を勉強する必要があるのです。

広告業界

これまでは特に英語力を求められると思われていなかった広告業界ですが、これからは英語力があった方が良いでしょう。これには、前述のグローバル化が進んでいることが関係しています。

国際的な横のつながりが、広告業界でも強くなりつつあり、海外の企業との取引や依頼が増えているようです。海外企業とのやりとりで必要なのは、英語力ですよね。

そして、逆に日本の広告業界でも、海外進出を進めている企業もあり、そういった企業では海外向けの部署を作っていることもあります。そういう部署ではもちろん英語は必須です。

IT業界や、EC業界に比べると、まだまだ英語の必要性は低い広告業界ではありますが、ジャンルを問わずさまざまな企業のグローバル化が進むにつれて、否応なしに国際的な取引が多くなる業界です。ある程度の英会話力を身につけていれば、今後役にたつでしょう。

この他にも、英語が必須になりつつある業界は増えてきています。インターネットを介して国際的に取引が行えるような企業では、言語の問題さえ関係なければ、どの国とも関わることができるのです。

そういった国際的な横のつながりが広がりそうな業界では、これからどんどん英語力が求められるようになってくるでしょう。

ビジネス英語表現にはパターンがある!

そんなグローバル化に伴う英語力の需要に応えるためには、ビジネスの場において使える英語力を身につけなければなりません。そういう風な言い方をすると、自分には無理だと感じてしまう人もいるかもしれません。

しかし、冒頭でお話ししたとおり、ビジネス英語は特に難しいものではありません。TOEIC®で言うと600点レベル、英検なら2級レベルの知識があれば、あとはその業界の専門用語だけ覚えてしまえば、すらすらと会話ができなかったり、会議に参加できなかったとしても、ビジネス上のコミュニケーションは可能です。

それは、ビジネス英語表現にはパターンがあり、しかもその文法や単語は日常会話でも目にするものばかりだからです。

では、場面別にビジネスにおいての表現をみていきましょう。

挨拶をする

まずは、ビジネス上の挨拶からみてみましょう。同僚や上司に対しては、砕けすぎないカジュアルな表現で十分です。

“Good morning, how are you today?”

といった感じです。朝以外は、HelloHiを使いましょう。

では、取引先など、かしこまる必要がある相手にはどうでしょう。これもそこまで変わりません。

例えば、久々に会う取引先ならこんな風に挨拶ができます。

“Good afternoon, Mr. XX. It’s wonderful to see you again. How have you been?”
(こんにちは、XXさん。またお会いできて嬉しいです。いかがお過ごしでしたか?)

How have you been?という表現は、久々に会う友達にも使えます。このように、英語では相手が例え目上の人だったり、丁寧に接する必要がある相手であっても、極端に言葉が変わることはあまりありません。

電話応対で使える表現

仕事をする上で必須の電話応対はどのような表現を使うのでしょうか。

鳴った電話を取る場合は、会社名しか言いません。また、個人電話宛てにかかってきた電話なら、あなたの名前を言いながら出ます。(日本では少ないかもしれませんが、海外では個人個人で携帯電話とは別に、会社の電話番号がある場合もあります。)

慣れていないと変な感じがしますが、ネイティブキャンプという会社名を使って例を表すと、

“NativeCamp.” というだけなのです。

もしも、その電話番号がカスタマーサポートなど、お客さんから電話がかかってきて何か対応する部署なら、

“NativeCamp, how can I help?” 
(ネイティブキャンプです。ご用件をどうぞ。)

となります。飲食店などでは、こう言われることが多いでしょう。

では、実際にビジネス場でよくある電話での会話例で、英語表現をみてみましょう。

A: NativeCamp. 
(ネイティブキャンプです。)

B: Hello, Could I speak to Mr. Yamada, please? 
(こんにちは。山田さんと話せますか?)

A: May I ask who is calling? 
(お名前をお訊きしてもいいでしょうか。)

B: Yes, this is Akiko Tanaka from ABC company. 
(ええ。私はABCカンパニーの田中あきこです。)

A: Thank you. Could you hold on a moment, please? 
(ありがとうございます。少しお待ちくださいますか。)

B: Sure.
(もちろんです。)

(一旦保留にして、保留を解除してから)

A: I’m afraid he is not here at the moment. Shall I take a message? 
(残念ながら、彼は今ここにいません。伝言をお伝えしましょうか?)

B: Could you tell him that I called? 
(私から電話があったことを伝えていただけますか?)

A: Certainly. Could I have your phone number please? 
(承知しました。お電話番号をいただけますか。)

B: Yes, it’s XXX-XXXX. 
(ええ。XXX-XXXXです。)

A: Thank you. I will tell him to call you back when he is back. 
(ありがとうございます。彼が戻ったら折り返すように伝えます。)

B: Thank you very much. 
(ありがとうございます。)

ここで注目していただきたいのは、

Could I speak to….

May I ask who is calling?

Could you hold on, please?

I’m afraid he is not here at the moment/right now.

Shall I take a message?

などの表現です。これは定型文として覚えましょう。

そのほかにも、電話の表現にはこんなものがあります。

Could I leave a message?
(伝言をお願いできますか?)

Could you tell him to call me back? (
彼に折り返しの電話をいただけるように伝えていただけますか?)

I’ll call him back later.
(またあとでかけなおします。)

Shall I have him call you back? 
(彼に折り返し電話をさせましょうか?)

ミーティングに参加する

会社で英語を使うという場合、ミーティングに参加して発言をする必要性が出てきます。

そんなときにはどんな英語表現を使えば良いのでしょうか。

まずは、相手の意見を訊いてみる場合です。こんな言い方ができます。

“How do you feel about ….?” 
(・・・についてどう感じていますか?)

“I’d like to hear your opinion about….” 
(・・・についてのあなたの意見をお訊きしたいのですが。)

“How do you think about …?” 
(・・・についてどう思いますか?)

“How do you think we should…?” 
(私たちはどうすべきだと思いますか?)

“What are your thoughts on …?” 
(・・・についてどうお考えでしょうか?)

言われた意見や考えに賛成したい時はこのように言います。

“I totally agree with you.” 
(あなたの意見に同意します。)

“Exactly.” 
(そのとおりです。)

“You’re absolutely right.” 
(本当にあなたの言うとおりです。)

もし、反対意見を言いたいということなら、このように切り出すことができます。

“I understand what you mean, but I think….” 
(おっしゃっていることはわかりますが、私は・・・と思います。)

“I see your point, but ….” 
(あなたの発言の主旨はわかりましたが・・・)

“I am not quite sure that is a good idea.”
(それが良い案か、あまり確信がありません。)

反対意見を言うときには、相手の発言を全否定するような表現は避けなければならず、さらにそれに理由も付け加える必要があるので、少し高度な英語が必要になるでしょう。

相手に自分の英語レベルに合わせてもらう

ミーティングや電話のとき、相手の話し方が早すぎて全くついていけなかったり、難しい単語がたくさん出てきて理解できないなんてこともあるでしょう。

ビジネスの上で、そんなことがあったとしても恥ずかしがらずに、自分のレベルに合わせて話してもらう必要があります。わからないのに、わかったふりをしていると、後で大変なことになりかねませんよね。

そんなときには、こんな英語表現が使えます。

“Could you speak more slowly for me, please?” 
(私のためにもう少しゆっくり話してもらえますか?)

“I’m very sorry but I couldn’t understand what you said.” 
(すみません。仰ることを理解できませんでした。)

“You are speaking too fast for me.” 
(あなたの話すスピードが私には速すぎます。)

“Could you explain that again?” 
(もう一度説明していただけますか?)

“May I confirm?” 
(確認させていただけますか?)

“Could I check if I understood you correctly?” 
(あなたをちゃんと理解できたか確認してもよろしいでしょうか?)

出来れば、スムーズに会話ができることが望ましいのですが、まだ英語レベルがおぼつかない場合は、このような表現を使って、相手の会話を理解しましょう。

ビジネスメールのマナー

最後にビジネスに必須のメールのマナーも少しご紹介しておきます。

ビジネスの場では、通常の会話よりもメールの方が、日常的に使う英語とは異なるかもしれません。

ビジネスメールはこのように書きます。

Dear Mr. Yamada,
(山田様)

Thank you very much for coming to our office yesterday. It was nice meeting you.
(昨日はうちの事務所までいらしていただきありがとうございました。お会いできてよかったです。)

Please see the attached file. I have revised the document as we talked.
(添付ファイルをごらんください。お話したように、書類を訂正しておきました。)

I hope to see you again soon.
(またすぐお会い出来ますように。)

Regards,

Akiko Tanaka

Regards,というのは、結語です。Best regards,とも言います。

これは、フォーマルすぎないフォーマルな言い方で、すでに何度もあったことのある取引先や、上司に対してはこれで通用します。

メールの相手の名前を知らず、「ご担当者様」という場合は、下記のようにいいます。

“Dear Sir/Madam”

“To whom it may concern”

結びの言葉は、相手のことをそこまで知らないという場合はこういったものを使ってください。とてもフォーマルな表現です。
“Yours faithfully, / Faithfully yours,”

Dear Sir/MadamやTo whom it may concernのように、相手の名前を指定しない場合は、これを使います。
“Yours sincerely, / Sincerely yours, / Sincerely”

送り先の相手の名前を冒頭で書いた場合には、こちらを使います。

英語表現はオンライン英会話で鍛えることができる!

ビジネス英語は特に難しいものではなく、TOEIC®600点・英検2級レベルであれば、ビジネス上のコミュニケーションはできるというのは前述のとおりです。

もちろん、TOEIC®800点・英検準1級レベルになれば、もっともっと踏み込んだ交渉や複雑な会議にも積極的に参加できるでしょう。

しかし、実際にそれらの資格を取っている人でも、ビジネスでは英語を使えないと感じているかもしれません。それはなぜかと言うと、会話をしなれていないからです。つまり、知識量はそのレベルに達しているにも関わらず、それがすぐに口をついて出なかったり、相手から言われたことに即時に反応できないということなのです。

また、自分が話せたとしても、相手が言っていることが聞き取れなければ会話になりません。そして、ビジネスの場面で耳にする英語は、アメリカ英語だけではなく、イギリスやオーストラリアなどの発音であることもあるでしょう。また、相手がネイティブでなければ、独特の訛りを持っているのが当たり前です。

そういったものにも対応できるようにするためには、やはり日頃からたくさん英語を聞いて、口にするということが重要です。ただ、リスニング教材を聞いたり、それを真似たりするということだけではなく、ちゃんとした会話に慣れなければ、自然と英語を話せるようにはならないでしょう。

そういうことを考えると、オンライン英会話というサービスは、とてもありがたいサービスです。

通常の英会話スクールに通うよりは、ずっと安価でたくさん話す機会を与えられるからです。しかも通常の英会話スクールとは違い、夜遅くや早朝もやっていて、自分の都合に合わせて授業を受けられますから、仕事をしている人でも授業が受けやすいですよね。

多くのオンライン英会話スクールでは、フィリピン人講師の質の高い授業を提供しています。フィリピンということで、英語の訛りが気になって敬遠している人もいるかもしれません。しかし、前述のとおりビジネスの場では、さまざまな訛りを耳にすることになります。

フィリピン人の英語は確かにフィリピンの訛りが多少はあるかもしれませんが、聞き取りやすく綺麗な英語です。これからは東南アジアとビジネスをする企業が増えてくることが予想されますが、東南アジア各国の英語と、フィリピン英語は若干音の雰囲気は似ているので、例え訛りが強めの講師に当たったとしても、寧ろそれが役に立つかもしれません。

フィリピン人講師のオンライン英会話では、ほぼ毎日のように授業が受けられるというのも珍しくありません。さすがに毎日英語を口にしていたら、どんどん英語を話すことに慣れてきます。

留学やワーホリに行って、英語がぺらぺらになって帰ってくる人もいることからわかるとおり、インプットやアウトプットをする時間が長ければ長いほど、英語を抵抗なく話せるようになるのです。

最初からビジネス英語はハードルが高いと感じるのであれば、まずは日常会話からオンライン英会話を使って慣れていきましょう。ある程度、英語の知識があるという人は、フリートークに徹して話せるだけ話すことをおすすめします。

毎回フリートークだと、話すことにつまるかもしれないので、話したいトピックを決めて講師に伝えるといいでしょう。

日常会話に慣れてきたら、ビジネス英語に挑戦してみましょう。ちなみに、ネイティブキャンプにはビジネスコースもあります。ですから、講師が毎回変わっても、ビジネスコースを選んでいれば、ちゃんとビジネス英語表現の練習をすることができます。

ネイティブキャンプは月額5,950円。そして、1日1回ではなく、毎日回数無制限で自分の時間があるときに空いている講師を選んでレッスンを受けることができます。24時間365日営業していますから、夜勤のある方でも、将来的に仕事に復帰がしたいという子供がいる主婦の方でも、仕事のお昼休みにちょっとだけ・・・という方でも、レッスンを受けることができます。スマホからも受講可能なので場所も選びません。

毎日時間が空いたときに数回レッスンを受けていれば、1ヶ月だけでもかなり英語が口に馴染んでくるでしょう。高いレベルの英語をビジネスに活用したい方は、ビジネスコースを毎日数回続けてみましょう。ビジネスではどういった言い回しをするべきなのか、どう返答をすればいいのかということが、いつの間にか身についているでしょう。

最初は会話はしどろもどろだった・・・という人でも、それだけの量をこなせば、すぐにスムーズに会話ができるようになります。

まとめ

これからのグローバル化についていくためにも、仕事で英語が使えるようになっておくと、将来とても有利になります。ここで紹介した英語表現や、オンライン英会話のビジネスコースで学んだ表現などをしっかり体に覚えさせて、ビジネスの場で活躍できるようにしておきましょう。