3ヶ月留学のスーツケース完全ガイド:荷造りのコツと必需品リスト

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3か月間の留学は、旅行とは異なり、ある程度の生活用品や衣類を持参する必要があります。 しかし、必要だからといって何でも詰め込んでしまうと、スーツケースがすぐに重量オーバーになったり、現地での移動が大変になったりすることも。

限られたスペースと重さの中で、何を持って行き、何を現地で調達するかを見極めることが、快適な留学生活の第一歩です。

この記事では、3か月の留学に適したスーツケースのサイズや選び方をはじめ、実際に入れておくべき必需品、荷物をすっきりとまとめるパッキングのコツ、さらには現地で役立つ便利グッズまで、初めての留学でも安心して準備ができるよう、具体的かつ実用的にご紹介します。

3ヶ月留学に最適なスーツケースのサイズと選び方

3ヶ月程度の中期留学では、90リットル以上の容量があるスーツケースが最も実用的です。

着替えや生活用品に加え、季節の変化に対応する衣類(コートや薄手の服など)も必要となるため、ある程度の収納力が求められます。

Lサイズ(90〜100L程度):春〜夏の留学など、衣類が比較的薄手の場合に最適。

LLサイズ(100〜120L程度):秋〜冬の寒冷地に行く場合、防寒具や厚手の衣類を入れる余裕が必要。

スーツケースの選び方ポイント

① 軽量かつ頑丈な素材

ポリカーボネート製:軽くて衝撃にも強いため、移動が多い留学生活にぴったり。

ABS樹脂とのハイブリッドタイプ:耐久性がありつつも価格は控えめ。

② ダブルキャスター(四輪タイプ)

舗装されていない道や駅構内などでもスムーズに移動可能。 キャスターが360度回転するタイプを選ぶと、重い荷物でも扱いやすくなります。

③ TSAロック付き

アメリカやカナダなどを経由・滞在する場合、TSA認可ロックが必須です。 現地の保安検査でスーツケースを開けられても鍵を壊されるリスクを減らせます。

④ 拡張機能(エキスパンダブル機能)

帰国時に荷物が増えることを想定して、マチ幅を広げられる拡張機能付きスーツケースもおすすめです。

⑤ 内部構造の使いやすさ

メッシュポケットや仕切りがあると整理しやすく便利。

両開きタイプ(中央開閉型)なら荷物の取り出しが簡単。

サブバッグの併用も検討しよう。 長期滞在ではスーツケース1つに頼るのではなく、バックパックやボストンバッグなどのサブバッグを持っていくのが定番です。

現地での小旅行や週末の移動にも活躍します。

スーツケースに入れるべき必需品リスト

◎ 衣類

トップス・ボトムス(5〜7日分):現地で洗濯することを前提に、着回しが利くものを厳選。

パジャマ・部屋着:寮やホームステイでリラックスできる服。

下着・靴下(5日分程度):洗濯頻度によって調整。乾きやすい素材が便利。

防寒具や雨具:渡航先の気候に応じて。折りたたみ傘やレインコートは意外と現地で高価なことも。

1〜2足の靴:スニーカーは必須。フォーマルなシューズも1足あると安心(パーティや発表会用)。

◎ 洗面・ケア用品

歯ブラシ・歯磨き粉:日本製はコンパクトで使いやすいため持参がおすすめ。

シャンプー・洗顔料(小分けボトルで):最初の数日分あればOK。現地で購入可。

爪切り・毛抜き・カミソリ:衛生用品は自分に合ったものが安心。

日焼け止め・保湿クリーム:肌質に合うものを。特に敏感肌の方は必須。

◎ タオル・寝具類

速乾タオル(2〜3枚):洗ってすぐ乾く軽量タオルが重宝。

フェイスタオルとバスタオル:滞在先にある場合もあるが、念のため1〜2枚あると安心。

折りたたみスリッパ:フローリングやバスルームでも使える。

留学生活を支える実用品と書類

◎ 電子機器・変換プラグ

ノートパソコン+充電器:授業・課題提出・調べ物に必須。

スマートフォン・モバイルバッテリー:現地SIMが使えるかも事前に確認を。

変換プラグ・電源タップ:国によって形状が異なるため必須。タップ付きだと複数機器に対応。

◎ 勉強・通学用品

文房具セット:日本製の筆記具は質が高く、現地で同等品は手に入りにくい。

ノート・ファイル:数冊あればスタート可能。現地購入も視野に。

英和辞書・電子辞書(オフライン可):スマホが使えない状況でも安心。

◎ 薬・健康管理グッズ

常備薬(胃薬・頭痛薬・風邪薬):体質に合ったものを持参。

絆創膏や消毒液:軽いケガ対策に。

マスク数枚・体温計:必要な場面がある国では役立ちます。

◎ 貴重品・重要書類

パスポート・ビザ関連書類のコピー:原本とは別に分けて、複数の場所で保管。

学生証・入学許可証の控え:入国審査や通学で提示する場面あり。

海外旅行保険証・連絡先一覧:病院利用時や緊急時に必要。

留学の荷造りで意識すべきことは、「現地で買えるもの」「日本から持ち込むべきもの」を見極め、必要最小限+αの快適さを考えることです。

準備の際はリストをもとにチェックをつけながら、余裕を持って計画しましょう。

荷物をコンパクトにまとめるパッキングのコツ

3ヶ月の留学となると、それなりに多くの荷物を持って行くことになります。

ただし、むやみに詰め込むと重量オーバーになったり、現地で必要な物がすぐに取り出せなくなったりして、出発前や渡航先でストレスを感じがちです。

ここでは、スーツケースの中を効率的かつ機能的に整理する方法を紹介します。

①「仕分け」が最優先!荷物はカテゴリーごとに分ける

最初のステップは、荷物を以下のように分類することです。

衣類(上・下・下着)

洗面用品

書類・貴重品

電子機器

日用品や雑貨

この作業をしておくことで、必要な物をすぐに取り出せる配置がしやすくなり、無駄なスペースを減らすことができます。

パッキングキューブや収納ポーチを活用すると、見た目にも整い、移動中の荷崩れも防げます。

②衣類は「丸める」か「縦に並べる」で省スペース化

衣類の畳み方次第で、スーツケースの中は大きく変わります。

おすすめは以下の2通り。

ロール式(丸める):Tシャツ・下着などを小さく丸めて詰めると、しわになりにくく隙間も埋めやすい。

縦収納(立てる):衣類をポーチに畳んで立てて収納すると、何がどこにあるか一目瞭然で取り出しやすい。

ジャケットや厚手の服は重ねずに、スーツケースの端や底に広げるように敷くと、クッション代わりになり、他の荷物の保護にもなります。

③圧縮袋を使って「かさばる衣類」を一気に縮小

冬物やパーカー、タオル類など、場所をとるアイテムには圧縮袋が効果的です。

空気を抜くタイプや手で巻いて潰すタイプなどがあり、厚手の服でも半分以下のサイズに抑えることが可能。

ただし、圧縮しすぎると服がしわになりやすいため、シワが気になる服は別にしておくとベターです。

④「靴の中」も収納スペースと考える

靴の内部は意外と空いています。

中には以下のような小物を入れると、スペースの有効活用になります

靴下や折りたたみ傘

小型のスプレーやコンパクトなケア用品

電源コードなどのクッションが必要なアイテム

靴はビニール袋かシューケースに入れてから収納すると、他の荷物を汚さずに済みます。

⑤重いものは下、軽いものは上に配置する

スーツケースを立てたときに底になる部分(キャスター側)には、本・電子機器・靴などの重たいものを配置し、上の方には衣類やタオルなど軽いものを入れるのが理想的です。

この配置であれば、スーツケースを転がして移動する際に、重心が安定して動かしやすくなるため、駅や空港での移動が格段にラクになります。

⑥「すぐに使うもの」は取り出しやすい場所に入れる

到着直後や空港で使う物(例:歯ブラシ、洗顔シート、充電器、下着の着替えなど)は、スーツケースの外ポケットか上部に配置しておきましょう。

また、航空機内で必要な物は、機内持ち込み用バッグに分けておくことが重要です。

出発後の長時間フライトでも安心です。

⑦デッドスペースを見逃さない!隙間を「埋める意識」

スーツケースの中には、角や段差によってできる「小さな空間」があります。

そこに以下のようなものを詰めると効率が上がります。

靴下やインナー

モバイルケーブル・充電器(ポーチにまとめて)

小さなお土産やお菓子

「荷物を詰める」のではなく「空間を埋める」という意識で配置すると、収納量が驚くほど変わります。

現地での生活を快適にする便利グッズ

留学が始まると、「日本では当たり前だったのに、現地では意外と手に入らない」「持ってくればよかった」と後悔するような場面が少なからずあります。

特に慣れない土地での生活では、小さな不便がストレスになることも。

ここでは、3ヶ月以上の滞在をよりスムーズに、そして快適にしてくれる便利グッズを厳選して紹介します。

◎ 延長コード(マルチタップ・USB付き)

海外のコンセントは日本とは形状や数が異なり、「スマホ・PC・ヘアドライヤーの同時充電ができない」「寮やホームステイ先でコンセントの数が足らない」といった問題がよくあります。

コンセントの口数が多く、USBポートも備えたマルチタップが1本あると、機器の充電を一度に済ませられて非常に便利です。

変換プラグ対応タイプや電圧切り替え対応モデルを選ぶと安心。

◎ 折りたたみ式エコバッグ or トートバッグ

買い物に袋がもらえない国も増えており、マイバッグの持参はほぼ必須。

折りたたんでスーツケースに忍ばせておける軽量エコバッグが1つあると、スーパー・図書館・ジムなど、あらゆるシーンで役立ちます。

◎ 耳栓&アイマスク

寮やルームシェアでは、生活リズムの違いによる「騒音」や「光」に悩まされることも。

耳栓とアイマスクのセットは、睡眠の質を保つために非常に有効です。特に、フライトやバス移動の際にも活躍します。

◎ 6. 折りたたみ洗濯ロープ&洗濯ネット

留学先によっては洗濯機が共有だったり、乾燥機がなかったりします。

簡易のロープやピンチ付きハンガーがあれば、部屋の中でも衣類を干すことができ、急な洗濯にも対応できます。

◎ 常用する文房具(小型ハサミ・テープ・のりなど)

現地でも文房具は買えますが、日本製のような細かくて使いやすいものは少ないことが多いです。

ペン類やシャーペンだけでなく、ちょっとした道具(ミニハサミや修正テープ)もセットで持参しておくと便利です。

◎ お守り的な「日本らしい小物」や写真

ホームシックを和らげるために、実家やペットの写真、ちょっとした和風アイテム(折り紙、箸、千代紙など)が役に立つことも。

ホームステイ先の家族や友人との会話のきっかけにもなります。

これらのアイテムは、どれも高価なものではありませんが、実際の生活の中で「持っていてよかった」と感じるものばかりです。

特に、日本との生活習慣の違いや設備の差を感じやすい最初の1〜2週間を快適に乗り切るには、こうした“痒いところに手が届く”アイテムの存在が非常に大きな助けとなります。

航空会社別の手荷物規定と注意点

海外留学を控えている方にとって、スーツケースの中身だけでなく「どれだけ持ち込めるか」も重要なポイントです。

航空会社によって預けられる荷物の大きさや重さ、機内に持ち込める物の制限は大きく異なります。

うっかり見落としてしまうと、空港で高額な追加料金を支払うことになったり、荷物をその場で再調整する羽目になったりすることも。

ここでは、代表的な航空会社の手荷物ルールと、それぞれにおける注意点をわかりやすく紹介します。

まず、よく使われるフルサービス系の航空会社では、国際線エコノミークラスの場合、おおむね
「受託手荷物は23kg×2個まで無料」
「機内持ち込みは1個10kg前後+小物」
が基本となっています。

ANA(全日本空輸)やJAL(日本航空)は、預け荷物を2個(各23kgまで)無料で受け付けており、持ち込み荷物も比較的余裕のあるサイズ・重量です。

どちらも日本発着便でよく利用されており、長期滞在や留学にも向いています。

一方で、キャセイパシフィック航空のように「預ける荷物は個数制限なし、ただし合計重量30kgまで」といったパターンもあります。

個数にこだわらず重量重視でパッキングできるのがメリットですが、荷物1つごとの重さには注意が必要です。

そして注意すべきはLCC(格安航空会社)。

ピーチ、ジェットスター、エアアジアなどは、 受託荷物が「有料」であることがほとんどです。

機内持ち込み荷物の上限も7kg前後と少なく、超えると追加料金が高くつきがち。格安航空券を予約する際には、荷物料金を加算した総額で比較するのが賢明です。

※スーツケース自体の重さに注意:本体が重いと中身の容量が圧迫されます。軽量タイプを選びましょう。

※液体類は機内制限あり:1容器100ml以下・1リットル以内の透明ジッパーバッグにまとめる必要があります。

※超過料金は想像以上に高額:特に当日空港カウンターで支払う場合、1kgあたり数千円単位のことも。事前計量と調整は必須です。

※複数社を利用する場合、最も厳しいルールに合わせる:機内持ち込みなどは乗継ぎ便ごとにチェックしましょう。

荷物の重さやサイズの条件は「なんとなく」で判断せず、予約した航空会社の公式サイトで最新情報を確認することがトラブル防止につながります。

準備の段階でしっかりと把握しておくことで、空港で慌てることなくスムーズな渡航が可能になります。

まとめ

3ヶ月の留学に向けたスーツケース選びでは、90リットル以上の容量が目安となり、季節や滞在先の気候に合わせてLサイズからLLサイズを選ぶことが重要です。

荷物の中身は、衣類や生活必需品を厳選し、圧縮袋やパッキングキューブを使ってコンパクトにまとめる工夫が必要です。

さらに、延長コードや折りたたみエコバッグ、耳栓などの便利グッズを持参すると、現地での生活がぐっと快適になります。

航空会社によって手荷物のサイズや重量制限は異なるため、事前に公式サイトで確認し、超過料金の発生を防ぐことも欠かせません。

これらのポイントを押さえてしっかり準備することで、ストレスの少ない留学生活が実現しましょう。

 

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