カリフォルニア大学バークレー校へ留学!日本人が合格する方法!

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海外留学と聞いてまず思い浮かべる国はアメリカではないでしょうか。

そんなアメリカにおいて、シリコンバレーのほど近くという好立地、そしてハイレベルな環境で名高いカリフォルニア大学バークレー校、通称UCバークレーをご存じですか。

正規留学、短期留学、社会人留学など幅広い留学プランを提供するUCバークレー。

そこで、本記事では、UCバークレーに焦点を当て、アメリカ留学の難しさや魅力に迫っていきます。

カリフォルニア大学バークレー校基本情報

まず、カリフォルニア大学バークレー校(以下:UCバークレー)のプロフィールを紹介します。

カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)は1868年にカリフォルニア州バークレー市で創立しました。

サンフランシスコ中心部から約25km離れたベイエリアに東京ドーム107個分の広大なキャンパスを構えています。

アメリカの難関公立大学群「パブリック・アイビー」の一角に位置付けられ、州立大学としては全米No.1の評価をされるほど、ハイレベルな研究環境を備えた同大学には、学部生33,000人、院生12,000人以上が在籍しています。(うち約11%が留学生)2025年のQS 世界大学ランキングでは堂々の第12位、そして全米では6位にランクインしました。

そんなUCバークレーは14のカレッジ、58学部、350以上のコースを構え、文系理系問わず幅広い学問探求の場を提供しています。

シリコンバレーの近くという立地的な特徴も相まって、理系分野、とりわけテクノロジー分野に強みがあります。ただ、理系だけではなく、政治学、経済学、経営学等にも精通しており、どのような学問でもハイレベルな環境は保証されます。

現地で人気の専攻としては、社会科学、情報科学、エンジニアリング等が筆頭です。

幅広い研究環境を後押しする設備も充実しており、図書館には「1,400万以上」の蔵書、そして「18,000」の映像資料があります。

以上がUCバークレーのプロフィールです。

簡単な数字からも、名実ともに優れた研究環境を持っていることが読み取れますね。

著名な卒業生

「大学の価値を証明するのは卒業生」という言葉があるように、UCバークレーは幅広い分野に多くの傑出した人材を輩出している大学としても有名です。

そこで、ここからは著名な卒業生を紹介します。前提として、UCバークレーは学術、芸術、スポーツなど幅広い分野に傑出した人材を輩出しています。

その例として、ノーベル賞受賞者は107人以上、アメリカ国内における文学/報道/芸術において傑出した成果を表彰するピューリッツァー賞受賞者は19人、オリンピックメダリストに至っては207人以上を輩出しています。

その他多くのMLB、NFL選手や俳優、映画監督など、卒業生は様々な業界で活躍しています。

その上で、例えばどのような人がいるのか、3名紹介します。

1人目はジョン・ケネス・ガルブレイスです。

農業経済学博士課程を卒業した経済学者、ハーバード大学名誉教授です。著書「不確実性の時代」は2000年代に世界的な大ベストセラーを巻き起こしました。

2人目はスティーブン・チューです。

物理学博士課程を卒業し、物理学者としてサステナブルなエネルギーの開発に尽力しました。その後、ノーベル物理学賞を受賞しました。

3人目は緒方貞子さんです。

政治学博士課程を卒業し、日本人史上初となる国連難民高等弁務官として、世界の難民保護/支援に尽力しました。その功績からノーベル平和賞を受賞しています。

以上が卒業生の一例です。

まだまだ多くの著名人が名を連ねていますので、興味がある方はぜひ調べてみてください。

入学難易度や費用

大学のプロフィールや卒業生を知り、段々とUCバークレーに興味が湧いてきた頃ではないでしょうか。

ここからは、実際に留学を検討する上では欠かせない情報である「入学難易度」そして「費用」について考えていきましょう。

まず、入試スケジュールですが入学が9月であるため、出願時期の目安は、前年12月上旬〆切になります。そこから選考、合格が決まるまで数ヶ月程度かかります。

気になるUCバークレーの合格率ですが、昨年度の実績で約12%とかなり厳しい数値になっています。全米でも最難関大学の1つに数えられ、最優秀の学生がその席を目指してしのぎを削っている背景を踏まえると妥当な数字かもしれません。

入学後にかかる実際費用は、おおよそ年間「700万円+@」と考えてください。

700万円の内訳は以下の通りです。

授業料等:240万円
寮費等:340万円
図書館等の設備費:20万円
その他支出:100万円

やはり、アメリカの名門大学となると、難易度も費用も日本の常識の遥か上を行っていますね。

留学のメリット

全米最難関大学の1つであるUCバークレーに留学すると、一体どれほどの利点が存在するのでしょう。

ここからは3つの視点から、UCバークレー留学のメリットをご紹介します。

1つ目は、世界有数の優れた学習環境にアクセスできる点です。

冒頭でお話した設備やカリキュラムに出会えるだけでなく、全米から集った優秀な学生とネットワークを構築し、切磋琢磨できることはこの上ないメリットです。

2つ目はグローバル人材の素養獲得を目指せる点です。

英語力はもちろんのこと、本場アメリカの思考や行動のスピード感を体感し、順応していく経験は大変貴重です。加えて、異国の地を自らの手で生き抜く留学生活は、精神力を鍛える上でもうってつけの環境です。

3つ目は世界最先端のビジネスを学ぶことができる点です。

キャンパスはシリコンバレーから程近くに構えているため、世界有数のイノベーティブカンパニーを間近に感じ、学問探求、研究に没頭することができます。

以上が大きく3つのメリット紹介でしたが、そのほかにも数えきれないほどのメリットがありますので、興味のある方はぜひ経験者の声等にアクセスしてみてください。

合格するための条件と準備

実際に日本人が入学するためにはどの程度の実力が必要なのでしょうか。

ここではUCバークレーの入学試験を紹介します。

大きく足切り以前、以後に分けてお話します。 まず、書類選考の足切りとして3つの指標があります。

1つ目は高校の成績証明です。

アメリカではGPAが重要度の高い指標のため目安となる通算GPAは3.9/4.0以上と非常に厳しいラインが引かれています。

2つ目は英語力です。足切りラインはTOEFL IBT 90以上、またはIELTS 7.0以上になります。

3つ目はSAT、ACT等の試験スコアです。

この2つは簡単に言うと、アメリカの大学進学希望者向けの統一入学試験です。

つまり、英語の試験ではなく、英語で解く試験になります。統一入試ですが、試験日程には柔軟性があり、年間5-7回程度開催されます。

各試験の科目とスコアの目安は以下の通りです。

  SAT ACT
科目 数学 国語(英語読解) 英語 数学 科学 国語(英語読解) ※エッセイ(希望者のみ)
スコア目安 UCバークレー受験生 平均値:1,415/1,600 UCバークレー受験生 平均値:31/36
提出方法 受験結果全てを送付 最もスコアの良い試験結果のみを送付

上記3つの要素で足切りを行った後、同時に提出した下記4つの資料によって選考が行われます。

1つ目はエッセイライティングです。

Person insight questionsと呼ばれるアンケートの質問リストから4問選択し、それぞれ英語250-300字程度で回答します。自身の過去の経験や、与えられた課題に対する解決策の提示等で、人間性や傾向性、将来性などを評価されます。

2つ目は課外活動の経験です。

学校内の学業以外の面で残した功績、結果等をアピールする必要があります。

3つ目は自己PRです。

自分自身の性格や将来性について、自分の言葉でアピールすることを求められます。

最後に推薦書です。

あなたをよく知る推薦者からの言葉を通じ、あなた自身の人柄、ポテンシャルをアピールしてもらいます。

以上の資料を踏まえ、総合評価で入学可否が決まります。

当然ですが足切りラインを超えていないとこのような選考に進むことも難しいため、足切り超えと自己PR対策両方を包括的に取り組む必要があります。

カリフォルニア大学バークレー校エクステンションについて

最後に、アメリカへ留学してみたいけど4年間は厳しい、という方へUCバークレーのエクステンションという制度を紹介します。

エクステンションとは、大学が学生/一般社会人向けに開講する講座のことを指します。3か月〜1年程度の期間を通じ、様々な学問探求の機会を提供します。UCバークレーの場合は大きく3つのプログラムがあります。

1つ目は、Berkeley Haas Global Access Program ( BHGAP )です。バークレーハースビジネススクールで開講している留学生向けプログラムで、優れたビジネスイノベーター、そして次世代を担うリーダーとしての素養を磨くことができます。

学生と既卒者向けに異なるプログラムがあり、期間は1年間。受講するためにはTOEFL IBT90以上のスコアは必須で、受講料として約350万円がかかります。

2つ目は、Berkeley Global Access ( BGA )です。

学部履修プログラムのため、自身の関心のある、あるいは専攻する学部の授業を各セメスター18単位まで好きに履修することができます。認定留学的な位置付けです。

受講のためにはTOEFL IBT90以上のスコアは必須で、受講料として約300万円がかかります。

3つ目にサーティフィケートプログラムです。

優れた講師の元、経営の理論/実践を学び、2セメスターを完了するとビジネス関連の修了書を取得することができるプログラムになります。

主な科目群は2つあり、1つがビジネス基礎で、ビジネス会計、組織マネジメント、マーケティング戦略などを学びます。2つ目が起業家精神で事業計画の構築、マーケティングリサーチ、ビジネス交渉などを学びます。

受講するためには、TOEFL IBT90以上のスコアは必須で、受講料として約160万円がかかります。

いかがでしたか。

正規に留学するのが難しい場合でも、UCバークレーは様々な学びの選択肢を提供しているため、アメリカ留学を検討している方はぜひ、自身の状況と照らし合わせてて可能性を模索してみてください!

まとめ

全米最高峰の学術機関UCバークレーはいかがでしたか。恵まれた立地も後押しし、幅広い分野で最先端の学びを提供する環境は大変魅力的に感じたのではないでしょうか。

正規入学のハードルは非常に高いですが、対策のノウハウは確かに存在します。加えて、正規留学が難しい場合にはエクステンションという選択肢もあります。全米から集まる精鋭たちと切磋琢磨することは何にも得難い経験になること間違いなしです。

本記事を通じ、少しでも「アメリカ留学」「UCバークレー」に興味を持ってくれた方が、挑戦の一歩を踏み出すことを願っています。

 

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