アメリカ留学中のアルバイト完全ガイド!時給・働き方を徹底解説

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アメリカ留学する際、「アルバイトをして生活費を補いたい」と考える人も多いでしょう。

しかしアメリカでは学生ビザ(F-1ビザ)での勤務に厳しい制限があり、自由に求人を探して働くことができないという実情があります。

そこで諦めてしまうのはまだ早いです!ルールを守れば、働く手段はあるからです。

条件を満たせば大学内の仕事やインターンシップ、オンラインで収入を得ることも可能。

本記事では、アメリカ留学中のバイト事情や時給の相場、合法的に働く方法を詳しく解説していきます。

アメリカ留学中のバイトは本当に禁止?学生ビザで働ける条件を徹底解説

アメリカの学生ビザ(F-1)では、留学生の仕事に厳しい制限がありますが、条件を満たせば勤務が可能な場合もあります。

ここでは、そのルールや働き方を解説します。

F-1ビザで働ける具体的な条件 | 学内バイトが許可されるケースとは

F-1ビザを持つ留学生が働けるのは、主に「大学や語学学校のキャンパス内」に限られます。

具体的には、以下の条件を満たす必要があります。

・学内のアルバイトであること(カフェテリア、図書館、ブックストア、研究助手など)
・週20時間以内であること(※) 
※学期中。休暇期間は週40時間まで可能
・フルタイムの学生であること(一定の単位数を維持)
・学校の許可を得ること

例外的に学外で働ける制度、「CPT」「OPT」のしくみ

基本的に学外でのアルバイトは禁止されていますが、以下の特別なプログラムを利用すれば合法的に勤務することができます。

それは「CPT」「OPT」というふたつのプログラムです。

1.CPT(カリキュラープラクティカルトレーニング)
・専攻に関連する仕事に限り、学外でのインターンシップや実習が可能な制度

※フルタイムCPTを12ヶ月以上利用するとOPTが使えなくなるため注意が必要
・申請には学校の許可が必要

2.OPT(オプショナルプラクティカルトレーニング)
・OPTには在学中のPre-Completionと卒業後のPost-Completionがあり、専攻に関連した仕事を最大12ヶ月行うことができる
・申請が承認されるまで数ヶ月かかるため注意が必要

不法就労するとどうなる?ビザ違反の具体的なペナルティ

F-1ビザの規則に違反して不法就労をすると、以下のリスクがあります。

・ビザの失効(強制帰国の可能性)
・今後のビザ取得が困難になる(観光ビザなども影響を受ける)
・学校からの退学処分

上記のように不法就労のペナルティは重く、留学生がアルバイトをする際は必ず合法的な方法を確認し、ルールを守るようにしましょう。

せっかくの留学が楽しめなくては本末転倒です。

アメリカでアルバイトできる年齢は?労働法とビザのルールを解説

アメリカでは労働法(FLSA)により、バイトの最低年齢や労働条件が厳しく定められています。

特に未成年の労働は州や職種によって細かく規制されており、年齢によって働ける業種や勤務時間が異なります。

ここでは、バイトが可能な年齢や注意点について、詳しく解説します。

アメリカの最低就労年齢は?

アメリカでは14歳以上から一部のアルバイトが可能ですが、州や職種によって異なります。

主な基準は以下の通りです。

・14〜15歳:学校の授業時間外に週18時間以内(平日3時間・休日8時間まで)
・16〜17歳:労働時間の制限は少なくなるが、危険な業務(建設業、重機操作など)は不可
・18歳以上:労働制限なし(ただし州ごとの規則あり)

留学生の場合 | F-1ビザに年齢制限はある?

留学生の場合は、F-1ビザであれば18歳以上であることが一般的なため、年齢制限の影響を受けることは少ないです。

州によって年齢制限に差がある

アメリカといえば、州ごとの差が大きいことで有名ですね。

法律、税金、教育など、生活のあらゆる面で違いがあり、日本以上に地域差が大きいので注意が必要です。

労働条件も州によって違いが大きいため、住んでいる場所によって規則が変わることがあります。

以下に具体例を記載しておきます。

・カリフォルニア州:16歳以上なら親の許可なしで働けるが、14〜15歳は許可が必要
・ニューヨーク州:14〜17歳は州の労働許可証が必要
・テキサス州:危険業務を除き、16歳以上ならほぼ制限なし

アメリカ留学中にアルバイトをする際は、自分の年齢と滞在している州の法律を事前に確認し、適切な求人情報を探すことが大切です。

アメリカのバイト時給相場|州・業種別に日本人に人気の仕事を比較

アメリカの時給は州ごとに異なり、日本人や留学生向けの求人情報も限られます。

給与についても、業種だけでなく地域で大きく変わるため、適切な仕事を選ぶことが重要です。

ここでは、最低賃金の仕組みや州ごとの違いを解説します。

【アメリカの最低賃金の基本ルール】連邦と州の違いを理解しよう

アメリカの最低賃金は、連邦政府と州政府でそれぞれ定められています。

・連邦最低賃金:$7.25(約1,075円) /h(2024年現在)
・州ごとの最低賃金:連邦最低賃金以上であれば、各州が独自に設定可能
・チップ制の職種(ウェイターやバーテンダーなど):最低賃金が$2.13(約315円)/hと低く設定されているが、チップ込みで最低賃金を上回る必要がある

州ごとの最低時給を比較 | 物価の高い州の給与は?

アメリカの最低時給は州ごとに異なり、物価が高い都市ほど時給も高くなる傾向があります。

例えば、カリフォルニア州は$16.00(約2,370円)、ニューヨーク州は$15.00(約2,225円)と高めですが、物価も相応に高いです。

一方、テキサス州は$7.25(約1,075円)で、連邦最低賃金と同じですが、生活費は比較的安く抑えられます。

ワシントン州は$16.28(約2,420円)と全米トップクラスの最低賃金を設定しています。

業種ごとの最低時給を比較 | どんな職業の時給が高い?

アメリカ企業や日系企業でのアルバイトの時給は、業種によっても異なります。

具体的に業種による時給の差を見ていきましょう。

・飲食業(カフェ・レストラン):$10~$20+チップ(約1,480円~2,960円)
・販売スタッフ(スーパー・アパレル):$12~$18(約1,780円~2,670円)
・オフィスワーク(通訳・事務):$15~$25(約2,225円~3,710円)
・家庭教師・塾講師:$20~$40(約2,960円~5,930円)

【留学生用】学内バイトの具体的な給与例

学生ビザ(F-1ビザ)で働けるのは、基本的に大学内のアルバイトのみです。

ここでは大学内でできるアルバイトの時給を見ていきましょう。

・キャンパス内のカフェテリア・図書館:$8~$15(約1,185円~2,225円)
・リサーチアシスタント:$12~$20(約1,780円~2,960円)
・チューター(英語・数学など):$15~$25(約2,225円~3,710円)

アメリカ留学中にアルバイトをする場合、時給だけでなく、勤務時間やビザの制約にも注意し、適切な求人情報を探すことが大切です。

アメリカで日本人ができるアルバイト一覧|留学生に人気の求人タイプ

学生ビザ(F-1ビザ) の制限があるため、日本人留学生が働ける仕事は限られていますが、合法的に勤務できる選択肢もあります。

就労条件を満たす、適切な求人情報を探すことが重要です。

以下でおすすめのアルバイトをご紹介していきます。

日本人向けのバイト①学内バイト

キャンパス内のカフェテリア、図書館、ブックストアなどで働けます。

特に語学力に自信がない場合でも、裏方業務なら比較的ハードルが低く、留学生でも始めやすい仕事でしょう。

日本人向けのバイト②日系企業・店舗での勤務

OPT(オプショナルプラクティカルトレーニング)を利用すれば、日系企業やレストラン、旅行会社などで働ける可能性があります。

日本語を活かせる職場も多く、接客業や事務職などの求人が見つかることもありますよ。

日本人向けのバイト③家庭教師・チューター

日本語や数学などを指導する仕事で、特に日本人駐在員の家庭向けの求人が多く、高時給の傾向があります。

英語が苦手でも、日本語で教えられるため、英語力に自信がなくてもできる仕事の一つ。レア求人と言えます。

日本人向けのバイト④学内のリサーチアシスタント

大学によっては、リサーチアシスタント(RA)として教授の研究をサポートする仕事もあります。

文献調査やデータ入力などの業務が多く、学業と両立しやすいのが特徴。こちらも求人としてはレアな部類になるでしょう。

留学生のバイトルールと働けるパターン

前述の通り、アメリカの語学学校や大学に通う留学生は、学生ビザ(F-1)のルールに従いながら働く必要があります。

学内の仕事に加え、条件を満たせばCPTやOPTを利用して学外での勤務も可能。

ここでは留学生に向けて、具体的なバイト事情をご紹介します。

「語学学校の学生」は働ける?F-1ビザでの制限と注意点

語学学校の学生の場合、一般的な私立語学学校では学内バイトを含めて就労は認められていません。

CPTやOPTも利用できず、就労には就労ビザなど、別の許可・申請が必要になります。

語学学校の学生にとって、アルバイトのハードルは非常に高くなっています。

「大学生」が働ける範囲 | 学内バイト・CPT・OPTの活用方法

大学生の場合は、前述のように学内バイトが可能です。

またCPTを利用すれば、専攻に関連するインターンや実習が学外でも可能になります。

卒業後はOPTを使って、最大1年間アメリカ企業などで働けるのがポイントです。

大学生は専攻やキャリア目標に合った仕事を選び、就労経験を活かすことができます。

アメリカ留学中にできる、合法の副業アイデア

アメリカ留学中でも、オンラインでできる副業なら合法的に収入を得られる可能性があります。

ここでは、F-1ビザのルールを守りながらできる副業のアイデアをご紹介します。

①スキルを活かしたフリーランスの仕事

翻訳・ライティング・デザイン・プログラミングなど、特定のスキルを活かせる仕事なら、クラウドソーシングサイトを通じて案件を受注できます。

日本などアメリカ国外のクライアント向け案件であれば、学校の許可のもと就労とみなされない場合があります。ただし、米国内の相手にサービス提供する行為は就労扱いとなるため注意が必要。

②スキル不要で始めやすい、オンライン講師・家庭教師

日本語や英語のオンライン講師、または数学・理科などの家庭教師は、留学生に人気の副業の一つです。

特に、日本の学生向けの指導なら時差を活用しやすく、授業時間外に柔軟に働ける点がメリットです。

需要の高い分野であれば、高時給が期待できることもありますよ。

③転売・ハンドメイド販売

アメリカで購入した商品を日本に転売する、という留学中ならではの方法もあります。

ブランド品や限定アイテムなど希少性の高い商品を取り扱うことができれば、利益を得られる可能性が高まります。

また、手先が器用な方なら、ご自身のハンドメイドアクセサリーやアート作品をECサイトを通して販売するというのも、一つの選択肢です。

④アフィリエイト・ブログ運営

ブログやYouTubeを運営し、広告収入を得る方法もあります。

最初は収益化までに時間がかかりますが、安定したアクセスを集めることができれば、留学中の生活費の一部を補える可能性があります。

アメリカ留学中にアルバイトを経験してみよう

アメリカでのアルバイトには、原則としてビザの制限があり、留学生は自由に働くことができません。

しかし、大学内の仕事やCPT・OPTを利用したインターン、オンラインでの副業など、合法的に収入を得る方法もあります。

州や業種によって時給も異なるため、しっかりと下調べをした上で、自分に合った適切な求人情報を探すことが重要です。

アメリカ留学中に働く方法を考える際には、ルールを守りつつ、自分の目的に合った選択肢を選べるようにしましょう。

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