ワーホリで保険に入らないのはアリ?加入のメリットや選び方を事前に知っておこう!

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「ワーホリに行くとき保険は必要?」
「ワーホリ保険の選び方を知りたい」

ワーホリは海外での生活を体験できる一方、医療費や持ち物の盗難など思わぬトラブルが発生するリスクもあります。

本記事では、ワーホリ保険の必要性やメリット、選び方を詳しく解説します。最後まで読めば、安心してワーホリ生活をスタートできるようになるので、ぜひ参考にしてください。

ワーホリで保険に入らないのはアリ?加入の必要性とは

ワーホリでの保険加入はほぼ必須です。ワーホリは海外で働きながら生活を楽しめる絶好の機会ですが、長期滞在するうえでトラブルに巻き込まれる可能性があります。

そもそも「ワーホリ保険」とは、ワーキングホリデーの渡航者向けに補償内容を特化させた海外旅行保険のこと。ここでは、なぜワーホリに保険が必要なのかを詳しく解説します。

保険に未加入だと入国できない

ワーホリ先の国によっては、保険に加入していないと入国できないケースがあります。以下の国は、保険に入らずに渡航すると入国審査でひっかかり強制帰国させられる可能性があるため注意が必要です。

・カナダ
・ドイツ
・フランス
・アイルランド

渡航前には行き先の国で保険加入が義務化されているかを確認しましょう。

ビザ取得に保険加入が必要な場合がある

ワーキングホリデーを利用するにあたっては、滞在先の国ごとに定められたビザの申請が不可欠です。

また、国によっては保険加入が必須となることもあります。

例として、ドイツのワーホリビザを申請する場合、日本の保険に加入にしていることが義務付けられています。また、以下の内容をカバーした保険である必要があります。

・歯科治療が含まれている
・女性は妊娠時の検診で使える

上記のように、保険の加入だけでなく補償内容も指定されている場合があります。他の国でも同じようなルールが適用される可能性があるため、渡航前には在日大使館やビザ代行機関などの情報をチェックし、ビザの申請要件に合った保険を準備しましょう。

海外の医療費は日本より高額になりやすい

海外の医療費は日本より高額になりやすいため、ワーホリ時には保険への加入が重要になります。

日本では健康保険制度でカバーできる治療費が多く、自己負担は原則3割に抑えられます。しかし、海外では日本の健康保険は適用されず、治療費は全額自己負担になるケースが一般的です。

例えば、アメリカやオーストラリアなどでは医療費が高額になり、骨折治療や緊急手術を受ければ数百万円にのぼる請求が来ることも珍しくありません。

地域 事例 金額
カナダ 腹痛を訴え受診。急性虫垂炎と診断され3日間入院・手術。 303万円
アメリカ 階段で足を滑らせ転倒し受診。橈骨頭骨折と診断され3日間入院・手術。 972万円
オーストラリア 呼吸が苦しく咳の症状で受診。肺気胸と診断され18日間入院・手術。 650万円

参照:SBI損保「海外旅行保険の事故事例」

上記のように高額医療費を自己負担するリスクを考えると、ワーホリ保険の加入は重要です。

ワーホリ保険に加入するメリット

ワーホリ保険は、一般的な海外旅行保険と同様の補償に加え、長期滞在者が現地で生活する際に想定されるリスクまで幅広くカバーします。

特に日本語でサポートを受けられる窓口があると、緊急時でも安心。以下のような補償項目を設けたプランが多いのも特徴です。

補償項目 内容
傷害死亡 事故によるケガが原因で、事故の日からその日を含めて180日以内に亡くなった場合
傷害後遺障害 事故によるケガが原因で、事故の日からその日を含めて身体に後遺障害が生じた場合
治療・救援費用 ・ケガや病気で治療を受けた場合
・3日以上入院または搭乗中の飛行機が遭難し、日本から家族が現地にかけつけた場合
歯科治療費用 歯科疾患を発病し、歯科治療を開始した場合
疾病死亡 病気が原因で死亡した場合
個人賠償責任 ・他人にケガをさせてしまった場合
・ホテルの床を水浸しにしてしまった場合など
生活用動産補償 身の回り品が火災や盗難などで損害にあった場合
航空機寄託手荷物遅延 預けた手荷物が到着後6時間以内に目的地に運搬されなかった場合
航空機遅延費用 搭乗予定の飛行機が6時間以上遅延したり、欠航・運休になったりした場合

参照:式会社アイ・エフ・クリエイト「留学・ワーホリ用:歯科治療費用ありプラン」

上記のように、海外で高額な医療費が発生した際の補償や飛行機が遅延・キャンセルしたときの費用サポートなど、トラブルに対して備えられるのが大きなメリットです。

またワーホリ保険に入っていれば、高額な治療費を現金で用意する必要がありません。治療費は保険会社から病院に支払われるため、キャッシュレスで治療を受けられる点もポイントでしょう。

ワーホリ保険の選び方と注意点

ワーホリ保険は補償内容や料金が幅広く設定されており、自身に最適なプランを見極めるのが大切です。ここでは、ワーホリ保険の選び方と注意点を以下の4項目から解説します。

・ワーホリ保険の補償項目を確認する
・ワーホリ保険の補償期間を確認する
・複数の保険会社で見積りする
・保険会社のサポートを確認する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ワーホリ保険の補償項目を確認する

ワーホリ保険の補償項目が、自身のワーホリ計画に合っているかを確認しましょう。

滞在先の治安がよくない地域であれば、盗難補償が充実したプランを選ぶ、現地で車やバイクに乗る予定があれば、交通事故の補償が含まれるかを確かめましょう。

さらに、医療費の上限額や疾病治療に関する特約が付いているかも重要です。海外で感染症にかかった場合やスポーツ中のケガなどに対応してもらえるのかなど、補償範囲をしっかり比較しましょう。

トラブル時に保険金が下りないと、結果的に大きな出費をすることになりかねません。必要な補償内容をリストアップして、複数の保険プランを照らし合わせながら最適なものを探しましょう。

ワーホリ保険の補償期間を確認する

保険期間をしっかりと確認するのも大切です。ワーホリ保険は長期の海外滞在に特化していますが、プランによっては補償期間の上限が設定されています。

滞在予定が1年を超える場合や、国によってはビザの延長ができ最終的に2年近く滞在することも考えられるため、保険の補償期間には十分注意しましょう。

保険期間が切れてしまうと新たに入り直す必要があるうえ、同じ保険会社で継続できないケースもあります。

また、途中で帰国や移動などの予定がある場合は、その期間を含めてお得に補償を受けられるプランを選ぶのが重要です。万が一のトラブルを想定し、予定より少し長めの保険期間を確保しておくと安心です。

複数の保険会社で見積りする

複数の保険会社で見積りするのも選ぶうえで重要なポイントです。

ワーホリは一般的な海外旅行よりも長期にわたるため、どうしても保険料が高額になりがちです。そのため、複数の保険会社で見積りをとり、補償内容と価格を比較検討するのがコストダウンの近道となります。

補償額の上限や特約によって保険料は大きく変わります。十分な補償を確保しながらも費用を抑えたい場合は、不要な補償を外してカスタマイズできるプランを選ぶのもおすすめです。

複数の保険会社を比較すれば、自身のワーホリプランに最適な保険を見つけやすくなるでしょう。

保険会社のサポートを確認する

ワーホリ中にトラブルが発生した場合、迅速かつ適切なサポートを受けられるかが重要です。特に、長期滞在では日常生活で医療機関の受診・盗難・事故など予期せぬトラブルに遭遇する可能性が高くなります。

以下のようなサポート体制が整っているか、確認しておきましょう。

・24時間日本語対応のカスタマーサポート
・医療通訳サービス

特に日本語でのサポートは盗難や事故に遭った際など、現地での手続き方法がすぐにわかるため安心です。

保険会社によってサポート内容は異なるため、事前に比較し自身の滞在先や滞在期間に適した保険を選びましょう。

ワーホリ保険と他の海外旅行保険の違い

ワーホリ保険と一般的な海外旅行保険の違いは、対象者や補償の範囲です。短期旅行を前提とした海外旅行保険の場合、観光客向けに緊急時の医療費や持ち物の補償が中心です。

一方、ワーホリ保険は長期滞在を想定しているため、現地で生活するうえで生じるリスクにも対応できるプランが多いのが特徴。アパートやシェアハウスでの生活用動産補償や、現地で仕事をする際の賠償責任補償が充実した内容が多いです。

保険を選ぶときは、補償内容をしっかりと確認してから加入しましょう。

ワーホリ保険の保険料を安くするには?

ワーホリ保険の保険料を抑えるためには、保険会社選びが重要です。複数社を比較するのはもちろん、補償内容を細かくカスタマイズできる保険会社を選ぶと、不要な特約を外してコストを下げられます。

また、留学エージェントやワーホリのエージェントを通して契約すると手数料が上乗せされるため、留学・ワーホリ専門の保険代理店に直接相談するのがおすすめです。保険代理店は各社のプランを一括で比較できるのも特徴です。

保険料と補償内容のバランスをしっかりチェックして、ワーホリ計画にぴったり合うプランを見つけましょう。

まとめ

本記事では、ワーホリ保険の必要性やメリット、選び方を解説しました。主なポイントをまとめます。

・ワーホリ先の国やビザ要件によっては保険加入が必須
・海外の医療費は高額になりやすく、未加入だと大きな負担になる
・ワーホリ保険は長期滞在者向けの特化プランが多く、補償範囲が広い
・保険会社やプランを複数比較し、保険料を抑える工夫が必要
・留学・ワーホリ専門の保険代理店への相談が保険料を安くする近道

ワーホリは異国の文化や生活を経験しながら、スキルアップや将来のキャリアにもプラスになる素晴らしいチャンスです。

しかし、万一のトラブルに備えずに挑戦すると、多額の出費や最悪の場合は入国すらできない事態にもなりかねません。ぜひ本記事を参考に、あなたに合った保険プランを選び安心してワーホリ生活をスタートさせてください。

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