旅行や出張で訪れる際、食事は大きな楽しみの一つですが、異国の地でのレストラン選びやチップの習慣に戸惑うことも多いでしょう。
そこで、この記事ではマレーシアのレストラン事情に
ついて詳しく紹介します。
また、知っておきたいマレーシアの食文化やチップについても触れているので、ぜひ最後まで読み進めてください。
この記事を読むことで、現地での食事体験がより豊かなものになるでしょう。
- マレーシアで食べられている主な料理ジャンル
- マレーシアの主なレストラン:マレー料理
- マレーシアの主なレストラン:ローカルレストランチェーン店
- マレーシアの主なレストラン:ホテルの高級レストラン
- マレーシアの主なレストラン:和食
- 知っておきたいマレーシアの食文化
- マレーシアのレストランでチップは必要?
- まとめ
マレーシアで食べられている主な料理ジャンル
マレーシアは多様な文化が交差する国であり、その料理もまた多様性に富んでいます。
最も一般的に食されているのは、マレー料理、中華料理、インド料理、ニョニャ料理の4種類です。
マレー料理
マレー料理は、ココナッツミルクやスパイス、ハーブを多用し、甘辛く風味豊かな味付けが特徴です。
代表的な料理には、ココナッツミルクで炊いたご飯とおかずを組み合わせた「ナシレマ」、スパイシーな焼き鳥「サテ」、魚や肉を香辛料で煮込んだ「レンダン」などがあります。
中華料理
マレーシアの中華料理は、中国各地の料理が融合し、独自の進化を遂げたのが特徴です。
特に、「肉骨茶(バクテー)」はマレーシアの伝統的な料理として知られています。
炒麺料理の「ホッケンミー」や「ィアオ」なども人気です。
マレー文化との融合でスパイスを使った料理も多く、ホーカーセンターや中華系レストランで手軽に楽しめます。
ペナンヤクアラルンプールが特に有名なエリアです。
インド料理
北インド料理は濃厚なカレー、ナン、バスマティライスが特徴的。
一方、南インド料理はスパイスとココナッツを多く使い、ドーサヤイドゥリ、サンバルなどが特徴的です。
マレーシアでは、北インド・南インドどちらのレストランもありますが、特に南インド系の影響が強く、「バナナリーフカレー」や「ロティ・チャナイ」が有名。
手頃な価格で本格的な味が楽しめます。
ニョニャ料理
ニョニャ料理は、中国系移民とマレー文化が融合した独特のプラナカン料理です。
スパイスやココナッツミルクを多用し、甘辛い味付けが特徴です。
代表的な料理には「ラクサ」(ココナッツ風味のスパイシーヌードル) )、「アヤム・ブアクルア」(黒いナッツを使った鶏肉料理)、「オタオタ」(スパイシーな魚のすり身焼き)があります。
マレーシアでは、ペナンやマラッカがニョニャ料理で有名。
心地よく、伝統的な味を楽しむことができます。
マレーシアの主なレストラン:マレー料理
マレーシアのマレー料理レストランは、地元の味を楽しむために、ぜひ訪れたい場所です。
Madam Kwan's(マダム・クワンズ)
マレーシアに数あるレストランの中でも「Madam Kwan's(マダム・クワンズ)」は、伝統的なマレー料理を現代的なアレンジで提供しており、多くの観光客や地元の人々に愛されています。
特にナシレマやビーフレンダンが人気。マレーシアの味を初めて体験する方にもおすすめです。
Bijan bar & restaurant
もう一つの注目すべきレストランが「Bijan Bar & Restaurant」です。
マレーシアの首都クアラルンプールにある、オリジナリティ溢れるおしゃれなレストラン。
高級感のある雰囲気の中で、伝統的なマレー料理を楽しむことができます。
マレーシアの主なレストラン:ローカルレストランチェーン店
マレーシアには、地元の味を手軽に楽しめるローカルレストランチェーン店が数多く存在します。
これらのチェーン店は、マレーシアの多様な食文化を反映し、手頃な価格で美味しい料理を提供しています。
PappaRich
まず、PappaRichは、マレーシアの伝統的なマレー料理を楽しむのに最適な場所です。
ナシレマやラクサ、ロティ・チャナイなどの人気メニューが充実。
マレーシア全土で展開している人気店のため、現地を訪れるならぜひ一度は訪れてみたいお店です。
The Chicken Rice Shop
The Chicken Rice Shopは、シンプルながらも風味豊かなチキンライスを提供するチェーン店として知られています。
柔らかい蒸し鶏と香り高いライスが絶妙にマッチし、多くの地元民や旅行者に人気。
The Chicken Rice Shopは、マレーシア全土で展開しているため、ローカルフードを気軽に食べたい方は、ぜひ味わってみてください。
Oriental Kopi
Oriental Kopiは、マレーシア発のカフェチェーン。
トースト、ナシレマック、ラクサなど、コーヒーと一緒に楽しむことができる軽食が特徴的。
特に、トーストやカヤジャムを使用したメニューが評判で、カジュアルな雰囲気の中でリラックスしたひとときを過ごせると、学生や観光客に人気です。
マレーシアの主なレストラン:ホテルの高級レストラン
マレーシアのホテルに併設された高級レストランは、その洗練された雰囲気とオリジナリティ溢れる料理で訪れる人々を魅了しています。
特に、「現地の料理やデザートをまとめて食べたい!」という方には、ホテルのハイティーがおすすめ。
ハイティーは簡単にいうと、夕食を兼ねたティータイムのことです。
クアラルンプール近郊では、シャングリ・ラ・ホテルの「レモンガーデン・カフェ」や、ルネッサンスホテルの「テンプテーションズ」などが人気。
現地で出歩くのが不安な方は、ハイティーを提供しているホテルに宿泊するのもおすすめです。
また、日本でもお馴染みの中華料理を食べるなら、ザ・リッツ・カールトンの「麗苑(リーエン)」や、JWマリオットの「上海」などがおすすめです。
これらのホテルの高級レストランは、ただ食事を楽しむだけでなく、ラグジュアリーな体験を提供します。
優れたサービスとともに、各レストランが持つ独自の魅力を堪能することができ、特別なひとときを演出してくれるでしょう。
マレーシア滞在の際には、ぜひこれらのレストランでの食事を楽しんでみてください。
マレーシアの主なレストラン:和食
マレーシアでは、多様な文化が交わる国ならではの食文化が楽しめますが、和食もその一部として高い人気を誇っています。
日本食レストランは健康志向の高まりとともに注目され、現地の人々や観光客に支持されています。
鮨屋(Sushiya)
鮨屋(Sushiya)は、本格的なお寿司を楽しめるレストランとして知られています。
新鮮な魚介類を使用した寿司はもちろん、美しい盛り付けにもこだわっているのが特徴。
日本人が多く住むモントキアラにあるので、通いやすいのもおすすめポイントです。
宮武讃岐うどん
宮武讃岐うどんは、麺料理好きにはたまらないスポットです。
讃岐うどんの本場の味を再現すべく、製法から食材に至るまで徹底的にこだわっており、もっちりとした食感のうどんが楽しめます。
マレーシアにいながら日本食のうどんを食べることができるため、ローカルフードに飽きてきた旅行者にもオススメです。
知っておきたいマレーシアの食文化
マレーシアの食文化は、多民族国家ならではの多様性と共存が特徴です。
右手だけでごはんを食べる
イスラム教やヒンドゥー教の影響が大きいマレーシアのレストランを訪れる際には、文化的なマナーを理解しておくと良いでしょう。
イスラム教やヒンドゥー教徒の間では、左手は不浄とされており、食事の際には右手を使うのが一般的です。
もちろん他の宗教を信仰している人々もいますが、現地の習慣をリスペクトする姿勢が大切です。
観光客向けのレストランではスプーンやフォークが用意されていることが多いです。
しかし、なかには手を洗う場所がない場所もあるので、除菌シートなどを持ち歩いておくと良いでしょう。
この機会に、手で食べるという新しい体験に挑戦してみるのも旅の楽しみの一つかもしれません。
お肉は食べても大丈夫
マレーシアでは、イスラム教やヒンドゥー教の文化が根付いているため、「お肉は食べられるの?」と心配される方もいるかもしれません。
しかし、心配ご無用です。マレーシアの多文化社会では、マレー料理、中華料理、インド料理、ニョニャ料理など、さまざまな料理で鶏肉や羊肉が豊富に使われています。
特にマレー料理では、ハラル認証が一般的。イスラム教が禁じているものを含まない食品等の規格が定められているので安心です。
また、自炊派の方には、スーパーでノンハラル商品も容易に手に入るので、食材に困ることはありません。
マレーシアの食文化は、多様性に富み、訪れる人々に食の楽しさを提供してくれます。
マレーシアのレストランでチップは必要?
マレーシアでは、一般的にレストランでのチップは必須ではありません。
ただし、特別に優れたサービスを受けたと感じた場合や、個別に感謝の気持ちを示したい場合には、少額のチップを渡すこともあります。
例えば、レストランでスタッフの対応が素晴らしかったり、食事が非常に美味しかった場合、1~5リンギット。
または、お釣りをそのまま渡してあげるのも良いでしょう。
高級レストランや観光地にある国際的なホテルのレストランでは、海外のチップ文化に慣れたスタッフが対応することもあり、チップを渡すことが歓迎される場合もあります。
特に外国人観光客が多く訪れる地域では、チップを渡すことで好印象を与えることができるかもしれません。
まとめ
この記事ではマレーシアで食べられている主な食事ジャンルから、おすすめのレストラン情報、知っておきたい食文化、について紹介しました。
マレーシアは多民族国家であり、さまざまな食文化が共存。この記事を参考に、マレーシアでさまざまな料理を食べてみてください。
マレーシアでは基本的にチップの習慣はなく、レストランでのチップは必要ありません。
ただし、特別に優れたサービスを受けたと感じた場合や、個別に感謝の気持ちを示したい場合には、少額のチップを渡してあげるのも良いでしょう。
多様な味わいと文化が待つレストランで、ぜひ素晴らしい食体験をお楽しみください。

◇経歴
ニュージーランド留学で使用(学校・ゴルフ)
◇資格
なし
◇留学経験
ニュージーランドのクライストチャーチ、2年、Seafield School
◇海外渡航経験
旅行で、インドネシア、タイ、カナダ(オーロラ鑑賞)、イタリア・フランス(新婚旅行)
◇自己紹介
自身の経験を活かすことができるWebライターをしています。正確かつ為になる情報を発信していきます。
Pentabi『https://pentabi.jp/』