サンフランシスコのケーブルカー乗り方ガイド!これでサンフランシスコ散策を満喫できること間違いなし!

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サンフランシスコ観光といえば、ケーブルカーをイメージする方も多いのではないでしょうか。サンフランシスコは丘の街で、歴史あるお洒落な建物が並んだ街の急な坂道をガタゴトと登っていくケーブルカーは、サンフランシスコの象徴的な存在です。

この記事では、サンフランシスコの魅力と街の象徴であるサンフランシスコケーブルカーの乗り方から、おすすめの路線、チケットの購入方法まで、サンフランシスコの観光をより一層楽しむための情報を徹底的にご紹介します。

サンフランシスコの魅力

サンフランシスコは、アメリカ西海岸を代表するカルフォルニア州の大都市でありながら、多様な文化と自然が調和した、他に類を見ない魅力的な街です。

広大な土地と美しい自然が自慢のカリフォルニアですが、サンフランシスコはさらに都会的な要素が加わり、シリコンバレーに近く、IT産業の中心地として知られ、自然と都会を兼ね備えた理想的な街です。

ゴールデンゲートブリッジやアルカトラズ島など、有名な観光スポットも数多くあります。

世界中からの移民が集まるサンフランシスコは、エリアごとに全く異なる顔を見せます。

チャイナタウンは、アメリカ最大級のチャイナタウンであり、活気あふれる街並みや美味しい中華料理が楽しめます。

ミッション地区では、ラテンアメリカ系の文化が色濃く残り、カラフルな壁画や美味しいメキシコ料理が楽しめます。

歩いているだけでも新しい発見に満ち溢れているサンフランシスコ。そんなサンフランシスコは、芸術、学問、ファッションの分野でも西海岸の中心的な存在です。常に新しいトレンドが生まれ、発信されるこの街は、感性を刺激する場所として多くの人々を魅了しています。

美しい景色に恵まれた都市で、ゴールデンゲートブリッジはサンフランシスコの象徴的な存在であり、その美しい姿は訪れる人々の心を惹きつけて止みません。

また、アルカトラズ島は、かつての連邦刑務所であり、ザ・ロックとも呼ばれ、ランドマークの指定を受けた歴史的な背景と壮観な景色が楽しめます。

サンフランシスコのケーブルカーとは

サンフランシスコのケーブルカーは、単なる交通手段としてだけでなく、街の象徴として地元の人や世界中の人々に愛されています。

その歴史は古く、1873年に開業した循環式の手動運転ケーブルカーとしては世界最古です。

ケーブルカーの誕生

サンフランシスコは、約50もの丘を有する丘陵地帯であり、ツインピークスやヒル(Hill)とが付く町名が複数あります。濃霧に包まれる「霧の街」としても有名です。

1869年に馬車による滑落事故が起きたことがきっかけで、ワイヤーロープ製造に携わっていたアンドリュー・スミス・ハリディがケーブルカーの開発を進めました。

彼は、道路下に埋め込んだケーブルを循環させ、それを掴んだり離したりしながら車両を動かす「循環式」を採用。

急坂を上り下りする実験を繰り返し、1873年9月1日、サンフランシスコ市民待望のケーブルカーが開通しました。

その後、サンフランシスコ市内のケーブルカーは瞬く間に路線を増やし、市民の足として発展していきました。

ピーク時には約600台もの車両が街中を行き交い、23路線が走っていましたが廃止され、現在サンフランシスコ市内を走っているのは、サンフランシスコ市営鉄道が運行する「パウエル-ハイド線」「パウエル-メイソン線」「カリフォルニア線」の3路線となりました。

ケーブルカー博物館

ケーブルカー博物館では、サンフランシスコ・ケーブルカーの歴史や仕組みを学ぶことができます。

博物館内には、ケーブルカーの心臓部と呼ばれる大きなモーター室があり、市内に敷かれた線路下のケーブルを大きな滑車を回して循環させる仕組みを見ることができます。

モーターは各路線に1台ずつと、「パウエル-ハイド線」と「パウエル-メイソン線」の共用部分に1台、計4台あります。

サンフランシスコのケーブルカー乗り方ガイド

ここでは、サンフランシスコのケーブルカーの料金や路線、乗り方について解説します。

サンフランシスコケーブルカーは、おおよそ各線10分毎に運行していますが、確実に乗車したい方は、各線の始発駅から乗車すると良いでしょう。

降りる乗客がいなければ各停車駅に必ず停まるとは限らないのがケーブルカーです。

もしも、道の途中からステップ乗車(飛び乗る)場合は、手を挙げて運転手に合図を送りましょう。乗車アピールの合図がない場合や、すでに満員の場合は素通りされることもあるので要注意です。

ケーブルカーの料金

サンフランシスコで、1日に何度も乗車する方には、市営地下鉄やバスも自由に乗り降りできる「ビジター・パスポート」がオススメ。

乗車券およびビジター・パスは、「パウエル駅」にあるチケットブースにて購入できます。現金払いでの乗車も可能。ただし、ケーブルカー運賃は運転手さんに手渡しで、お釣りが出ないので注意が必要です。

これらのパスは、ケーブルカーだけでなく、サンフランシスコ市営のミュニメトロ、ミュニバスも乗り放題です。「MuniMobile(ミュニ・モバイル)」というアプリをダウンロードしたり、Clipper Card(クリッパーカード)という交通カードを利用すると、パスの料金が安くなります。

クリッパーカードとは、日本のSuicaやPASMOのような交通カードのこと。

カード代3ドルで、チャージして使用します。ケーブルカーのほかにミュニメトロ、路面電車、ミュニバス、バート、カルトレインなど、サンフランシスコの交通機関で利用できる便利なカードなので、この機会に使ってみるのもオススメです。

サンフランシスコ国際空港のインフォメーションカウンターや、パウエル駅のチケットブース、ミュニメトロの自動販売機などで購入可能です。

・サンフランシスコのケーブルカーの片道料金は、現金、クリッパーカード、アプリ一律(乗り換えなし)8ドルで、4歳以下は無料です。

・サンフランシスコのケーブルカーの乗り放題パスは、1日券(1デイ)、3日券(3デイ)、7日券(7デイ)の種類があります。

※料金は変動するので、必ずご利用前に確認してください。

【お得な乗り放題パス】

1日乗り放題 ビジター・パスポート(1-Day Visitor Passport)
・現金:23ドル
・クリッパーカード:12ドル(+カード代3ドル)
・アプリ:12ドル

3日間乗り放題 ビジター・パスポート(3-Day Visitor Passport)
・現金:34ドル
・クリッパーカード:29ドル(+カード代3ドル)
・アプリ:29ドル

7日間乗り放題 ビジター・パスポート(7-Day Visitor Passport)
・現金:45ドル
・クリッパーカード:39ドル(+カード代3ドル)
・アプリ:39ドル

さらに、サンフランシスコ・シティパスという観光パスもあり、観光クルーズや博物館などのチケットも含まれており、観光予定がある方にはお得です。

【サンフランシスコ・シティパス】

高い割引率で、定番観光地4つのアトラクションに1回入場可能なシティパスです。チケット売り場で並ばずに入場できます。

シティパスの特典について詳しくは公式サイトをチェックしましょう。

・サンフランシスコ湾クルーズ(要予約)
・カリフォルニア科学アカデミー

さらに、以下のお好みの2つのアトラクションに入場できます。

・アクアリウム・オブ・ザ・ベイ水族館
・エクスプロラトリアム
・サンフランシスコ動物園と庭園
・サンフランシスコ近代美術館 (SFMOMA)
・ウォルト・ディズニー・ファミリー博物館
・サンフランシスコ近代美術館

ケーブルカーの路線

※ケーブルカーの運行時間も状況によって変更があるため、出発前にチェックしておきましょう。

1.パウエル~ハイド線(赤い路線)

始発:AM6:00~最終:AM12:20、約8~10分間隔で運行
ユニオンスクエア近くのパウエル駅から、フィッシャーマンズワーフへ向かう一番人気の路線です。

ロンバード・ストリート、アルカトラズ島、ゴールデンゲートブリッジなど、サンフランシスコの見どころを巡ります。

2.パウエル~メイソン線(緑色の路線)

始発:AM6:30~最終:AM12:30、約8~10分間隔で運行(運行していない時間帯あり)
パウエル~ハイド線と途中まで同じ道を走り、チャイナタウンを通ります。ノースビーチやピア39へ行くことができます。

3.カリフォルニア・ストリート線(青い路線)

平日始発:AM6:20~最終:PM11:30頃、約6~15分間隔で運行(運行していない時間帯あり)
週末始発:AM6:30~最終:PM11:30頃、約6~15分間隔で運行(運行していない時間帯あり)
カリフォルニアストリートに沿って走り、グレース大聖堂や高級住宅街を通ります。ほかの2路線に比べて車両が大きく、比較的空いていて乗りやすいのが特徴です。

チケット(乗車券)の購入方法

サンフランシスコのケーブルカーのチケットは、現金、クリッパーカードで購入できます。

・現金
乗車時に運転手に8ドルを支払います。お釣りは出ないので、事前に準備しておきましょう。

・クリッパーカード:
乗務員が持っている機械にかざします。

・チケットブース:
パウエル駅のチケットブースでは、片道チケット、往復チケット、1デイ・パスポート、クリッパーカードなどが購入でき、地図も無料でもらえます。

乗り方について

ケーブルカーに乗る方法は2つあります。

【パウエル駅】
パウエル駅のチケットブースの隣にある乗り場から乗車するのが、一番迷うことなく乗る方法です。

ただし、ここは観光客が多く並んでいるため、待ち時間が長くなることがあります。

【停留所】
路線上にある停留所です。比較的空いているため、並ばずに乗れる可能性があります。

ケーブルカー停留所の看板には、路線名のカリフォルニア線またはパウエル線と書いてあるので、一目でわかりやすいと思います。

サンフランシスコのケーブルカーの所要時間

サングランシスコのケーブルカーの所要時間は、約20〜25分程度です。混雑時は15分程度の待ち時間を要することもあります。

【注意点】
サンフランシスコのケーブルカーは人気のアトラクションで、特にパウエル駅では行列ができることがあるため、事前に時刻表を確認し、時間に余裕を持って利用することをおすすめします。

ケーブルカーの車内は混雑していることがありますので、貴重品はしっかりと管理しましょう。

【サンフランシスコ市営鉄道(Muni)が運営する主な公共交通機関】
サンフランシスコは、鉄道やバスなどの公共交通機関が発達しており、観光客にとって移動しやすい街です。

特に地下鉄はサンフランシスコ中心部での移動に欠かせない存在です。

地下鉄(Muni Metro):
サンフランシスコ市内を網羅する地下鉄です。A〜Tの路線があり、主要な観光スポットを結んでいます。

路面電車(Streetcar):
FラインとEラインがあり、観光客に人気です。特にFラインは、フィッシャーマンズワーフからカストロ地区まで、サンフランシスコの歴史的な街並みを走ります。

バス(Muni Bus):
サンフランシスコ市内を隅々までカバーする路線バスです。

ケーブルカー(Cable Car):
サンフランシスコの象徴的な乗り物で、急な坂道を登る様子は観光客に大人気です。

ヒストリック・ストリートカー:
サンフランシスコの路面電車の中で、特に人気なのが「ヒストリック・ストリートカー」です。

アメリカ各地やイタリアのミラノから集められた歴史的な車体を復元・改装したもので、カラフルな色使いが印象的。

Fラインは、カストロ〜フィッシャーマンズワーフ間を運行しており、観光客に人気の路線です。ヒストリック・ストリートカーに乗車すると、サンフランシスコの歴史を感じることができます

車内は木製の座席やレトロな内装が施されており、まるでタイムスリップしたような気分に。車窓からはサンフランシスコの街並みを眺めることができ、観光気分を盛り上げてくれます。

役立つ英語フレーズ

旅行や留学で海外で過ごす時に、公共交通機関を利用すると、現地の人々の日常生活を体験することができるので、ぜひ利用してみましょう。

国によっては治安が不安定な場所があるので、一人旅や女性の海外旅行などでは国の情勢や現地のニュース情報などに注意してください。

また、交通機関を利用する際は、その国のマナーなども事前に確認しておくと安心です。

では、各交通機関、乗り物を利用する際に、覚えておくと便利な役立つ英語フレーズをご紹介しましょう。

【名称・呼称一覧】

・公共交通機関:public transport、public transportation
・乗り物:transportation(交通機関)、a vehicle(陸上)、a vessel(海上)
・電車:train
・地下鉄:subway,the Tube(ロンドン)/Metro(パリ・ワシントンなど)
・路面電車:streetcar(米国)/ tram(英国、オーストラリア)

※アメリカでは、「Cable car(ケーブルカー)」とは、サンフランシスコの路面ケーブルカーを指す言葉です。

英国では、Cable Carは、日本語でいうロープウェイ(和製英語)を意味し、Funiclar(フニクラー)といいます。

米国では、ロープウェイを指す言葉は、Aerial Tramway(エリアル・トラムウェイ)といいます。

・バス:bus
・路線バス:a bus on a regular route、fixed route bus
・タクシー:taxi
・飛行機:airplane
・船:ship、boat、ferry、vessel
・運賃:fare
・切符:ticket
・片道切符:a one‐way ticket(米国)/ a single ticket(英国)
・往復切符:a round‐trip ticket(米国)/ a return ticket(英国)
・乗り場:a platform(電車)、 a bus stop(バス)、a taxi stand(タクシー)
・乗り換える:transfer、change trains
・停車駅:stops
・路線図:route map
・時刻表:timetable
・始発:first train、the first departure of the day
・最終便:last flight、last bus、last train
・欠航:cancellation of a flight/sea voyage

電車、地下鉄などを利用する

路線図(route map)で目的の駅を見つけて、行き方と料金を確認して切符を購入しましょう。

【目的地の確認をするとき】
例)※「route map」と「timetable(時刻表)」と置き換えて使ってもOK。

・Excuse me, where is the route map?
(路線図はどこですか?)
・May I have a train route map?
(電車の路線図をもらえますか?)
・How long does it take to 〇〇 station?
(〇〇駅までどれくらいかかりますか?)

【切符・プリペイドカード購入するとき】
例)

・Do you have prepaid cards for public transportation?
(公共交通機関のプリペイドカードはありますか?)
※駅員さんに直接尋ねる場合は、このフレーズもOK。
・Is there any IC card for public transportation?
(公共交通機関のプリペイドカードはありますか?)
・Where can I get a train ticket?
(どこで切符が買えますか?)
・How much is the ticket to 〇〇 station?
(〇〇駅まで切符はいくらですか?)

【行き方(ルート)確認するとき】
乗り換えなどがある場合は、必ずルート確認をしておきましょう。
例)

・Could you tell me how to get to 〇〇? (〇〇への行き方を教えていただけますか?)
・Which line should I take to go to 〇〇? (〇〇に行くには、どの路線に乗ればいいですか?)

【改札口の確認をするとき】
目的の駅に到着したら、改札や出口を確認しましょう。間違えないように注意が必要です。
例)

・Where is the ticket gate?
(改札口はどこですか?)

【ビルなどの建物の中で出口を確認するとき】
例)

・Where is the exit?
(出口はどこですか?)
・Where is the exit to the outside?
(外への出口はどこですか?)

バスを利用する

【行き先・運賃の確認するとき】
例)

・Does this bus go to 〇〇?
(このバスは〇〇に行きますか?)
・Where can I get the bus to 〇〇?
(〇〇行きのバスにはどこで乗れますか?)
・How much is a one‐way ticket to 〇〇?
(〇〇への片道切符はいくらですか?)

タクシーを利用する

海外で走行中のタクシーを呼び止めるには、慣れていない人にはちょっとハードルが高いかも知れません。海外でタクシーが必要になったら呼んでもらったほうがラクです。英語のフレーズを使って、ホテルのフロントなどに頼みましょう。

【タクシーを呼ぶとき】
例)

・Could you get me a Taxi?
(タクシーを呼んでくれますか?)
・Cab please.
(タクシーをお願いします。)
※アメリカ国内でのホテルやレストランのドアマンなどのスタッフには、最低限のこのフレーズだけでも伝わります。

【乗車するとき】
大きい荷物などがある場合はトランクを利用しましょう。
例)

・Could you open the trunk for me?
(トランクを開けてもらえますか?)
・Could you put my luggage in the trunk?
(荷物をトランクに入れてもらえますか?)

【行き先を告げる】
英語に自信がない人は、地図や紙に書いた住所を見せると行き先が伝わりやすいでしょう。
例)

・Could you take me to 〇〇?
(〇〇までお願いできますか?)
・Can you please go to 〇〇?
(〇〇に行っていただけますか?)
・Please take me to this address(place).
(この住所(場所)までお願いします。)

【降車するとき】
降りる時にはマナーとして「Thank you. (ありがとう)」も忘れずに。目的地に到着したり、目的地を変更したりするときには、以下のフレーズを使いましょう。
例)

・Could you drop me off at 〇〇?
(〇〇で降ろしてもらえますか?)
・Could you drop me here?
(ここで降ろしてもらえますか?)
・I’ll get out here.
(ここで降ります。)

【支払いするとき】
運賃だけでなく、チップの習慣がある国では、支払いと同時にチップを渡します。アメリカの相場は、料金の15~20%です。「Keep the change. (お釣りは取っておいてください)」といえば、お釣りをチップの代わりとすることもできます。
例)

・How much is it?
(いくらですか?)
・Do you accept credit card?
(クレジットカードは使えますか?)
・Can I use a credit card?
(クレジットカードは使えますか?)

【所要時間を確認するとき】
公共交通機関やタクシーを利用する前に、出発時間や所要時間を確認しておきましょう。
例)

・How long will it take you to arrive here?
(ここに到着するまでにどれくらいかかりますか?)
・How long does it take from here to 〇〇?
(ここから〇〇までどのくらいかかりますか?)
・How long does it take to get from here to 〇〇?(※より丁寧な表現)
(ここから〇〇までどのくらいかかりますか?)

まとめ

いかがでしたでしょうか?サンフランシスコ旅行での観光に役立つ、サンフランシスコの魅力やケーブルカーの特徴、乗り方、料金、路線、チケットの購入方法などをご紹介しました。

サンフランシスコは、ケーブルカーのほかにも美味しいレストランやカフェ、美術館、博物館など、様々な魅力的なスポットがあります。多様な魅力を持つ都市であり、一度訪れると必ずまた行きたくなる場所です。サンフランシスコに訪れたら、ぜひケーブルカーに乗って、サンフランシスコの散策を満喫してくださいね。

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