マレーシアの気候特徴と留学や旅行準備!最適なベストシーズンとマレーシア英語も知っておこう!

マレーシア、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

常夏の島マレーシア!

10年以上連続で日本人が移住したい国NO.1であり、近年では高校、大学生のみならず、小学生の留学先としても人気の都市です。

常に安定して暑いイメージのあるマレーシアですが、シーズンによって若干気候に差があることはご存知でしたか?

本記事ではマレーシアの天候、天気について具体的に学んでいきましょう。

マレーシアの気候について

まずはマレーシアの気候に関して、基本情報を確認していきましょう。

年間を通して熱帯性気候で暑い

マレーシアは赤道近くに位置しており、年間を通じて熱帯性気候であることが特徴です。

マレーシアの気候には日本のような寒さを感じる冬はありません。

一年中暑く平均気温は25-33℃。日中の最高気温は31-33℃程度、最低気温は22-25℃程度です。

車や人が集まる都市部では、もう少し暑さを感じることがあるでしょう。

また、紫外線指数も非常に高く15-30分程度で肌がダメージを受けるといわれている7-11程度の指数にあたります。

そのため、太陽の日差しにあたると想像以上の暑さを感じることもあります。

雨季と乾季がある

気温は年間を通して安定していますが、雨季と乾季と呼ばれる時期に分かれており、降雨確率が高い時期があることにご注意ください。

また、乾季であっても夕方に短時間のスコールにあうことは多いです。

マレーシアの人は「マレーシアには季節が2つしかない。暑い日と雨の日だよ。それも1日のうちに体験できるよ!」とよく言います。

クアラルンプールの気温

マレーシアの中でも旅行先・留学先として最も人気が高い首都、クアラルンプールの気候と気温をみていきましょう。

最高気温は30℃前後、最低気温は23℃前後

クアラルンプールの平均気温は年間を通してほとんど横ばいです。30℃前後が最高気温の平均となりますが、日差しが非常に強いため外を歩く際は日差し以上の暑さを感じることも多いでしょう。

マレーシアの平均最低気温は23℃前後。季節に関わらず、朝晩の温度差が10℃近くあることもマレーシアの気候の特徴と言えます。

前日の夕方以降や朝方に雨が降った場合は少し肌寒く感じる日もありますが、薄い羽織物が1枚あれば十分対応可能です。

服装はどんなのがいい?

次に、マレーシアでの適切な服装について解説していきます。場所によってはNGの服装もあるのでご注意ください。

日本の夏と同じ服装でOK

常夏の島マレーシアにおいて短期滞在をする場合は、半袖Tシャツ+半ズボン、ジーパン+スニーカーや夏用のワンピース+サンダルのような軽装で全く問題ありません。

もちろんノースリーブ、の方も多く見かけます。いわゆる「日本の夏に着る洋服」と認識していただいて問題ないでしょう。

時期によっては蒸し暑さを感じることもあるため、コットンやリネンなどの通気性のいい服がおすすめです。

Grab(ライドシェア)や電車での移動であれば足元にそこまで気を遣う必要はありませんが、もし街歩きをしたい場合はスニーカーをおすすめします。

なぜなら都市部であっても道路が凸凹しているケースが見られるためです。

日差しが強いためサングラスや帽子を持っていくのもおすすめです。

モスク訪問時は肌の露出NG

マレーシアには見学可能なモスクが何箇所もありますが、そちらを訪れる際は体のラインが見えたり、肌を露出している服(短パン、ノースリーブ)はNGとなります。服装選びに少し戸惑う方もいるかもしれませんが、以下のような服装を心がければ問題ありません。

・女性:ゆったりめのワンピース、長いスカート、長いパンツ、長袖

・男性:肩とひざを隠す服装(七分丈はOKなところも)

もしこれらの服装がない場合はユニクロなどで購入することもできますし、モスクでは体を隠す布(ヒジャブ、ローブ)を貸し出すサービスもあります。

日本と異なりマレー系、中華系、インド系など様々な文化や宗教的価値観が混在しているため、私達が思ってもいないことがマナー違反になることも。訪問前には必ずマナーを調べ、失礼のないように見学しましょう。

常夏のマレーシアで過ごす際に気をつけること

過ごしやすいイメージを持たれることが多いマレーシアですが、国特有の温度管理や天候事情があります。

ここでは、いくつか気をつけるべき点を解説していきます。

モールの中は肌寒い

外の観光地や街中は半袖で歩けるマレーシアですが、モールの中はとても寒いことがあります。

マレーシアには大きなモールがたくさんあり、観光目的地の1つやツアーの中に組み込まれていることもあるでしょう。

モールやレストランなどの室内に1時間以上滞在する予定がある場合は、薄い羽織物があったほうが無難です。

もし、持っていない場合はユニクロ、H&Mなどで手軽に購入できます。

天候が変わりやすいので計画はフレキシブルに

マレーシアは年間を通してスコールが多く、雨季ではなくても毎日のように雨が降ることもあります。

傾向としては夕方〜夜頃に激しい雨が1~2時間降ることが多いです。

雨が降り始めると道路が混雑し、Grab(ライドシェア)やタクシーも捕まりづらかったり価格が上がることもあります。

街散策をする場合は雨宿りできそうな近くのお店やモールを事前に調べておく、アウトドアを楽しむ際は時間に余裕を持って計画を立てておくことをおすすめします。

水は多めに持ち歩いたほうが良い

マレーシアは気温が高く日差しが強いため、お水は常に持ち歩きましょう。

もちろん日本のようにコンビニや自動販売機もありますが、日本と比較して数がすくなかったり、徒歩移動が少ない分「次のコンビニにちょっと立ち寄ろう」ということが少し難しくなるのでお気をつけください。

各エリアの気候

マレーシアは、気温こそそこまで変わらないものの、都市や地域ごとに気候の特徴が異なります。

同じ熱帯性気候でも、エリアによって降雨量、湿度に違いがあるため、訪れる地域に応じた準備をしましょう。

ここでは代表的な都市であるクアラルンプール(都市部)、ジョホールバル、観光で人気のペナン、マラッカ、更にクアラルンプールからほど近い山岳部のゲンティンハイランドなど、マレー半島の主要エリアの気候を比較ていきます。

エリア別の気候

マレーシアは西海岸と東海岸に大きく分かれています。

各都市の気候詳細に入る前に、西海岸と東海岸の大まかな気候を確認しましょう。

特に雨季、乾季を理解することで観光のスケジュールが立てやすくなります。

マレーシア西海岸の気候

・代表都市:クアラルンプール、ペナン、マラッカ

・雨季:10月、11月、12月、1月、2月、3月

・乾季:4月、5月、6月、7月、8月、9月

マレーシア東海岸の気候

・代表都市:ジョホール、クアンタン

・雨季:11月、12月、1月、2月

・乾季:3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月

1. クアラルンプール

都市の特徴

マレーシアの首都で観光、留学先として最も人気。

クアラルンプール中心地には巨大なビルやモールが立ち並び、車もかなり多いため、気温以上の暑さや湿度を感じることがあります。

都心部では電車での移動も可能です。

気候の特徴

・年間を通じて気温はほぼ一定(25~33℃程度)

・雨季(10月~3月)には短時間のスコールが頻発する

・大都市であるためヒートアイランド現象により暑さを感じやすい

2. ゲンティンハイランド

都市の特徴

クアラルンプールから車で1時間ほどの標高1,800メートルの高地にあるリゾートエリア。

大きなショッピングモールや室内外のテーマパーク、カジノがあります。

クアラルンプールからバスも出ているので、都市部の観光に飽きてしまった方が少し足を伸ばすのにはおすすめです。

気候の特徴

・年間を通じて気温はほぼ一定(16~24℃程度)で涼しい

・湿度は高めで霧が発生することが多く、長袖が必須

・雨季(10月~3月)は降雨量が増え、霧雨が長く続く場合も

3. ペナン

都市の特徴

東洋の真珠と称される歴史的な港町であり、クアラルンプールから近いリゾート地。

ジョージタウンはユネスコ世界遺産にも登録されています。美しいビーチと美味しいストリートフードが魅力的です。

小さい町ながら、インターナショナルスクールもあり近年は留学先としても人気を集めています。

気候の特徴

・年間を通じて気温はほぼ一定(24~32℃程度)

・クアラルンプールと比べると、雨季(11月〜4月)には湿度が高め

・海風が吹き込むため、沿岸部では蒸し暑さが和らぐことも

4. マラッカ

都市の特徴

マレーシアの歴史的な都市。ユネスコ世界遺産に登録されている街でもあります。

オランダ、ポルトガル、中国の影響を受けた建築が点在しており、様々な異国情緒あふれる建築物がみられます。

小規模な街でありながら、文化や歴史を深く学べるのが魅力的です。

気候の特徴

・年間を通じて気温はほぼ一定(24~32℃程度)

・湿度が高く、スコールが発生しやすい

・雨季(11月~1月)には特に降水量が増加する傾向あり

5.ジョホールバル

都市の特徴

マレー半島の南端に位置しており、商業と観光の中心地。シンガポールとは陸続きで日帰り観光を楽しむ方もいます。

レゴランドやデサルビーチなど家族向けの観光地が豊富です。

気候の特徴

・年間を通じて気温はほぼ一定(24~33℃程度)

・雨季(11月~2月)は、スコールや長時間の雨が頻繁にみられる

・午後は特に湿度が高く、蒸し暑さを感じることが多い

6.クアンタン

都市の特徴

マレー文化が色濃く残る伝統的町並みを見ることができます。

都市部では楽しめないビーチリゾートや自然観光を楽しみたい方におすすめ。マレーシアで最も美しい島といわれるレダン島へのアクセス拠点にもなっています。

気候の特徴

・年間を通じて気温はほぼ一定(24~33℃程度)

・湿度が高く、特に午後は蒸し暑さを強く感じる

・雨季(11-2月)は長時間の雨やスコールが多発する

7. ボルネオ島

都市の特徴

豊かな自然と多様な野生動物に出会えることが特徴的な島。

世界自然遺産のキナバル山や、オランウータン保護区が有名です。

熱帯雨林の中でトレッキングやダイビングを楽しみたい方におすすめの地域です。

気候の特徴

・年間を通じて気温はほぼ一定(25~33℃程度)

・マレー半島と比べて降雨量が多く、豪雨が何時間も続く場合も

・熱帯雨林の影響で、他の都市と比べても湿度が非常に高い

おまけ:マレーシアで話される英語は「マングリッシュ」って知ってる?

マレーシアで話されている英語が「マングリッシュ」と呼ばれていることはご存知ですか?

ここでは「マングリッシュ」とは何か、「マングリッシュ」の例をお話していきます。

マングリッシュとは

「マングリッシュ」とはマレーシアで使われる英語(イングリッシュ)という意味で、マレーシア独特の訛や文法がまざった英語のことを指します。

マレー系・中華系・インド系と様々な人がいる国マレーシア。

マレー語が共用語ではありますが、多くの人が英語を話せる国でもあるんです。観光で言葉が全くわからず困ることは少ないでしょう。

しかし様々なバックグラウンドの人が住んでいるため「英語は完璧じゃなくても、とりあえず通じればいい」という考えが強くあります。

そのため、ブロークンイングリッシュであったり、マレー語と混ざった英語を耳にすることが多くあります。

マングリッシュの例

以下はマングリッシュの例です。

買い物や日常会話でもよく登場しますが「言ってることが全くわからない!」というほど困ることはないでしょう。

・語尾に「lah(ラ)」「ah(ア)」がつく

OK, lah!、No problem,lah!、Take care ah!

・「できる」をcanだけで返答する

can,can!(OKだよ!という意味)

・マレー語と英語が混ざる

ご飯に行こうよ→go makan(マカン)

マレーシアの文化を言葉からも楽しんでみてください。

まとめ

以上、マレーシアの気候、天候情報をまとめました。

マレーシアは1年を通して平均気温が30℃以上ととても暑い国ですが、日本と比べて雨がかなり多い点にご注意ください。

都市部の雨季は10月-3月ですが、訪問する地域によって微妙に異なります。

また、暑い国だから!といって半袖半ズボンでいると体が冷えるもとに。

どこへ行く場合でも羽織れるものは1枚持っておくと便利です。

マレーシア旅行、出張へ行かれる際は、是非参考にしてみてください。では、良い旅を!

nativecamp.net

nativecamp.net

nativecamp.net