ワーホリに行けるのは何歳まで?ワーホリ以外で海外で働く方法はある?

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将来ワーキングホリデーをしてみたいと考えている人にとって、ワーホリの年齢制限は気になることのひとつではないでしょうか。なんとなく、30歳くらいと知っている人は多いかと思いますが、30歳をすでに超えている人は、もう行けないのかと諦めているかもしれませんね。

そこでこの記事では、ワーキングホリデーの年齢制限についてご紹介しつつ、すでに年齢制限を超えてしまっている人のために、ワーホリ以外の海外で働く方法もご紹介します。ワーホリがしたい、海外で働きたいと思っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

ワーホリには年齢制限がある

冒頭で触れているとおり、ワーキングホリデーには年齢制限があります。その年齢制限はほとんどの国で18歳から30歳までと定められており、その年齢に該当しない人は、そもそもワーホリビザの申請ができません。

ちなみに、ワーホリ年齢制限の下限は18歳とどの国も共通していますが、上限に関してはこれまでに変更があったり、25歳くらいだったりと、30歳以外を指定している国もあるため、少々注意が必要です。

特に近年変更があった国だと、インターネット上の情報も錯綜しているため、必ずワーホリに行きたい国の公式情報をチェックするようにしましょう。

制度上は31歳の誕生日前日まで申請可能

「30歳まで」と言われると、すでに30歳の人、もしくはもうすぐ31歳の人は、ワーホリを諦めてしまうかもしれませんね。しかし、現時点で30歳の人はまだワーホリの申請が可能です。(※年齢制限が30歳までの国の場合)

多くの国では、ビザ取得後数ヶ月以内に渡航し、そこからワーホリの期間が始まる形になっています。(この期間は国によって異なる場合がありますから、詳しくはワーホリをする国の情報を調べてみてください。)

そして、ワーホリビザの年齢制限は、申請時の年齢を指しているため、申請時にギリギリ30歳であれば、申請後や渡航時に31歳になっていても、まだビザが有効であるなら問題ありません。

制度上は31歳の誕生日前日まで申請ができる国がほとんどですが、書類の不備などの可能性も考慮し、できるだけ早めに申請することをおすすめします。

年齢制限が31歳以上の国はある?

ワーホリの年齢制限が30歳までではない国もあるという事実を知って、「それなら31歳以上の国もあるのでは?」と考える人もいるでしょう。

しかし残念ながら、2024年11月現在、31歳以上の日本人が新たに通常のワーホリビザを取得して海外に渡航することはできません。数年前、オーストラリアの上限が35歳に引き延ばされたことが話題になっていましたが、それは国が限定されており、現在のところ日本は対象となっていません。

カナダにはROワーホリという制度も

通常のワーホリビザとは違いますが、カナダではROワーホリという制度が新設されています。こちらは年齢制限が35歳までとなっており、一度カナダにワーホリをしたことがある人でも申請が可能です。

ただしかなり枠が制限されているため、通常のワーホリビザより取得しづらいこと、そして条件も異なることに注意しましょう。カナダへのワーホリを希望していて、31歳を超えてしまった人や、2回目のカナダへのワーホリを希望する人は、挑戦してみても良いのではないでしょうか。

ワーホリに年齢制限がある理由

すでに31歳以上の方は、なぜワーホリに年齢制限があるのかと憤りを感じることもあるかもしれません。年々ワーホリができる国は増えていますし、悔しく思う人もいるかもしれませんね。

しかしワーホリに年齢制限が設定されているのには、それなりの理由があるのです。

ワーホリの目的は「若者の国際交流」と「キャリア形成」

そもそもワーキングホリデーの目的は、若者の国際交流・異文化体験、そしてキャリア形成です。

「若者」というと、大体20代までのことを指すイメージがないでしょうか。若者を対象としているのに、年齢制限がなかったら、不自然な感じがしますよね。

また、キャリア形成という点においても、将来の職に生かす経験と知識をつけるということを考えると、やはり20代までが妥当な年齢です。

30代になると、どの国でも家庭を築いたり、ある程度キャリアを積んでいたりする人が大半ですから、「キャリア形成」という目的にも当てはまらないのです。

成人年齢が18歳以上の国が多い

ワーホリの年齢制限の下限を気にしている人はあまりいないかもしれませんが、こちらが18歳以上と定められているのは、世界的に成人年齢が18歳以上の国が多いからです。

未成年の人はまだ保護者の保護の元で生活をするため、保護者同伴では渡航できないワーホリビザには向いていません。

日本では高校を卒業するのが18歳なので、特に18歳以上という年齢制限に疑問を持つ人はいないかもしれませんね。ですが、将来お子さんをワーキングホリデーに行かせたい人や、お子さんがワーホリに興味を持っている人は、ワーホリの年齢制限には下限があることも覚えておくと良いでしょう。

ワーホリ以外で海外で働く方法

ワーホリビザは若い人が国際交流をしたり、キャリアにつながる知識や技術を育てるためのものですから、年齢制限が撤廃されることは、今後もないでしょう。

それなら、30代、40代の人は海外で長期滞在をしたり、海外で働いたりできないのか?というと、そうではありません。ワーホリビザ以外でも、海外で働く方法はあるからです。

ここからはワーホリ以外で海外で働く方法をご紹介します。こちらに関しては年齢制限はありませんから、いくつになってからでも挑戦できますよ。

海外就職

海外で働きたいなら、海外就職を考えてみましょう。ビザサポートのある日本人向け海外求人はたくさんあります。

ただしワーホリで行けるような英語圏やヨーロッパの国々での海外就職は狭き門かもしれません。少し調べてみると様子がわかりますが、日本人向けだとアジア圏が多く、欧米は少な目です。ちらほら中米も見かけるでしょう。

ただし和食や寿司職人としての経験がある人など、特別な経歴を持つ人だと、欧米でも求人を見かけることがあります。

また、英語を使って仕事がしたい、英語圏で暮らしたいということでしたら、マレーシアやフィリピンなどにも求人があります。

海外に就職する場合は、その国の言語がある程度話せることが条件になっていたり、特別なスキルを持っていることが条件になっていたりします。本気で海外就職をしたいなら、今からでも日本でスキルを磨いたり、経験を積んだりしてみてはいかがでしょうか。

海外転勤

海外転勤の可能性のある企業にお勤めなら、海外転勤という手もあります。そういった企業にお勤めなら、社内で海外転勤を希望していることをアピールすれば、それが叶うこともあるでしょう。

条件や渡航先などは企業によりますし、すべての企業が海外転勤ができる環境にあるわけではありません。ですが、もしも可能性があるなら、それに賭けてみることをおすすめします。

ただし海外転勤で海外に長期滞在をする場合、職場はほとんど日本人…なんてことも少なくありません。普段の生活は現地での生活になるため、工夫すれば日本とは全く違う生活ができるでしょうけれど、どんな生活になるのか、どんな職場なのかは、あらかじめチェックしておきましょう。

Co-op留学

海外就職や海外転勤に比べると難易度が低いのが、Co-op留学です。こちらはカナダの制度のため、渡航先はカナダに限られますが英語圏かつ英語環境で仕事をしたい人にとっては、嬉しい制度ではないでしょうか。

Co-op留学は1年間カナダに滞在ができ、その期間の前半は専門分野を学ぶ学校に通い、後半はその専門分野を活かせる職場でフルタイムで働くという制度です。ちなみに前半の学校に通っている期間も週20時間まで就労が可能なため、収入がゼロになるわけではありません。

Co-op留学では最初はカレッジに通うこともあり、初期費用が100万円以上、そして全期間を通した支出額は250万円以上かかると思っておきましょう。

ただし、時間制限がある期間があるとは言え、全期間で就労が可能なため、運が良ければ総支出額よりも総収入の方が多くなることも。もしそうはならなかったとしても、ただ留学したり、観光ビザで中期滞在したりするよりも、費用はかかりません。

またCo-op留学は学生としての留学も社会人としての就労も叶う魅力的なビザであるにもかかわらず、年齢制限がないのが特徴です。さらに学校で知識やスキルをつけ、それを実践で活かせるため、日本に帰国してからも社会で活躍できるような経験を積むことも可能なのです。

長期学生ビザでアルバイト

年齢制限がネックでワーホリはできなくても、長期留学ならできる人は多いはず。学生ビザでは仕事ができないと思っている人もいるかもしれませんが、国や留学の種類によっては、週20時間以内のアルバイトのような働き方なら許可されている国も多いです。

大学留学だとアルバイトができる国が多いですが、語学留学ではアルバイトが禁止されている場合も少なくないため、詳しくは渡航を希望する国の最新情報を調べてみてください。

海外でのフルタイム就労にこだわっておらず、学生向けのアルバイトでいいという人なら、学生ビザでのアルバイトもおすすめです。ただし、職種はカフェやレストランの店員などが多いことを覚えておきましょう。ごく稀にパートタイムのオフィス勤務などもありますが、かなり狭き門です。

ノマド向けビザを取得

昨今、インターネットやテクノロジーの発達により、場所を選ばずに仕事をしている人が増えてきています。それに伴い、どこでも仕事ができる「ノマドワーカー」向けのビザ制度を新設する国も増えてきたのです。

ですから、場所を選ばずに仕事ができる人が、海外で長期で生活をしたいなら、ノマド向けビザの取得も考えてみましょう。

ただしノマド向けのビザは、ノマドワーカーなら誰でも取得できるわけではありません。所得要件が定められていたり、現在の職を一定期間継続している証明を提出する必要があったりします。

特に所得要件はその国の最低賃金の3倍以上や、平均月収の4倍以上が求められたりするので、ノマドワーカーの中でも比較的裕福な生活をしている人に限られる国が多いです。

ただしノマド向けビザを発給している国はかなり多いため、それほど収入が多くない人も、国を選ばなければ行ける国があるかもしれません。ノマドワーカーはフリーランスには限定されていませんから、企業にお勤めのリモートワーカーの人でも、会社がOKなら、ノマド向けビザの取得が可能です。

まとめ

ここでお伝えしたとおり、ワーキングホリデーには年齢制限があり、多くの国で30歳までと定められています。

ですが、ワーキングホリデーができない年齢の人でも、海外で働く方法がないわけではありません。ワーホリに比べると難易度が高めではありますが、Co-op留学のように費用さえあれば、簡単に海外就労が叶う方法もあります。

本気で海外で働きたい!と思うなら、ここでご紹介した方法についてリサーチし、ぜひ自分に合った方法で海外での就労を実現してみてくださいね。

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