
今回特集していくのは「子供向けの日本語オンライン学習」についてです。近年、日本の公立小学校、中学校では外国籍を持つお子さんや、国籍は日本だけど長い間海外で暮らしていた外国にルーツを持つお子さんのように、日本語を思うように話せずに通学をし、他の児童・学生と一緒に学校生活を送っている子供たちの数は増えています。
日本語や日本語によるコミュニケーションを学ぶ環境を整えてあげることや、教員やカウンセラーなどからのサポートを得られることで救われている子供たちがいます。実際、現在日本の公立小学校と中学校では一体どれくらいの数の外国籍、または外国にルーツを持つ子供たちがいるのか、そしてその子達の日本語習得の状況や日本語教師の状況について解説していきます。
さらに、日本に住む外国籍・外国にルーツを持つ子供たちが学校以外の場所でも日本語を学ぶ機会を提供できる、オンライン日本語レッスンについて深掘りしていきます。オンラインで日本語を学ぶことで得られるメリット、そしておすすめのオンラインレッスンサービス「ネイティブキャンプの日本語オンラインレッスン」について紹介していきます!
日本語を学んでいる外国人の子供の状況
今現在、日本に居住しており、日本の公立の小学校・中学校に通っている外国籍または外国にルーツを持つ子供の数は一体どれくらいなのでしょうか。
また、どれくらいの児童生徒が日本語の指導を必要としているのでしょうか。文部科学省によって行われている外国人児童生徒等教育についての調査の結果を参照してみましょう。
日本に住んでいる外国籍・外国にルーツを持つの子供について
令和4年度に文部科学省によって調査された報告によると、公立学校における日本語指導が必要な児童生徒の数は平成24年の調査開始時期から年々増え続けているそうです。日本語国籍は持っているけれど指導が必要な児童生徒については、約10年間で1.7倍(全国で10,688人)に、外国籍で日本語指導が必要な児童生徒は1.8倍 (全国で47,619人)となっています。
都道府県別で見てみると、日本語指導が必要な児童生徒の数が一番多いのは愛知県で12,783人、2番目に多いのが神奈川県で7,298人、3番目に多いのが東京都で4,646人、4番目が静岡県で4,258人、5番目が大阪府で4,094人となっています。
日本語習得の状況
さらに、外国籍・外国にルーツのある児童生徒たちの日本語習得状況についてもみていきましょう。日本語の指導が必要とされる児童生徒の母国語は近年、多様化しています。外国籍で指導を必要としている児童生徒の中には、ポルトガル語、中国語、フィリピノ語、スペイン語を母語とする児童生徒が多いです。
日本の国籍を持っているけれど指導を必要としている児童生徒の中には、日本語、フィリピノ語、中国語、英語が母語であることが多いようです。その他にもベトナム語、韓国・朝鮮語、インドネシア語、ウルドゥー語、タイ語、ネパール後、ロシア語、モンゴル語、アラビア語、マレー語、バシュドゥー語など地域によって様々な母語を第一言語とする児童生徒が学校生活を送っており、日本語の指導を必要としています。
参考資料:外国人児童生徒等教育の現状と課題
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/taikai/r04/pdf/93855301_06.pdf
子ども向けのオンライン日本語レッスンのメリットは?
多くの児童・生徒が日本の小学校や中学校で日本語の指導を必要としている現状を打破するために、オンラインの日本語レッスンを活用するという手段があります。
そこでここからは、外国籍・外国にルーツのある子供たちがオンラインレッスンで日本語を勉強することで得られるメリットについて深掘りしていきましょう。
メリットその① 学習にかかる費用が安い
オンラインレッスンを受けることのメリットの一つとして、費用が安く済むということが挙げられます。対面レッスンには校舎や教室の場所代がかかっているため月謝が割高になることも多いです。
その点、オンラインレッスンであれば自分の家やカフェ、おばあちゃんおじいちゃんのお家、旅行先など好きな場所から受講することができます。その上費用が安く済むのはとてもいいですよね。
また、保護者の方の送り迎えや電車での移動も必要がなくなるので、交通費も全くかかりません。費用面で躊躇している方も、安心してお子さんに日本語のレッスンを受けさせてあげられますね。
メリットその② マンツーマンでレッスンが受けられる
対面の日本語教室では、多くの場合グループレッスンという形態でレッスンが行われます。それに対し、オンライン日本語レッスンは受講する場所や時間帯は生徒さんが自分で選択できます。そのためマンツーマンレッスンである場合が多く、時間いっぱい先生と日本語でたくさん会話をすることができます。
グループレッスンでは、シャイなお子さんや人前で日本語を話すことに消極的なお子さんである場合、せっかくレッスンに行ったのに日本語を話さないで終わってしまうことも。そのような性格のお子さんには、オンラインレッスンが合っているかも知れませんね。
メリットその③ 場所や時間の自由が効く
オンラインで日本語を学ぶことのメリットといえば、お子さんの好きなタイミングで、インターネットやWi-Fiの通信環境のある場所であれば好きな場所からレッスンを受けられることではないでしょうか。
特に小さいお子さんですと、突然体調を崩したり、気分によっては今日はレッスンを受けたくない!といったこともしばしば起こります。そんな時、オンラインのレッスンであればまたすぐ別の日の別の時間帯にレッスンをすぐに受講することが可能です。お子さんのモチベーションを崩さないように日本語学習を続けるのに最適な受講環境を与えてあげられますね。
メリットその④ 講師を自分で選ぶことができる
オンラインレッスンの会社にもよりますが、多くの場合お子さんが教えてもらいたい先生を選ぶことができます。講師とお子さんの相性が合わないと、いくら日本語レッスンを受けていても学習のモチベーションが上がらなかったり、日本語自体に興味がなくなってしまうことも。
マンツーマンレッスンが行われることの多いオンライン日本語レッスンでは、毎回自分の好きな先生を選択して予約したり、先生のスケジュールが空いていればすぐに受講をすることが可能です。
参考資料:こども向けにオンラインで日本語レッスン!?メリットは?- ネイティブキャンプ英会話ブログ | 英会話の豆知識や情報満載
https://nativecamp.net/blog/20240730-child#オンライン日本語レッスンのメリット
おすすめのオンラインレッスンサービス
ここまで、日本語の指導を必要としているお子さんがオンラインで日本語のレッスンを受けることについてのメリットについて複数ご紹介してきました。お子さんの日本語学習へのモチベーションややる気をぐんと引き出してあげられそうなメリットがたくさんありましたね。
上記の内容を踏まえまして、ここからは日本語の指導を必要とするお子さんにおすすめのオンライン日本語学習サービスを紹介したいと思います。お子さんのやる気を保ち続けながら、日常生活や学校生活での先生やお友達とのコミュニケーション、そして算数や国語、社会、理科などの学習にしっかりとついていけるようになるために必要な力をつけられるサービスを選択することが大切です。
オンラインで日本語を学習するならネイティブキャンプ!!
英語教育に加え、外国人への日本語教育にも携わっている筆者がお勧めするのが、「ネイティブキャンプのオンライン日本語レッスン」です。ここからはネイティブキャンプのオンライン日本語レッスンの特徴を深掘りしていきます。
日本語のプロ講師が勢揃い!
ネイティブキャンプで日本語を教えている講師たちは、日本語指導のプロ。日本語学習経験者でも初心者でも、トップクラスの講師がお子さん一人一人の目的やニーズに合わせて指導をしてくれます。
また、日本語の文法や表現を詳しく体系的に学びたい小学校高学年〜中学生、高校生のお子さんのためにバイリンガル講師もたくさんいます。
無制限のレッスン
ネイティブキャンプでは、月額を支払うだけで日本語のレッスンが何度でも受け放題です。1レッスン25分間を、何度でも追加料金なしで受けられます。お子さんがレッスンを気に入ってくれたらその日のうちに何度でも受けられますし、他の習い事や学校の宿題などで忙しい場合は「週に2回」のように受ける回数を決めてもいいですね。
レッスン前の予約は不要!
ネイティブキャンプでは、「突発レッスン」のように24時間いつでもお子さんの好きなタイミングでレッスンを受けることが可能です。予約日時の制約を受けずにお子さんのやる気のあるタイミングで学習を始めることができますよ。
参考資料:Native Camp Japaneseによるオンライン日本語レッスン | 無制限のレッスン、無料トライアルあり
https://ja.nativecamp.net
まとめ
このコラムではここまで、日本語の指導を必要としている外国籍・外国にルーツのあるお子さんの現状と、そのような事情をお持ちの方におすすめの日本語学習方法「オンライン日本語レッスン」の受講におけるメリットについて解説してきました。
また、日本語教育に携わっている筆者がお勧めするオンラインレッスン「ネイティブキャンプの日本語オンラインレッスン」をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。もし自分の周りに、「日本語のレッスンを受けたいけどどの教室がいいのかわからない」「日本語のオンラインレッスンを探している」というお子さんがいらっしゃった場合、ぜひネイティブキャンプのオンライン日本語レッスンをお勧めしてあげてくださいね!
◇経歴
大学時代に、外国語がどのように学ばれるのかについて興味を持ち、日本の大学院で第二言語習得論•応用言語学の研究に励む。
修了後はインターナショナルスクールの先生や、小学生オンライングループ英会話のバイリンガル講師、日本の文化を海外に広める音楽スクールで活躍中。
◇資格
IELTS Academic module 6.5
(speaking 6.5 reading 7.0 listening 6.5 writing 6.0)
◇留学経験
高校時代、春休み中にニューヨークにある姉妹校のタウンゼント•ハリス高校へ研修に参加。
その後大学時代にニュージーランドに一学期間の留学を経験。語学学校に通ったのち、主に応用言語学を中心に学ぶ。
◇海外渡航経験
つい数ヶ月前、高校ぶりに訪れたニューヨークの空港でみつけたストリートピアノ。
つい弾きたくなりニューヨーク出身の作曲家ジョージ•ガーシュインの「ラプソディーインブルー」を弾いたら、メキシコのカンクン行きの搭乗を待っていた皆さんから盛大な拍手を貰いました!とてもいい思い出です。
◇自己紹介
これまでの海外経験や、日本で出会った留学生たちとの交流から、英語をはじめとした外国語を使うことで、私たちの視野や価値観はどんどん広がっていくと確信しています!
英語が好き!と言う気持ちを大切に、英語を学び続けられる燈を見つけられるよう行動すると、英語学習が楽しくなります!
