皆さん、こんにちは。今日は「Nope」の意味や使い方について学習していきます。
もし、まだ聞いたことがない、使ったことがない方は、今回この記事を読んで覚えてしまいましょう。もうすでに知っている人でも、使い方が相手に対して失礼ではないか、正しく使えているのか確認するつもりで読んでみてください。
この記事では、英語「Nope」の使い方について解説していきます。
Nopeの意味
Nopeの意味は「No」からきています。「いいえ」を表す英語表現です。「ノープ」と発音します。Noと同様、相手の発言に対して否定する時などに使います。英語はYesかNoで話を続ける傾向があるので、この「Nope」も使用頻度は高いです。
使用場面は、「いいえ。」という意味よりも「ううん。」と軽く否定したい時に使うイメージです。NopeはNoよりカジュアルな表現とも言えます。
ちなみに、Noのカジュアル表現として「Nope」があるとすれば、同じく「Yes」にもカジュアルな表現があります。こちらは「Yep」と言います。
Noのカジュアル表現
「Nope」は「No」よりもカジュアルな表現のため、親しい間柄の会話やSNSで使用されるスラング言葉です。スラングは、流行語や略語なども含まれます。この「Nope」もネイティブがよく使う言葉のため、使用することでよりナチュラルな会話になります。
しかし、スラングはフォーマルな言葉ではないため、ビジネスなどの場で使用はできないので、使う際には気を付けましょう。
ちなみに、なぜpを最後につけるかというと、肯定や否定を強調するためと言われています。筆者の私は実際にネイティブスピーカーと会話する時に、「Nope」と言われたことがありますが、相手は笑顔で「Nope」と言っているイメージでした。
日本人は悪気なく、「No」だけで質問に対しての答えを終わらせることが多いです。しかし、これではネイティブスピーカーからすると少し強めに否定される印象を覚えるようです。私もそのせいで、英語を喋ると性格が変わると言われた経験があります。周りの友人にも同じような経験をした子がいますが、Noだけだと性格がきついように思われることがあるようです。Noの後に言葉をつけたり、Nopeと砕けた表現を使うことで少し和らぐかもしれません。
次からは、状況別に「Nope」の使い方について例文も見ながら確認していきましょう。
嫌悪感・恐怖心
「Nope」には、嫌悪感や恐怖心を表したい時に使うことができます。例えば、食べようと思っていたものが腐っているなどして食べられなかった時に、「Nope」を使って表現することができます。
嫌悪感で使う場合
やだ、このパンはカビが生えているじゃない。捨ててください。
恐怖心で使う場合
ホラームービーを観る時、私は嫌だ、嫌だと囁いていた。
嘘やジョーク
「Nope」は嘘やジョークにも使うことができます。例えば、冷蔵庫にあったスイーツを食べたかどうか聞かれた時に、食べたのに食べてないと嘘をつく時などに「Nope」と言うことができます。本当に食べていない場合は、ストレートに「No」と言うようです。
嘘の場合
B:Nope, definitely not me.
A:誰が冷蔵庫にある最後のプリンを食べたの?
B:ううん。僕ではないよ。
ジョークの場合
B:Really?
C:Nope, I just drank beer yesterday.
A:ついにお酒をやめたのかい?
B:本当に?
C:いいや、昨日ビールを飲んだよ。
軽く叱る
例えば、お母さんが言うことを聞かない子供に対して、軽く叱る時にもこの「Nope」は使える表現です。「いやだ、もうやめてよ」といったようなニュアンスです。
B:Nope, you should do your homework first.
A:お母さん、宿題の前におやつ食べてもいい?
B:いいえ、宿題を先にやりなさい。
びっくり
びっくりしたという意味で使う時にも「Nope」を使用する事ができます。スケジュールの日程が思っていた日と異なっていて、びっくりする時などをイメージしてみてください。
B:Nope, are you sure?
A:ミーティングは明日だと思っていたけど今日だったみたい
B:まあ、本当に言ってる?
「Nope」は、通常、副詞や間投詞として使われます。しかし、「びっくりした」という動詞として使うことも可能です。「びっくりする」の意味で使われる「freak out」や「驚いた、びっくりした」という意味の「Surprised」と同類の表現です。
彼が私にプロポーズしてくれて驚いてしまった。
その他のスラング表現
「Nope」の他にも、たくさんのスラング表現が存在します。場合によっては、ナチュラルな英語表現になるので、クラスメートなどの友達と親しくなりたい場合は積極的に使っていきましょう。
以下のスラング表現はネイティブスピーカーが日常的に特に使っている表現です。日本語でも、クラスメートや友達と会話をする際、もしもそれが敬語だったら少し距離を感じたり、違和感を感じたりすると思います。
同様に、日本人は綺麗で丁寧な英語を話す反面、それは少し距離を感じさせてしまう場合もあります。日本人が敬語とタメ語を目上の人とそうではない人とで使い分けるように、英語でも上手に使い分けることができると良さそうです。
OMG: Oh my god
OMGは、「Oh my god」の略です。SNSでは、OMG!と使用したり、会話でもそのまま「オーエムジー」と発音したりして使うことがあります。意味は「なんてこった!」「信じられない!」と驚いたり、ショックなことが起こったりする時に使用します。嬉しい時も、悲しい時も使う表現です。
なんてこった!宝くじが当たったよ。
LOL: Laugh out loud
LOLは、「Laugh out loud」の略語です。笑いよりももっと、笑ったことを伝えたい時に使うことができます。「爆笑」や「大笑い」などと訳せます。海外に住む友達がこれを送ってくれた時、筆者は記号と勘違いした経験があります。なんだか絵文字に見えましたが、その勘違いの経験が逆に覚えるきっかけとなりました。
それは面白そう(笑)
IDK: I don’t know
IDKは、I don’t know(わからない、知らない)を表します。質問に対して答えがわからない時、または確信がない時にはこのようにはぐらかすこともあります。日本人はよく使いがちです。
B:IDK, but Mr.John knows that.
A:今日は、何時にミーティングが始まるの?
B:わからないな。ジョンさんが知っているよ。
ASAP: As soon as possible
これも、ネイティブスピーカーが頻繁に使う重要スラング言葉です。意味を知っていないと使うことができません。解読も難しいです。ASAPは、As soon as possible (可能な限り早く)という意味です。メールの用件などで至急返信を催促する時などに使うことができます。なるべく早く私にメッセージをください。
Fam: Family
Famは、Familyの略です。本当の家族に関しても使うことができますが、家族のような存在の親友などと表現したい時にも使用できます。
日本人もそうですが、海外の人は家族を大切にします。親友なども家族のように大切にする温かい文化があります。You are my fam.(あなたは私の家族よ。)なんて留学先で言われたら号泣間違いなしです。
こちらは、アメリカにいる(家族のような)私の親友です。私は彼女のことがとても好きです。
BTW: By the way
BTWは、By the wayを意味します。意味は「ところで」です。話の内容を変える時などによく使います。
ネイティブスピーカーはSNSなどを使って友達にチャットする時に、By the way と書くと長いのでその面倒を省く意味でも、このスラングを好んで使うことがあります。ネイティブ同士のチャットを見せてもらうと、略語だらけで何を話しているのかわからない時もあります。
ところで今週の予定は?
BC: Because
BC は、単語「because」の略です。「なぜなら」などの理由を後に述べる時に使います。BCには他にも意味が存在するので、B/Cなどと書くことがあります。このように、SNSで流行る省略言葉をネットスラングともいいます。
その質問に答えることができません。なぜなら、昨日僕は休んでいて授業に参加しなかったからです。
Nah: NopeまたはNo
実は、「Nope」にも言い換えの表現があります。「Nah」という副詞です。会話やテキストに使用することができます。「Nope」と同様、カジュアルな表現の「No」で、「ううん。」という意味で使われます。
B:Nah, I want to stay at home and play games.
A:今夜レストランに行きたい?
B:いいや、僕は家にこもってゲームがしたいよ。
また、疑問文などの最後に「or nah?」と使うことで「〜それともどうする?やめとく?」というニュアンスで使うことができます。
今夜のパーティにあなたはくるの?どうするの?
まとめ
いかがでしたか?今回は、「No」のカジュアルな表現「Nope」の使い方について紹介しました。仲良くなった海外の友達や近しい人に「ううん。」と言いたい時は、ぜひ使ってみてください。
また、日本語でも若者を中心に時代とともに流行する言葉があるように、英語の世界でも流行るスラング言葉は日々変化します。ぜひご自分でも調べてみてください。この記事がみなさんの英会話の参考になれば嬉しいです。

◇経歴(英語を使用した経歴)
学生時代に、デンマークのど田舎で交換留学を経験。ヨーロッパ中から集まる学生と寝食を共にし、英語漬けの日々を送った。
タイで現地採用として3年勤務。
タイ語が一向に上手にならず、英語で生活。
現在私立の小学校で英語講師として勤務している。
◇資格
TOEIC、TOFELiBTなどの受験経験あり。
◇留学経験
デンマーク:デンマーク南大学(UC SYD)に5ヶ月間
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
ケニア、カナダ、フィリピンなど
仕事、留学、旅行合わせて計21か国の渡航経験あり。
◇自己紹介
英語は決して得意な方ではありませんでした。だからこそ、今日まで続けてきたのかもしれません。苦手だったからこそ、みなさんのお悩みに寄り添える記事を書きたいと思っています!「英語は一生」です。共に頑張りましょう。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.