豆まきを英語でなんて言うかご存じですか?2月の始まりに行う日本の伝統的な行事である「節分」は、日本人にとって、幼い頃から馴染みのあるイベントですよね。
豆まきはもちろん、歳の数だけ豆を食べたり、恵方巻きを一方向を見ながら無言で食べたりしていますが、日本特有の伝統行事のため、外国人の方は節分の日に何をするのか全くイメージがつかないと思います。
今回は、節分の日に行う「豆まき」を英語でなんて言うか、節分や豆まきの英語表現や関連表現も交えてご紹介します。
豆まきの英語表現
豆まきは、英語でなんと言うでしょうか?簡単な言い回しとして2つご紹介します。
sowing beans
1つ目の豆まきの英語表現は、「sowing beans」です。
「Beans」は日本語で「豆」を意味し、「sowing」は”sow(まく)”の現在分詞形です。現在分詞形にすることで「豆をまいている(状態)」を表現できます。
bean throwing
2つ目の豆まきの英語表現は、「bean throwing」です。
「Bean」は先述した通り、「豆」を意味します。「Throwing」は”throw(投げる)”を意味する英語で、セットで使うことで「豆まき」という表現になります。
節分とは?
豆まきは節分の日に行いますが、そもそも節分とは何なのか、英語でなんと言うのか、豆まきの由来や目的などをご紹介します。
節分とは本来、「季節の分かれ目」を意味しており、厳密に言うと節分は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の年に4回あります。
4つの節分の中でも、立春前の節分が特に重要視されている理由としては、季節の考え方と旧暦とに関係があります。
昔から現在に至るまで、春は新しい年の始まりとされています。また、現在の2月が旧暦の1月にあたり、新しい1年に切り替わる2月の節分が特に大事と考えられたようです。
季節の変わり目は、邪気が入りやすいと考えられています。
立春の前日にあたる「冬の最後の日」で「春の始まりの前日」である立春に悪いものを追い払い、幸せが舞い込むようにと節分の行事が行われるようになったのです。
なぜ豆まきをするの?
豆まきの掛け声と言えば、「鬼は外、福は内!」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
これは節分の豆まきが「鬼」を外へ追い払い、「福」を家の内に呼び込むためと言われています。
「鬼」と聞くと、角が生えており、口には牙がある赤色や青色の顔の生き物のイメージですが、昔は病気や不幸のような災いを招くのが鬼だと考えられていました。
そのため、鬼=邪気を払うために、豆まきをしていたようです。
豆まきの正しいやり方
豆まきには、炒った大豆を使います。「豆を炒る」=「魔目を射る」ということから、炒った豆が縁起が良いとされているためです。東北や北海道では、落花生がまかれるので地域によって違いはあります。
豆まきのやり方は以下の通りです。
福豆を用意する。
3つの役割を決めます。豆をまく役と鬼役、窓閉め役です。
鬼は、家族の誰かにやってもらうといいですが、いなくても問題ありません。豆まき役は、家長や年女・年男の方などがやると言われています。しかし厳密なルールではありません。
窓閉め役は、鬼を追い出した後戻ってこないように、窓を閉めます。
家の全ての窓を開ける。
家の中の邪気(鬼)を全て払うために、家にある全ての窓を開けます。
一番奥の部屋から豆をまく。
豆をまく部屋には、順番があります。一番奥の部屋から順番に豆をまき、最後玄関で終わります。
各部屋で、「鬼は外!」と言いながら、窓の外に向かって豆をまき、その後に窓閉め役がすぐに窓を閉めます。
次に、窓側から部屋の中に向かって「福は内!」と言い、豆をまきます。家の全ての窓が閉まったら、最後は玄関です。玄関で豆をまき、戸を閉めたら終わりです。
年の数プラス1個の豆を食べる
豆まきが終わったら、年の数プラス1個の豆を食べます。
これは、「年齢と同じ数だけ豆を食べることで、同じ数の福を取り入れ、新年(次の年)も健康でいられるように」と言う意味が込められています。小さいお子様など食べられない方は無理して食べないようにしましょう。
「節分」は英語でなんと言う?
節分は、日本の伝統的な文化なので、ローマ字表記で“Setsubun”となりますが、これでは外国人の方もイメージがつきませんよね。
まず、「節分」は英語でなんと表現するでしょうか。
節分は、2月上旬に行われる日本の伝統的な祭りです。
節分には、冬と春の2つの季節の間の日という意味があります。
日本の旧暦では1年は2月に始まり、節分には春の訪れを祝うとされています。
「豆まき」を英語で説明しよう!
節分を英語で説明できたら、次は豆まきについても英語で説明してみましょう。
豆まきは、節分の日に行う最も一般的な習慣です。
災いや不幸、病気をもたらす悪霊を追い払うために炒った豆をまき、健康で幸せな生活が送れるように祈ります。
豆まきを始める前に、家の全ての窓を開けます。それから、玄関から最も遠い部屋から豆まきを始めます。
豆をまくときは、「鬼は外、福は内!」といいます。
英語では、”Ogres out,fortune in!”と言います
「鬼は外、福は内!」といった後すぐに、鬼が入ってこないよう窓を閉めます。
豆まきが終わったら、年の数プラス1個の豆を食べます。
これは「年齢と同じ数の豆を食べることで福を呼び込み、新年を健康に過ごせるように」という意味が込められています
豆まきの関連表現
節分の日に行う豆まきについて理解が深まったところで、次は豆まきの関連表現についてご紹介します。
恵方巻き
恵方巻きを食べることも節分の日にまつわる代表的な習慣の1つです。
これも、日本独自の風習のため、英語だと“Eho-maki”のローマ字表記になりますが、日本食に馴染みがない外国人の方にとっては??となりますよね。
しかし、恵方巻きは海外で馴染みのある「sushi roll」で表現できます。
恵方巻きは、節分に食べると縁起が良いとされている巻き寿司のような食べ物です。
恵方巻きを食べる時のポイントが3つあります。
1つ目は、恵方巻きを切らないことです。
2つ目は、恵方巻きを食べるときは、その年の吉方位を見ることです。
3つ目は、願い事をしながら無言で食べることです。
鬼
「鬼」は英語で言うと「ogre」や「demon」が日本の鬼のイメージに近いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、豆まきについて英語でなんて言うか、節分の関連表現とあわせてご紹介いたしました。
外国人の方に説明できるようになり、たくさんの福を呼び込みましょう!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.