英語学習者のみなさん、こんにちは!今回もネイティブキャンプのこのコラムでは、英語で会話をしたり文章を書いたりする際に役に立つ、ネイティブスピーカーたちがこぞって使う英語表現を楽しく紹介していきます。
ズバリ、今回特集していくのは「指揮をする」という意味の英語表現と、「指揮をする」から派生した、オーケストラや楽器に関連する英語表現についてです!音楽が趣味の人や、音楽を仕事にしている方々は英語で好きな音楽のジャンルや好きなオーケストラ、楽曲について話をする機会にぜひ使ってみて欲しい表現がたくさん登場します。
音楽に関連する用語やキーワードって、意外と英語でどんなふうに表すのか知られていないですよね。多くの音楽用語が伝統的に音楽が強く根付いているヨーロッパに期限があることから、ドイツ語やラテン語、イタリア語が起源となる英語表現が多く残っています。音楽は世界共通言語と言われるように、英語での表現方法を知ることができたら世界中の音楽好きたちと話が盛り上がること間違いなし!留学中や旅行先で現地の人と英語で会話をする際に盛り上がるトピックの1つですね。また、英語を使って音楽を教えることを仕事にしている方や実際に海外の方と音楽を制作したり演奏することが仕事の方はぜひ覚えておきたい表現がたくさんあります。
まず最初に「指揮をする」という意味を持つ英語フレーズとその基本的な使い方を例文とともに確認しておきましょう。その後は、音楽関連の英語表現をたくさん紹介していきます。こちらも、例文とその翻訳を参照し、会話や文中での具体的な使用方法を確認していきましょう!
「指揮をする」の英語
オーケストラや合唱などをする際に全体の前に立って拍子をとって全体に合図を出し、音楽全体を作り上げるいわばリーダー的な役目を果たすのが指揮者です。「指揮をする」という表現は英語で表すと、① take the lead ② conducting の2つの表現があります。
take the lead
1つ目の表現は「take the lead」です。実はこの表現を和英辞典で調べてみるとオーケストラや合唱の「指揮をする」と全く同じ漢字で「指揮をする」と訳されるのですが、「大勢の軍団や集団の前に立って指揮をする」または「主導権を握る」という意味で使用される表現です。したがって、「合唱やオーケストラの指揮をする」と言いたい場合には基本的には使用しませんので注意しましょう。
例文:
Our son's soccer team took the lead!
私たちの息子のサッカーチームが主導権を握った!
Homeroom teachers need to take the lead to maintain the class.
担任の先生はクラスを維持するために主導権を握るべきだ。
参考資料:
"[take]the lead"の意味・使い方 | 英辞郎 on the WEB
conducting
お待たせしました!オーケストラや合唱の前に立って「指揮をする」と言いたい場合、英語では「conduct (指揮をする)」と言います。名詞で表すと「conduct」に「ing」をつけて「conducting」です。
「conduct」という単語は「con (一緒に)」と「duct (導く)」という構成で成り立っており、何か1つのものを大勢で一緒に作り上げるというニュアンスを持つ単語です。大人数で1つの音楽を演奏し、それを導く指揮者にはぴったりの単語ですね。ちなみに、「指揮者」は英語で「conductor」と言います。
例文:
Leonard Bernstein conducted Rhapsody in Blue in Philadelphia.
レナード・バーンスタインはフィラデルフィアでラプソディ・イン・ブルーの指揮をした。
My boyfriend is studying conducting in Paris.
私の彼氏は、パリのコンセルバトワールで指揮の勉強をしている。
My dream is to be a conductor and perform many beautiful pieces.
私の夢は指揮者になって、たくさんの素敵な音楽を演奏することです。
参考資料:
「指揮」は英語でなんて言う? 指揮者や指揮棒なども含めて詳しく解説! | KImini英会話
https://kimini.online/blog/archives/36681
関連表現
さて、「指揮する」という意味を持つ英語表現を2つほど紹介したところで、ここからは音楽や指揮、楽器の演奏に関連する英語表現をたくさん紹介していきたいと思います!音楽関連の職業についている方や音楽大学で学ぶ学生さんたちは、英語でもさまざまな音楽用語を表現できるように準備しておきましょうね。
指揮棒
「指揮棒」は英語で「baton」と言います。「tact」はラテン語に起源を持つ単語で、元々は「棒」という意味があります。指揮棒だけではなくリレーのバトンや杖、警棒に対しても使用します。
例文:
Please don't forget to take your baton with you when you leave the room, sir.
部屋を出る際には指揮棒を持つのをお忘れなく。
譜代
指揮者が指揮を振る際に立つ指揮台のことを英語で「podium」と言います。なんだか聞きなれない単語ですよね。「podium」はもともと、古代ローマ帝国で演説やスピーチが行われる際に人々が使っていた台のことを指すそう。現在ではスポーツ選手が立つ表彰台や指揮者が指揮を振る指揮台のことを「podium」と表します。
例文:
Do you know the name of that guy who is standing on that podium?
あの指揮台の上に立っている男性の名前って知ってる?
打楽器
オーケストラには欠かせないリズム隊である「打楽器」。ここではオーケストラによく登場する打楽器の英語名称を紹介しておきます。
シンバル cymbal
鉄筋 xylophone
ゴング gong
マリンバ marimba
ティンパニ timpani
ウィンドチャイム wind chime
弦楽器
続いてはオーケストラでは一番人数の多い、主役である弦楽器についての英語を紹介します。
バイオリン violin
ビオラ viola
コントラバス contrabass
チェロ cello
ハープ harp
管楽器
オーケストラでは実に多くの種類の楽器が揃っている「管楽器」。管楽器は全体的に暖かく優しい音色が特徴である木管楽器と力強く、大きい音を出すことができる金管楽器のふたつの種類に分かれています。
木管楽器:
フルート flute
ピッコロ piccolo
クラリネット clarinet
オーボエ oboe
ファゴット bassoon
金管楽器:
トランペット trumpet
ホルン horn
トロンボーン trombone
ユーフォニアム euphonium
チューバ tuba
鍵盤楽器
オーケストラには登場する時としない時がある鍵盤楽器。「ピアノ協奏曲」という名前のついた楽曲では鍵盤楽器であるピアノが主役のオーケストラ曲になります。
ピアノ piano
オルガン organ
参考資料:
クラシック音楽に関する英語......作曲家や音楽にまつわるイディオムも - ネイティブキャンプ英会話ブログ
https://nativecamp.net/blog/20211104_classical_music
独創者
オーケストラや合唱など音楽を奏でる際には大勢や複数の演奏者で奏でる場合と、1人の演奏者が奏でる場合があります。「独創者」は後者の意味です。「独創者」を英語で表すと、「solist」です。日本語でも「ソリスト」というふうに表しますね。
例文:
I was really impressed with the performance of the soloist.
ソリストの演奏にとっても感動したよ。
協奏曲
オーケストラで演奏される曲の中には、さまざまなカテゴリーがあります。その中の1つ「協奏曲」は「オーケストラとソロ楽器による演奏」のことを指します。英語では「concerto」と言います。
例文:
I like Chopin's piano concerto so much.
私はショパンのピアノ協奏曲が大好き。
交響曲
「交響曲」とは、基本的に四楽章で構成され、そのうちの1つがソナタ形式の多楽章による曲のことです。英語では「symphony」と言います。ベートーベンの交響曲第9番や7番が日本人の間では特に有名ではないでしょうか。
例文:
I love to listen to the performance of Beethoven’s Symphony No.9 on Christmas Day.
私はクリスマスにベートーベンの第九を聞きに行くのが好きです。
参考資料:
趣味で使える英単語 #4 音楽編 | 旺文社 英語の友
https://eigonotomo.com/column/column_1/c04#i
もう迷わない! 協奏曲と交響曲の違いは? クラシック音楽の用語解説 | Music Lesson Lab
まとめ
コンコラムではここまで、「指揮をする」という意味を持つ英語表現や音楽、楽器の演奏に関連する英語表現をたくさん紹介してきました。いかがでしたでしょうか?
音楽に興味のある方もそうでない方も、英語圏や海外に留学したり仕事で訪れた際には音楽についての話題は必ずと言っていいほど出るものです。今回紹介したフレーズや表現の一覧を参照し、マイ単語帳などにまとめることでいざというときに使用できるようにしておきましょう!

出身地は静岡県の下田市です。実家の目の前にはエメラルドグリーンのビーチがひろがっています。小さい頃からスキンダイビングやボディーボードをして育ちました! フェリス女学院大学の英文科在学中にニュージーランドへ留学。そこで国際教育の重要さに気づき、横浜国立大学大学院教育学研究科へ進学。小学生の外国語教育の研究に携わる傍ら、アメリカからの留学生のチューター業務も経験。 修士課程修了後は、都内のインターナショナルプリスクールで5歳児クラスの担任を経験。外国人と日本人バイリンガルの2人体制でこどもたちと英語で探究学習を行う。日本語の授業も担当し、母語の大切さも伝えた。 現在は前職を退職し、英語を教えるだけでなく、国際交流•異文化交流の大切さをそだてるニュータイプのオンライン英会話をネイティブ講師とともに小学生に教えている。 ④ 趣味は洋楽をギターやピアノでカバーすること、ビーチでヨガ、サイクリング、ピアノ耳コピ、ダンス、犬と散歩。 夢は、英語をツールにして音楽やダンスや絵、スポーツなどの自分の得意なことを使って自分自身について表現し、世界の人と交流することを楽しいと思ってくれる子供達が増えるような「先生」そして「表現者」になること。 そしてもう一度大好きなニュージーランドにステキな家族、友人達と長期ステイすること!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.