海外の「合唱」って?合唱にまつわる英語表現集

英語で合唱について話してみよう、合唱団のイラスト

日本では、小学校や中学校で合唱コンクールがあるところも多く、小さなころから合唱に慣れ親しみますよね。海外にも似たような文化はあるのでしょうか?

また、海外における合唱と言えば教会で歌われる讃美歌のイメージがあるかと思いますが、日本と海外の合唱で違いは何かあるのでしょうか?

海外の「合唱」にまつわる色々について、英語表現を絡めながらご紹介してみたいと思います。

海外の音楽の授業ってこんな感じ!

アメリカの音楽の授業を例に取って見ると、地域や学校によって授業内容に大きな違いがあるようです。

合唱や楽器演奏をメインにやっている学校や、オペラ・ミュージカル鑑賞などで音楽的知識を深めることを重視している学校など、それぞれのカリキュラムで進められています。

ただ、大まかには日本の音楽の授業と変わらず、小学生など初歩的なレベルの生徒に対しては合唱を中心に授業が構成されています。

また、日本の小学校だと大体中学年くらいからリコーダーの練習がはじまりますが、アメリカの場合はリコーダーに限らずさまざまな楽器から、自分のやってみたい楽器を選んで取り組むことができる学校が多いです。

吹奏楽部でもないのにトランペットが吹ける生徒がいたりと、よりハイレベルな授業が展開されているようです。

さて、アメリカの学校の合唱で歌われる曲として、よく洋画などにも登場するのがこちらの「Catch A Falling Star」です。

―Catch a falling star and put it in your pocket
Never let it fade away
Catch a falling star and put it in your pocket
Save it for a rainy day

For love may come and tap you on the shoulder some starless night
Just in case you feel you want to hold her
You'll have a pocketful of starlight
(two times)

For when your troubles start multiplying and they just might
It's easy to forget them without trying
With just a pocketful of starlight

【日本語訳】

“流れ星をポケットに入れて
とっておこう
流れ星をポケットに入れよう
雨が降った時のために

星の見えない夜でも愛が訪れることがある
相手を抱きしめたいと思った時は
ポケットにたくさんの星の光が詰まっているから安心だ
(2回繰り返す)

いくつものトラブルに見舞われても
忘れることなんて簡単さ
ポケットにたくさんの星の光が詰まっているのだから”

Perry Comoさんという歌手の有名な一曲で、子供たちにぴったりの明るい希望に満ちた歌詞です。

日本の音楽の授業で扱われる曲も、未来への希望を歌ったものが多いですよね。

合唱コンクールって海外にもあるの?

日本の学校では必ずと言っていいほど行われる合唱コンクール。校内だけでなく、学校ごとに代表を競わせる全日本合唱コンクールなども行われていますよね。

ところが海外では、そうした全国規模の合唱コンクールは行われません。

発表会のような形で、合唱を披露する場はあるようですが、それもあまり大々的なものではないようです。

日本では、合唱コンクールに向けてクラスで一致団結するものですが、海外ではスポーツなどの他の行事でチームワークを発揮するんですね。

ところで、むしろ日本ではあまりなじみがないものとして、国境を超えた国際合唱コンクールというものはあります。

代表的なものをいくつかご紹介しましょう。

・セギッツィ国際合唱コンクール

イタリアで開催されるコンクールです。合唱の他、作曲や指揮のコンクールも行われています。

・トロサ国際合唱コンクール

スペインで開催されるコンクールです。参加する国の合唱作品のうち1960年以降に作曲されたものを課題曲として歌わなければならない、というルールがあります。

・フロリレージュ国際合唱コンクール

フランスで開催される合唱コンクールです。国際部門とフランス国内部門があります。

やはり、音楽で有名なヨーロッパのコンクールばかりですね。

教会で歌われる讃美歌、合唱との違いは?

さて、海外の合唱と言えば、教会で歌われる讃美歌のイメージがありますよね。

讃美歌とは、民衆のキリスト教信仰を励ます歌として、礼拝などで歌われる歌のことです。通常の合唱曲との違いは、歌詞の内容に信仰に関するものが含まれているかどうか、というところでしょう。

ちなみに、みなさんご存知のゴスペルは教会音楽の一種であり、黒人教会で彼らの音楽文化を取り入れて演奏されたものです。

有名な映画「天使にラブソングを」にもゴスペル曲がたくさん出てきますよね。

通常の合唱曲との歌詞の違いを知るために、同映画から一曲ご紹介いたしましょう。

“Hail Holy Queen enthroned above Oh Maria
Hail Mother of Mercy and of love  Oh Maria
Triumph all ye Cherubim Sing with us sweet Seraphim
Heaven and earth resound our hymn
Salve, Salve, Salve Regina”

――「Hail Holy Queen」より一部抜粋

【日本語訳】

“天にて戴冠された聖なる女王よ
おお マリア
慈しみと愛の母に幸いあれ
おお マリア
ケルビム天使、汝ら皆 勝利を祝え
セラピム天使、汝ら 我らと歌え
天に地に、聖歌よ響け
幸いあれ、幸いあれ、女王に幸いあれ“

「マリア」や「イエス」などの名前が出てくる他、神への祈りをささげる言葉が多く含まれていますね。

日本のキリスト教信者も日本語の讃美歌を歌いますので、讃美歌=海外の音楽というわけではありませんが、やはり英語圏はキリスト教信者が多いため一つの特徴的な音楽として知っておくと良いでしょう。

映画「天使にラブソングを」には、たくさんの讃美歌やゴスペルが登場しますが、ユーモアたっぷりなシスター達と、彼女たちが織り成すコミカルな展開で、聞き慣れない教会音楽にも親しみやすい内容となっています。

もし気に入った曲があれば、英語で一緒に歌うことで発音の練習にもなりますので、見たことが無い方はぜひ一度見てみてくださいね。

英語で合唱について話してみよう!

海外で合唱をする機会はなかなかないかもしれませんが、合唱について英語で話す時のフレーズや用語について、この機会にチェックしてみましょう。

〇合唱にまつわる英単語

chorus:合唱

→日本語でも「コーラス」と言ったりしますが、これは英語の「合唱」から来ていたんですね!

ちなみに、「合唱する」という動詞は“sing in chorus”と表現します。

mixed chorus:混声合唱

choir:合唱団

→発音は「クワイア」のような感じになります。思わず「チョア」といってしまいそうになりますよね。気を付けましょう。

harmonize:ハーモニーを奏でる(ハモる)

choir contest:合唱コンクール

→choir competitionと言われることもあります。

direction:指揮

a song in which voices follow each other:声部が追いかけ合う合唱曲

→「かえるのうた」のように、各声部が追いかけ合う曲のことです。日本語では「輪唱」と表現することもありますよね。

“follow”は「ついていく、追いかける」という意味の動詞です。合わせて覚えておきましょう。

〇合唱にまつわる英語フレーズ

I go to chorus practice everyday.
(私は毎日合唱の練習に行きます。)

→「合唱の練習」はそのまま“chorus practice”でOKです。

I’m able to harmonize in a chorus.
(私は合唱でハモることができます。)

Today is the choir contest.
(今日は合唱コンクールだ。)

I participated in the choir competition.
(私は合唱コンクールに参加した。)

→コンクールへの出場は“participate(参加する)”と表現すればOKです。

The children chorused heartily.
(子供たちは心を込めて合唱した。)

→“heart(心)”が語源の“heartily”は、「心を込めて」という意味で使うことが出来ます。

歌について表現するときに「心を込めて」という言葉はよく使いますので覚えておきましょう。

また、「合唱」という意味の“chorus”という名詞はそのまま動詞として使われることもありますのでチェックしておきましょう。

I’m good at the direction of a choir.
(私は合唱の指揮が得意だ。)

→“direction”は「方向」という意味で覚えている方が多いかと思いますが、実は「指揮」という意味もあります。

We came in sixth in the choral contest.
(私たちは合唱コンクールで6位でした。)

→合唱に限らず、何かの大会における順位を表現するのに使える表現ですね。“come in 序数 in 大会名”とすればOKです。

My class gathered and practiced for choir during lunch break and after class.
(私のクラスは昼休みや放課後に集まって合唱の練習しました。)

→学校で自主的に合唱の練習をする場合、「昼休み」「放課後」というのは定番ですよね。それぞれ、“lunch break”,“after class”と言いますので覚えておきましょう。

また、合唱は人が集まって行うものですので、“gather(集まる)”という単語もよく使います。

That is the song that lead me to having an interest in choir.
(それは私が合唱に興味を持つきっかけとなった曲です。)

→“lead 人 to -ing”で「人を~するよう導く」といった意味になります。したがって直訳すると、「合唱に興味を持つよう導く=合唱に興味を持つきっかけとなる」というニュアンスにすることができます。

合唱に限らず、趣味や仕事など打ち込んでいるものに対して幅広く使うことが出来ますので、覚えておきましょう。

The entire class sang at the junior high school fair.
(中学校の学校祭では、クラス全員で合唱をやりました。)

→日本の学校では、クラスごとの合唱で団結力を強めていきますよね。海外では馴染みのないことですので、日本の学校文化としてぜひ海外の方に紹介してみてくださいね。

In a chorus contest at my junior high school, I conducted my class.
(中学校の合唱コンクールでは自分のクラスを指揮しました。)

→合唱コンクールで指揮をした経験は、リーダーとして活躍した経験をアピールするエピソードとしても効果的ですよね。

先ほど「指揮」を意味する英単語として“direction”が出てきましたが、“conduct(指揮する)”という動詞も合わせて頭に入れておきましょう。

合唱を通じて海外の文化に親しもう!

海外の合唱について、そして合唱にまつわる英語フレーズについて、ご紹介させていただきました。

音楽やスポーツなど、言葉がいらない全世界共通のトピックで、海外の人とコミュニケーションを取るのはとても素敵なことですよね。

特に、歌は英語を学ぶのにもうってつけの教材ですから、気に入った合唱曲が出てきたときはぜひ積極的に歌う練習をしてみましょう。


洋楽を利用した英語学習の方法が知りたい方は過去のブログものぞいてみてください。

カラオケで洋楽を上手く歌いたい!という方はこちら

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お子様と英語の歌を一緒に歌いたいという方はこちら

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歌を歌いながら英語を発音すると、アクセントの位置や強弱を気にせずにメロディーに乗せるだけでいいので、発音しやすく感じることもあります。

また、文中でも述べたように、日本では学校教育の中で合唱コンクールが行われることについて話すと、海外の方が興味を示してくれることもあります。

英語でどのように説明すればいいか、合唱にまつわる英単語やフレーズを事前にチェックしておいて、話せるようになっておきましょう!

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