「うるさい!」は英語でなんという?スラングから丁寧な表現までご紹介!

Noisy、ネイティブキャンプ

皆さんは、日ごろ何かにうるさいと感じていませんか?

アパートの隣の部屋がうるさい、道路で遊んでいる子どもたちの声がうるさい、そんなときにはイライラしてしまいますよね…。

就寝中なら寝れずに健康を害することにもなりますし、理想はうるさい根源を黙らせて静かに過ごせる空間を作ることです。

では、英語で相手に静かにしてほしいことを伝えるためにはどんな単語を使ったらいいのでしょうか。

今回は、単に「うるさい」という英語表現を伝えるだけでなく、スラングから丁寧表現まで相手に「静かにしてほしい」と伝える表現もまとめています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

annoying

annoyingを日本語訳するならば、「やかましい」や「ウザい」「(うるさくて)イライラする」という意味になります。

音のせいで迷惑をこうむっているときに使えるスタンダードな表現ですね。

「うるさい」と面と向かって言うには相手とそれなりに親しいか、かなり攻撃的になっていないと言えないことなので、日常会話では家庭内で使われることが多いです。

例えば、思春期の子どもが親に対して「ウザい!」と言うときなどはannoyingが使われます。

You’re so annoying!と言えば、相手がうるさいこともありますし、相手に対して嫌な感じを抱いていてうざったいと感じていることもあります。

どちらにせよ良い感情を向けているわけではありませんね。音でうるさいならまだ良いですが、その人の存在がうざったいと思われているとなるとかなりキツイ一言になりそうです。

noisy

「うるさい」という日本語訳を見て、英語ではnoisyを真っ先に思い出した方もいるかもしれませんね。

こちらは単純に音が大きくてうるさいと感じるときも使いますし、その音によって不快感を感じていることを伝えることもできます。生活音だけでなく、何の音だかわからないようなうるさい音に対しても使います。

比較的用途は幅広く、とにかく耳をふさぎたくなるようなシチュエーションであれば自然な英語となります。一般的な単語で使いやすいので、改めて覚えておきましょう。

loud

loudはnoisyと似ていますが、noisyほど汎用性は高くありません

人の声や人が出す音、生活音などに限定されているため、使うときには注意が必要です。

日本語訳では、人が出す音なのか正体不明の音なのか区別して「うるさい」という表現が日常会話の中にないので、英語を聞いたり話したりするときには意識してみてください。

talkative

こちらの単語は、見ただけで何が原因でうるさいのか予想がつくでしょう。

正解は、おしゃべりによってうるさいときに使う単語です。大きな声でおしゃべりをしていることを示すというよりは、自分の感覚でおしゃべりをうるさいと不快に感じたときに使うといった方が正確です。

Nancy is very talkative. と言えば、ナンシーがただおしゃべりなだけに聞こえるかもしれません。しかし実際は、話し手がおしゃべりでうるさいといったニュアンスも含まれていることがあります。

話題を尽きさせずに話せてコミュニケーションが上手といったポジティブな意味合いではないことに注意です。

とても似たニュアンスで使える別の単語にはchatterがあります。ぺちゃくちゃとくだらないことを話しているといった意味を持ちます。talktiveとセットで覚えておきましょう。

commotion

commotionは英語上級者でもあまり見たことがない単語かもしれませんね。

こちらは外が騒がしいことを指し、騒動があったときにも使えます。また、誰かが外で言い争っていてうるさいという場合にも使えます。

家や学校、職場の中でのうるささとはまた違ったうるささですが、やはり日本語では外がうるさいことを一言で日常的に言い表せる単語がありません。

英語ならではのニュアンスをしっかりと理解して使うようにしましょう。

picky

pickyは、食べ物の好みにうるさい場合に使う単語です。

今までご紹介してきた音がうるさい場合と異なりますが、日本語ではどちらにも「うるさい」を使うのでこちらもご紹介してみました。

fussy

神経質であったり、小うるさい人だなと思うときにはfussyが使えます。

pickyとも似た意味合いがありますが、食事に限らず何かに神経質でうるさい人である場合全般に使えます。

家庭内で家族間の会話なら使うかもしれませんが、あまり本人の目の前で言うことはない単語ではありますね。

「静かにして!」と相手に伝える英語表現

「うるさい」という英単語を学んだところで、次は相手に「静かにして!」と頼む表現を覚えましょう。

結構実用的な表現なので、覚えておいて損はありません。相手に対して言いにくいかもしれませんが、世界基準で見たら我慢強い日本人はもう少し自分の要望を相手に伝えてもいいのです。

留学先で寮の隣の部屋がうるさくて寝られないとき、海外旅行でホテルに泊まったら壁が薄くてうるさいなと思ったとき、ぜひ使ってみてくださいね。

Be quiet.

日本人が「静かにして!」という言葉を見たとき、英語でまっさきに訳すのはBe quiet.ではないでしょうか。

なぜなら、こちらは「静かにして!」というフレーズの中で一番出てくるものだからです。

命令形になっているので強い言い方に見えるかもしれませんが、比較的丁寧な言い方です。

もちろんこういう類のものは伝え方によって変わるので、抑揚や激しさによって変わりますが。

人の声がうるさいときだけでなく、物音がうるさいと感じたときにも使えるため汎用性が高いです。さすが中学で習うフレーズなだけはあります。

Shut up.

シャラップ!と、半分日本語になっているのがこちらの表現。

乱暴な言い方になるのですが、そのニュアンスは既に日本語でも伝わっているかと。

「静かにして!」という訳よりは、「黙れ!」という訳の方がしっくり来ます。かなり失礼な言い方なので、普通は喧嘩腰でないとあまり使いません。

もちろん、やはり言い方によっては相手が伝えたいことが違ってくるので、強く言われれば本当にうるさいのでしょうし、軽くあしらうように言われたのであれば「もう、うるさいなあ」と冗談めかして言っていることがわかります。

言語は単語や表現を覚えることが大切ですが、言い方を変えることで意味合いが変わる点にも注目したいですね。

Zip your lips.

こちらの表現、実は日本語にもある表現、「お口チャックして」と同じですよね!

遠く離れた英語圏でも同じような言い回しをするなんて不思議です。日本語と似たような英語表現は他にも多くあるので、見つけたらきっとワクワクしますよ!

日本語訳との違いを強いてあげるなら、日本語では口を閉じるように言うのだからmouthが使われていないのが違いですね。

英語独特の表現だと少し覚えにくいかもしれませんが、似たような表現が既に日本語にあるのですぐに定着するでしょう。

Tone it down.

日本語でも、トーンダウンすると言いますよね。

声がうるさいときに、もう少し静かにしてほしい、声を抑えてほしいとお願いするときに使えます。

短い文なので、このまま暗記してしまって英語でサッと言えるレベルにまでしておきましょう。また、リスニングでもすぐに意味が取れるよう、長期記憶に入るまで実際に口を動かして発音しながら覚えましょう。

Save your breath.

こちらは直訳すると、「息をセーブしろ」という意味になるので、初めて見た場合には文脈がなければ意味が取れないかもしれませんね。

息に関係しているので、声がうるさいときによく使われます。

時には「口を出すな」という意味にもなるので、少しニュアンスが違うことがあります。そこは文脈や相手の言い方によってどちらの意味になるのか判断しましょう。

本ならストーリーの内容によって判断できますし、誰かに言われたのならそのときの周りの状況などから予測することが可能です。このあたりは日本語と変わりません。

Would you mind being quiet a little bit, please?

もう少し丁寧に「静かにしてください」と言いたいときには、言葉が長くなります。

今までの英語表現は、もっぱら親しい相手であり、家族など多少失礼なことを言っても許されるような関係で使うものでした。

あるいは喧嘩をしている最中に出てくるような表現でした。しかし、英語圏で実際に使うとしたらそれはそんな相手ではありませんよね。

もし、もう少し丁寧に言いたいのであればwould you mid~ingという表現を使ってみてください。

これは「~してくださいませんか?」という丁寧な表現で、単語を変えれば相手に頼みたいことをどんなことでも丁寧に伝えることができます。一応直訳は「あなたは~を気にしますか?」になります。

さらに丁寧にするには、最後にpleaseを付ければOK!

うるさいことはなかなか面と向かって相手に伝えにくいことですから、こちらが迷惑をしているんだよということだけでも伝えておきましょう。

まとめ

英語で「うるさい」という表現はたくさんあり、中学で習った表現ならnoisyやloudなどがあります。

そして「静かにして!」と言いたいときには、Be quiet.を代表として、少々失礼な表現から丁寧表現までいろいろあります。

どの表現を使うにしても、こちらの言い方次第で相手を不機嫌にさせてしまったり、喧嘩に発展してしまったりするので、表情や抑揚に気を付けながら発することが大切です。

心の底からうるさいと思っているなら激しく言ってもいいですが、そうでないなら自分の意図したことと違った風に受け止められないよう気を付けてくださいね。

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