日常英会話の中で、「飲む」と言いたい場面は多々あるでしょう。日本語で考えると、「ジュースを飲む」といった場合だけでなく、「コーヒーをすする」や、「お酒をガブ飲みする」など、同じ「飲む」にも色々な言い方がありますよね。
実は英語にも「Drink」以外の様々な表現があります。シーンよって使い分けることで、相手により正確に伝えたいことを言うことができるので、英語学習をしている方には知っておいて損はありません。
そこで今回は、「飲む」の英語表現を「Drink」以外の言い換え表現も併せて紹介していきたいと思います。例文も載せているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね!
「飲む」の英語表現
では早速、「飲む」の英語表現を学んでいきましょう。本記事では、「Drink」を含む以下の9つの表現をご紹介します。
2.Sip
3.Down
4.Gulp
5.Swig
6.Guzzle
7.Slurp
8.Swallow
9.quench your thirst
1:Drink
「Drink」は、「飲む」の英語表現の中でも最も一般的な動詞です。
「drink +(飲み物)」の語順で「〜を飲む」となります。また、「お酒を飲む」という意味であれば、「alcohol」を付けずに「drink」だけでも通じます。
なお、「drink」は「飲み物」という意味の名詞にもなるので覚えておきましょう。
私は毎朝グラス一杯の水を飲みます。
私は以前は毎日コーラを飲んでいました。
凄く喉が渇いています。何か飲むものが欲しいです。
昨日はたくさん(お酒を)飲みましたか?
2:Sip
「Sip」は「少しずつ(ゆっくり)飲む」というニュアンスで使われる動詞です。
ゴクゴク飲みがちなソフトドリンクではなく、コーヒーや紅茶のようにチビチビとすすりながら味わうような飲み方に近いです。
なお、「Sip」を名詞にして、「have/get a sip of 飲み物(〜を一口飲む)」という表現もあるので、併せて覚えておきましょう。
子どもにホットミルクのすすり飲みのやり方を教えました。
私が入ってきたとき、彼女はコーヒーをすすっていました。
彼はお茶を一口飲み、それから即座に出て行きました。
3:Down
「Down」には「飲み干すという意味の動詞」として使えます。また、「飲み込んで」という意味の副詞としても使うことができます。かなり喉が渇いている状態で使うことが多いです。
さらに、「drink down」で「完全に/全て飲む」という意味があるので、ついでに覚えておきましょう。
とても喉が渇いていたのでボトルの水を飲み干しました。
私はいつもラーメンのスープを飲み干します。
今は水を飲み干さないでください。
4:Gulp
「Gulp」は「大量に/一気に飲む」という意味の動詞です。ゴクゴクとすごい勢いで飲んでいる様子をイメージするとわかりやすいでしょう。
なお、「Gulp」を名詞にして、「飲む系の動詞+飲む物+in one gulp(〜を一気に飲む)」という表現方法もあるので覚えておきましょう。
彼はいつもビールを大量に飲みます。あれは危険だと思います。
そんなふうに水を大量に飲まないほうがいいですよ。
サウナの後にソーダをガブ飲みします。
5:Swig
「Swig」は「Gulp」とほぼ同じで、「ゴクゴク飲む/がぶ飲みする」という意味の動詞です。
「Swig」と「Gulp」の違いを念のためGoogle検索で調べてみたところ、ネイティブスピーカーに質問できるオンラインプラットフォーム(アプリ)「HiNative」で以下のような投稿を見つけたので、参考までに紹介します。
「Swig」は飲むことにのみ使われるが、「Gulp」は一度に大量のものを食べるときにも使われる。「Gulpすること」は、一回に大量の飲み物または食べ物を素早く飲み込むこと。
(HiNative「gulp と swig はどう違いますか?説明が難しい場合は、例文を教えて下さい。」より英文引用)
私は彼がビールをガブガブ飲まないように止めようとしましたが、手遅れでした。
ガブガブ飲むのが好きな人とは一緒に飲みに行きたくありません。
6:Guzzle
「Guzzle」も「Gulp」や「Swig」とイメージはほぼ同じで、「がぶ飲みする」という意味で使われる動詞です。
念のため「Guzzle」の意味を調べてみたところ、「Oxford Learner’s Dictionaries」に以下のような説明がありました。
「Guzzle」は何かを素早く大量に飲むこと。イギリス英語では何かを大量に素早く食べることも意味する。
(「Oxford Learner’s Dictionaries」より英文引用)
どうすれば息子がコーラをがぶ飲みするのを辞めさせられるんだろうか。
私のお父さんは毎晩、夕食後にソフトドリンクをがぶ飲みします。
7:Slurp
「Slurp」は「ズルズル音を立てて何かを飲む」という意味の動詞です。
英英辞書には飲むときの音に使われると書かれていることが多いですが、日本人のようにラーメンやそばなど、麺ものを音をたててすすることも「Slurp」で表現されるので覚えておきましょう。
そんなふうに音を立ててスープを飲まないでください。
麺を音を立てて食べる人が好きではありません。
ほとんどの日本人が音を立ててラーメンをすするって本当ですか?
8:Swallow
「Swallow」は、「飲む」というよりは「飲み込む」というニュアンスの強い動詞です。より細かく言うと、飲んでいるものが喉を通って胃に入っていく部分を指します。
「Swallow」は飲み物だけでなく、食べ物を飲み込むという意味でも使えます。また、爬虫類が小さい虫を一口で丸呑みする様子も「Swallow」で表現できます。
なお、「Swallow」には「ツバメ」という意味もあり、スペルも全く同じなので、混同しないように注意しましょう。
もっとゆっくり飲み込めばいいですよ。
すごく美味しくなくて飲み込めませんでした。
ビールを速く飲もうとしないでください。
9:quench your thirst
「quench your thirst」は、「喉の渇きを癒す」という表現です。「quench」は「(渇きを)癒す」という意味の動詞で、発音は「クウェンチ(kwench)」です。
また、「thirst」は「喉の渇き」という意味の名詞です。「喉が渇いた」という形容詞は「thirsty」になるので、混同しないように注意しましょう。
喉の渇きを癒す何かが欲しいです。
ポカリスウェットが喉の渇きを癒してくれました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?同じ「飲む」でも、英語には様々な表現があることが学べたと思います。
似たような意味でも違う単語が色々あり、そのバリエーションを楽しみながら話せるのも英語の醍醐味ですよね。
今回学んだ表現を実際に使えるようになるためにも、どんどん英語で会話をしながら使ってみましょう。また、オンライン英会話のネイティブキャンプも活用し、ぜひ講師と話す練習もしてみてくださいね!

◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.