アイデンティティとは?意味や使い方を学んで見ましょう!

最終更新日:2019-08-31

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みなさんこんにちは!ネイティブキャンプのAdamです!

さて今回のブログでは「アイデンティティ」という言葉の概念と、その言葉自体の意味や使い方についてみなさんとシェアをしていきたいと思います。

哲学の学術用語でとても難しい言葉ですが、頑張って分かりやすく解説していきます!

 

 

「アイデンティティ」って何?

この「アイデンティティ」という概念、普段の会話の中であまり使われることはないと思います。

もしかしたら大学の心理学や哲学の授業、または自己啓発本などで学んだ方もいるかもしれません。しかし言葉自体は知っていたり、または意味を見たことや聞いたことはあっても「ちゃんとした意味は分からない」「使い方が分からない」という人が多いと思います。

この「アイデンティティ」という言は20世紀に定義された比較的新しい概念で、アメリカの心理学者および精神分析学者であるエリク・エリクソンが作り上げたとされています。
(エリクソンは差別の経験など自身の生い立ちに悩みを持っており、それが「アイデンティティ」という概念の提唱や彼の研究自体に大きな影響を与えていたと言われていています。)

グローバル化・情報化が進む現代では、社会活動および個人の価値観において多様性(様々な種類や傾向があること)がどんどん許容され始めていますよね?そのような時代だからこそ、この「アイデンティティ」という言葉をよく理解する必要性がある、ということをまず理解していただければと思います。

では、それを踏まえて早速その意味を確認していきましょう!

 

「アイデンティティ」の意味

この「アイデンティティ」という言葉ですが、カタカナで表記されている通り、もともと英単語の【identity】から来ている言葉です。
(読み方はほぼ同じです!)つまり外来語ですね。

そこでオリジナルである英語の【identity】という言葉の意味をオンライン辞書で調べてみました!

 

すると・・・。

ケンブリッジ英英辞典【Cambridge Dictionary】
【who a person is, or the qualities of a person or group that make them different from others:】

(人が誰であるのか(ということ)、または他のものとは異なるものにしている個人やグループの性質)

という意味が出てきました!

...これだと正直よくわからないですね、、、

 

一方、英和辞典でも調べてみると・・・。

(自己)同一性、自我同一性 / 独自性 / 自己認識

個性 / 人や物の身元(正体) / 固有性

といった沢山の意味が記載されていました。

 

一つの単語で沢山の意味を持つ英単語は結構ありますが、特にこの【identity】は意味がすべて抽象的な感じでなんだかムズカシイ。

日本語でみてもはっきりと意味を理解することは困難です。

 

そこで、今度はカタカナの【アイデンティティー】の意味を調べてみました!

国語辞典によると・・・。

・あるものが環境や時間の変化に影響を受けず、連続する同一のものであること

・主体性、自己同一性、自己の存在証明

おおよそこのような意味が書かれていました。
調べれば調べるほど余計に混乱してしまいます!笑

 

結局「アイデンティティ」の意味は?

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「アイデンティティ」の定義は分野や方法によって意味合いが異なる場合もありますが、分かりやすく言うと、 ①自分(私)というものが存在していることへの認識
→ 昨日の自分と、明日の自分、そして20年後の自分、時間や環境が変わっても【自分】という存在が変わる事はないので、【自分】というアイデンティティが確立されている。

 

②自分らしさやその個性など
→自分がどういう性格でどんな人間かを理解していること、つまり・・・。

 

・大人しく、少し人見知りをしてしまう。人間関係でよく悩む。

・社交的で人気者。様々なコミュニティに積極的によく参加する。新しいことを考えたり、実践するのが好き。

・食べることが大好きで美味しいものを美味しく食べている時が人生で1番幸せを感じる

・子供の頃から医者になることが夢で一生懸命勉強してきたため、自分のことを努力家であると思っている

 

など何でもいいのですが、要は ・自分自身を表現できるもの、
・自分が自分に対して持っている考え方
そのものがアイデンティティということになります。

 

アイデンティティという言葉の使用例

実際に文章中では「アイデンティティ」という言葉をどのように使うのか、考えながら例文を見ていきましょう!

 

・「現代の、特に青年期の若者は自分自身のアイデンティティをうまく確立することが出来ていないと思う。」

・「“侘び寂び”は日本人のアイデンティティを象徴、形成する言葉である。」

・「今まで周りに合わせて行動していたが、今後はそんな他者中心の集団行動を止め、自分らしい“生き方”を見つけアイデンティティを確立する。」

・「このロゴマークは我が社のブランド力を高めるとても大事なアイデンティティの一つだ。」

 

意味を知ってから上記の例文を見てみるとなんとなくイメージができると思います!

最後の例のように「アイデンティティ」という言葉は、何も人間に対してのみ使われる言葉ではありません。

上記のように会社のロゴマークや企業理念、会社名そのものもアイデンティティに含まれます。
(ビジネス用語でコーポレートアイデンティティ、Corporate Identityまたは略してCIとも)

他にも「デジタルアイデンティティ」、「アイデンティティ政治」といった言葉もあります。

 

名前のアイデンティティ

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分かりやすいアイデンティティの例の一つに【氏名】があげられます。

何故なら【氏名】は自分自身を認識するための役割を果たしているからです。

 

つまり「自分の名前が【ABC】という名前である」と自分で認識し、他人も「あなたの名前が【ABC】という名前である」と認識している場合、「自分(あなた)=【ABC】」というアイデンティティが確立しています。

 

反対に少し前に流行したいわゆる「キラキラネーム」を持つ人が、他人にその本名で認識されていても、本人がそのキラキラネームを自分の名前として認識することを否定し、名前の変更を行なった場合、そのキラキラネームはその人のアイデンティティとしては確立していないといえます。

(ちなみに日本だけではなく海外でもキラキラネームはあるそうで、Hashtag(ハッシュタグ)やFacebook(フェイスブック)、またはMary Christmas(メリークリスマス)といった名前の人もいるそうです。)

 

アイデンティティとパーソナリティの違い

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よく【アイデンティティ】と比べられる言葉として【パーソナリティ】という言葉が存在します。

パーソナリティ(personality)と聞くと大体「(ある人の)個性や性格」という意味で理解している人が多いと思います。

ではこの二つの言葉の関係性について、明確な違いはあるのでしょうか?

よく言われるのはパーソナリティとは「他人からあなたがどのように認識されているのか」を説明する際に使われる言葉だということです。

 

つまりあなたが自分自身で「仕事を一生懸命取り組んでいる」と思っているとします。

しかし、 「あいつはいつも仕事をサボっているな」
「同じ失敗ばかりしてなんで学ばないんだろう」
「仕事に対してのやる気を感じないよな」
などと、例えば上司や同僚から認識されているのならば、あなたのパーソナリティは「仕事をしないで怠けている人」という不名誉なレッテルを貼られていることになります。

 

アイデンティティの場合は「自分の中で自分をどのように認識しているのか」なので、パーソナリティの定義とは方向性が異なりますね。

 

アイデンティティとゲシュタルト崩壊

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ゲシュタルト崩壊というものはご存知でしょうか?

有名なのは知っている漢字なのに急にその漢字に対し、 「この漢字ってこんな形だったけ?」 と違和感を覚えてしまう現象です。

多分みなさんの多くがこの現象を経験したことがあると思います。

 

ゲシュタルトとはドイツ語で「形態・姿」を意味し、 「今まで当たり前だと思っていた(認識していた)ものが急に正しいものとして知覚できなくなる」 ことを「ゲシュタルト崩壊」と呼びます。

ゲシュタルト崩壊に関する有名な都市伝説として、鏡に向かって「お前は誰だ」と言い続けると気が狂ったり、自分自身が誰だかわからなくなる、というものがあります。
(聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?)

この「ゲシュタルト崩壊」がアイデンティティの喪失(アイデンティティクライシス)を招くこともあります。

例えば「洗脳(マインドコントロール)」などは、ある目的のために「宗教」や「人」がある人に対して人為的にゲシュタルト崩壊を起こし、今まで自分が持っていた「当たり前だと思っていたもの(こと)」のアイデンティティを喪失させます。

その結果洗脳された人はひどい時には善悪の分別がつかなくなり、結果周囲の人々に迷惑をかけたり、自分自身の健康を害してしまうこともあります。

 

まとめ

色々書きましたが、
「結局アイデンティティとは何だろう?」
ということをもう一度考えて見ましょう。

アイデンティティとは分かりやすく言うと、人や会社などが 「他人から推し測られたものではなく、自分自身という存在に対して自分で定義できる意識を保っているもの」 でしょう。

自分が認識している個性を否定された時には、アイデンティティの崩壊が起こっていると書きましたが、現在の世の中ではこれがよく問題になっており
「自分自身が何者であるかわからない。どうしたらいいかわからない」
と思い込み引きこもりや鬱になったりといったこともあるそうです。

 

このブログの冒頭で
「グローバル化の過程でこの世の中では多様性がどんどん許容されてきている」
と言いましたが、自分のアイデンティティが上手く確立できず、複雑な社会関係や人間関係の中で「自分が他人と比べて劣っている(変わっている)」と思い悩んだりします。
(皆さんも多少なりともこの様な経験があるのではないでしょうか?)

特に思春期や社会的少数者などこのような自身のアイデンティティに苦しんでいる人も少なくありません。

 

自分の信念や個性を確立するアイデンティティは生きていく上で非常に大切になります。
自分自身を深く見つめ直すことで今までは考えてもみなかった人生における新しい目的を見つけたり、それに向かって行動をし始める可能性だってあります。

皆さんも時間がある時に自分のアイデンティティについて考えてみてはいかがでしょうか?

 

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