爆笑連発ドラマ!ビッグバン・セオリーで英語。オタク科学者と仲間たち!

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海外ドラマもいろいろありますが、高視聴率を誇るアメリカの大ヒット・ロングランコメディがあります。
それが、超高学歴でgeekなキャラクターたちが主人公の「ビッグバン・セオリー」です。

舞台はアメリカ・LA、恋愛、結婚、果ては宇宙行きまで、日常生活で起こる様々なストーリーは言いたいことを言い合う個性的なキャラが繰り広げるカオスを楽しめます。

IQは高いけれど、世間から相当ズレているオタクたちによるスピード感ある会話はかなり面白くて爆笑連発!

この記事ではドラマのあらすじ、登場人物のキャラ紹介、彼らの英会話からアメリカ英語の表現などの紹介など、ビッグバン・セオリーの魅力を徹底的にご紹介しましょう。

ビッグバン・セオリーはアメリカのテレビドラマシリーズ

ビッグバン・セオリー(The Big Bang Theory)は、2007年から2019年に放映されたアメリカの人気テレビドラマシリーズです。

全米視聴率No.1を記録し、常に高視聴率でシーズンは1~12まで続きました。
ビッグバン・セオリーはエミー賞・ゴールデングローブ賞などいくつも受賞し、世界中で放映されています。
日本でも「ギークなボクらの恋愛法則」として、日本語吹き替え版と字幕のついたバージョンで放映されました。

ギークという単語ですが英語ではgeek、日本でいうオタクを表わしています。
そうなんです。主人公はオタクたち。オタクがこれだけ集まるドラマは他にありません。

まず、あらすじを簡単にご紹介しましょう。

カリフォルニア工科大学の物理学者シェルドンが募集したルームメイトとして、同じ大学で勤務するレナードが一緒に住むことになります。
2人とも頭脳明晰、コミックやゲームが大好きなのも同じですが、変わり者というところも一緒。理系草食男子でモテることもないので男同士で連れ合うのですが、そこに隣人としてキュートで今どき女子のペニーが引っ越してきます。
そんなことから始まるコメディドラマです。

このオタクたちは理系で超高学歴、キャラが濃いのなんのって、このポイントがすでにビッグバン・セオリーを見る価値があるほどです。

ここで、まずは登場人物の紹介をしましょう。

ビッグバン・セオリーのオタクたち

まずは、それぞれのセリフとともにオタクの4人の紹介からいってみましょう。
この4人、コミックやゲームが大好物で、ときには一緒にペイントボールに出かけていきます。

シェルドン(Sheldon)

テキサス出身、カリフォルニア工科大学の物理学博士。神童と呼ばれ、大学入学は11歳のときでIQ187。尊敬するのはホーキンス博士。
かなりの潔癖性、ソファ左端が自分の座るところと決めていて、そこに誰かが座ると即座に移動させるくらい。また相当の自信家で皮肉屋、我が道を行く感がハンパじゃない。しかしウソをつくのが下手という可愛いところもある。
レナードのルームメイト。女子版シェルドンと呼ぶべきエイミーと付き合い始める。

「キミの体重って自尊心とつながってるの?」

レナード(Leonard)

カリフォルニア工科大学の物理学博士。IQ173、24歳で博士号を得る。
ママのビバリーは教育熱心で誕生日さえ祝わないかなり強烈なキャラで、そのためかレナードは悟りを開いている感さえある。
シェルドンと暮らすアパートメントの向かいの部屋に引っ越してきて、今どき女子ペニーに一目惚れし、その後あれこれ起こる。

「Googleで人を認識できるの?できないから宇宙防衛司令部の知り合いに偵察機を飛ばしてもらった。」

ラージ(Raj)

インド・ニューデリー出身のお坊っちゃま。シェルドンとレナードと同じ大学で粒子天文学を研究する。宗教的にNGの肉が大好きでインドに帰りたくなく、ヴィザのことでドギマギすることも。
シャイな性格を持ち、シラフでは女性と話すことができなかったが、失恋をしてからは飲んでいなくても会話できるようになる。インド人特有の英語アクセントがかなり強い。

「やっぱり教授はイギリス人、僕はインド人だからね。ガンジー以降そりが合わないんだよね。」

ハワード(Howard)

応用物理学のエンジニアとしてシェルドンとレナードと同じ大学で働く。60年代ビートルズのようなマッシュルームヘアと独特のファッションセンスを持つ。自分に酔いしれるかなりのナルシストで女性が大好き、かつマザコン。バーナデットと結婚する。
人生最大の成功は専門家として宇宙ステーションに滞在したこと。

「シェルドンがどう繁殖するのかたくさん仮説を立てたが、僕は分裂説を支持している。」

このコメディドラマにはこれら科学者4人のオタクに、まったくタイプの違う女性3人が登場します。

ペニー(Penny)

女優を目指し、ネブラスカ州からシェルドンとレナードの住むアパートメントに引越ししてくる。ダメ男に惹かれる女子。兄はドラッグディーラー。
オタクな面々にも先入観を持たずに接して仲良くなり、オタク男子に化学反応を起こさせる。
いくつもの恋愛を経て、最終的にレナードと結婚するという大決断をする。

エイミー(Amy)

オタクの雰囲気を醸し出す神経生物学者。シェルドンと出会い系サイトで出会い意気投合。シェルドンにとって人生で初めてのデート相手となる。
友達がいなかった生い立ちで、周りが引くような言動をする。しかし、シェルドンと出会ったことでペニーやバーナデットなど女友達にも出会うことになる。

バーナデット(Bernadette)

微生物研究で博士号取得、製薬会社に勤務する。
ペニーとは大学院生のときの、バイト先のチーズケーキファクトリーで出会う。アニメキャラのような可愛らしい声、ロング巻き毛で女子らしい雰囲気を出しながら眼鏡でインテリ風にも見せる。
意外にもキレやすく人のことを怒鳴りつける本性はハワードとの結婚後に暴露される。

この7人がメインの登場人物、そこにコミックストアの貧乏オーナー・スチュアートやシェルドンの宿敵ウィルやペニーの元カレなどが絡んでストーリーを複雑に面白くさせています。

日常の生活を送りながら、強烈なキャラたちがどんな会話をするのか興味津々です。
次でみていきましょう!


ここで少し余談!

下記記事では、海外ドラマ『ウォーキング・デッド』を使った英語学習方法をご紹介しています!ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

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ビッグバン・セオリーで使われるネイティブスピーカーのフレーズ

ロックバンドBarenaked Ladiesによるテーマソングでドラマが始まります。

短めのこの曲はドラマタイトルでもあるthe big bang(宇宙開始時の爆発的膨張)をテーマにしたもので、
「全宇宙は熱く、高密度だった。
やがて140億年前に膨らみ始めて、、
(中略)
みんなビッグバンから始まったんだ!」
といった歌詞になっています。

さて、ここからはシーズン1から、いくつかのシーンでの会話をみていきます。

シーズン1のエピソード1「オタク、美女に遭遇!」から、シェルドンとレナードが精子バンクに行ったものの、結局は登録をせずに自分たちのアパートメントに帰ってきます。
その階段で喋っていた2人がペニーを見かけます。

Leonard: New neighbour?
Sheldon: Evidently.
Leonard: Significant improvement over the old neighbour.
Sheldon: Two hundred pound transvestite with a skin condition, yes she is.

レナード: 新しいお隣さん?
シェルドン: 見たところではそのようだ。
レナード: 前のお隣さんを大幅に向上するな。
シェルドン: 皮膚疾患のある200ポンドの女装趣味よりも。彼女だ。

オタクはオタクでも、なかでもシェルドンの話しっぷりは独特です。
科学系の専門用語もたくさん使いますので、ネイティブスピーカーでも全部のセリフを理解できるかどうかというレベルです。

このシーンでも”yes she is.”だけで話が済むところ、インテリなことをまず言っていますので、”またシェルドンが言ってるな”くらいの取り方でも良いでしょう笑

シェルドンのあいづちで「Evidently」とあります。

evidence(名詞)であれば「証拠・証言」ですが、Evidently(副詞)で「明らかに・確かに・見たところでは」という意味になります。exactly, definitelyなどと同様、覚えておくと便利なあいづちです。

続きをみていきましょう。ペニーとの会話が始まります。

Penny: Oh, hi!
Leonard: Hi.
Sheldon: Hi.
Leonard: Hi.
Sheldon: Hi.
Penny: Hi?

初めて会った人にでも”Oh, hi!”と、ペニーがかなりフレンドリーです。初対面の挨拶など、このあたりからも海外文化が分かります。

反対にシェルドンとレナードは緊張気味に”ハイ”を繰り返すので、最後にペニーは”Hi?”と少しだけ怪訝な感じのトーンになります。

ビッグバン・セオリーではこのような会話、漫才のようなアップテンポの掛け合いも楽しんでくださいね。

Leonard: We don’t mean to interrupt, we live across the hall.
(邪魔してごめん。僕たち、向かいに住んでるんだ。)
Penny: Oh, that’s nice.
(ペニーは困惑)
Leonard: Oh…uh…no…we don’t live together…um…we live together but in separate, heterosexual bedrooms.
(一緒に暮らしてるわけじゃなくって、一緒なんだけど寝室は別々。僕たち異性愛者だから。)
Penny: Oh, okay, well, guess I’m your new neighbour, Penny.
Leonard: Leonard, Sheldon.
Penny: Hi.
Leonard: Hi.
Sheldon: Hi.
Penny: Hi.
Leonard: Hi. Well, uh, oh, welcome to the building.
Penny: Thank you, maybe we can have coffee sometime.
Leonard: Oh, great.
Penny: Great.
Sheldon: Great.
Leonard: Great. Well, bye.

一緒に住んでいるカップルだと思われたくなくって焦るレナード。ペニーに誤解をされることがないよう説明します。
そこで、ペニーのほうから自己紹介、そしてコーヒーを飲もうとサラリと誘っています。
緊張しまくりのボーイズに比べ、新しい環境でも気軽に友達を作るペニーの性格が出ています。

Leonard: Should we have invited her for lunch?
Sheldon: No. We’re going to start Season Two of “Battlestar Galactica”.
Leonard: We already watched the ~Season Two DVDs.
Sheldon: Not with commentary.

ペニーに一目惚れしたレナードは、どうにかしてシェルドンを納得させてペニーをランチに誘いたいところです。
しかし、シェルドンは予定通り、”バトルスターギャラクティカ”のシーズン2を見たいと言います。

Leonard: I think we should be good neighbours, invite her over, make her feel welcome.
Sheldon: We never invited Louis-slash-Louis over.
Leonard: Well, then that was wrong of us. We need to widen our circle.
(だったら、それは間違いだった。もっと友達の輪を広げなきゃ。)
Sheldon: I have a very wide circle. I have 212 friends on Myspace.
(僕はすっごく広い輪を持ってる。Myspaceで212人友達がいる。)
Leonard: Yes, and you’ve never met one of them.
(だね。誰とも会ったことないだろ。)
Sheldon: That’s the beauty of it.
(そこが素晴らしいとこ。)

レナードが”invite her over”と言っています。invite herでも通じますが、invite her overとすることで「こちら(自分のほう)に」というニュアンスになります。

MyspaceとはアメリカのSNSです。シェルドンはネット上に友達がたくさんいると言っていますが、オタクらしい発言です。

オタクたちの会話のノリを掴んでいただけましたか?
シーズン1~12まであり、1シーズンは20~24のエピソードがあります。それだけ見たら、彼らの面白い掛け合いでお腹いっぱいになりますね・笑

ビッグバン・セオリーで英語学習

ビッグバン・セオリーはオタクな人なら尚更、オタクでない人でも爆笑できるドラマです。

彼らはギークな科学者達なのでゲームや学術的な表現はあるものの、上で紹介したダイアログを見ていただくと、分かりやすいやり取りがされています。お互いにからかう言動はあるものの、SワードやFワードなど強烈なスラングは使われません。

このため、楽しくリアルなアメリカ英語のリスニングをするなら最高です。加えて、ダイアログや字幕から、特に友達との会話に使える表現を勉強することができます。

聞く量を増やしてリスニング力を伸ばす、日常会話に使えるフレーズを学ぶためにビッグバン・セオリーはおすすめなのです。

そしてもう一つ、おすすめの理由があります。
ゲストにビル・ゲイツ、スティーヴン・ホーキング博士、スタン・リー、サマー・グロー、宇宙に行ったハワードの同僚には本物のNASA飛行士であるマイク・マッシミーノなどがいます。

ゲスト選びにも科学やテクノロジーに対する想いが感じられますね。
これら豪華なゲストが見れる、彼らの発音や話しぶりを聞くことができるところも貴重です。


ここでまた少し余談!

下記記事では、『トイ・ストーリー』を使った英語学習方法をご紹介しています!ぜひ皆さんの英語学習にお役立てください♪♪

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ビッグバン・セオリーまとめ

ビッグバン・セオリーはフレンズと並ぶロングランの大人気コメディです。
筆者は息子が12歳くらいのときから一緒に見始め、かなりハマりました。

シェルドンとレナードの部屋で7人が集まって、チャイニーズを食べながらあーだこーだと喋っているのが良いんです。
おバカなことを言う天才学者たちのやりとりが面白いこと、それぞれが恋愛や失恋をしたり、結婚など人生のステージが変わっていく様子にどんどん引き込まれていきます。
さすが、シーズン12まで続いたシリーズ。
1つのエピソードは約20分。見たことのない方は騙されたと思って、一度見てみてください。

そして1日1本、オタクの世界に浸ってみてはいかがでしょう?!