スキマ時間を使った中国語の勉強方法

Chinese

今の現代人は多忙なのかもしれません。仕事も遅くまでしないと帰られない企業もあるでしょう。

競争社会なので、時間に厳しく、残業が多いことも多々あります。仕事をしながら語学を勉強するのはとても大変でしょう。

そうした限られた時間でも語学を勉強できるのでしょうか。

答えを言ってしまうと、限られた時間でも、もし毎日数十分時間があるのであればその時間を使って語学を勉強することはできます。

しかし問題はその時間をどうやって有効に使えるかです。

今回の記事では、時間をどのように有効に使ったら中国語を勉強できるかについて紹介したいと思います。

無料で使える学習アプリ

有効に時間を使うことができるおすすめの方法は学習アプリや学習ソフトを活用するという方法です。

つまりタブレットやスマホ、パソコンを使って語学を勉強するというやり方です。

昔は、電子辞書もないときは分厚い文法書や辞書を片手に、ページをめくっては勉強していたかもしれません。

でも今は一つの軽い板に辞書も、インターネットもビデオ電話もありとあらゆるものがアプリで入っています。これを利用しないわけにはいきません。

でもアプリはものすごくたくさんあるのでどれを使ったらいいのか迷ってしまう方も多いと思います。

そんなときは、語学の進歩に欠かさせない大事なプロセスをしっかり抑えておけば、確実に身につく学習アプリやソフトを見つけることができるでしょう。

会話力アップのためのおすすめの勉強方法

これから会話力アップに欠かせない大事な学習方法を紹介します。

その学習方法をサポートするアプリやソフトを見つけて活用するならあなたの語学もこれからさらに進歩していくことと思います。

自分で作ったフレーズは必ずネイティブにチェックしてもらう

初級の教科書を使って基本の文法を勉強し、少しの短い文章を読んで理解することができるようになれば、だんだんと自分の文章を作る練習ができるようになるかもしれません。

アウトプットに作文は欠かせません。

頭の中で文章を組み立てる能力は作文であれ、会話であれ共通のスキルだからです。

そのため、きっといろんな作文を作ってはアウトプットに励んでおられる方も少なくないと思います。

でもただ作文を作るだけであれば、一応通じはしますが不自然な中国語になりがちです。

なぜなら日本人の頭の中で学んだ単語を使って文章を作っているので、ネイティブの添削のない、いわゆるなんちゃって中国語になりがちなのです。

そこで大事なのは必ずネイティブの添削を受けることです。

そうすれば、習ってきた文法や単語をネイティブらしい考え方で並べることができ、自然なアウトプットをする練習ができます。

日常会話のための文法学習法

特に大事なことは、まず「日常会話の中でどのようにアウトプットできるか」です。日常会話に必要な単語は限られています。

しかし自然なアウトプットには、その単語をどれほど深く理解しているかがカギなのです。

そのため、習ってきた単語を使ってAさんとBさんという仮想の二人を作り、会話している文章を作ってみるのはどうでしょうか。

そうした会話文を短くてもいいので10分から20分くらいの時間で作文してみます。

それを添削もできるアプリなどで投稿(または公表)してネイティブの添削を集めてみることもできます。

このような形で、よりネイティブらしい文章に自分の文章を作り変えることができるのです。

作文の時間は頭の中で色々考えながら、ピンイン入力ソフトを使ってメモ帳などに書き込んでみるのもいいかもしれません。

毎日10分程度そうした工夫を行えば、自然と中国語でどう表現したらいいのかと考える癖をつけることもできます。

通勤中のバスや電車の中、またはトイレの中でさえ10分程度で作文をしてみることをおすすめします。

例文や会話文などの翻訳機能

ネイティブらしい言葉を身につけるために、ネイティブの普段の会話を観察してみるのもいいでしょう。ネットで調べたらいろんな会話文が見つかるかもしれません。

また、中国人のブログなども見ることができます。

分からない単語があれば翻訳機能のあるソフトを使うこともできます。

中には、単語ごとに意味を表示する優秀なものもあるので、一発検索で単語を調べたり、日常会話で使う単語のこなれた使い方を学習することができます。

わからない内容をすぐに検索

昔は分厚い辞書で1分程かけて単語を一個ずつ開くような、今思えば時間のかかる学習をしていたかもしれません。でも今は複数の単語を一発で知ることができます。

検索ボックスなどに入力して、どんどん意味を調べましょう。

単語を探す時間より、見つけた単語を覚えることに時間を使うほうがはるかに効率的なのです。

そうすれば極端な話、分厚い辞書を使っていた時は、20分で10個の単語を調べて、覚える時間が10分しかなかったのが、アプリや翻訳ソフトなどを活用すれば、1分で全部調べて19分も覚える時間に当てることができます。

正しい音声か発音チェック

もう一つの大事な学習プロセスは、音声です。

いくら正しいやり方で言葉を並べて表現しても、口から出る音声が不明瞭なら相手は理解に苦しむことでしょう。

正しい文法を正しい発音で表現して初めてすんなりとストレスなく分かってもらうことができます。

要するに自分の発音がきちんと発音できているか、自分の感覚ではなくネイティブにチェックしてもらうことが肝要なのです。

そのためには自分の言葉を録音しなければいけないかもしれません。

またオンラインで発音矯正をしてもらうことが必要かもしれません。

アプリの中にはメッセージング機能だけでなく、音声機能があり、ネイティブからの生の音声を送信してもらえるアプリもあります。

こうしたアプリを使えば自分の録音した音声とネイティブ音声を比べて、どこが悪いのか、どう直したらいいのか、ヒントを見つけやすいことでしょう。

漢字にピンインや声調をつけられるソフト

音声機能がとても役に立つとお伝えしましたが、初心者にとって音声のみで真似をするのは難しいこともあります。

そこで、文章や音声をピンインに直すソフトを活用してみるのはいかがでしょうか。

ある翻訳機能の中には、中国語の文字の読み方を書き表したローマ字表記(つまりピンインのこと)に変換できるアプリやソフトがあります。

しかも声調もつけられるものも少なくありません。

声調は音の上がり下がりなどの音程を表すので、きちんとネイティブの音声通りに発音するのにとても役立つことでしょう。

声調は中国語の場合4パターンあります。

そのパターンによって同じ音でも意味が違うことがよくあります。

日本語で言う、飴と雨でしょうか。

どちらにしても正しく発音するにはピンインを正確に読めることと、声調も間違えないようにする必要があります。


ここで少し余談!

下記記事では、中国語基礎単語の覚え方をご紹介しています!語学を学ぶ上で単語学習は大きな壁となるので、有効的な学習方法を学んでいきましょう♪♪

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録音機能で反復学習

自分の声を録音する方法はアウトプットには不可欠だと思います。

よく中国語の文章を録音せず何度も繰り返し発音して練習するという人もおられますが、発音で大事なのはネイティブのイントネーションに沿った自然な発音で話すということです。

違和感のない発音には必ずネイティブのサポートが必要なのです。ですが、ネイティブはすぐ身近にいるわけではありません。

そこで活用できるのが録音機能なのです。

あるソフトには音を録音できるだけでなく、自分の声を波形にしてくれるものもあります。

中国語は声調も発音に欠かせないということは先程お伝えしました。

波形表示ソフトを使えばネイティブの声調通りかどうかをきちんと客観的に見ることもできるでしょう。

ネイティブ音声と比較して直すべき点が分かれば、後はネイティブの音声に沿って繰り返し練習します。

ポイントは必ずネイティブの後について発音するということです。

ネイティブを絶えずお手本にしながら10回読むのと、自分なりに自己流で10回読むのとでは訓練の質にかなりの違いが出てきます。

この発音矯正の訓練を、家にいる時に10分程度してみるのはいかがでしょうか。

音声をMP3方式で保存しておけば、防水型のMP3プレーヤーでお風呂に入っている時などのリラックスしている時に手軽に練習できます。

口をしっかり動かして会話表現や基本表現を学ぼう

発音練習で大事なのは必ず自分の話せるレベルのフレーズで、自分の限界を超えないスピードに落とすことです。これは自己流とは違います。

ネイティブに近づけるためにネイティブのスピードを1とすると、それを0.6から0.8、そして1へと近づけるためのプロセスだと考えてください。

まずは自分がはっきり発音できる程度のスピードにして、音声と一緒にはっきりと大きな声で発音します。

発音の仕方に従って、ネイティブの音の高さなどのイントネーションに沿った練習をしていけば、着実に進歩していくことができます。

MP3プレーヤーやアプリでは再生速度を自由に調整できるものもたくさんあります。

まず低速で発音の仕方を確かめるように正確に発音することを目指し、それができるようになったら中速にして徐々にスピードを上げて、最後はネイティブと同じ速さで話すことを目標にできるでしょう。

練習に使う会話表現ですが、今回ご紹介した自分の文章を使う方法がより効果的です。

自分の文章をネイティブに添削してもらって出来上がった会話文などを朗読材料として使えば、自分なりのアウトプット材料を使って、より実践的な練習をすることができます。

10分程度の発音練習なら、ご自分の生活のルーティーンに取り入れられるでしょうか。

食後の休憩時間や、スポーツした後の一息の時に実践してみることもできるでしょう。

リラックスした声の調子ではっきり発音できるように練習してみましょう。

試験対策アプリで耳からヒアリング対策

試験対策の場合はどうしたらいいのでしょうか。

スキマ時間を使ってヒアリングを鍛えてみるのはどうですか。

HSKという中国政府が認定している中国語の試験があるのですが、そのHSK対策用のアプリもたくさんあります。

単語集や音声材料も豊富にあるのでイヤホンを使えば通勤通学中に語学勉強ができるでしょう。

単語を覚えるためのフラッシュカード的なものもアプリで見かけることがあります。

一日OO個と自分で決めて覚えるようにするのはどうでしょうか。

15分ぐらい時間を取って、できるだけ大きな声で声調をしっかりつけて練習すれば脳裏に焼き付けやすくなります。


ここでまた少し余談!

下記記事では、中国を理解するのにおススメの本をご紹介しています!中国語を学ぶ前にまずは、中国について知識を深めていきましょう♪♪

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まとめ

試験対策でも会話練習でも、今の語学アプリやソフトはとても有用です。

そのような道具を使って発音と文章のネイティブによるダブルチェックを受けられるよう工夫するのであれば、まるでネイティブが側で指導してくれているかのような環境を自分で作ることができます。

言語の習得も格段にスピードアップすることでしょう。