イギリス留学の費用はどれくらい?期間別の目安や費用を抑えるコツもご紹介!

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英語を学びたいという方には、どうせだったらイギリスで本場の英語を学びたいと考える方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

「きれいな英語を身につけたいので、イギリス英語を学びたい」 「歴史と文化のあるイギリスへの留学に憧れる」 「ヨーロッパの留学生と仲良くなりたい」 「日本人が比較的少ない所で学びたい」

など、イギリスで英語を学ぶ魅力は沢山あります。 一方で、費用面についてはどうなのだろう?と疑問をもつ方もいらっしゃると思います。

今回は、そのような疑問にお答えするためにイギリスへの語学留学にかかる費用と期間別の目安や安く抑えるコツをまとめてみました!

イギリス留学の費用は高い?

イギリスへの語学留学は、アメリカに次いで高い費用となっています。まず、語学留学先の国別で1ヶ月あたりの費用をまとめてみました。ただし、以下の金額は為替の影響により大きく変動します。

アメリカ 104万円
イギリス 84万円
アイルランド 80万円
カナダ 75万円
マルタ 73万円
ニュージーランド 68万円
オーストラリア 64万円
フィリピン 43万円

上記の通り、イギリスは留学先の中でも特に高い費用がかかることが分かります。一番安いフィリピンの語学留学と比較すると、イギリスへの留学は2倍近くの費用がかかります。

イギリス留学にかかる期間別の費用相場

イギリスの語学留学にかかる期間別の費用相場は以下の通りです。

1週間:38万円
1ヶ月:84万円
3ヶ月:218万円
半年:407万円
1年:780万円

費用は期間や、ロンドンなどの都心かマンチェスターなどの地方都市かによって変動します。授業料に関しては、一般的に短期間の受講の方が割高の料金設定となっています。

航空券についても、金額が大きいため、長期間の滞在の方が月割で考えると割安となります。生活費に関しては、現地での生活に慣れるほど、費用を抑えやすい傾向にあります。

イギリス留学にかかる費用の主な内訳

次に、留学中にかかる費用の内訳について詳しく説明をします。

授業関連費

授業関連費に関しては、授業料と授業関連の諸費用があります。

【授業料】
イギリスの語学学校の授業料の目安としては、1ヶ月の目安が25万円程度となっています。1週間で20時間を標準として、専門的なコースをつけたり、費用面でクラス数を減らしたり、と個人用にカスタマイズをすることで、費用が変動します。

【授業関連諸費用】
語学学校への支払い費用としては、授業料以外としては、入学金、空港送迎費、滞在先手配料、教材費、国際郵便手配料、海外送金手数料などがあります。

渡航費

渡航費に関しては、航空券、海外旅行保険加入費、ビザ申請の費用があります。

【航空券】
航空券については、東京からロンドンまで乗り継ぎ1回の航空券代は往復で17万円程度となります。東京からロンドンは直行便もありますが割高になります。航空券比較サイトを使い、注意深く探すと14万円ほどに抑えられることもあります。

ただし、航空券は時期によって料金に変動があり、安い時期は、10月〜11月にかけて、年末年始明けの1月中旬から3月です。

ゴールデンウィーク明けの5月から7月頃も比較的安い時期です。ロンドンの場合、この時期は冬に比べて過ごしやすい季節ではありますが、8月の観光ピーク時期の前なので、安くなる傾向になります。

ゴールデンウィークや夏の時期は航空券が高い時期となります。

【海外旅行保険加入費】
病気や怪我や盗難にあった時のために、海外旅行保険に加入する必要があります。1週間で数千円程度、 1ヶ月で1.5万円程度、3ヶ月で5万円程度です。

【ビザ関連費】
6ヶ月未満の語学留学の場合、ビザの取得の必要はありません。(Standard Visitor visa)

6ヶ月以上11ヶ月未満の語学留学の場合は、短期留学学生ビザ(Short-term study visa)200£を申請する必要があります。加えて、イギリスの公的医療機関(NHS)で受診をするための470£のイギリスの国民健康保険に加入する必要があります。

学生ビザ(Student Visa)は、11ヶ月以上の語学留学、大学、大学院留学に必要なビザです。こちらには、ビザの申請費用に490£と、こちらもイギリスの健康保険に加入義務があり、470£の支払いが必要です。学生ビザは、週20時間までのイギリス国内でのアルバイトが認められています

ワーキングホリデービザを取得した場合、2年間のイギリス滞在ができますが、その場合298£のビザ取得費と、2年分のイギリス健康保険に加入する必要があります。

滞在費

イギリスへの留学の際の滞在方法としては、学生寮、ホームステイ、アパート等の選択肢がありますが、語学留学の場合は学生寮やホームステイを選択する場合が多いです。費用は、ロンドンか、オックスフォードやエディンバラなどの地方都市かにより価格は異なります。

ホームステイの場合、月間の目安は朝夕の食費を含んで20万円程度です。通常語学学校を通じて行うため、語学学校へのホームステイ手配料が必要な場合があります。

語学学校が提供する学生寮は、シェアハウスの様に家に個室があり、キッチンやリビングなどが共用スペースとしてシェアする場合があります。ロンドンの場合、月間20〜30万円、地方都市の場合、15万〜20万円が相場となっています。

生活費

生活費はその人の好みやスタイルによっても大きく変わってきますが、ロンドンは、世界的に物価の高い都市のため、費用を抑えるためには特に工夫が必要となります。

【食費】
学生寮で暮らす場合、基本的に3食、ホームステイの場合は、1食分を自分で考える必要があります。

外食はランチでも10£以上かかることもあり、毎回外食することは現実的ではありません。イギリスの場合、チップ文化もあるので、更に料金が上乗せされます。

イギリスではスーパーで食材を購入して自炊をすることが必要です。イギリスのスーパーにはミールキットなど冷凍食品が充実しており、部屋に電子レンジがあれば活用することができます。

【通信費】
イギリスでの通信環境に関しては、学校ではWiFiが無料で利用できますが、自室でネットを利用する場合は、自身で環境を用意する必要があります。短期滞在の場合、イギリスの通信会社のSIMカードを利用するのがおすすめです。有名な通信会社は、Three、O2、EEなどがあり、月間10〜30£が目安となります。

【交通費】
イギリスでは電車やチューブと呼ばれる地下鉄、バスの交通手段があります。学校と滞在先への交通費が必要です。

【日用品費】
学生寮やアパートで暮らす場合、生活に必要な洗剤類や衣料が必要です。日本と同じく、スーパーや薬局で適宜購入することになります。

【娯楽費】
イギリスに来たのであれば、ロンドンやイギリス各地に足を伸ばして観光をしてみたい、イギリスのパブを体験したい、ロンドンでミュージカルを楽しみたいなどの希望もあるでしょう。

ロンドンの大英博物館をはじめとする国立の施設は、無料で展示物を鑑賞することができます。ミュージカル代は通常席で40~80£程度ですが、ラッシュチケットなどでより安く手に入れることも可能です。

イギリス留学の費用を抑えるコツ

イギリス留学の費用を抑えるコツについてまとめました。

留学期間の変更

まず、イギリス留学の費用にダイレクトに直結するのが、留学の期間です。留学中は授業料と生活費の両方が必要となるため、留学期間はダイレクトに留学費用に直結します。

ただ、期間を短くしたことにより目標の英語力に十分に達しなかったなかったなどの可能性も起こり得るので、カウンセラーと相談をしながら決めたほうが良いでしょう。

授業のコマ数を変更

次に考えられることとしては、1週間あたりの授業のコマ数の変更です。1週間に受講する時間数は20〜25時間ですが、選択により、コマ数を10〜15時間に変更するというものです。

しかし、授業のコマ数を減らして、授業料を削減できたとしても、授業以外で過ごす場所や活動にお金がかかってしまう場合があるので、注意が必要です。

渡航時期を考えて航空券の費用を抑える

イギリスへの渡航時期を考えることも一つの手になります。イギリスの観光シーズンである8〜9月やゴールデンウィーク中の渡航は、航空券が高くなります。

逆に、10〜11月、1月中旬〜3月、5月中旬〜7月は航空券が安くなる傾向になります。

イギリス留学の奨学金や助成金制度もチェック

語学留学のみの場合、基本的に奨学金は対象外となります。しかし、何か自分に当てはまるものがないかどうか探すことは、参考になります。

奨学金には、2種類のタイプがあり、貸与型と給付型があります。

貸与型奨学金は、指定の期間内に返済する必要のある奨学金ですが、金利が低く、多くの人に獲得できるチャンスの多い奨学金です。

一方で、給付型は、返済の必要がない代わりに、倍率が高く、成績優秀者や、人物像など厳しい基準が設けられていることが特徴です。競争率が高くもあります。

英国外務省チーヴニング奨学金

イギリスの外務省が主催する給付型の奨学金で、イギリスの大学院修士課程に留学予定の学生が対象になります。授業料、生活費、往復航空券等、幅広くカバーされます。

ロータリー財団グローバル補助金奨学金・地区補助金奨学金

ロータリー財団および公益財団法人ロータリー日本財団が運営する奨学金で、海外の大学あるいは大学院での留学予定の方が利用することができます。

奨学金には、ロータリー財団が重要視する平和構築や衛生、環境などの分野を学ぶことが対象のグローバル奨学金と、専攻に制限のないものの2種類があります。

British Council Japan IELTS Award

指定期間中にBritish Council管轄の公式テストセンターでIELTSを受験し、オーバーオールスコア5.5を取得した者かつ、留学中、留学後に大学留学の英語語学試験で有名なIELTSの広報に協力できる人という条件です。1等賞:5,000£、2等賞:2,000£、3等賞:1,000£が支給されます。

BCJA(British Council Japan Association) 英国留学奨学金

18歳以上の日本在住者で、英国の大学、大学院、研究機関、その他の学術研究施設に3ヶ月以上滞在し、研究・調査・勉学等の学術研究活動に携わる予定の方で、英国に滞在中の方も可能。毎年5名程度募集をされており、1件15万円ほどの奨学金の給付が受けられます。

日本の トビタテ!留学JAPAN

文部科学省が主催する、高校生や大学生が対象の返済不要の奨学金プログラムで、語学留学目的のみでは奨学金の対象外ですが、語学留学とインターンシップ、ボランティアと組み合わせた場合に対象となる場合があります。詳細を公式ホームページで確認することをおすすめします。

日本学生支援機構

日本学生支援機構(JASSO)は、海外留学を希望する日本人学生に対して、給付型(返済不要)と貸与型(返済必要)の奨学金制度を提供しています。

これらは、毎年受給予定者を募集しているとは限らず、各公式ホームページで開催や募集要項を確認する必要があります。

まとめ

本記事では、イギリスに留学をする際の費用についてまとめました。イギリスへの留学は、一般的には多額の費用がかかる一方、工夫次第で費用を節約し、留学を実現することで、キャリアや人生に大きな価値をもたらすことができます。

ぜひ、検討してみてください!

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