「大工を英語で説明するための文章例を紹介します」

大工を英語で説明、大工にまつわる英単語、ネイティブキャンプ

さっそくですが、あなたは大工のことを英語で何と言うかについて、考えたことはあるでしょうか。

比較的知名度の高い職業と言える大工さん。

しかしながら、英語での説明方法や言い方について考えたときには 「難しく出てこない、思い浮かばない」 という方が多いかもしれません。

大工といえば、夏のような暖かい季節には自宅で日曜大工をされる方だっているかも知れませんね。

夏休みの宿題で、お子様を手伝ったりだとか他にも夏の住宅展示会等に行って、自分の希望条件にあった家を見に行ったりするのも面白いかもしれません。

今日はそんな大工さんにまつわる英語をテーマにして、大工にまつわるキーワードについて英語での言い表し方、また簡単な表現から難しいものまでレベル別の表現も含めてまとめてみました。

また、今回は英語だけに限らず、 「大工さんにはどうやったらなれるのか?」 という少し一般的なことに関しても話題を広げた上でお伝えしていきます。

大工は英語で何と言う?

では早速ですが大工は英語でなんと言ったら通じるのでしょうか。

さっそく、実際に使われる単語に関してお伝えすると、正解はこちらです。

Carpenter

もしかすると、この単語自体聞いたことがある方が多いかもしれません。

洋楽で非常に有名だったグループとして、Carpentersが挙げられます。

これは、直訳すると「大工たち」という意味、または「カーペンター夫妻または兄妹」という意味になります。実際にはカーペンターズは兄妹のデュオなので、意味としては後者となります。

※通常の表現方法であれば、The Carpentersとすべきはずなのですが、そうでない理由に関して当人たちは「The ~~sという名前にするのが嫌だったから。当時売れているアーティストはTheをつけていなかった。」と言っています。

大工にまつわる言葉を英語でいうと

また、上記の例文のように、大工だけでなく関連する英単語に関してもまとめてみました。

金づち hammer

のこぎり saw

木材 wood

木を加工してできた家のパーツなど
wooden objects

大工の棟梁 a master carpenter

大工仕事 carpentry

大工道具 carpenter's tools

大工の作業着 a carpenter's outfit

大工見習い an apprentice carpenter

日曜大工 a Sunday carpenter

車大工 a wheelwright

叩き大工 a journeyman-carpenter

<例文>

The carpenter has contracted to build the house for 200,000 yen.
「大工は建築を20万円で請け負った。」

A hammer and saw are tools of the carpenter's business.
「金づちとのこぎりは、大工仕事の道具です。」

大工になるための方法

大工になるには

大工となるためには、特に資格は必要とはされていません。また、学歴と年齢も重要視されないことが多いようです。

早い人であれば、中学を卒業してすぐに親方を見つけ、弟子入りする人もいます。他にも就職して工務店で勤務し、時間をかけて職人の道を目指し鍛錬する人もいます。

しかしながら一つ覚えておきたいことは、 将来的なキャリアアップを望む場合には、最低でも高校で土木または建築学科を卒業する必要 があるということです。

それにより資格取得が可能になり、将来的なアドバンテージへとつながっていきます。

ちなみに、一人前の大工となるための所要期間は、一般的な住宅をハウスメーカーと一緒に建てる大工であれば3年程度。

それとは異なり部材まで自分で加工し、彫込や木材の組み立てまでを行って特別注文の家を建てるような、職人大工になるのであれば5年から10年をかけて修行する必要があるのだとか。

大工になるには何から始めるべき?

実際のところは工務店への就職、または親方に弟子入りし、そこで徹底的に学ぶ方法のどちらかを経験して大工になるという人が大多数です。

ちなみに、全く経験がないという人でも問題なく採用してもらえるケースが多いとも言います。

しかしながら、実際に就職して就労開始、弟子入りといった本格的スタートの前に、技術系の専門学校や職業訓練校で技術を身に着けて備えておくといったことも可能となっているので、実際にはおすすめです。

大工の仕事とその英語の説明

大工の仕事を説明するのに使えるフレーズ

実際の大工さんの仕事について考えてみると、シーンによって多種多様です。

例えば、朝早く起きて日中の仕事に備えるだけでなく、まずは木材を運ぶことに始まり、木を削ったりパーツを組み立てたり、釘を打って木材を固定したりと、本当に多くのことを手掛けていますよね。

そんな、大工さんのお仕事内容にまつわるフレーズを、少しだけまとめてみました。

木材にかんなをかける
shave wood

板にくぎを打つ
drive [hammer] a nail into a board

<例文>

He usually carries tens of kilograms of wood.
「彼はいつも数十kgの木材を運ぶ。」

I have to assemble the wooden parts all day.
「一日中、木の部品を組み立てなければならない。」

大工を英語で説明するとどうなる?

「大工さん」という意味に相当する英語は ”Carpenters” だということは、冒頭ですでにお伝えしました。

しかしながら、他の言い方や表現方法に関して、英語初級者でもわかるようなシンプルな表現に始まり、中級者、上級者が大工という言葉の意味を表現するために使える伝え方について考えてみました。

■初級

本当にシンプルに伝えることを考えた場合、表現はこちらでも問題ないと思います。

House maker
=ハウスメーカー ;家を作る人

もうまさにシンプルの極みとも言えるかもしれません。
なんだか、カタカナ英語にもありそうな表現で、ベーシックかつ誰でもわかるような表現となっています。

しかしながら、ハウスメーカー=家を作る人、とひとことで言っても、現実としては設計師だとか、木材を運ぶ人・組み立てる人、他にもデザインを考える人だったりと、本当に様々な職種がありますよね。

しかしながら、ハウスメーカーという言い方だけでは具体性に欠け、あなたがどんな作業ができるのかという部分まで表現しきれないため、より詳しい説明ができるようになりたいという人は上級編も参考にされてみてください。

■中級

House builder

こちらの、ハウスビルダーという言い方は、先程のハウスメイカーとも似ていますが、少し意味合いが異なります。

というのも、Buildという単語にはコンクリートなどを使って家を建てるという意味があり、「あなたが現代の一般的な家を作る」といったことを表します。

実際の「大工」を意味するCarpenterは、もともと木を切って組み立てて作った木造の家に関しての大工を意味するのですが、現代のコンクリートでできた家を建てる大工であれば、こちらのHouse builderという表現のほうが正しいとも言えます

■上級

上級編では、大工の仕事を言い表す4つの表現について、使いこなせるようにそれぞれの意味の違いについて見ていきましょう。

carpenter
a person who works with wood
(木材を扱った仕事をする人のこと)

builder
a person whose job is to make buildings or structures
(建物を建てる人のこと)

joiner(イギリス英語)
a person who joins the wooden components of a building such as stairs, doors, and frames for doors and windows.
(木材を使って建物を作る人。例としては、階段やドア、またはドアや窓のフレームを作ったりする人のこと。)

woodworker
a worker in wood, as a carpenter, joiner, or cabinet maker.
(カーペンターと同じ意味。)

※実際にはCarpenterは古い言葉でもあり、建築方法が変わった今では他の表現方法を使用するほうが適切と言える場合もあります。

最近は木材ではなくコンクリートを使って家を建てることも多いため、その場合はa house carpenterという表現よりもa home builder
の表現のほうがふさわしいと言えるかもしれません。

理由としては、Carpenterというとやはり木のイメージが付いて回るため、場合によっては違う言い方のほうがストレートに伝わることが多いです。

海外との違いについて

さて、海外にも大工という仕事はもちろん存在しますが、職業としての立ち位置であったり、収入、またサービス等に関して調べてみました。

その中で、実際にオーストラリアで大工として活躍されている方の記事等を参考にさせていただき、オーストラリアでの大工さんの年収相場について日本と比較した上でまとめました。

・オーストラリア建設業界で働く人の平均年収
約AUD79,000(約660万円)

・日本の全国平均
建設業350万円 
大工450万円

・都市別1位の東京平均
建設業400万円
大工630万円

(上記は現場作業員を含めての平均となっており、ライセンスを取得した人の収入はより高くなっています。)

この時点で、日本で最も相場の高い東京で働くよりもオーストラリアで働いたほうが大工の年収としては高くなっています。

また、オーストラリアは特にライセンスの有無が年収にも大きく影響するようで、3年間専門の学校に行きライセンスを取得した技術者は下記のような年収で働けるようです。

オーストラリアでライセンスを持った大工

時給35-60オーストラリアドル(時給3000~5500円)

時給5000円とは、なかなか夢がある職業ですよね。

また、先進国であるオーストラリアですが、意外にも大工の年収がこれほどまで高いとは少し驚きです。

※ちなみに自営業の場合
オーストラリアで個人でやっている内装屋や水道屋の収入は、一件あたり時給換算で100-300ドルが相場なんだとか。

一件の仕事でで時給3万円稼げるとなると、自営業はさらに条件が良いですね。

外国で手に職を持った上で独立すると、怖いもの無しかもしれません。

それにしても、本当に国が変わると同じ職業でもここまで収入も変わるのですね。

ましてや、ライセンスを持った職人となると本当に人の数倍は稼ぐことができそうです。

もちろん海外で大工として活動するのは楽ではないですが、国内で大工をしている人からしても魅力的な選択肢かもしれません。

ちなみに、オーストラリアでは外国人の大工も採用しているそうです。高待遇の求人を見つけるためにまずライセンスを取るには、まず職業訓練学校に入学する必要があるのだとか。

しかしながら、そこで勉強した人は大学卒のサラリーマンよりも高い給料を稼ぐというのですから、夢があります。

まとめ

どうでしたでしょうか。

海外でも、手に職をつけて働いて稼ぐというのは非常に面白いかもしれません。

また、日本人の持つ技術力であれば海外でも通用するような気がしてきます。

そんな、英語を使って海外で働くという選択肢も、これからはもっと一般的になってくるかもしれません。

まだ英語が不安だという方は、レッスン回数無制限のネイティブキャンプで場数を踏んでみるというのもいいかもしれません。

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