リスニング力を劇的に向上させる勉強法のまとめ!

リスニングの勉強法、洋画を字幕なしで見るには、カメラ、映像

洋画を日本語字幕なしで楽しみたい。

海外のテレビドラマやニュースを難なく聞き取りたい。

そういう夢を持ち、日々リスニングのトレーニングを行っている人は多いと思います。

ですが、いくらトレーニングを積んでも成果が出ず、途中であきらめてしまう人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、リスニングの勉強法にフォーカスを当てて、リスニング力を効果的に伸ばすハウツーをまとめています。

大人になってからリスニング力を伸ばすのは不可能?

大人になってしまった純日本人がリスニング力を伸ばすことは不可能、という人もいます。ですが、そんなことはありません。

年齢によらず、どの時点からでもリスニング力を伸ばすことは、絶対に可能です。

もちろんネイティブと謙遜ないレベルとまでは言い切れませんが、トレーニングを積めば積むだけ、それに近いレベルまでいくことはできる、と断言できます。

海外留学はリスニング力の強化に有効?

英語圏の高校や大学に留学すれば英語に触れる機会が格段に増えるため、リスニング力の向上につながる。そう思っている人も多いと思います。

だが、果たして本当でしょうか。

結論からいえば、「No」です。

残念ながら、留学などの海外経験を積んだだけではリスニング力は向上しません。

たしかに滞在先が英語圏の場合、日常生活のすべてが英語になり、英語に触れる機会は増えます。しかしながら、だからといって耳が鍛えられるわけではありません。

留学で英語力がアップした、という実例はあります。ですが、それは学生がもともと英語が問題なく使えるレベルにあり、現地で積極的に使った結果、というパターンが圧倒的です。

英語が素人レベルにある人が留学をしても、リスニング力が伸びることはないでしょう。

聞き流すだけでもトレーニングになる?

BGMのように英語を大量に聞くだけでリスニング力が向上する、といったトレーニング方法が流行っています。

しかし、こちらのトレーニング方法は効果が全くないとまでは言い切れませんが、リスニング力を効果的に伸ばすことは難しいでしょう。

中身の理解できない英語を聞くことは、お経を聴くことと同じです。

数をこなしてもお経はお経なので、リスニング力の向上につながることはほとんどありません。繰り返しのトレーニングが有効であることは事実ですが、中身の理解できないものを繰り返しても、まったく意味はありません。


リスニングの上達が伸び悩んでいる人は併せてこちらの記事も読んでみてください。

nativecamp.net


リスニング力を伸ばすために有効な勉強方法

次に、リスニング力を伸ばすためにおすすめできる、有効な勉強方法をいくつかご紹介します。

まずは英語の語彙を伸ばす

リスニング力を伸ばすために語彙の勉強をする、と言うと、矛盾していると感じるかもしれません。ですが、そんなことはありません。

英語を聞き取るには、単語を聞き取る必要があります。

そして、単語が聞き取れるかどうかというのは、自分自身にストックされている語彙の総量で決まります。

自分が知らない単語を聞き取ることは不可能です。

なので、単語を覚える際はスペルと意味だけではなく、音も覚えましょう。自分で発音できない、声に出して読めない単語を聞き取るというのは、至難の業です。

自分の興味のある分野のコンテンツを利用する

リスニング教材には、「自分が興味を持てるコンテンツ」を選びましょう。

たとえば、特定のジャンルのアニメが好きなのであれば、そのアニメのDVDやBlu-Rayを、科学や工学が好きなのであれば、その分野の講義動画などを選び、教材として利用しましょう。

なぜかというと、
・既に前提情報、前提知識が備わっているので、英語でも理解しやすい
・興味がある分野なので、トレーニングを続けやすく挫折しにくい

というメリットがあるからです。

特におすすめの方法は、YouTubeなどの動画コンテンツを視聴することです。

YouTubeは海外発の動画プラットフォームなだけあって、英語で作成されたコンテンツが山のようにあります。自身の興味がある分野でキーワード検索すれば、何かしらの動画がヒットするはず。

書店の英語教材コーナーにも英語リスニングに特化した教材は数多くありますが、取り扱っている題材は社会的なお堅いトピックであることが多く、人によっては興味を持ちにくいと思います。

なので、みなさんもぜひ自分の興味を引くコンテンツを見つけてみましょう。

シャドーイングやディクテーションをする

シャドーイングやディクテーションなどの発音トレーニングは、英語リスニングの勉強では必須です。

繰り返しになりますが「リスニングができるかどうか」は「発音ができるかどうか」にかかってきます。

なので、この手のトレーニングは怠らないようにしましょう。

またできるのであれば、ラジカセやスマホなどを利用して自分が話した英語を「録音」してみましょう。

自分の英語を録音し、聞き直すのはかなり恥ずかしいですが、間違いなく有効なトレーニング方法です。発音は適切か、そもそも英語として聞き取ることができるかなど、第三者視点で自身の英語を見直すことができます。

日常の情報インプットを英語でおこなう

毎日のニュースチェックでは、日本語のメディアだけではなく海外のものも積極的に利用してみましょう。そうすれば、日々の習慣に学習を盛り込むことができます。

このやり方だと、情報収集とリスニングトレーニングが同時にできるので、まさに一石二鳥。時間がとられることもなく負担も少ないので、手軽に始めることができます。

またニュースチェックなど、もともと習慣的に行っている作業をトレーニングに変換するので継続しやすいです。

英語に限らず語学の学習というのは挫折との闘いなので、このやり方はかなりおすすめです。

独学でリスニング力を向上させる注意点

最後に、独学でリスニングのトレーニングを行う上で、注意しておきたい点を見てみましょう。

リスニング力は一夜漬けなどで伸びるものではないことを認識する

リスニング力は一朝一夕で伸びるものではなく、数年単位でじっくりと伸ばすものです。

TOEICや英検などの資格試験対策であれば、数日の勉強である程度のスコアアップを狙うことはできますが、それは試験に限った話です。

ジェネラルなリスニング力を鍛えるためには、長い年月をかけて知識や経験を培う必要があります。

残念ながら、短期間で英語のリスニング力を劇的に伸ばす魔法のようなメソッドはありません。焦らずたゆまず、地道な努力こそが王道であり、このことをしっかりと意識しましょう。

アウトプットの割合を増やす意識をする

日々、リスニングのトレーニングをおこなっている人にありがちなことは、インプットの方にばかり偏重してしまう、というところです。とりあえず洋画をたくさん見る、とりあえず海外ニュースを見る、というのはその典型です。

ただそれだけではなく、英語を聞いて吸収した情報を利用し、アウトプットするトレーニングも欠かさずにおこないましょう。

洋画を見たらそのレビューや感想を英語で書く、ニュースを見たらその要約を英語で発信する、などがそれに当たります。

このようにアウトプットも同時に行うことで、耳でインプットした情報の理解度を自分自身でチェックすることができます。また、情報を第三者に説明しようとするときにうまく説明できない、といったことも避けられるでしょう。

「高地トレーニング」を意識する

高地トレーニングというのは、マラソン選手などがよくおこなうトレーニングで、本番環境よりも過酷な環境でトレーニングをし、本番でのパフォーマンスを高める、というものです。

実は、この高地トレーニングの考え方は、英語リスニングのトレーニングでも有効です。

自分のレベルにあった英語音源ではなく、自分のレベルよりもすこし上のものを利用することで、マラソンの高地トレーニングのような効果を得ることができます。

もちろんレベルが高すぎると意味がありませんが、少し上のレベルのものであれば、繰り返し聞いたり再生速度を調整したりする、などの工夫をしてトレーニングしましょう。

ネイティブスピーカーのリアルでハイレベルな英語に耳を鳴らしておけば、TOEICや英検のリスニング問題で流される、上品で丁寧な英語は簡単に聞き取ることができるようになります。

ネイティブキャンプを使ったアクティブラーニング

ネイティブキャンプでは、ネイティブスピーカーの講師が多く在籍しているので、ネイティブスピーカーのリアルな英語が聴けます。

もちろん、それだけではなくアウトプットのトレーニングもしっかりとおこなえるので、リスニング強化の手段としては持ってこいです。

またCDや動画の英語コンテンツだと、どうしても一方通行になりがちなトレーニングも、オンライン英会話であれば双方向でコミュニケーションしながらできるので、飽きにくくフィードバックも得られやすいでしょう。

ネイティブキャンプを使ったリスニングのトレーニングでは、「カランメソッド」がおすすめです。

アウトプットとリスニング力の向上が期待できるメソッドとなっているため、ぜひやり方を知った上で受講していただきたいレッスンになっています。


カランメソッドをまだ知らない・効果が全然みられないという人は、ぜひこちらの記事をチェックしてみてください。

nativecamp.net


さいごに

いかがでしたでしょうか。

英語のリスニングトレーニングというのは、ただ単に英語をたくさん聞けばいい、というものではありません。インプットとアウトプットのバランスをうまく意識しながら、能動的なトレーニングをおこなうことが重要です。

ここに、ネイティブキャンプなどのオンライン英会話を併用すれば、さらに効果倍増。

ぜひこの機会に、お試しで挑戦してみてはいかがでしょうか。