リスニング上達に必要な要素とは?

リスニング上達、ヘッドフォン、ノート、ペン、イラスト

あなたは、過去にリスニングでうまく単語を聞き取ることができずに、苦労した経験はないでしょうか。

「なかなか何を言っているのか分からない

「大体の話の内容はわかるけど、細部まで細かく聞き取れない

「聞いている途中に頭の中で『?』が連続してしまう」など。

もう少しで聞き取れるような感覚がするにもかかわらず、頭でしっかりと理解できていないとなると悔しいものですよね。

なので、リスニングを上達させたい、しっかりと英単語を聞き取れるようにしたい、外国人の会話の内容を理解できるようにしたい、という方も多いのではないでしょうか。

今日はリスニングの上達を目指している人のために、 ・リスニング力が伸び悩む原因
・リスニング力向上に適切な勉強時間
・留学がリスニング力アップに与える影響
などをメインにお伝えしていきます。

リスニング力がなかなか伸びない原因とは

英会話力を向上させるにあたり、まず必要とされるのがリスニング

自分が相手の話を聞く、そして自分が話す上で、まず必要とされるのが相手の英語を聞き取ることができる「耳」ですよね。

なので、リスニングは英会話をスタートする上でのすべての始まり、と言ってもいいほどの基本でもあります。

しかしながら実際に英語の勉強をしたり、英会話をしてみると、なかなか相手の言っていることが聞き取れなかったり、学校のリスニングが予想以上にハイレベルで半分も聞き取れなかった、という方もいるのではないでしょうか。

そんな、必要であるにもかかわらず意外と難易度が高いことで知られるリスニング。また、向上させようと思って勉強したり、トレーニングをしてもなかなかすぐには上達するという手応えを感じる人は少ないかもしれません。

では、リスニング力がなかなか伸びない原因とは何なのでしょうか。

考えられる一つの理由として、普段から「英語を聞き取る耳」を使う機会が少ないことが挙げられます。

つまり日本で普段生活している中では、なかなか英語を日常的に話す機会は多くなく、そこが一つの原因とも言えます。

2つ目に英会話上級者の体験談を参考にしても、共通して挙げられるのは、リスニング力は一朝一夕では急に伸びたりしないこと

比較的、長い時間をかけて徐々に育っていくものと捉えたほうが良いようで、リスニング力の向上を目指すのであればある程度の長期スパン、1年~2年、もしくはそれ以上の時間をかけて、毎日コツコツと積み重ねていくべきという推奨論が多かったです。

スポーツの練習や、野球の素振りのように地道な練習をコツコツ長期間やっていくようなイメージに近いかもしれませんね。

また驚いたのはプロの翻訳家の方も、なんと日常的にリスニングの練習をしているという方は多いようでした。ライセンスを持ち、毎日ハイレベルな現場で翻訳や同時通訳をされている方でも、時間があれば貪欲にリスニングのトレーニングをしているんですね。

そのため、リスニングの練習に取り組む上では、 ・練習量と質量法を意識する
・可能であれば実践的な英会話の機会を増やす
・すぐに能力が伸びるものではないと割り切って、長期スパンでコツコツと練習を積み重ねる
という3つを意識すると効果はありそうです。

どのくらい勉強するとリスニング力が身につく?

リスニング上達のために、独学で音声教材や発音のトレーニングに取り組んでいる、という方もいるかもしれませんね。

ネット上には無料で単語の発音をアナウンスしてくれるサイトもありますし、あとはYouTubeの外国人アカウントのチャンネルで、ネイティブが最近の話題について話している動画を見たり、あとはCNNのようなニュースチャンネルをリスニングの練習として使っている、という方もいるかも知れません。

他にもNHKのラジオ語講座も有名ですよね。

日々、そういったリスニングの自習に取り組まれている方は、もしかすると一つ気になることがあるかもしれません。

それは、
「平均で1日何時間勉強するとリスニング力が身につくのか。」
ということです。

リスニング力のレベルと必要な勉強時間数の総関係において、調べてみたところ該当するものが諸説ありました。

まず、旅行先で使うような最低限の日常会話を理解するレベルには、500~700時間が必要と言われています。

これは1日1時間のリスニング学習をした場合500日~700日つまり1年半から2年ほどとなります。

また、1日3時間勉強した場合には170日~230日ほどが必要となり、おおよそ半年~8ヶ月ほどかかる計算となります。

次に、普段の日常会話やビジネスでも使えるような英語力を身につけたいと思う場合1000時間ほど必要と言われており、これは1日1時間の学習時間で計算すると1000日つまり3年かかる計算に。

1日3時間でも約1年

1日5時間だと7ヶ月ほどかかります。

また、最終段階としてネイティブに近いレベルのリスニング力、例えば映画を字幕無しで見てほとんど聞き取れて理解できるようなレベルだと、必要な学習時間は10000時間と言われているのだとか。

1日1時間の勉強を続けたら10000日、つまり30年かかってしまいますね・・・笑

1日3時間の勉強を続けた場合だと、3300日ほどはかかるので約9年。

1日10時間続けるツワモノがいても、1000日=約3年はかかります。

なかなか途方も無い道ではありますが、それでも1日10時間のリスニング勉強を3年続ければネイティブレベルのリスニング力になれる!と思えば少なくともやる価値はあるでしょうか。

目指すレベルにもよるとは思いますが、それで今後海外で渡り合っていけるようになると思えば、悪くはないかもしれませんね。

独学でリスニング力を伸ばすのは難しい?

先ほど、目指すレベル別の必要なリスニング学習時間に関して説明をしました。

やはり長期間かけて取り組む必要性があると感じた方は多かったかもしれませんね。

いずれにせよ1日や2日といった短期間だけの取り組みだけでは大きな変化が起こりにくいということは明言できるかもしれません。

では長期でリスニング対策に取り組んでいくとなった場合、どのような取り組み方がリスニング力向上にとって効果があり効率的なのでしょうか。

やはり、毎日勉強しないと独学でリスニング力向上を図るのは難しいのでしょうか。

効果的なリスニングの学習方法に関して調査したところ、一般的には1日最低30分程度の学習を繰り返すのが効果的だとのことでした。

また、理想としては毎日勉強をすることに越したことはありませんが、毎日の学習が難しいという場合には1回40分程度でいいので週に2回以上取り組むようにしていきましょう

週に数回でも、高い集中力で取り組めば能力は向上したという人が調べてみたところ多かったです。

リスニングは、英語の会話等を聞き取る能力であり、少し筋トレや運動に似ているという意見もありました。または、車の運転とも同類の分野という説もあります。

要するに、あまり実践の機会が遠のいてしまっても能力は落ちてしまうし、比較的毎日のように継続して能力を発揮する機会があると、上達も早いということですね。

そのためやはり、最低でも週に数日は練習の機会を設けたほうが良いのではないかと思います。

能力キープのためなら最低でも週に1回、能力を向上させていくのであれば週2回以上のペースがいいのではないでしょうか。また、週に取り組む回数が少ない方ほど、一回の練習の際には集中力を高め、数の不足分を質で補うようにすることをオススメします。

留学がリスニング力の向上に影響するかどうか

リスニング力を大きく向上させたいという方の中には、留学を検討している方もいるかも知れませんね。

留学となると外国の地に一定期間滞在し学校にも通うため、英語に浸れる環境で英会話力アップを図ろうと思う方には人気の選択肢なのではないでしょうか。

では、実際に留学することがリスニング力の向上に影響してくるのかどうかについて考えてみたいと思います。

やはり多くの人の話を聞くと、実際に留学したことでリスニング力が向上した、成長に役立ったという方は多かったです。

いくつか例を挙げると、 ・帰国してから、自分のリスニング力が上がったと間違いなく感じることができた

・外国人の友だちと関わる機会が多く、日常的に会話をしていく中で意思疎通が十分に取れるようになった

・授業以外の時間で外国の知らない場所や街を散策し、そこで見知らぬ人とも話す機会があったが、相手が言っていることを聞き取って理解できるようになった という体験談も数多くありました。

その中でも重要なコツとして、もちろん授業に集中して取り組むこともそうですが、可能であれば授業以外の時間でも先生や友達と積極的に関わるようにし、そこで会話をしていくことで教科書以外の英語にも触れ、リアルな会話シーンの場数を踏んでいきましょう。

先ほどの、必要学習時間の話とも少しかぶりますが、授業以外の時間以外でも英語に触れる機会を最大限まで増やそうと努力することで、あなたのリスニング経験値は上がっていき、英語を聞き分けられる耳は確実に育っていきます。

しかしながら、リスニング力向上のために留学が必ずしも必要かというとそうでもありません。

実際にプロの翻訳家や通訳家として活動されている方の中には、留学経験が一切なく日本国内で、しかも独学だけで英語の勉強をし、今では世界各国を飛び回って翻訳家として活動されている方もいます。

つまり外国に行って英語の勉強をすることは、できるのであればやるに越したことはありませんが、他の方法でもレベルアップしていくことは可能だということです。

ネイティブキャンプを使った、リスニング力アップの方法

英会話力を向上させたい、もっとリスニング力を鍛えていきたいという方は、教材を使ったトレーニング法もおすすめです。

オンライン英会話のレッスンを提供しているネイティブキャンプでは、リスニング対策の授業を受けることもできます。

該当教材は、TOEIC L&Rテスト対策コースで、リーディングに加えリスニングもレッスン中に実践可能となっており、多くの方から好評を頂いています。

この教材では実際のTOEICテストに似たリスニングの練習ができるため、水準も高く効果的なリスニング対策が期待できます。TOEICのテストを受ける受けないにかかわらず、リスニングの上達を図る方にはオススメです。

また、難易度に応じても自分似合ったレベルを選択可能で、目標600点のコースと合わせ800点を目指すコースもあります。まずは、600点コースが一般的です。しかし自信がある方は800点コースにチャレンジしてみるといいと思います。

無料トライアル期間中の受講も可能となっているため、興味がある方は7日間無料で試してみてはいかがでしょうか。