中国語文法の勉強方法を知って、効率的に中国語を習得しよう!

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一から中国語を勉強する人はまず発音から学ぶでしょう。

イントネーションが独特なので、発音をしっかりしなければ相手に理解されないとよく言われます。

漢字は日本語と似ているところもあるので、文法よりも発音を主に頑張る人もいます。

ですので初心者から見ると文法は敬遠されがちです。

それに文法を学ぶと言うと、過去の学生時代のような勉強を思い浮かべる人もいます。堅苦しいイメージがあるのかもしれません。

文法を勉強することは本当のところ難しいのでしょうか?

今回は中国語の文法に焦点を当てて、お話ししていきます。

初心者に文法は必要?

文法は本を入れる棚のようなものです。棚がないと本が入りません。

発音がある程度通じるようになって単語を覚えても、棚のような文法がないと単語を文章にできません。

「私は午後3時に図書館で英語の本を読みました。」
という表現を例に考えてみましょう。

「私、午後三時、図書館、英語の本、読む」という単語を、「読む図書館私午後三時英語の本」とつなげるだけでは、なかなか意味が伝わらないのではないでしょうか。

相手は推測で話を聞かないといけなくなります。

ですから文法は言葉を伝わる表現にするために大切な鍵なのです。

問題は文法という本の棚をいつから作り始めるかです。

棚も土台があって、手順を踏みながら作っていきます。同じように文法もどこから習うか決まっているため、中国語の文法もより大事な、大きな枠となる文法事項から学ぶほうが理解しやすいです。

ですので最初から込み入った難しいことを学ぶ必要はありません。

文法と比べて単語の数は際限がありません。何千と覚えてもまだ終わりはないのです。

しかし、日常会話で使う単語は限られています。

数歳の子どもも親と会話ができます。

テレビを見ても内容によってよく理解している番組もあり、このように必要最低限の単語は意外に多くはないのです。

何千と単語を覚えるより基本単語を文にするための文法の方が日常生活に必要なのです。

ですから初心者で発音を一通り学んだらぜひ基本となる文法を学ぶようにしましょう。

基礎文法と並行しながら単語を覚えるようにすれば中国語は着実に上達できます。

文法の学習期間と目指す目標

単語の勉強に際限はないと学びました。

では文法に終わりはあるのでしょうか?

文法は棚に例えられるように、文法は一種の枠組みです。

枠はずっと新しく作られていくことはありません。

枠は枠なので、それに収まり切るように中の物を調整します。ですから、枠はここまでという終わりがあります。

文法の勉強もこれで必要十分という段階があります。それを目標に目指して取り組めば良いのです。

日常会話で使う文法から新聞を読むあたりまでが、人が実際使用する文法範囲ではないでしょうか。

ですので学習期間のはじめのうちは、文法の大枠を少しずつ学んでいきますが、文法学習の目標は新聞を読める程度の文法で十分というわけです。

このラインは初級、中級、上級で外国語学習者を区切るなら、中級の終わりに相当します。

その時点までで習った文法を使えば、上級とも言える中国人の書いた新聞や小説を読めるようになるのです。

中国語の会話に文法は必要ない?

中国語学習の半分は発音だと言われます。

確かに発音は難しいです。それと比べて文法は比較的簡単です。

中国語の文法は英語ほど複雑ではありません。
しかし、簡単だから会話に必要な文法はほとんどないというわけではありません。

文法は本棚だという例えをやりました。

棚がもしなかったら、本は無造作に置かれ、何の本なのか分からなくなるように、文法のない単語の羅列では会話が成り立たなくなります。

中国語の会話に必要な文法はあまり多くありません。会話は長文になることは少ないので、基礎文法さえ分かれば中国語会話はできるのです。

日常会話やコミュニケーションに必要な文法とは

では日常会話レベルの文法とはどんな文法でしょうか?

日常会話をする人は大人だけではありません。

中学生でも難しいことを親と話せます。中学生くらいの年齢で社会で働く人もいるくらいです。

もっと年齢が下がると、小学生でも推理漫画を読んだりします。

もちろん母語を話す人の場合、勉強というより、親や周りの人達を真似て吸収するものです。習慣として言葉を身につけているのでしょう。

それでも子ども同士、子どもと大人との会話でも、どれくらいの一文でやり取りをしますか?

「明日何時に帰ってくるの?」
「ご飯食べた?」
「明日はお弁当がいる。」

といった短い文章の繰り返しで会話をします。

これを中国語にすると、
你明天几点回来?
吃饭了没有?
我明天要带便当。

これくらいの長さしかありません。

大人同士でもそんな会話をしたりします。ですから日常会話に必要な文法は複雑ではありません。

文法の枠組みである文型を理解することが大事なのです。

つまり、主題をどこに置くか、動作や状態を表す単語をどの位置に置くかという知識は必須です。

それから現在や過去といった表現の作り方といった会話に必須のルールを覚えれば日常会話ができ、中国人とコミュニケーションをとることができます。

アウトプットに必要な文法

簡単に言えば、表現力=アウトプットでしょう。

会話に必要な表現力は作詞家やミュージシャン、ライターでもない限り複雑なものは必要ありません。

抽象的なことよりも現実的な表現力が日常会話には必要です。

つまり簡潔で的を射た表現ができればそれでいいのです。

例えば、友達と外で話しているとしましょう。

そこで、「僕の車の中に財布を置いている」という文章を中国語で表現するとします。

僕の車は「我的车」、財布は「钱包」、だから…とすべてをそのまま訳さなくてもいいのです。

自分の車に指さして、「有钱包」(有:ある、という意味。つまり財布がある)と言えば十分です。

言いたいことをシンプルに言い合うことで会話は成り立ちます。シンプルな話に複雑な文法は必要ありません。

日常のアウトプットをこなすための基本文法をマスターするようにしましょう。

独学で文法は勉強できるか

文法は独学で学べるでしょうか?

結論から言うと学べます。0から中国語を始めてすぐに中国人から文法を学ぶとしたらどうでしょうか。

初級のニーハオしか分からない生徒が中国語しかしゃべれない先生から学んだらどうなるでしょうか?

基本文法を習得し、簡単な会話ができるレベルの学習者ならネイティブスピーカーとの授業は刺激になり、得るものも大きいでしょう。

でも初心者だと外国人にしっかり文法を教えられる教育経験のある先生が必要でしょう。

しかし独学でも注意が必要です。

文法は棚という例えを出しましたが、棚を作るのはきちんとした順番があります。

順番を無視して次から次へといろんな文のルールを教えてはうまく生徒はうまく吸収できません。

文法の全体を捉え、基礎から積み上げるように学ぶことができるなら、独学でも文法を習得できます。

文法を学ぶための教材や参考書を選ぶコツ

文法を教える教材は実にたくさんあります。

中には分厚いものからとても薄いものまで様々です。先程考えたように積み上げ型の資料がいいと学びました。

ですから、最初の教材は文の文型を説明するものから選びましょう。

英語の授業で文型という言葉を聞いたことがありますか?

S+V+O(主語+動詞+目的語)というような文の骨格を表すものです。

中国語もそのような骨格といえる文型があります。

それがあやふやではどんな単語力があっても文章を作れません。

文型から学べる教材や参考書を選ぶようにしましょう。

それでも骨格が分かるだけでは、自由に文章は書けません。

主語になる品詞は決まったものがあり、主語の中にもグループがあります。

動詞になるものも決まったルールがあります。

例えば、来,去,上,下という漢字は動作の方向を指す場合があり(これを方向補語といいます)こうした補語は動作に関係するので、動詞のグループに含まれます。

筋肉や神経は骨と連動することで腕や足が動くように、骨格である文型を取り巻く主語や動詞などのルールをマスターするなら、中国語文章を正確に作ることができるのです。

ですから文型を学び終えたら、主語や動詞、形容詞などを一つ一つ解説している教材から学ぶようにしましょう。

それが文法学習のコツです。

文法学習のポイントを押さえて効率よく習得しよう

文法というのは学者の理論ではありません。生きた表現です。

つまり中国人同士の会話に文法があって、中国人の書く文章や新聞に文法があります。

ですから文法を学ぶときは中国語の文章から学ぶようにしましょう。生きた例文を通して学んでください。

日常使う例文には簡潔ながら必要な文法事項が詰まっています。

日常の言葉から学ぶことが文法学習のポイントです。

基本の表現となる文章を一つ一つ分析しましょう。どれが主語でどれが動詞でしょうか?

分解して品詞を分類します。そうするとどの文型かが分かるでしょう。

こうしてどの文章がどの文型なのかはっきりすることで文法をすっきり整理できます。それが効率の良い学習なのです。

例えば「我去图书馆」(私は図書館に行く)という意味の中国語の文があるとします。

これを分解して分類すると、我(主語の私)、去(行くという意味の動詞)、图书馆(図書館という意味の目的語)·ですので、S+V+O(主語+動詞+目的語)という文型になります。

このように文章を分解、分析、整理を繰り返すことで文法を習得できます。

例文はとても大事な文法を教えています。

できれば例文をまるごと覚えましょう。口ずさみながら通勤中や歩きながらでも口に出して覚えてください。

何も見なくてもすらすら言えるくらいまで練習しましょう。

頻繁に例文を発音練習することで文法に習熟できます。

文の構造を理解して、理解した例文を覚えるなら、文法の大筋は身につけたことになります。

モチベーションを高める文法学習

文法には語順を理解することが先決だということを学びました。

しかし、大事だと分かっても、勉強そのものがつらいとなかなか取り組みづらいでしょう。

ちょっとゲーム感覚なものがあれば楽しいと思いませんか?一部の学習書には並べ替え問題というものがあります。

中国語の試験でもそうした問題があったりします。インターネットを見てみると、単語をどう並べるかをカードのように並べてクイズ形式で答えるゲームがあります。

こうしたゲームを活用しながら文法を学んでみるのも楽しいでしょう。

初級の本を学び終えて、中国語の基礎文法をほぼ網羅した人なら、アニメに挑戦することもできます。

アニメは子どもたち向けのものがほとんどです。ということは日常使う基礎文法がたくさん詰まっているので、文法の総復習にもなります。

一文一文自分で解析しながら学んでください。好きなものを見ることで頭もしっかり働きます。

頭が冴えると理解や記憶も良くなります。興味を高めるものを見ながらモチベーションを高めていきましょう。

まとめ

文法はいろんなルールの集まりです。

しかし、決してルール同士がばらばらに集まっているのではありません。
ばらばらにしようと思えばそうできますが、そんな必要はありません。

頭にすっきり整頓させながら文法を学ぶことが一番早く効率的に学ぶ方法です。そのために文法を体系的に教えている教材を選びましょう。

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