
セブやマニラなど、数多くの観光地があるフィリピンですが、タガイタイという場所はご存知でしょうか。
自然の美しさと過ごしやすい気候、そして充実したグルメが魅力的な都市です。
フィリピンの首都マニラから車で2時間とアクセスもよく、日帰りでも観光を楽しめます。
本記事では、そんな注目観光スポットタガイタイ観光の魅力や、日本からのアクセス方法、おすすめのホテルや人気レストランなどをまとめて紹介していきます。
おすすめの日帰り旅行プランも記載しているので、ぜひフィリピン旅行の参考にしてください。
- タガイタイ観光の基本情報
- 日本からタガイタイへのアクセス方法
- タガイタイ観光におすすめの季節
- タガイタイを日帰りで楽しむ観光プラン3選
- タガイタイ観光におすすめのホテル4選
- タガイタイ観光に外せない人気のレストラン5選
- まとめ
タガイタイ観光の基本情報
まずはタガイタイの基本的な情報から見ていきましょう。
タガイタイの特徴や有名な観光スポット、食べておきたいグルメなどを紹介します。
フィリピン・ルソン島の避暑地タガイタイ
群島国家として多くの島で成り立つフィリピンですが、タガイタイはその中でも一番大きな島ルソン島の中にあります。
標高は約700mと高地にあるため1年を通じて涼しく、避暑地として多くの人から愛されています。
日本からの直行便があるフィリピンの首都マニラから、南へ車でおよそ2時間とアクセスも良いです。
自然はもちろん文化施設やリラクゼーションも充実!街には公園や展望台、美術館だけでなく、高級リゾートホテルやレストランなども楽しめます。
最も有名なスポット:タール火山
タガイタイには公園や遊園地、有名なレストランなどがたくさんありますが、もっとも有名なスポットはおそらく「タール火山」でしょう。
火山の標高は311m、山頂部分にあるクレーターには歩いて約30分で到着します。
世界一小さい活火山として知られる火山はタール湖と呼ばれる湖に浮かぶというユニークな地形で、国内外から観光客が訪れます。
ボートでタール湖をめぐったり、火山島にある展望台から景色を楽しんだり、自然を堪能できるスポットとなっています。
ただし、火山活動の状況によって立ち入りが規制されることがあるため、渡航前に必ず現地の最新情報を確認しましょう。
その他、タガイタイの景色を堪能するには、タール湖の北側にあるピープルズ・パーク・イン・ザ・スカイを訪れるのもおすすめです。
グルメも充実
後半で詳しく紹介しますが、タガイタイはご当地グルメも充実しています。
特に試してほしいのが、ブラロとブコパイです。
特に「ブロロ」という牛の骨付きスープは有名で、涼しい気候にピッタリの温かい料理です。
とうもろこしやジャガイモ、白菜や玉ねぎなど野菜がたっぷりと入っています。寒い季節になると地元の方々がスープで暖をとっているのを良く見かけます。
また、ブコパイはココナッツの果肉をふんだんに使用したスイーツで、ストリートフードとして販売もされています。
以上のようなご当地グルメだけでなく、タガイタイバナナやパイナップルなどのフルーツも楽しめます。
その他にも、フィリピン料理や欧米料理が楽しめるレストランやカフェも充実しているので、後半で紹介していきます。
治安も良く観光にはぴったり
タガイタイはフィリピンでも治安が良いエリアのため、観光にはぴったりです。街の景観は整備されており清潔なため、安心して散策できるでしょう。
なお、タガイタイでは窃盗やスリなどの犯罪もフィリピンの他の都市と比べると少なめです。治安がよくゆったりと過ごせる避暑地なので、女性旅行者や家族連れも滞在しやすい地域となっています。
日本からタガイタイへのアクセス方法
以下では、日本からタガイタイへのアクセス方法を詳しく紹介します。
マニラまで直行便で移動
日本からタガイタイへの直行便はないので、まずはマニラまで直行便で移動しましょう。
羽田、成田、大阪、名古屋、福岡などの日本の主要空港から、マニラのニノイ・アキノ国際空港へほぼ毎日直行便が就航。
所要時間はおよそ5時間です。時差も-1時間と少ないので、朝出発すればお昼くらいには着きますね。
シーズンによって航空券の費用は変動しますが、マニラまでのチケットの価格は往復でだいたい4〜8万円ほどです。
マニラからタガイタイは陸路で移動
マニラからタガイタイへは、主に陸路で移動し、車で1.5時間〜2時間ほどで到着します。
おすすめの移動方法はバス。マニラのブエンディア(Buendia)やパサイ(Pasay)のバスターミナルから、タガイタイ(Tagaytay)行き、もしくはナスブ(Nasubu)、メンデス(Mendez)行きに乗りましょう。
多くの場合タガイタイは終点ではないので、忘れずに途中下車してください。所要時間はおよそ2〜3時間、料金は250円から400円です。
またタクシーやレンタカーでタガイタイに移動することも可能です。高速道路を利用して、渋滞などがなければ、2時間以内で到着するでしょう。
複数人で移動するのであればタクシーや配車アプリを使ってもいいかも知れません。7,000円くらいを人数で割るので、人数次第ではバスより安価に済ませられます。
タガイタイ観光におすすめの季節
タガイタイに行くのにおすすめの季節は、日本の冬です。
特に12月から2月は乾季でカラッと暖かく雨も少ないので、快適に過ごせます。特に、クリスマスなどの休暇シーズンは、観光客が多いです。
逆に6月から10月は雨季になるので、ジメジメとしているため、雨のために予定が立てづらいかもしれません。特に野外のアクティビティを目的にしている方は、天気によって遅延やキャンセルの可能性もあるので注意してくださいね。
タガイタイを日帰りで楽しむ観光プラン3選
以下では、マニラに滞在中にタガイタイにて日帰り観光する際のおすすめプランを紹介します。
旅の目的や趣向に合わせて3つのモデルコースを用意したので、ぜひ参考にしてください。思い切ってタガイタイに数日滞在して、それぞれのパターンを試してみるのもおすすめです。
初心者向けの定番コース
朝7時ごろにマニラを出発し、タガイタイ名物のタール火山やタール湖を堪能できるPeople’s Park in the Skyへ向かいます。People’s Park in the Skyは、タガイタイ名物のタール火山やタール湖の観光ができる公園です。
公園内にレストランもあるので、軽食やランチを楽しみましょう。
午後は遊園地のSky Ranchで、観覧車やアトラクションを楽しむのがおすすめ。
最後に、お土産屋さんでスイーツが購入できるので、それをその場で食べたり、マニラのホテルに持ち帰って、部屋着でゆっくりと楽しんだりするのもいいですね。
グルメ&カフェめぐりコース
タガイタイに着いたら、まずはBreakfast at Antonio’sで朝食を摂りましょう。カフェ巡りのスタートです。
その後Bag of Beansにて、コーヒーを楽しみます。
コーヒーブレイクの合間には、Twin Lakesを散歩しながら景色を満喫するのがおすすめ。しばらくタール火山周辺を写真撮影をしながら巡り、小腹が空いてきたらカフェで軽食やスイーツを食べて、帰路に着く。
日帰りでタガイタイのグルメやカフェを1日で満喫できます!
もし気になるレストランがあれば、ディナーを食べてもいいですね。ただし帰りの時間には気をつけましょう。
アウトドアのアクティブコース
体を動かすコースなので、朝ごはんはしっかり食べましょう。タガイタイで朝食を摂るのもいいですが、アクティビティに時間を使いたいので、ホテルでしっかりと食べてから出発するのがおすすめです。
午前中はPicnic Groveでジップラインや乗馬を体験。
ランチは施設内のレストランやフードトラックなどで、地元の料理を堪能しましょう。
午後はMahogany Marketを見学するのものもおすすめです。調理できる環境が整っているのであれば、気になった野菜や果物を購入するのも良いでしょう。
時間に余裕があれば、近くの温泉リゾートで1日の疲れを癒してみてはいかがですか?
タガイタイ観光におすすめのホテル4選
以下では、タガイタイ観光におすすめのホテルを紹介します。
大人向け、家族向け、静かに過ごしたい人向けなど、ホテルによってターゲット層が少しずつ違うので、しっかりとリサーチして自分の旅にあった宿泊先を選びましょう。
Taal Vista Hotel(タール・ビスタ・ホテル)
1つ目はタガイタイでもっとも有名なホテルの1つである、Taal Vista Hotel(タール・ビスタ・ホテル)です。イギリスのチューダー様式で建設された、歴史の長いクラシックかつエレガントな建物となっています。
タール火山の中にあるタール湖を一望できる場所にあり、宿泊と観光が同時にできるのが魅力です。
ホテル内にもエレガントな庭や、クラッシーなレストランなどがあるので、建物内でSNS映えスポットを見つけられるでしょう。
261の客室があり、一人旅行や家族連れ、友人同士など幅広いシーンでの滞在にぴったりです。
| 住所 | Kilometer 60 Emilio Aguinaldo Highway, Tagaytay City, 4120 Cavite, Philippines |
| 公式サイト | https://www.taalvistahotel.com/?utm_source=GooglePlusLocal&utm_medium=Social&utm_campaign=GooglePlusInitiative |
Escala Tagaytay(エスカラ・タガイタイ)
Escala Tagaytay(エスカラ・タガイタイ)は、タガイタイの中心エリアにあるラグジュアリーなブティックホテルです。
ホテルの目玉ポイントは、タール湖を一望できるプール!開放感とフォトジェニック具合で言えば、タガイタイの中でもトップクラスでしょう。
ホテル内もモダンで洗練された雰囲気で統一されており、異世界感を楽しめます。
トータル60室と客室数は少なめですが、家族やカップルで静かにゆったり過ごしたい方に向いています。
| 住所 | Purok 102, Poblete Street, Barangay Maharlika West,Tagaytay City,Philippines |
| 公式サイト | https://www.escalatagaytay.com/ |
The Lake Hotel Tagaytay(レイク・ホテル・タガイタイ)
The Lake Hotel Tagaytay(レイク・ホテル・タガイタイ)は、タール湖とタール火山を一望できる、家族向けのホテルです。
地中海風の3階建ての建物には、合計58室を構えています。専用バルコニーが付いた客室も多いので、部屋でゆったりと景色を堪能できます。
子供向けのプレイルームやプール、ビリヤードなどがあり、子供も飽きることがなく、大人もゆっくりと楽しめます。
| 住所 | Km.58, Gen. Brgy., Emilio Aguinaldo Hwy, Tagaytay City, 4120 Cavite, Philippines |
| 公式サイト | https://lakehoteltagaytay.com/ |
Anya Resort (アニャ・リゾート)
Anya Resort (アニャ・リゾート)は、街の喧騒から離れた広大な敷地でリラックスできるラグジュアリーホテルです。
フィリピンならではの温かいホスピタリティに控えめな豪華さが光ります。
客室数は合計72室。ジュニアスイートとガーデンスイート、ベランダスイートの3つから好きなタイプを選べます。カップルや夫婦で、ゆったりと滞在するのにおすすめのホテルです。
| 住所 | 4XPC+J47 Barangay, Buenavista Hills Road, Mag Asawang Ilat, Tagaytay City, 4120 Cavite, Philippines |
| 公式サイト | https://lakehoteltagaytay.com/https://www.anyaresorts.com/?utm_source=google&utm_medium=business_profile |
タガイタイ観光に外せない人気のレストラン5選
以下では、タガイタイで人気のレストランを5つピックアップしました。
料理が美味しい、眺めがいい、SNS映えする、コスパがいいなど、レストランごとに魅力が異なります。
しっかりと計画を立てて、色々なレストランを巡ってみても面白いかも知れません。
Antonio’s(アントニオズ)
Antonio’s(アントニオズ)は、2002年にオープンしたタガイタイ屈指の高級レストランです。
リブステーキや自家製デザートなどの料理を、ガーデン風の空間で優雅に楽しめます。
ドレスコードはスマートカジュアルで、男女問わずスリッパや短パン、クロックス、タンクトップやオープントゥサンダルなどでの入店はできないので注意しましょう。
少々お高いですが、サービスは一級品です。
| 住所 | PUROK 138, 3VVX+5F8 Barangay, Neogan, Tagaytay City, Cavite, Philippines |
| 公式サイト | https://www.antoniosrestaurant.ph/antonios-restaurant |
Balay Dako(バライ・ダコ)
本格的なフィリピン料理を楽しみたいのなら、Balay Dako(バライ・ダコ)に行きましょう。
お店の名前が意味するのは、「大きな家」。シニガンやレチョンカワリなどの伝統料理をタール湖を目の前に楽しめます。
値段に対して量が多いので、コスパも良しです。
| 住所 | Tagaytay - Nasugbu Hwy, Tagaytay City, 4120 Cavite, Philippines |
| 公式サイト | https://www.antoniosrestaurant.ph/balay-dako |
Bag of Beans(バッグ・オブ・ビーンズ)
Bag of Beans(バッグ・オブ・ビーンズ)は欧米圏の軽食を堪能できるカフェです。
フィリピンの主要都市には世界中から観光客が集まるため、バッグ・オブ・ビーンズのようにフィリピン料理だけでなく欧米圏の料理を提供する飲食店も豊富です。
タール湖を眺めながら、ヨーロッパ風の内装の中でシナモンブレッドやアメリカンスタイルの朝食を食べられるので、SNS映えを狙う方にはうってつけの場所でしょう。
| 住所 | Tagaytay - Nasugbu Hwy, Tagaytay City, Cavite, Philippines |
| 公式サイト | https://bagofbeans.com/ |
Leslie’s restaurant(レスリーズ・レストラン)
Leslie’s restaurant(レスリーズ・レストラン)は、フィリピンの伝統料理を豪快に提供するローカルレストランです。
牛骨のスープ・ブラロが大きな鍋で提供されるなど、他のレストランとは違うSNS映えが期待できます。
カジュアルで値段も安いので、ワイワイと大人数で行くのにピッタリですね。
| 住所 | 4X22+RMG, Tagaytay - Nasugbu Hwy, Tagaytay City, Cavite, Philippines |
| 公式サイト | https://www.facebook.com/LesliesRestaurantTagaytayCity/ |
Samira by Chele Gonzalez(サミラ・バイ・チェレ・ゴンザレス)
Samira by Chele Gonzalez(サミラ・バイ・チェレ・ゴンザレス)は、アニャ・リゾート内にあるスペイン料理を中心にメニューを提供するリゾートダイニングです。スペイン料理の技とフィリピン独自の素材を組み合わせた料理を楽しめます。
開放感がある空間で、ゆったりと料理を堪能できます。
| 住所 | Anya Resort, Tagaytay City, 4120 Cavite, Philippines |
| 公式サイト | https://www.anyaresorts.com/ |
まとめ
心地いい避暑地で、観光地も豊富にあり、料理も美味しく、マニラからも日帰りで遊びに行ける、そんな場所タガイタイは、絶好の旅先でしょう。
セブやマニラに比べて、まだ観光地としての認知度は高くないため、特に平日は他の観光客に埋もれることなく、ゆっくりと旅を楽しめます。
また、タガイタイでの滞在を十分に楽しむには、現地の人たちから情報収集するのがおすすめ!
ネイティブキャンプでは、24時間365日、マンツーマンでレッスンをられます。実践的な英会話力を身につけ、ガイドブックよりももっと深い旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
◇経歴
・アメリカ、オクラホマ州の四年制大学を卒業
・英語学習に関するブログを中心に、英語ライター・翻訳家として活動(現在)
◇資格
・TOEFL503点(大学入学時)
・Bachelor of Arts(文学士号)
◇留学経験
渡航先:アメリカ、オクラホマ州タレクア
留学期間:2012〜2017(5年)
学校名:Northeastern States University
◇海外渡航経験
・高校卒業後に、アメリカのオクラホマ州にあるNortheastern州立大学へ5年間の正規留学を経験
◇自己紹介
高校時代にアメリカの音楽文化に興味を持ち、アメリカへの大学留学を決意したことが、英語学習を本格的に始めることになったきっかけです。渡米後に3ヶ月の語学研修とTOEFL試験をクリアし、正規入学を果たしました。音楽学部にてJazz Studiesを専攻し、複数のバンドでギタリスト・ベーシストとして活動したことは一生の財産です。言葉はその人の価値観を定義付け、語学の習得は世界の見え方を変えます。自分が今も現在進行形で経験している、言語の魅力を発信するために、日々、英語・語学に関する情報発信をしています。