フィリピン入国時に帰りの航空券は必要?知っておきたいルールや手配方法まとめ

航空券、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

旅行や留学、出張、ワーキングホリデーなど、どのような目的であれ、海外に行く際、
「入国」はとても緊張しますよね。

「何か書類を忘れていないかな?」
「入国拒否になったりしないかな?」
など、常に不安はつきまとうもの。

そこで、今回の記事では、フィリピンの入国に焦点を当ててご紹介したいと思います。
特に、フィリピンに入国する際に帰り(出国用)の航空券が必要かどうか、必要な場合どのように準備すればいいかなどをわかりやすくていねいに解説します。

またあわせて、そもそもフィリピンの入国審査は厳しいのか、フィリピン入国時に必要なそのほかの書類は何か、航空券を取得する時の注意点などもご紹介したいと思います。

これからはじめてフィリピンに行くという方、入国審査や飛行機のチケット手配に不安があるという方などは、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

フィリピンの入国審査は厳しい?

まず、そもそもフィリピンの入国審査は厳しいのか、どのような雰囲気なのかを一緒にチェックしてきましょう!

入国審査はそれほど厳しくない

一般的に、フィリピンの入国審査はそれほど厳しくないといわれています。
あらかじめ必要な書類の準備を済ませておき、質問への回答も練習しておけば、入国審査は問題なくスムーズに通れるはずです。

フィリピン入国の流れ

フィリピンの入国の大まかな流れをご紹介します。

飛行機が空港に到着したあとは、まず入国審査の列に並びます。
自分の番が来たら、写真撮影、指紋採取などののち、審査官からの質問に答えます。

入国審査のあとは、預けた荷物を受け取りに行きます。
モニターで自分の飛行機の便名を確認し、該当するレーンに向かいます。

荷物をピックアップしたら、税関へ進みます。
申告するものがなければそのまま通過して大丈夫です。

入国審査でよく聞かれる質問

フィリピンの入国審査では、特別変わったことが聞かれるということはないようです。
質問内容はほかの国と同様の一般的なものばかりです。

たとえば、滞在目的、滞在場所、滞在期間、仕事(職業)、帰り(出国用)のチケットの有無などです。

なお、フィリピンの入国審査では、しっかりとした英文でなくても、単語での回答でも大丈夫だったという方もいますので、英語力にそれほど自信がない方でも大丈夫でしょう。

質問の聞き取りの際には、「How long」「Where」など、疑問詞に注意して聞くとわかりやすいです。

フィリピン入国時に必要な書類

続いてここからは、フィリピンの入国にあたって必要な書類をご紹介します。
なお、滞在期間や滞在目的によって適用されるルールは異なりますので、必ずご自身の状況を照らし合わせてチェックしてください。

留学する際などは、語学学校から指示がある 場合もありますので、必ず確認するようにしてくださいね。

ビザについて

日本国籍の方で、30日以内の観光・商用目的での滞在の場合、ビザは免除されています。
入国時に、30日間滞在可能なビザが発給されます。
30日を超える滞在の場合は、事前のビザ取得が必要です。

パスポートについて

パスポートは、「フィリピン滞在予定期間+6か月以上」の残存有効期間であることを確認しましょう。

eTravelの事前登録

書類ではありませんが、フィリピン入国にあたりとても重要なのが、事前に「eTravel(イートラベル)」に登録するということです。
政府のWebシステムで、出発時刻の72時間前からオンラインで登録できます。

個人情報や旅行の詳細、健康状態などを入力し、最後にQRコードが表示されればOKです。
こちらのQRコードを入国時に提示します。

WEG申請について

外国籍の15歳未満の方が単独または親の付添なしでフィリピンへ入国する際には、WEG(Waiver of Exclusion Ground)申請が必要です。
これは、必要なビザの有無に関わらず求められます。

なお、WEG申請の手続き・申請料金の支払いはフィリピン到着時に 行います。
渡航前には、WEG申請に必要な扶養・保証に関する同意宣誓供述書の申請を行います。

なお、帰りの航空券については以下で詳しくご紹介します。

フィリピン入国時に帰り(出国用)の航空券は必要?

続いてここからは、 フィリピン入国時に帰り(出国用)の航空券は必要なのかどうかをご紹介します。

フィリピン到着日から30日以内にフィリピンから帰国・出国するための航空券が必要

入国ルールとして、フィリピン到着日から30日以内にフィリピンから帰国・出国するための航空券を持っていることが求められます。
これは、渡航者が不法滞在をする意図がないことを政府が確認するために設けたルールです。

そのため、片道のチケットだけでは原則入国できないということです。

入国以前に、出発空港でのチェックイン時に、航空会社のカウンターで帰国用・出国用のチケット予約が確認できない場合、搭乗を止められるといったケースもあります。

なお、現在インターネット上では、31日以上の場合は帰国用・出国用の航空券の提示は必要ない、という情報も見られるようですが、フィリピン政府からの公式発表はありませんので、31日以上の滞在であっても30日以内にフィリピンを出国する航空券を手配することをおすすめします。

帰り(出国用)の航空券の手配方法

フィリピン入国にあたっては、帰り(出国用)の航空券が必要なことがわかりましたね。
それでは、実際 どのようなチケットを手配すればよいのか、大きく3つにわけてご紹介します。

実際に使う用のチケット

30日以内に帰国・出国予定の方、すでに日本への帰国日が決まっている方などは、実際に使う用のチケットを購入するのが最も安心です。
面倒な変更手続きなどもありませんし、往復航空券を予約し、それを実際に帰国時に使う、というシンプルな流れになります。

なお、LCCなど格安航空券の場合、復路の日にちが変更できないケースもあります。

捨てチケット

31日以上滞在する予定の方がよく利用するのが、いわゆる「捨てチケット(またはダミーチケット)」と呼ばれるものです。
これは、片道で買って使わない航空券のことを指します。

費用をおさえる方法として、入国から30日以内で、最も安価な日付や出発先の航空券を買う、キャンセル料などがかからない航空券を買うなどが挙げられます。

なお、時期や航空会社にもよりますが、フィリピンからマレーシア・シンガポール・香港行きなどの航空券が比較的安い傾向にあります。

レンタルチケット

捨てチケットと比較するとややマイナーですが、「レンタルチケット」を利用するという方法もあります。
Exit Ticket 発行サービスというもので、チケットの予約情報だけを一時的にレンタルできるオンラインサービスです。

手数料が安いこと、手続きが簡単なことなどから、最近注目を集めています。
一方、有効期限が短いこと、あくまで一時的な証明にしかならないことなども留意しておきましょう。
安心できる手段を取りたいという方は、こちらではなく上記2つの方法を選びましょう。

航空券を取得する時の注意点

最後に、航空券を手配する際に注意すべきこと、知っておいたほうがいいことをご紹介します。

航空会社の規定をしっかり確認する

大手航空会社、格安航空会社のいずれであっても、チケットに関する規定はしっかりと確認するようにしましょう。

キャンセルや日程変更ができるのか、可能な場合料金はかかるのかなどをあらかじめチェックしましょう。

名前などの情報を間違えない

航空券を買う際には、名前などの情報を間違えないことが大切です。

1文字でもパスポートとスペルが一致しなかった場合、搭乗できなかったというケースもあります。

予約したチケットはスマホと紙で保存

最近では、チケットを予約した際「e-チケット」がメールで送られてくることが一般的です。

メールで受け取ったチケットは、スマホと紙で保存するようにしましょう。

スマホへの保存も、オフラインでも見られるように、スクリーンショットを取っておくのがおすすめです。
また、面倒ですが紙に印刷するのも忘れずに。

海外でスマホが使えなくなったり、なくしたりすることもありますので、紙で持っておく と安心です。

まとめ

今回の記事では、フィリピンの入国に際し、帰りの航空券は必要なのかどうかについてご紹介しました。
具体的には、必要な場合どのように準備すればいいか、そもそもフィリピンの入国審査は厳しいのか、フィリピン入国時に必要なそのほかの書類は何か、航空券を取得する時の注意点などについてわかりやすく解説していきました。

記事のなかでもご紹介したとおり、フィリピンの入国審査そのものはそれほど厳しくないものの、出国用チケットを用意しておくことや、入国者情報の登録など、準備すべきことがいくつかあります。
スムーズな入国のために知っておいた方がいいことはたくさんありますので、ぜひ、この記事でご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

また、ご紹介したフィリピンの入国や、出国用チケットの手配について、「もっと詳しく知りたい」「ネイティブスピーカーの意見を聞いてみたい」と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!

レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。
入国審査の会話の流れを講師と一緒に練習するのもよいアイデアでしょう。

フィリピン出身の講師であれば、よりリアルな現地情報を聞くこともできます。
ぜひ、みなさんの英語学習や渡航前の準備にレッスンをフル活用してくださいね。

 

 

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