英語で乗り換え案内をできるようになろう!海外で役に立つフレーズを紹介

transfer

みなさん、こんにちは!

日本でもインバウンドで外国人の旅行者をよく見かけるようになりましたね!

街中や駅構内などで、道に迷っている外国人を見たことがある人も多いのではないでしょうか。

道案内や電車の案内をしてあげたいけど、英語での案内はハードルが高いと諦めたことがある方もいるかもしれませんね。

 

そこで今回の記事は、電車での「乗り換え案内」に関する英語をお伝えします!

ちなみに、私たち日本人が海外を旅行する時も、海外で電車を使う機会は多いにありますよ。

日本で、海外の方に乗り換え案内をする際にも、海外で、私たちが乗り換え方法を尋ねる際にも役立つよう一緒に学んで行きましょう!

 

 

世界の鉄道事情 

日本ではJRをはじめ東京メトロ、都営地下鉄など、さまざまな種類の電車が走っていますね。一度でも日本を訪れた外国人からは、日本の公共交通機関における時間の正確さに素晴らしい評判が数々聞こえます。

東京では、鉄道という交通手段が必須であるように、鉄道が主要な交通手段である都市は世界にも多くありますよ。

海外にある鉄道の一部を紹介しますね! 

ニューヨーク市地下鉄(アメリカ)

ロンドン地下鉄Tube(イギリス)

ワシントンメトロ(アメリカ)

RER(フランス)

セルカニアス(スペイン)

Sバーン(ドイツ、オーストリア、スイス)

香港MTR(香港)

BTS(タイ)

マニラ・ライトレール(フィリピン)

KTMコミューター(マレーシア)

など。

もちろん、国や地域によっては、鉄道が発達しておらず、車やバスなどの交通手段が主流の場所もあります。 

とはいえ、海外旅行に行く際には、電車にお世話になる機会は多いにあります!

 

さっそく、“乗り換え案内”に関する英語を見ていきましょう!

 

英語で“乗り換え”は何と言う?

まず、乗り換えに関する英語の単語やフレーズを紹介します。

乗り換え
「transfer」

「connection」

「change trains」

 

乗り換え駅
「a transfer station」

「a station for changing train」

「a junction (連絡駅)」

“乗り換え”は英語で

「transfer」「connection」

という単語を使います。

また「change train」という表現の仕方もできますよ。

 

それぞれの単語や表現を見ていきましょう!

「transfer」

まずは、「transfer」という単語を詳しく見ていきましょう!

そもそも「transfer」という単語は、

trans:向こうへ

fer:運ぶ

という意味から成り立っています。

 

ここから派生して、動詞では、

「~を転任させる」「~を移し替える」

「~を振り込む」「~を感染させる」

「~を譲渡する」「~を転送する」

などの意味があります。

交通関連だけでなく銀行や郵便局間で行なわれるお金の振り込みにも使われる単語です。このことからも、海外生活では覚えると便利なのがtransferなんですね。

 

名詞では、

「転勤」「振り込み」

「譲渡」「移転」「転送」

などの意味で使われます。

 

“乗り換え”に関する意味としては、

動詞:
「(乗り物など)を乗り換える」

名詞:
「乗り換え、乗り換え切符、乗り換え地点」

という意味で使われますよ。

 

ちなみに、「transfer」とよく一緒に使われる前置詞は、

at:~で

to:~に

です。必ず、セットで覚えてしまいましょう。

 

【例文】
・We transfer at Nakano Station to the Chuo Line for Mitaka. <動詞+at>
「私たちは、中野駅で中央線三鷹行きに乗り換えます。」

・He has to transfer to a local train at Shinagawa Station. <動詞+to>
「彼は、品川駅で普通列車に乗り換えなければならない。」

・She allows enough time to transfer. <名詞>
「彼女は乗り換えに十分時間を見ている」

※allow:「(時間・配分など)を見ておく、充てる」

「change train」

「change:変える、乗り換える」

「train:電車」

という2つの単語の組み合わせで、

「電車を乗り換える」

という意味になります。

 

【例文】
・They change trains in 30 minutes.
「彼らは30分後に電車を乗り換えます。」

 

「connection」

「connection」も“乗り換え”という意味でも使われますよ。

「connection」の意味は、

「(交通機関の)接続、乗り換え、交通手段」

「関係、関連」「接続、連絡」「縁故、取引先」

などがあります。

 

【例文】
・If this train is delayed, we’ll miss our connection at Tokyo.
「この電車が遅れたら、東京での乗り換えに間に合わない。」

 

英語で新幹線ってなんていう?

みなさんご存知かと思いますが、英語で電車や列車は「a train」という単語を使います。

一方で、地下鉄は

「a subway」

「an underground」

「a tube」

と言います。

アメリカでは「subway」が主流で、

「underground」や「tube」は主にイギリスで使われます。

 

さて、電車や地下鉄の英単語は何となく知っているという方が多いのではないかと思いますが、新幹線は何というのでしょうか。 

海外から新幹線を目当てに旅行に来る、なんて人もいるくらい、日本の新幹線は人気です。はやぶさやこまちになると、時速は320キロにもなります。

そのため、外国人に「the Shinkansen」と言ってしまっても通じるくらいです。

しかし、新幹線を知らない人に

「Shinkansen」

と言っても通じないことはもちろんあります。

そんな時は「Bullet Train」と言いましょう。Bulletには弾丸という意味があり、弾丸のようなスピードがある電車が新幹線ということになります。

 

その他にも

「the New ~ Line (~新幹線)」

「Super Express」

などの言い方ができます。

 

【例】
東海道新幹線:
「the New Tokaido Line」
「Tokaido Shinkansen Line」

 

続いては、乗り換えの案内でも電車案内の英語では必須になるであろう英単語をご紹介します。

~線「~Line」/ 路線「line」

【例】
山手線:Yamanote Line
銀座線:Ginza Line
浅草線:Asakusa Line

 

駅のホーム / ~番線
「platform」「track」

【例】
2番線:platform 2 / track 2

 

~行き「bound for ~」

【例文】
・The rapid train bound for Shinagawa is now arriving at platform 2.
「まもなく2番線に品川行きの快速電車が参ります。」

 

方面「direction」

【例文】
・All trains going in the direction of Tokyo were overcrowded with commuters.
「東京方面に行く電車はすべて通勤客で超満員だった。」
※ commuters:通勤者、通学者

 

ちなみに、「bound for~」を使っても同じ意味の文章になりますよ!

・All trains bound for Tokyo were overcrowded with commuters.
「東京方面に行く電車はすべて通勤客で超満員だった。」

 

乗車する

「get on」:
乗り物などに乗ること。乗り込むという動作。

「take」:
乗り物などに乗ること。乗り込むという動作ではなく、利用するという行為を指す。

 

【例】
get on a train  / take a train
「電車に乗る」

 

降車する
「get off」

【例】
get off a train
「電車から降りる」

 

地図「a map」

路線図「a route map」

各駅停車「Local train」

快速電車「Rapid train」

急行電車「Express train」

特急電車「Limited Express train」

 

“乗り換え案内”に関するフレーズ

ここからは、本記事の本題に移っていき、英語の乗換案内について紹介します。駅のスタッフや側にいる人へどのように乗り換え案内を英語で聞くのか参考にしてください。

声かけ

・Excuse me.
「すみません」

外国の方から質問などをしてくる際、一番よく使われる最初のフレーズです。

 

【例文】
Excuse me. I want to go to Kyoto station.
    Do you know how I can get there?
「すみません。京都駅に行きたいのですが、どのように行けばよいか分かりますか。」

最後の文を直訳すると

「どうすれば(私が)そこに行けるか(あなたは)知っていますか。」

※get there
「そこに行く、そこに着く、そこに辿り着く」
というような意味になります。

 

・Can I help you?
「どうかしましたか?」
「お困りですか?」

 

困っている人を見つけ、こちらから声かけをする場合、このフレーズでスタートすると良いですよ。

接客でも使われるフレーズです。

ちなみに「May I help you?」はより丁寧な表現です。

 

【例】
・Excuse me.
「すみません。」

・Yes? Can I help you? 
「はい?どうかされましたか?」

・Um, where can I take a train?
「あの、どこで電車に乗れますか?」

 

乗り換え案内

乗り換え案内を行う際に使える例文を紹介します!
先ほど学んだ単語がよく使われていますよ!

また、日本語同様、英語でも乗換案内のアプリがあります。交通関連によく使う単語やフレーズに慣れるためにもひとつダウンロードしてみると良いかもしれません。

・Please get off at the 〇〇station, and transfer to the ●●line.
「○○駅で降りて、●●線に乗り換えてください。」

 とてもシンプルでありながら、応用の効く文章です。
前の章で学んだ表現が使われていますね!

get off:「降りる」
at:「~で」
transfer:「乗り換える」
to:「~に」
line:「●●線」

・You have to transfer to a grey line, called the Hibiya line.
「日比谷線と呼ばれるグレーの路線に乗り換えないといけません。」

 

電車の乗換案内を英語でする際、視覚的に分かりやすくする為に、各路線を色で例えることがあります。
色は、路線のマークに使われている色をそのまま使います。

例えば、
銀座線ならOrange Line

丸ノ内線ならRed Line

東西線ならBlue Line

千代田線ならGreen Line

といった具合です。

・We are going to change trains at Shibuya station to get on the Yamanote line.
「渋谷駅で山手線に乗り換えるよ。」

change trains:「乗り換える」
at:「~で」(渋谷駅“で”)
get on:「乗る」(山手線に“乗る”)

・Please change trains to the Marunouchi line at Tokyo station.
「東京駅で丸ノ内線に乗り換えてください。」

to:「~に」(丸ノ内線“に”)
at:「~で」(東京駅“で”)

 

さらに文章形式で、英語での乗り換え案内の例文を紹介しますね! 

A:I want to go to Ikebukuro station. Will I need to transfer?
「池袋駅に行きたいのですが、乗り換えは必要ですか?」 

B:Yes, You have to change trains.
「はい、乗り換えが必要です。」 

A:At which station should I change trains?
「どこの駅で乗り換えればよいですか?」

B:You have to change trains at Shinjuku station. It’s five stops from here.
「新宿駅で乗り換えなければいけません。ここから5駅目です。」
※stops 

A:And then, which line should I take?
「そして、どの路線に乗ればいいですか?」 

B:Please get off at the Shinjuku station, and transfer to the Saikyo line.
「新宿駅で降りて、埼京線に乗り換えてください。」

B:You can go straight to Ikebukuro station without getting off from Shinjuku station.
「新宿駅からは、乗り換えずにそのまま池袋駅までいきますよ。」
※ without getting off:
「降りること無しで=乗り換えずに」

B:If it is difficult to find the Saikyo line, you can ask the station staff.
「もし埼京線を見つけるのが難しければ、駅員さんに聞くといいですよ。」

A:Ok. Thank you very much.
「分かりました。本当にありがとうございます。」

B:Your welcome. Have a good day.
「どういたしまして。良い一日を。」

その他、乗り換えや駅構内で使える例文をいくつか紹介します。

Does this train go to Tokyo?
「この電車は東京を通りますか。」
「この電車は東京に行きますか。」 

This train is headed for Tokyo station.
「この電車は東京駅に行きます。」

The train bound for Shinjuku is over there. 
「新宿行きの電車はあちらにあります。」

I got off at the wrong station.
「間違った駅で降りました。」

The train will be two minutes late.
「電車が2分遅れています。」 

Where is the ticket office for the subway? 
「地下鉄のチケット売り場はどこですか。」

How can I buy a thicket?
「どうやってチケットを買えばいいですか。」

国によって、多かれ少なかれ、チケットの買い方は異なります。

うまく伝えられない時は、駅員さんに聞くよう促すのも一つの方法です。

You should ask the station staff.
「駅員さんに聞いた方がいいと思います。」

 

英語の車内アナウンス

最後に、東京でよく聞く英語の車内アナウンスをいくつか紹介しますね!

・This is a JR Yamanote line bound for Ueno and Ikebukuro.
「この電車は、JR山手線、上野・池袋行きです。」 
※ bound for ~(~行き)が使われていますね!

・The next station is Shinjuku. The doors on the right side will open.
Please change here for the JR Yamanote Line,
JR Saikyo Line and Shonan Shinjuku Line.
「次の駅は新宿です。右側のドアが開きます。
JR山手線、JR埼京線、湘南新宿ラインはお乗り換えです。」

・The express train bound for Yokohama is now arriving at track 6.
「まもなく6番線に横浜行きの急行電車がまいります。」
「○番線」は「track」「platform」の両方で表すことができます。

・The train is coming in, please wait behind the yellow line. 
「電車が参ります。黄色い線の内側でお待ち下さい。」
※behind (~の後ろで)

 

乗り換え案内の英語まとめ

いかがだったでしょうか。

今後、東京オリンピックに向けて、ますます海外の観光客が増えてくることが予想されていますね。

つまり、道案内や乗り換え案内をはじめ、海外の方と接する機会が増えてくるかもしれません。

準備として、本記事で紹介した乗り換えに関する英語や、例文を使えるようにしておきましょう。迷っていそうな人がいたら、パーフェクトな英語でなくても積極性を持って声をかけてみてください。

 

ポイントとなる単語を知っているだけでも、伝えられる範囲は大きく広がりますよ。 

困っている海外の方を見かけたら、ぜひ、この記事を参考に英語を話してみてくださいね!

また、海外旅行で電車を使う際にも使ってみてくださいね。

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