“since”と“ever since”の違いって?“ever since”の使い方をマスターしよう

ever since


似たような英文で“since”が使われているものと、“ever since”が使われているのを見て、その違いがよくわからないという人もいるのではないでしょうか。実際、日本語訳を見てみるとあまり意味に違いが見えないこともあるでしょう。

そのため、“since”と“ever since”を使いこなせていない人もいるかもしれません。多くの人は、“ever since”の使いどころがわからないのではないでしょうか。

そこで今回は、“since”と“ever since”の違いを説明しながら、“ever since”がどういう意味なのかを説明していきます。これを参考にして、“ever since”を使いこなしてみましょう。

 

 

“since”という単語の意味とは?

まずは基本となる“since”という単語の意味について考えてみましょう。
英和辞典を引くと、“since”の意味は以下のように記載されています。

「~以来」「~の時からずっと」「~してから」「だから」「~のゆえに」

この中の「だから」「~のゆえに」という意味で使われる“since”は、“because”と同じような用法で使われる表現で、“ever since”とは関係がないので今回は除外して考えます。

ではそれ以外の「~以来」「~の時からずっと」「~してから」という意味の場合、“since”が文中でどのように使われるのかを、例文を使って見てみましょう。

1) I haven’t eaten Sashimi since I moved to Tokyo.
(東京に引っ越してきて以来、さしみを食べていません。)

2) We have been very happy since our marriage.
(結婚して以来、私たちは幸せです。)

3) She has gained her weight since she quit her job.
(仕事をやめてから、彼女は太りました。)

どうでしょうか。“since”の意味や使い方がイメージできてきたでしょうか。
しかし、これだけでは“ever since”との違いがまだまだ見えてこないでしょう。では次は“ever since”について見ていきましょう。

 

“ever since”の意味とは?

“ever since”も単体で辞書に載っています。辞書を調べてみると、“ever since”の意味は以下のように記載されているでしょう。

「それ以来」「その後ずっと」

さて、どうでしょうか。
前項の“since”と比べてみると、あまり違いが見えてきませんよね。

では、“since”の説明で使ったフレーズを用いて、“ever since”を検証してみましょう。

1) I haven’t eaten sashimi ever since I moved to Tokyo.
2) We have been very happy ever since our marriage.
3) She has gained weight ever since she quit her job.

この3つの文章の中で、3番目の文章だけは“ever since”が使えません。そのためこの文章は間違っているので、これは覚えないようにしてくださいね。

“ever since”をよく使う文章は2番目、そして1番目は文章的には間違っていないものの、シチュエーションによっては不自然な場合もあるかもしれません。

こうした違いが出るあたりに、“since”と“ever since”の違いがあるのです。

ほとんどの人は、“since”の意味はすんなりと入ってきたのではないでしょうか。では”ever since”の“ever”がつくとどうなるのかというと、「ずっと」という点をもっと強調するような形になります。

“since”だけでも「ずっと」と訳して間違いはありません。しかし、「ずっと」とつけたくなるような文章なら、“ever since”とした方が良い場合が多いでしょう。

“ever”をつけることで強い意味合いになる、そこに感情が発生するとでも覚えてもらうといいかもしれません。

なぜ3番目の文章がNGなのかは日本語にするとわかりやすいでしょう。

She has gained weight ever since she quit her job. という文章は、日本語で「仕事を辞めてからずっと、彼女は太りました。」となりますが、なんだか不自然ですよね。

「ずっと」と言うつもりがない場合は、“ever since”は使えないのです。

 

“since”とever since”を例文で見比べてみよう

もっとクリアにするために、ここからは“since”を使った文章と、“ever since”を使った文章を見比べていきましょう。

まずはここまで使ってきた例文を見比べてみましょう。

1) I haven’t eaten sashimi since I moved to Tokyo.
  I haven’t eaten sashimi ever since I moved to Tokyo.

この2つの文章はどちらも通用しますが、“ever since”となっている方が目の前に出された刺身に対して「刺身だ!東京に引っ越してきてからずっと、食べてなかったんだ!!」のような感動が感じられます。

“since”だけの場合は、もう少しフラットな感じですね。「そういえば刺身を食べてないな。」という程度でしょうか。

このあたりのニュアンスの違いは、実は微妙なところです。刺身を食べたか食べていないかくらいでは、あまり“ever since”は使わないでしょうから、文法的にはどちらもOKですが、1番目の方がよく使われるでしょう。

2) We have been very happy since our marriage.
  We have been very happy ever since our marriage.

前述のとおり、こちらの文章は後の文章の方がよく使われるでしょう。「結婚」という大きな節目があって、そして「とても幸せだ」という大きな感情の動きがあるからです。
「結婚して以来ずっと、私たちは幸せなんだ♪」というような気持ちを表したい場合は、“ever since”を使った方が自然なのです。

では他にもいくつか例文をみていきましょう。

4) You have been working very hard since your mother died.
  You have been working very hard ever since your mother died.
(あなたのお母さんが死んでからずっと、あなたはよく働いています。)

こちらの文章は“ever since”を使った方が自然です。こちらも「お母さんが死んだ」という大きな出来事とともに「本当によく働いてるね」というようなシンパシー的な感情がぐっと込められて使われることが多いからです。

そういった場合は、文章を強調したくなりますよね。なので、”ever since”が使われるのです。

5) It’s been a long time since we last saw each other.
  It’s been a long time ever since we last saw each other.
(最後に会ってから、長い時間経ったね。=ひさしぶりだね。)

こちらの文章は“since”を使うのが普通です。「ひさしぶり」というからには感情がこもってるのではないかと思うでしょう。

しかしこちらの文章は「私たちが最後に会ってからずっと、長い時間が経ったね。」と言うとおかしいですよね。ですから“ever since”は使わないのです。

 

まとめ

今回は“ever since”の使い方について、感情的な部分と日本語訳を用いてご説明しましたが、わかってきたでしょうか。

ポイントは「強調の意味があること」そして「日本語訳をしたときに“~以来ずっと”としても不自然ではないかどうか」です。この2つの条件をクリアしている場合は“ever since”が使えると覚えておくと、より“ever since”のニュアンスが見えてくるでしょう。

あとはネイティブが“ever since”を使っている場面や、読書を通して、“ever since”のニュアンスを感じ取っていってみてくださいね。

「いまいち使い方がわからないな・・・。」という人は、とにかく使ってみることが大切です。

話す相手が身近に居ないという場合は、オンライン英会話がオススメです。
「今日はever sinceを使おう!」と目標を設定し、1回のレッスンの中で何度も使い、使い方が間違っている場合は講師に直してもらう、というのを繰り返していくうちに、きっとコツがつかめるはずです。

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