“since”と“ever since”の違いって?“ever since”の使い方をマスターしよう

最終更新日:2019-07-21

ever since

似たような英語の文章で、“since”が使われているものと“ever since”が使われている表現パターンを見ても、その違いがよくわからないという人もいるのではないでしょうか。

実際、日本語訳を見てみてもあまり意味に違いが見えないこともあるでしょう。

そのため、“since”と“ever since”を使いこなせていない人もいるかもしれません。

特に多くの人は、“ever since”の使いどころがわからないのではないでしょうか。

そこで今回は、“since”と“ever since”の違いを説明しながら、“ever since”がどういう意味なのかを説明していきます。これを参考にして、“ever since”を使いこなしてみましょう。

 

 

“since”という単語の意味とは?

まずは基本となる“since”という単語の意味について考えてみましょう。
英和辞典を引くと、“since”の意味は以下のように記載されています。

①副詞
その後、それ以来

②前置詞
〜以来ずっと、〜以後に、〜のときから

③接続詞
〜してからあとに、〜なので・だから

このように“since”には3つの品詞があることが分かります。

まずは、それぞれの違いを整理してみましょう。

①副詞としての“since”
=sinceまたはever sinceという形で使い、前述の内容を受けて「それ以来」という意味になります。

②前置詞としての“since”
=sinceの後には「名詞」がきます。

③接続詞としての“since”
=sinceの後には「主語+動詞」というように文章がきます。

 

①副詞のsinceこそ、今回のタイトルにもあるever sinceという表現方法が含まれるものだということが分かりました。

この3つの“since”の中、理由を説明する場合の
「だから」
「~のゆえに」

という意味を含む③接続詞“since”は、“because”と同じような用法で使われる表現で、“ever since”とは関係がないので今回は除外して考えていきたいと思います。

 

ここで、sinceを使う場合、英文法上でぜひ抑えておきたいポイントがあります。

継続を表すsinceという性質上、完了形の「have/has」と一緒に使うことが原則ルールとなっています。

sinceは、ある動作・状態が、過去のどこかの起点から現在までの期間を継続していることを表す「英語表現」ということをイメージしてくださいね。

ではここからは、“since”が文中でどのように使われるのかを解説とともに例文を使って見てみましょう。

 

1) I haven’t eaten Sashimi since I moved to Tokyo.
(東京に引っ越してきて以来、さしみを食べていません。)

2) We have been very happy since our marriage.
(結婚して以来、私たちは幸せです。)

3) She has gained her weight since she quit her job.
(仕事をやめてから、彼女は太りました。)

 

<解説>

それぞれの前文(さしみを食べていない・私たちは幸せ・彼女は太った)のがいつ以来なのかをsince以降の文で期間をはっきりと言っています。

ここでsinceを使った未来形そして進行形の例文も一つずつご紹介しましょう。

未来形:It will be a week tomorrow since I got a cold.
(風邪を引いてから、明日で1週間になります。)

進行形:I’ve been playing the piano since I was 5 years old.
(5歳のころからピアノを弾いています。)

 

どうでしょうか。“since”の意味や使い方がイメージできてきたでしょうか。
しかし、これだけでは“ever since”との違いがまだまだ見えてこないでしょう。

では次は“ever since”について見ていきましょう。

 

“ever since”の意味とは?

“ever since”も単体で辞書に載っています。辞書を調べてみると、“ever since”の意味は以下のように記載されているでしょう。

「それ以来」「その後ずっと」

さて、どうでしょうか。
前項の“since”と比べてみると、あまり違いが見えてきませんよね。

では、“since”の説明で使ったフレーズを用いて、“ever since”を検証してみましょう。

 

1) I haven’t eaten sashimi ever since I moved to Tokyo.

2) We have been very happy ever since our marriage.

3) She has gained weight ever since she quit her job.

この3つの文章の中で、3番目の文章だけは“ever since”が使えません。そのためこの文章は間違っているので、これは覚えないようにしてくださいね。

“ever since”をよく使う文章は2番目、そして1番目は文章的には間違っていないものの、シチュエーションによっては不自然な場合もあるかもしれません。

こうした違いが出るあたりに、“since”と“ever since”の違いがあるのです。

ほとんどの人は、“since”の意味はすんなりと入ってきたのではないでしょうか。では”ever since”の“ever”がつくとどうなるのかというと、「ずっと」という点をもっと強調するような形になります。

もっと極端な言い方をすれば、「一度でもすることがあるか(あったか)」というニュアンスです。

 

“since”だけでも「ずっと」と訳して間違いはありません。しかし、「ずっと」とつけたくなるような文章なら、“ever since”とした方が良い場合が多いでしょう。

“ever”をつけることで強い意味合いになる、そこに感情が発生するとでも覚えてもらうといいかもしれません。

なぜ3番目の文章がNGなのかは日本語にするとわかりやすいでしょう。

She has gained weight ever since she quit her job.
という文章は、日本語で
仕事を辞めてからずっと、彼女は太りました。」
となりますが、なんだか不自然ですよね。

 

「ずっと」と言うつもりがない場合は、“ever since”は使えないのです。

 

“since”と“ever since”を例文で見比べてみよう

もっとクリアにするために、ここからは“since”を使った文章と、“ever since”を使った文章を見比べていきましょう。

まずはここまで使ってきた例文を見比べてみましょう。

 

1) I haven’t eaten sashimi since I moved to Tokyo.
  I haven’t eaten sashimi ever since I moved to Tokyo.

 

この2つの文章はどちらも通用しますが、“ever since”となっている方が目の前に出された刺身に対して
「刺身だ!東京に引っ越してきてからずっと、食べてなかったんだ!!」
のような感動が感じられます。

“since”だけの場合は、もう少しフラットな感じですね。
「そういえば刺身を食べてないな。」という程度でしょうか。

このあたりのニュアンスの違いは、実は微妙なところです。刺身を食べたか食べていないかくらいでは、あまり“ever since”は使わないでしょうから、文法的にはどちらもOKですが、1番目の方がよく使われるでしょう。

 

2) We have been very happy since our marriage.
  We have been very happy ever since our marriage.

 

前述のとおり、こちらの文章は後の文章の方がよく使われるでしょう。

「結婚」という大きな節目があって、そして「とても幸せだ」という大きな感情の動きがあるからです。
結婚して以来ずっと、私たちは幸せなんだ♪」というような気持ちを表したい場合は、“ever since”を使った方が自然なのです。

 

では他にもいくつか例文をみていきましょう。

3) You have been working very hard since your mother died.
  You have been working very hard ever since your mother died.
(あなたのお母さんが死んでからずっと、あなたはよく働いています。)

 

こちらの文章は“ever since”を使った方が自然です。こちらも「お母さんが死んだ」という大きな出来事とともに「本当によく働いてるね」というようなシンパシー的な感情がぐっと込められて使われることが多いからです。

そういった場合は、文章を強調したくなりますよね。なので、“ever since”が使われるのです。

 

4) It’s been a long time since we last saw each other.
  It’s been a long time ever since we last saw each other.
(最後に会ってから、長い時間経ったね。=ひさしぶりだね。)

 

こちらの文章は“since”を使うのが普通です。「ひさしぶり」というからには感情がこもってるのではないかと思うでしょう。

しかしこちらの文章は「私たちが最後に会ってからずっと、長い時間が経ったね。」と言うとおかしいですよね。ですから“ever since”は使わないのです。

 

練習問題

ここで、どのくらい感覚が掴めているか練習問題を解いてみましょう。

ABどちらがより正しい使い方でしょう?

A: Ian hasn’t eaten oysters since he had food poisoning in Japan.
B: Ian hasn’t eaten oysters ever since he had food poisoning in Japan.
(日本で食中毒になって以来、イアンは牡蠣を一切食べていません。)

イアンは牡蠣の食中毒で辛い思いをしてしまったのでその後は全く口にしていないというニュアンスであり、牡蠣はもうこりごりという感じですね。

 

そうなると、、、正解はB!

ever sinceで強調して表しています。

ニュアンスを掴めましたか?!

 

ネイティブキャンプで使い分けをマスターしよう!

英会話の中でever sinceとsinceの使い分けができるようになるには、他の英語表現と同様どんどん使ってみることが必要です。

例えば、「小学生以来、新幹線に乗っていない」、「最後の彼女以来、ガールフレンドがいません」など、どちらを使うか分かりますか?

ネイティブキャンプのレッスンでも、違いを意識して実際の会話に使ってみましょう。

講師たちのサポートがその場でありますから、どのように使い分けをしたらよいのか確実になっていくでしょう。

 

まとめ

今回は“ever since”の使い方について、ニュアンス的な部分と日本語訳を用いてご説明しましたが、わかってきたでしょうか。

ポイントは「強調の意味があること」そして「日本語訳をしたときに“~以来ずっと”としても不自然ではないかどうか」です。この2つの条件をクリアしている場合は“ever since”が使えると覚えておくと、より“ever since”のニュアンスが見えてくるでしょう。

ぜひネイティブが“ever since”を使っている場面や、読書を通して、“ever since”のニュアンスを感じ取っていってみてくださいね。

「いまいち使い方がわからないな・・・。」という人は、とにかく使ってみることが大切です。

話す相手が身近に居ないという場合は、オンライン英会話がオススメです。
「今日はever sinceを使おう!」と目標を設定し、1回のレッスンの中で何度も使い、使い方が間違っている場合は講師に直してもらう、というのを繰り返していくうちに、きっとコツがつかめるはずです。

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