「ロンドンで宿泊する予定だけど安いホテルはあるのか？」
「ロンドンの周辺の街のホテルの相場っていくらなのか？」
ロンドンは物価が日本よりも高いため、コスパの良いホテルを見つけるのは難しいと思われがちです。
しかし、いくつかのポイントをおさえればコスパの良いホテルを簡単に見つけることができます。
ここでは、ロンドンでおすすめの安いホテルについてやエリア別の相場について紹介していきます。
そもそもロンドンのホテル相場はどれくらい？
ロンドンのホテルの相場はおおよそ190ポンド（約39,000円）と言われております。
イギリスの物価は世界で8番目に高いとされています。
その証拠にビックマック指数によるとイギリスのビックマックの価格は4.59ポンドで日本円に換算すると884円で日本よりも1.8倍高いとされております。
そもそもイギリスの物価が高い理由には、2020年にイギリスがEUを離脱したことやウクライナ情勢の悪化が背景にあるからです。
また、ホテル料金の相場は月や曜日の時期によっても左右されます。
具体的には、1月〜2月が安くなる傾向があります。
なぜなら、この時期は雨が多く、観光客が少なくなるので、ホテルの需要が下がり空室が発生し、価格が安くなります。
逆に、7月は最もホテルの料金相場が高くなります。
学校が夏休みになって家族旅行が増え、ホテル需要が上がるからです。
さらに、7月はテニスの「ウィンブルドン選手権」やゴルフの「全英オープン」といった大きなイベントが集中する時期です。
世界から多くの人々が訪れるため、ホテルの需要が上がることが予想されます。
また、出張で訪れるビジネス客の需要から曜日によってもホテルの相場は変動する場合があります。
ロンドンの土日のホテル料金は平日に比べて約20%ほど割高になります。
さらに、繁忙期だと通常料金よりも2割〜5割値上がりします。
このようにホテル選びにおいて時期や曜日は吟味するポイントになります。
【エリア別】ロンドンでおすすめの安い・コスパ良好ホテル
ロンドンは世界有数の観光地であるため、他の国と比べてホテルの数自体は多いとされています。
だからこそ、エリアごとに比較検討することが重要です。
ここでは各エリアでおすすめのホテルを紹介していきます。
ヴィクトリア駅・ウェストミンスターエリア
ウェストミンスターエリアには主要ターミナル駅でお馴染みのヴィクトリア駅があり、利便性が高い場所です。
バッキンガム宮殿やウェストミンスター寺院まで徒歩で移動することが可能であるため、観光地として多くの人で賑わっています。
こういった背景から、宿泊料金は約3万円以上と他のエリアに比べて割高傾向にあります。
同時にスリや傷害事件が多発するなど治安の悪さも見受けられるため、貴重品の徹底管理や夜間の一人歩きは避けましょう。
ヴィクトリア駅周辺では以下2つのホテルがおすすめとされています。
・Comfort Inn Victoria
ヴィクトリア駅から徒歩2分の場所に位置しており、花や緑で飾られた綺麗な外観が特徴です。
また、ホテルの隣には公園があり、静かで落ち着いた時間を過ごすことができます。
無料Wi-Fiやエアコン、ドライヤーといったアメニティは最低限揃っており、朝食は無料で提供されています。
ホテル料金は平日で20,000円から45,000円になります。
閑散期には20,000円を下回ることもありますので、ロンドン中心部で宿泊を希望される方にはおすすめのホテルになります。
・ザナドラーヴィクトリア
地下鉄のヴィクトリア駅から徒歩5分の場所にあるホテルで、バッキンガム宮殿やグリーンパークなどといった観光地は徒歩15分圏内と好立地な場所であるのが特徴です。
ホテル内にはフィットネスセンターやサウナが完備されたスパなど充実した施設が揃っています。
さらに、レストランやバーもあるためホテルの中で充実した時間を過ごすことが可能です。
なお、朝食を利用するには27ポンド（約5,500円）追加料金が必要になります。
ホテル料金は平日で53,000円ほどになります。
閑散期には30,000円以下で宿泊することが可能ですので、こちらのホテルも宿泊地の候補としておさえておいて損はないでしょう。
ユーストン、キングス・クロス、セントパンクラス駅周辺
ヴィクトリア駅から北東に約6km離れたエリアで、主要駅が集中しているほか、近くにロンドン大学やラッセルスクウェア、大英博物館が徒歩圏内にあることが特徴です。
観光や出張など移動に便利な人気エリアとなっています。
したがって、ホテルの拠点としては人気の場所と認知されており、ホテル料金は比較的割高な傾向です。
特におすすめのホテルは、「ザ・ジャッドホテル」です。
ユーストン駅から徒歩10分の場所に位置しています。
モダンで伝統的な雰囲気が漂う客室が特徴的で、クチコミサイトからの高評価を得ているホテルです。
さらに、ビュッフェ形式の朝食が無料でついてきます。
ホテル料金は平日約35,000円ほどですが、時期によっては2万円台での予約も可能です。
パディントン駅周辺
パディントン駅はロンドン中心部から北西に約4km離れた場所にあります。
中心部から離れている関係でホテル料金の相場が割安であることが特徴です。
また、パディントン駅前のプラードストリートエリアは治安が良いエリアとして知られています。
街路灯や監視カメラが多く、24時間のスーパーマーケットなどがあって深夜でも人通りが多いため、ホテルの拠点としておすすめです。
その中でも「ロードスホテル」はパディントン駅から300m離れた場所にある好立地なホテルです。
また、ホテルの近くにロンドン市内最大級の公園、ハイドパークもあるためリラックスした時間を過ごすことができるでしょう。
ホテル料金は平日で11,000円から30,000円ほどになります。
ただし、こちらのホテルにはレストランがなく、朝食は提供されません。
ホテル周辺にレストランがありますので、食事はそちらを利用する必要があります。
ソーホーエリア
ロンドンの中心部、ウェストエンドに位置しているソーホーエリアは劇場やレストランなど様々なお店が融合した歓楽街です。
さらに、ピカデリーサーカスやチャイナタウンなどの観光スポットも集中しているため、この辺りを拠点にホテルを選ぶ方も多いです。
ホテルの平均相場は平日で約3万円になります。
ソーホーエリアでおすすめのホテルは「ロイヤルナショナルホテル」です。
ラッセルスクエア駅から徒歩2分という好立地に位置しています。
また、部屋には作業机や無料Wi-Fi、電気ポッドなど最低限のアメニティが揃っており安心です。
24時間スタッフが常駐しているため、セキュリティ面も万全です。
ホテル内にはレストランとカフェが1軒ずつ併設されているので、近場でレストランを探す手間も省けます。
気になるホテル料金は約40,000円ほどですが、時期によっては20,000円台で部屋が取れる場合もあります。
ロンドンでホテルを選ぶ際のポイント・注意点
ここではロンドンのホテルを選ぶ際のポイントや注意点について解説していきます。
ホテル料金相場が低い地域をおさえておく
ロンドンのホテル料金の相場は中心部から近くなればなるほど高騰する傾向があります。
したがって、中心部から離れたエリアに焦点を当ててホテルを探してみるとよいでしょう。
ホテルの料金相場が低い地域は以下の通りになります。
・パディントン駅周辺
・カムデン
・ケンジントン
・サウスケンジントン
・チェルシー
比較的治安が良い場所として認知されていますが、スリの被害にあったり、夜間の一人歩きは暴漢に襲われたりする危険がありますので注意しましょう。
特にカムデンは夜間、酔っ払いが多いので注意が必要です。
安価なホテルチェーンを利用する
ロンドンには格安のホテルチェーンがいくつか存在し、時期によっては格安で宿泊が可能になりますので宿泊先の候補に入れておいても良さそうです。
例えば、「The Z Hotel City」はイギリス全体で15店舗展開しており、ロンドン市内だけでも12店舗あります。
このホテルが提供しているシングルルームは最安値が60ポンド（12,000円）と公開されています。
さらに、メンバーシップに登録を行えばホテル料金10%オフをはじめ、様々な特典が受けられます。
なお、メンバーシップの登録は無料で行えます。
公式ホームページから最安値の情報も随時更新されているため、いつでも確認することが可能です。
他にも「プレミアイン」や「トラべロッジ」といったホテルチェーンもあるため、これらのホテルの情報を確認しておくことをおすすめします。
予約した履歴は必ず残しておく
ロンドンのホテルで宿泊をする際に遭遇するトラブルとして、「予約ができていない」「支払いが完了していない」などの行き違いが多く発生しています。
トラブルを回避するためにも、予約完了画面や支払いが完了した画面をスクリーンショットにして残しておきましょう。
可能であれば、事前にホテルに直接電話をし、確認しておくことをおすすめします。
まとめ
ロンドンのホテル料金の相場は約4万円と日本に比べて高額ですが、適切な戦略を立てることで、コスパの良い宿泊先を見つけることは十分に可能です。
具体的には、パディントン駅周辺など料金相場が低い地域を選んだり、繁忙期を把握して避けるといった工夫に加え、The Z Hotel Cityなどの格安チェーンを利用すれば料金を大幅におさえることが可能です。
ロンドン旅行を計画する際は、これらの情報を参考にして自分のスタイルに合った最適なホテルを選んでみませんか？早めの予約と準備が最良の宿泊体験につながります。
◇経歴
学習塾で小学生から高校生までを対象に英語を教えていました。
現在は、英語の学習方法や教育に関する記事を執筆するライターとして活動しております。
◇英語に関する資格
小学校英語指導者資格（J-SHINE）
◇留学経験
大学時代にアメリカでの語学留学を経験。
現地で様々な人とコミュニケーションを取る中で、語学力だけでなく異文化理解の大切さも学び、この経験は私の大きな財産となっています。
◇自己紹介
普段は接客業もしており、外国人のお客様に対応できるよう日々英語力を磨いております。最近はメジャーリーグに夢中で、実況を字幕なしで理解できるよう日々挑戦しています。
