ロンドン観光で絶対行きたい!大英博物館完全ガイド|必見展示や入場方法・所要時間

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英語学習のための留学でも、観光目的の旅行でも、イギリスのロンドンに行くなら一度は訪れて欲しいのが大英博物館です。

ロンドンの中心部にある大英博物館は、交通至便、しかも世界中から集められた壮大な展示物が揃っています。つまり、イギリス全土だけでなく、世界中を旅するような素晴らしい経験ができるのです。

ここでは、大英博物館の基本情報、収蔵品やその魅力、効率よく観覧するポイントなどをご説明致します。

大英博物館の基本情報・アクセス

大英博物館は市の中心部にあり非常に分かりやすいです。その基本情報とアクセスは次の通りです。

大英博物館の基本情報

大英博物館(British Museum)
住所:Great Russell Street,London.WC1B 3DG
開館日:毎日(1月1日、12月24~26日を除く)
開館時間:ギャラリー 10:00~19:30 (金曜日のみ一部ギャラリー20:30まで延長)グレートコート 9:00 ~20:00(金曜日9:00 ~20:30)

基本的に写真撮影はできます。スーツケースを持ち込むことはできません(8キロまでのバッグ等は預けることができます)。危険物の持ち込みは禁止です。

大英博物館へのアクセス

大英博物館は、ロンドン地下鉄の次の4駅からいずれも徒歩10分以内のところにあります。

・ラッセルスクエア駅(Russell Square)
・ホルボーン駅(Holborn)
・トッテナム・コート駅(Tottenham Court)
・グージストリート駅(Goodge Street)

世界最大級の収蔵数!大英博物館の魅力

大英博物館の特徴はその収蔵数が膨大であるというだけでなく、世界中から集めた文化財を一度に見られることです。

大英博物館の収蔵数

大英博物館は、800万点以上もの収蔵品があり、展示されているものだけでも8万点に及んでいます。この数だけでも、世界最大級の博物館の一つと言えます。

大英博物館の起源は、1700年代に医師であり博物学者、美術愛好家でもあったハンス・スロアン卿が、生涯をかけて収集した71,000点以上の品々をイギリス政府に遺贈したことにあります。この遺贈品を展示するために1759年に世界初の国立公共博物館として開館し、今日に至っています。

大英博物館の魅力

大英博物館の収蔵物は古代エジプト、ギリシャ・ローマ、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、中南米に至るまでの広い範囲の世界中の歴史的資料や美術品です。一国の中でこれだけの文化財が一堂に会する例はまず他では見られません。

また収蔵品のほとんどが、世界各地から運ばれてきた本物であることも見逃せません。かつて大英帝国が世界を制覇する勢いだったために、全世界の文化財を収集することができたわけです。実物を見るのは、写真やレプリカで見るのと違った迫力があります。

また「文化財はみんなのもの」という認識から、この広大な博物館の入場料は無料です。これも大きな魅力ですね。英国民はもちろん海外からの観光客にも無料で開放されていることは英国民の寛大さを示すところです。

大英博物館はなんと無料!事前予約(無料)をすると入場がスムーズに

大英博物館は入場無料です。ただし、混雑することを避けたいならば事前予約が有効です。

入場無料

これだけの広さと多数の収蔵物が見られるにも関わらず、大英博物館の入館料は無料です。文化財をみんなに公開するというイギリス国民の寛大さは見習いたいところです。

もちろん大英博物館を維持するには経費が掛かりますが、入館者の寄付や数々のお土産品などのグッズ販売の利益で賄われています。館内にはあちこちに募金箱があり、どの国の通貨でも受け入れています。これだけたくさんのものを見せてもらえるなら、少しは寄付をしようと思う人も多いことはうなずけますね。

事前予約

入場券を買うために並ぶ必要はありませんが、混雑時には入口に列ができることがあります。この混雑を避けるためには、公式サイトから事前予約(タイムチケット)を予約しておくとスムーズに入れます。特に夏休みやクリスマスシーズンなどの繁忙期にはぜひ事前予約をしておきたいですね。

大英博物館で必見の展示

これだけ大きい大英博物館では、隅から隅まで見ようと思ったら何日間もかかります。そこでおすすめしたいのは、ぜひこれだけは見ておきたいものを厳選して見て回ることです。その一例は次のようなものです。

・ロゼッタストーン
・パルテノン神殿の彫刻
・エジプトのミイラ
・アッシリアのライオン狩りのレリーフ
・日本の浮世絵、刀剣

ロゼッタストーン

とても有名なロゼッタストーンは大英博物館のエジプト彫刻ギャラリーにあります。

石板には古代エジプトの神聖文字(ヒエログリフ)、民衆文字(デモティック)ギリシア文字の3種類の言葉が書かれています。考古学者がヒエログリフの解読をするきっかけとなったもので、大英博物館を代表する展示品です。

パルテノン神殿の彫刻

古代ギリシャの大理石の彫刻もまた有名です。

ギリシャのアテネにあるパルテノン神殿の屋根の先端部分を飾っていた彫刻ですが、19世紀にイギリスのエルギン伯爵によってイギリスに持ち帰られました。とても精巧に作られていて、その美しさに魅了されます。

エジプトのミイラ

古代エジプトのミイラも見逃せません。

他では見ることのできないミイラの実物が100体以上保管され、そのうち十数体が展示されています。保存状態の良いものが多く、埋葬品も見ることができます。猫、鳥、魚などの動物のミイラもあり、エジプトの死生観を体感できます。

アッシリアのライオン狩りのレリーフ

古代メソポタミア文明期のアッシリアのライオン狩りのレリーフアッシリア王アッシューバニバルがライオン狩りをする様子

を描いた浮彫です。王が馬車に乗りながら、ライオンに向けて矢を放つ様子が見事に描かれています。

日本の浮世絵、刀剣

大英博物館のアジア美術の展示も充実しています。

その中には日本の浮世絵や刀剣もあります。葛飾北斎や歌川広重の浮世絵が非常に美しい状態で展示されているのは驚きです。イギリスまで来て日本の本物の浮世絵を見られるとは、不思議な気持ちにさせられます。

大英博物館の所要時間

大英博物館は延べ床面積で約92,000㎡あります。だいたい東京ドーム2個分もありますから、1日で全部を見て回ることはほぼ不可能です。事前に必見ポイントを見極めて効率よく見て回るにしても、2〜3時間は必要です。

個人の旅行なら3時間程度の時間をかけてゆっくりと見たいですね。しかし、ツアーなどで時間が限られている場合は、ぜひ見たいところだけに絞って1〜2時間で見て回ることをおすすめします。もし余裕があれば、1日かけて展示品をじっくりと見て回り、館内にあるGreat Cour Restaurant(グレイト・コート・レストラン)でイギリス式のランチやアフタヌーンティーを楽しむというのもなかなかいいですね。

大英博物館を効率よく観覧するポイント

これだけ大きな大英博物館を効率よく見て回るためには、押さえておきたいいくつかのポイントがあります。

・公式アプリや館内マップを利用
・ぜひ見たいものを数点に絞る
・ガイドツアーやオーディオガイドを利用
・混雑時間を避ける
・休憩スポットを利用

公式アプリや館内マップを利用

大英博物館はとても広く展示物も多いので、公式アプリを利用して、どこを見ようか候補を絞っておくのがいいですね。お目当ての展示物のところにスムーズに到達するためには、公式ウェブサイトの館内マップを利用しましょう。あらかじめダウンロードして印刷しておけば、館内を自由に回れて便利です。忘れた人は館内に無料のマップ(英語版)があります。

ぜひ見たいものを数点に絞る

ガイドブックなどを見ると、たくさんの展示物が紹介されていて、全部を見たくなりますが、限られた時間内で見られるものは多くはありません。ぜひ見たいものをピックアップしてどのような順路で見て回ればより効率的か考えておくことは大事ですね。

ガイドツアーやオーディオガイドを利用

大英博物館の収蔵品について良く知りたいならば、ガイドツアーに参加するのが効率的です。館内のスタッフが古代エジプト、ギリシャ彫刻、日本の美術などを日替わりで説明しています。基本的には無料ですが、英語のみになります。

日本語のガイドが必要なら、日本の旅行社のガイド付きツアーがいいですね。公式アプリのオーディオガイドなら、日本語にも対応しています。やはり事前にアプリをダウンロードしておくことがおすすめです。

混雑時間を避ける

ロゼッタストーンのような人気展示品は、混雑時には長蛇の列ができることがあります。できるだけ待ち時間が少なくて済むようにするためには混雑時を避けることが賢明ですね。

平日の午前中や閉館間際は比較的空いています。一年のうちでは11月は比較的入場者が少なくなっています

夏休み(7〜8月)クリスマスや年末年始、イースター休暇(3〜4月)は観光客が多いのでできれば、それ以外の季節に訪れるのが理想的です。

休憩スポットを利用

館内にはカフェやレストランがあり、ベンチなども点在しています。歩きながらの観覧はかなり体力が要りますから、このような場所で小休止しながら歩くのがコツですね。

まとめ

大英博物館はロンドンにある大規模な博物館です。

全世界から集められた収蔵品が800万点もあり、8万点ほどが展示されています。ざっと見て回るだけでも2〜3時間はかかりますから、混雑時を避け、ぜひ見たいものに絞って見ることがコツです。

入場は無料で、利用できる公式アプリもありますから、上手に利用して効率よく見て回り、歴史的資料や美術品を堪能したいものですね。

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