
インドネシアのバリ島といえば、真っ先に思い浮かべるのがビーチリゾートですね。
でもあなたがもし、
「ビーチとは異なるバリの顔を見てみたい」
「海以外の自然や伝統文化に触れたい」
と感じているなら、ウブドはまさに理想の場所!
ウブドは、バリの中でも濃密な森と棚田、ヒンドゥー寺院、芸術文化が色濃く残る地区です。
癒しと気づきの場として人気が高く、世界中の旅好き・ヨガ好き・スパ好きを惹きつけています。
この記事では、ウブドの基本情報やアクセス、人気スポット、体験・アクティビティなどを詳しくガイドします。
実際にウブドを訪れたこともある筆者が、ウブド旅行を計画中の方に役立つ情報をたっぷりお届けします!
バリ島・ウブドの基本情報
ウブドは、インドネシアのバリ島中心部エリアに位置する地区です。
ビーチから距離があるエリアですが、緑豊かで自然と文化に深く根ざした魅力を持つ観光スポットとなっています。
ウブドの歴史と文化:バリ芸術の中心地
ウブドはかつて王族や芸術家が集まる場所として栄え、その影響でバリの伝統芸術・舞踊・絵画・彫刻などが深く息づく
「芸術の村」です。
そのため、美術館やギャラリー、工房、地元の作家の店などが多く、旅行者にとって文化的な刺激を感じられる場所でもあります。
また、ウブドのホテルやリゾートやヴィラは渓谷やライステラスを望む立地が多く、自然の真っ只中で過ごせるステイそのものも、バリ滞在の大きな魅力となっています。
癒しの観光スポット・アクティビティが豊富
観光もアクティビティも欲張りたい、という人にも、ウブドはおすすめできます。
観光では寺院、遺跡、棚田、王宮、市場、美術館。また、伝統舞踊も見どころです。
アクティビティはスパやヨガなど、絶景の中で癒される体験が人気。
さらにウブド中心地から少し足を伸ばすと、絶景スポットや歴史的寺院なども点在していて、ツアーなどを活用すれば比較的いろんなスポットにアクセスできます。
このように自然と文化が融合している点がウブドの特徴でもあり、ビーチリゾートとは異なる魅力を持っています。
ウブドの位置とアクセス
ウブドはバリ島の中部・山岳地域に位置します。アクセス方法など、基本を押さえておきましょう。
デンパサール空港からのアクセス
ウブドへのアクセスには公共交通機関が整備されておらず、空港からは主にタクシーや送迎車などを使って向かうことになります。
デンパサール国際空港からウブドまでは、通常1時間30分前後の車移動が目安。
注意すべき点として、ウブドはタクシーが拾いにくいです。
中心部やホテル街ではタクシーを呼ぶのが難しいこともあるため、往路・復路ともに送迎や現地ツアー会社の手配をしておくと安心!
基本的に観光客は送迎付きツアーなどを利用し、そのままウブド観光を兼ねて移動することが多いです。
ウブド内での移動手段
ウブド中心部やその周辺は比較的徒歩で回れる範囲も多いですが、観光地が点在しているため、車での移動が便利です。
おすすめはカーチャーター。
運転手付きのレンタカーを利用することで、効率よくスポットを巡ることができます。
融通のきくツアーを選べば、運転手と相談することで行きたいエリアとスポット、お店を組み合わせたオリジナルツアーをつくってもらうことも可能。
また、街歩きも楽しいエリアなので、徒歩での散歩も楽しめます。
ウブドの主な観光スポット

ここからは、ウブド滞在中にぜひ訪れたい代表的な観光地を紹介します。
ウブド中心部:ウブド王宮(Puri Saren / Ubud Palace)
ウブド王宮は、ウブド中心地の交差点付近にあります。
王宮というのは、かつてこの地域を治めたスカワティ王族の宮殿のことで、現在もその王族の末裔が居住しています。
庭園が一般公開されており、伝統的な建築、彫刻などが見学できます。
また、王宮敷地を舞台にレゴンダンス、ケチャックダンスなどの伝統舞踊が毎晩行われています。
演目は日によって異なり、気になる公演があれば予約をして訪れるのがおすすめです。
ウブド中心部:ウブド市場(Pasar Ubud / Pasar Seni Ubud)
ウブド王宮の正面、ラヤ・ウブド通り沿いにウブド市場はあります。
この市場ではシルバーアクセサリー、民芸品、衣料品、スパグッズなど、バリ島ならではの工芸品が並びます。
価格は明示されていないことも多く、値段交渉を行うのが一般的です。
不慣れだなと感じる人も多いかと思いますが、楽しみの一つとしてぜひ体験してみてくださいね。
ウブド郊外:テガラランのライステラス(棚田 / Rice Terraces)
ウブドの北、車で8kmほど移動したテガララン村にはライステラス(棚田)が広がっています。
ウブド滞在で最も人気の絶景スポットと言えば、ライステラス。
棚田を見渡せるカフェが点在しているので、絶景を望みながらカフェタイムを楽しむこともできます。
非常にフォトジェニックなスポットとなっていますよ!
ウブド郊外:ゴアガジャ遺跡(Goa Gajah)
ウブドの東約4kmの場所にあるゴアガジャ遺跡は、11世紀頃につくられたとされる遺跡。
「ゴア(洞窟)」「ガジャ(象)」という意味を持ち、発見者が遺跡を象に見立てたことが名前の由来とされています。
洞窟の入口には顔のレリーフが刻まれており、内部にはヒンドゥー教の神々が祀られ、神秘的な雰囲気が漂います。
ウブド郊外:モンキーフォレスト
モンキーフォレストは、まるでサルの楽園のような場所。
敷地内では約600匹もの野生のサルたちが自由に暮らしています。
生息しているのは主に「ロングテールマカク」と呼ばれる種類のサルで、人に慣れているためなんと触れ合うこともできる、動物好きにはたまらない施設となっています。
モンキーフォレストの広大な敷地は自然保護区としても大切に守られていて、まるでジャングルのような森が鬱蒼と広がり、大自然を感じながら歩くだけで心が安らぐのを感じます。
内部には現在も礼拝されている寺院があり、神秘的な雰囲気が味わえます。
ウブドで楽しめる体験・アクティビティ
以下ではウブドでぜひ体験したい、人気のアクティビティをご紹介します。
ヨガ・リトリート体験
森林が広がるウブドでおすすめなのは、ヨガなどのスピリチュアルなリトリート体験です。
多くのヨガスクールやスタジオがあり、初心者から上級者まで対応。
静かな自然環境の中、瞑想やヨガを通して心と体を整える体験は、ウブドならではです!
スパ・マッサージ体験
高級リゾート付帯のスパから街中の小さなスパ店まで、幅広い選択肢があります。
バリ式マッサージ、クリームバス、ボディスクラブ、フェイシャル、ハーブボール療法など、癒しを重視した施術を受けることができます。
伝統舞踊鑑賞
ウブドでは、レゴンダンス、ケチャック、トランス舞踊など伝統舞踊の舞台が毎日上演されています。
興味のある演目があればチェックし、人気公演は予約して見にいきましょう。
ウブドのヴィラ・リゾート・ホテル滞在の魅力
ウブドには街中のホテルだけでなく、渓谷や棚田を望む位置に建つヴィラ・リゾートが多くあります。
ウブド滞在では、リゾート地ということもあり「宿泊施設そのものを楽しむ」という要素も強いため、滞在先選びが旅の満足度に直結するポイントになりえます。
滞在の目的に合わせて、どんな宿泊先が良さそうかを考えてみましょう。
癒しと隠れ家感を重視
街の喧騒から離れたヴィラを選べば、静かで落ち着いた環境が得られます。
また、部屋やテラスから緑や渓谷を望める設計を選ぶと、自然との一体感が楽しめて滞在中にたっぷりと癒されることが可能です。
以下におすすめのホテルをいくつかご紹介します。
中心部へのアクセス
巡る観光スポット次第で、利便性と落ち着きのバランスを考えられると良いでしょう。
中心部に近いホテルはどこに向かうにも観光アクセスがよく、旅の拠点とするのに最適です。
以下におすすめのホテルをいくつかご紹介します。
ウブド観光のポイント・注意点
ウブド観光をスムーズかつ快適に楽しむために、以下のポイントを押さえておきましょう。
観光のベストシーズンについて
ウブドは熱帯モンスーン気候であり、雨季・乾季の差があります。
乾季(4月〜10月頃)は観光に適していますが、逆に雨季(11月〜3月頃)には突然のスコールがあるため、雨具や余裕の時間を確保しておくことが重要です。
また、山間部などでは朝晩に冷えることもあるため、薄手の羽織りを持っておくと安心です。
要注意!服装とマナー
寺院を訪れる際は、サロン(腰巻)やショールを着用する必要があります。
寺院で貸し出しを行っていることもありますが、事前に準備しておくとベター。
また、肌を露出しすぎる服装は控え、礼儀ある服装を心がけましょう。
交通・移動の注意
タクシーが拾いにくい場所があり、公共交通機関が事実上ないため、観光地巡りはカーチャーターが主流となっています。
事前に旅行会社などで手配しておくのがおすすめです。
ちなみにウブド中心部の通り(モンキーフォレスト通り、ハノマン通り、ラヤ・ウブド通りなど)は混み合う時間帯もあるため、移動には余裕を持っておくと万全です。
まとめ
バリはビーチリゾートももちろん素晴らしいのですが、緑がいっぱいの自然環境が好きな方や、神秘的な雰囲気を存分に味わいたい方には、ぜひウブドをおすすめしたいです。
ウブドは自然・芸術・伝統に満ちた豊かなエリアで、観光客に様々な表情を見せてくれます。
ウブドを訪れることでバリ島の「ビーチ以外の顔」を知り、その魅力を楽しむことができるはず。
美しいウブドで心と体を癒す贅沢な旅を、ぜひ体感してみてください。
◇経歴
幼稚園時代をシンガポールで過ごし、現地の友達と英語でよく遊んでいました。小学校からは日本で暮らし、中学生の時にカナダにホームステイした経験から海外での暮らしに魅了され、東京外国語大学に進学。
在学中にバンクーバーへの留学を経て就職し、新卒で入った会社では外資系クライアントと英語でやり取りをしていました。
現在は仕事で英語を使う機会はほとんどないものの、趣味として楽しく勉強し続けています!
◇資格
TOEIC940点、TOEFL iBT 90点
◇留学経験
バンクーバー(カナダ)、半年間、ILSC vancouver
◇海外渡航経験
・シンガポール(居住・旅行)
・マレーシア(旅行)
・モルディブ共和国(旅行)
・サイパン(旅行)
・カナダ(ホームステイ・留学)
・グアム(旅行)
・タイ(旅行)
・ドイツ(旅行)
・イタリア(旅行)
・トルコ(旅行)
・インドネシア(旅行)
◇自己紹介
英語が話せるだけで、世界中の「私が自分の言葉で会話できる人」の母数がぐんと広がったことが、私にとってはいちばん面白いポイントでした!これからも英語を通じていろんな地域のいろんな文化や人に触れ、知らないことを知っていきたいと思っています。