ハネムーンとは?人気の行き先や時期・費用相場・手配のやり方など【徹底解説】

ハネムーン、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

結婚式の準備が一段落すると、話題に上がるのはハネムーンのことではないでしょうか。

一生に一度のハネムーン、夫婦としての新しいスタートを祝う旅行、新婚の2人による思い出作り。いつどこに行ってどれくらい費用をかけるのか……。

せっかくであれば、ハネムーンの元々の意味合いといったところから、自分たちらしい旅先や予算の考え方まで、一度しっかり考えてみてはいかがでしょうか。

この記事では、ハネムーンの意味・由来から、人気の海外先、時期、費用相場、手配方法まで徹底的に解説します。

読み終わる頃には、自分たちにぴったりの旅先とプランをイメージできるようになっているはずです!

改めて確認したい「ハネムーン」の意味

ハネムーンといえば新婚旅行、という認識がすでに浸透しているかと思いますが、元々の意味は何でしょうか?

意味と語源

ハネムーンとは英語の「honeymoon(ハネムーン)」をカタカナにした言葉で、日本語では「新婚旅行」「蜜月(みつげつ)」とも言います。

語源に関しては、古代ゲルマン民族の習慣に由来するという説があります。結婚後30日間、はちみつでつくられた酒を飲むことで子宝に恵まれるよう願ったという話があるようです。

そこから、はちみつ(honey)月(moon)を組み合わせた語が「honeymoon」となり、「結婚後、最初の新婚夫婦の時間」を旅行で祝う意味へと変化してきたのだとか。

また、日本で最初にハネムーンに出かけたのは坂本龍馬とされており、大正から昭和にかけて、日本でも新婚旅行が一般的になりました。

当時は国内の温泉地に2〜3泊するのが主流でしたが、1970年頃からはハワイやヨーロッパ、オーストラリアといった海外旅行も人気を集めるようになり、現在のように多彩な行き先が選ばれるスタイルへと発展していきました。

「ハネムーン」と「新婚旅行」は厳密には意味が異なる場合も!

ハネムーンと新婚旅行は、もともと出発するタイミングによって区別されています。

厳密には、結婚から1か月以内に出発するものを「ハネムーン」、1か月以降に行くものを「新婚旅行」と呼びます。

とはいえ実際には明確に使い分けられているわけではなく、結婚から1か月以上経ってからの旅行を「ハネムーン」と呼んでも間違いではありません。

ただし、旅行会社のプランによっては利用できる期間が定められている場合もあるため、申し込みの際には事前に確認しておくと安心でしょう。

海外ハネムーンにおすすめの時期

せっかくだから、ハネムーンは海外に行きたい!と考える人も多いでしょう。

海外のハネムーンで時期を決めるには、行き先の気候、旅行費用、休暇の取りやすさなどを考慮したいところ。

ここでは季節と旅行期間、2つの観点から見ていきます。

季節・ベストシーズンの考え方

まず旅行先によって気候が全く異なります。

「乾季・雨季」「北半球・南半球」の季節の違いがあり、日本の季節だけで考えていると苦労することも。

たとえばモルディブの場合、乾季の11月〜4月がベストシーズン。雨が少なくビーチリゾートで過ごす時間が快適です。

カンクン(メキシコ)11月〜4月が雨が少なく、海がきれいな時期。

イタリア、フランス、スペインなどヨーロッパでは、5月〜6月および9月〜10月が気候が穏やかで、観光も快適にできます。

料金面で考えてもベストシーズンはホテルと航空券が高めになるので、オフシーズンや準ベストシーズンを狙うことで、費用を少し抑えるという手もありますよ。

旅行期間・日数の目安

行き先や目的によって必要な日数が大きく変わります。

リラックス中心のリゾートなら短め、観光・都市周遊・世界遺産巡りなどを希望するなら、余裕を持ったスケジュールが必要です。

また、ヨーロッパ諸国へは往復の飛行機の時間もしっかり考慮に入れる必要が出てきます。

たとえばモルディブカンクンのようなビーチリゾートの場合、7〜8日間が標準的な日数。

ヨーロッパ周遊や複数都市を巡るプランを組む場合は、8日間以上、あるいは10日前後の滞在があると余裕を持って楽しめます。

また、特に休暇が限られている場合には、グアムやバリなど近場のアジアのビーチリゾート5日程度で十分、という声も多く聞かれます。

海外ハネムーンの人気の行き先

ここでは、特に人気の行き先・エリアをピックアップしてご紹介していきます。

人気ランキング上位の国・リゾート①:モルディブ

一生に一度は訪れたい地上の楽園。「インド洋の宝石箱」とも称される美しい島国です。

透き通るように美しい海やパウダースノーのような白砂、そして憧れの水上コテージ。

一度訪れるとその魅力に惹かれ、夫婦でのリピート旅行や家族旅行で再訪する人も増えています。

ダイビング愛好者やシニア世代のリピーターも多く、「何度でも行きたくなる」と評判!

筆者も訪れたことがありますが、海好きならぜひ一度はモルディブの海を見ていただきたいと思える、ビーチリゾートの極致です。

楽しみ方も多彩で、シュノーケリングやダイビング、幻想的な雰囲気に包まれた水中レストランでの食事、水上ヴィラのハンモックに揺られながら過ごす贅沢なひとときなど、心に残る非日常体験が待っています。

人気ランキング上位の国・リゾート②:カンクン(メキシコ)

カリブ海のカンクンにはオールインクルーシブプランのホテルが多く、滞在中は基本的にキャッシュレスで過ごせるのが魅力。

食事やアルコールを含むドリンクまで込みのデラックスホテルも多く、リゾートならではの心地よさを存分に楽しめます。

青く輝くカリブ海を眺めながら過ごす二人だけの贅沢な時間はもちろんですが、アメリカの人気都市観光や中南米の世界遺産との組み合わせ旅行も人気です。

のんびりホテルステイを楽しみたい方にも、数多くの観光地を巡りたいアクティブ派にもおすすめできる、万能のリゾート地といえるでしょう。

人気ランキング上位の国・リゾート③:ギリシャ

ギリシャには数多くの美しい島々があり、ヨーロッパで夏のリゾート気分を満喫したい方にぴったりです。

青いドームがまるで絵葉書のように映えるサントリーニ島、迷路のような路地散策が楽しいミコノス島、そして首都アテネではパルテノン神殿をはじめとする数々の歴史遺跡が訪れる人を魅了します。

また、ギリシャ旅行にあわせて帰路にドバイトルコといった中東都市に立ち寄るプランも人気で、旅の楽しみ方はいろいろ!

なかでもおすすめはサントリーニ島。崖の上に広がる白やパステルカラーの建物が宝石箱のような景観をつくり出し、なんともロマンチックです。

「世界一美しい夕日」と称されるサントリーニ島のサンセットは、忘れられないハネムーンの思い出になるに違いありません。

人気ランキング上位の国・リゾート④:ニューカレドニア

南太平洋を代表するリゾート地、フランス領ニューカレドニア

白くきめ細やかなパウダーサンドのビーチが広がり、エメラルドグリーンからターコイズブルーへと移ろう海の色合いはまさに息をのむ美しさで、日本人に人気です。

近くのリーフではシュノーケリングやダイビングも楽しめ、色とりどりの熱帯魚やサンゴの世界に二人で浸る贅沢な時間が過ごせます。

夕暮れ時にはビーチ沿いを手をつないで散歩したり、静かな海を眺めながらリゾート内のカフェでゆったり過ごしたり……。

ロマンチックな雰囲気がたっぷりで、ハネムーンにぴったりの場所です。

人気ランキング上位の国・リゾート⑤:スペイン

シーズンを問わず楽しめる、というのがスペインの大きな魅力のひとつです。芸術や美食、散策が好きなカップルには特におすすめの国といえるでしょう。

スペインの象徴ともいえるサグラダ・ファミリアはもちろん、美食の聖地として知られる北のバスク地方や、イスラム文化の香り漂う南のアンダルシア地方など、訪れるべきスポットが数多く点在しています。

さらに、周辺国へのアクセスも良いため、他のヨーロッパ諸国や北アフリカとの周遊旅行も楽しめます。

都市ごとにまったく異なる魅力を持つスペインは、訪れるたびに新しい発見があり、二人の旅をより特別なものにしてくれるでしょう。

人気ランキング上位の国・リゾート:近場のリゾート

アジアのビーチリゾート北海道、沖縄など、海外でも近場のリゾートや国内ハネムーンも人気です。

特に予算を抑えたいカップル、休みが短いカップルに選ばれる傾向があります。

海外ハネムーンの費用相場

以下で予算別、行き先別で相場を整理してお伝えします。

ちなみにハネムーンの旅費に含まれるのは、「航空券代」「ホテル代」「現地での交通・観光代」「食費・お土産代」「保険などの付帯費用」

航空券代とホテル代がメインにはなりますが、他の費用のことも忘れないようにしておきましょう。

予算別で行ける旅先の目安

・10〜20万円:
国内旅行や近場のリゾートでホテルを控えめにするプラン。例えばテーマパーク+ホテルなど。

・20〜30万円:
近場のリゾート(グアムなど)、ホテルを少しランクアップさせてのんびり滞在ができる目安。

・30〜50万円:
遠方リゾートまたはビーチ+観光をバランス良く入れたプラン。ホテルグレード・滞在日数は標準仕様。

・50〜70万円:
平均的な海外ハネムーン。ホテルのこだわり、観光・体験をいくつか含めたプランが実現可能。

・70〜90万円/100万円以上:
遠方・豪華リゾート・水上ヴィラ・特別なホテル・フォトウェディングなど、プラスアルファでこだわれる。

行き先別の相場目安はこちら

以下は、行き先ごとの具体的な費用目安(2人分、航空券+ホテル主体)と滞在日数の具体例です。

行き先 滞在日数の目安 費用の目安(2人分)
モルディブ 7〜8日間 約100万円前後
カンクン 7〜8日間 約50〜60万円前後
ギリシャ 7〜8日間 約80万円前後
ハワイ 5〜7日間 約50〜60万円前後
ヨーロッパ周遊
(例:イタリア・フランスなど)
8日間〜 約100万円前後〜

相場はホテルのランク、移動方法(直行便か乗り継ぎか)などによってかなり変動するので、自分たちのこだわりを最初にはっきりさせることが費用コントロールの鍵となってきます。

海外ハネムーンは個人手配・ツアーのどちらがおすすめ?

ハネムーンの手配方法には大きく個人手配(フリープラン)ツアー(パッケージプラン)の2種類があります。

個人手配のメリット・デメリット

自分で航空券・ホテル・交通を別々に予約する個人手配することの最も大きいメリットは、自由度が高いことです!

ホテル・交通・観光・食事などすべてを自分たちのペースで選べるため、自分たちの価値観に沿ったこだわりが強い旅行プランを立てやすくなります。

それゆえコストコントロールがしやすいのもポイント。

航空券やホテルをセールで取る、オフシーズンを狙う、宿のランクを下げるなどで予算を抑えられます。

また、スケジュールを柔軟に調整できるので、観光地をいろいろ巡りたい人には向いています。欲張りな行程も組もうと思えば、頑張れば組めるのが個人手配のいいところです。

一方デメリットは、まず手間がかかることです。

航空券探し、ホテル選び、現地交通・観光の予約などすべて自分で行う必要があり準備に時間が必要です。仕事の忙しい社会人には向かないでしょう。

さらにトラブル対応は自己責任。現地での問題(ホテルのアメニティ、交通の混乱など)を自分で解決することが求められます。

ツアー(旅行会社利用)のメリット・デメリット

旅行会社が企画するプランを活用するメリットは、プランがパッケージ化されていてホテル・航空券・観光などがセットになっており、手間が少ないことです。

準備中の結婚式などと並行しても計画しやすいでしょう。

ホテルの選定、交通手段の確認、現地のアクティビティ手配なども旅行会社が代行してくれるので、準備の負担が軽いです。

安全性・トラブル対応が比較的安定しているので、言語の壁や現地での移動などで不安があるカップルには安心感がありますね。

一方のデメリットは、総合すると個人手配に比べてコストが若干高くなる傾向があることです。

プランの自由度にも制限があり、自分たちで「このホテル・このレストラン・この道順で観光したい」という細かいこだわりが強い場合は、ツアーの中でもある程度、自由度のあるオーダーメイドツアーがおすすめです。

まとめ

結婚式が終わり、ふたりだけの時間が始まるハネムーンは、単なる旅行以上の特別な体験です。

美しい砂浜でのんびり過ごしたり、歴史ある街並みを散策したり、抜群のロケーションでロマンティックなサンセットを眺めたり。

そんな、日常から少し離れた時間こそ、新婚夫婦の絆を深めるかけがえのない瞬間になります。

何を選ぶときも、2人がどんな瞬間を思い出として持ち帰りたいかをイメージできると、選択がぐっと楽しくなるでしょう。

時期や費用、行き先のポイントを押さえることで準備の不安も減り、より自分たちらしいハネムーン像が見えてきます。

新婚生活のスタートを彩る最高の贈り物であるハネムーン。この記事を読んで、心に描いた夢の行き先を現実にする一歩をぜひ踏み出してくださいね。

nativecamp.net

nativecamp.net