台湾のレトロな問屋街「迪化街(てきかがい)」を観光しよう!アクセス・ショッピング・グルメなど【解説】

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日本から飛行機で約3時間と気軽に訪れることができる台湾は台北の問屋街
迪化街(てきかがい・ディーホアジエ)は人気観光スポットとして有名です。

場所によっては日本語が通じるため、観光がしやすい国です。

たくさんの飲食店や喫茶店が並んでいるため1日中楽しめます。

ここでは迪化街へのアクセス方法やショッピング、グルメについて解説します。

迪化街(てきかがい)の基本情報と歴史

迪化街の基本情報について

迪化街は台北にある約1kmほどある問屋街の通りです。

バロック様式の赤レンガ建築が特徴でレトロな雰囲気を感じさせてくれます。

もともとドライフルーツなどの乾物や布物を扱う問屋が多く集まるエリアで、現在はリノベーションされたカフェや雑貨屋も多く並び、観光客向けのお店が増えています。

迪化街の歴史について

もともと地方出身の人々が集まって暮らしていた地域で大稲埕(だいとうてい)と呼ばれていた場所でした。

日本が台湾を統治していた時代に都市整備が行われ、茶葉や布地の問屋街として発展を遂げており、現在は古い街並みと新しいお店が融合して台北を代表する人気観光地となっています。

迪化街へのアクセス

迪化街の最寄駅はMRT(地下鉄)大橋頭駅もしくは北門駅です。

それぞれのアクセス方法を紹介します。

最寄りの空港である台湾桃園国際空港から台北駅まで約40分で160台湾ドル(約780円)必要です。

MRT大橋頭駅から迪化街までのアクセス

まず、MRT台北駅からMRT大橋頭駅までの行き方ですが、淡水信義線(レッドライン)に乗って民権西路駅で中和新蘆線(オレンジライン)に乗り換えます。

そこからMRT大橋頭駅まで1駅で到着します。
移動時間は約10分で、運賃は20台湾ドル(約100円)必要です。

MRT大橋頭駅の1A出口から横断歩道を渡り、駅の反対側へ向かって歩きます。

歩くと迪化街商圏の看板を目印にそのまま直進すると、赤いレンガ造りの建物が見えますので、そこから迪化街に入っていきます。

MRT北門駅から迪化街までのアクセス

まず、MRT台北駅からMRT北門駅までの行き方ですが、板南線(ブルーライン)もしくは淡水信義線(レッドライン)から1駅で乗り換え、そこから松山新店線(グリーンライン)で1駅でMRT北門駅に到着できます。

MRT北門駅3番出口からすぐ見える横断歩道を渡り、そのまま直進していくと迪化街商圏の看板が見えますので、そこからは迪化街になります。
MRT大橋頭駅よりMRT北門駅から訪れる方がシンプルでしょう。
なお、台北地下街を経由した場合、徒歩約25分かかります。

迪化街でショッピングを楽しむならココ!

ここでは迪化街のおすすめのショッピングスポットについて紹介します。

台湾物産

「台湾物産」は迪化街の永楽市場の真向かいにあるメイドイン台湾の雑貨や台湾各地から集めたお茶やお菓子などが豊富に揃っており、お土産の購入によく利用されます。

さらに売り場は2階にもあり、ここでは台湾原住民の文化を反映した雑貨や台湾の歴史にまつわる書籍などが揃っています。

住所 台北市大同区迪化街一段34-1号
営業時間 10時〜18時

李日勝

MRT大橋頭駅から徒歩10分のところにある「李日勝」は乾物やドライフルーツなど様々な商品が販売されています。

特にお店の名物は天然のカラスミで一口大で食べられる大きさで販売されています。
6個入りで値段は225台湾ドル(約1,250円)です。

住所 台北市大同区迪化街一段203号1楼
営業時間 9時〜18時

鴻翔参薬公司

「鴻翔参薬公司」は北門駅から民生西路という大きな交差点を渡ってすぐにある、漢方とドライフルーツを中心に販売しているお店です。

ドライフルーツは量り売りで必要な分の購入が可能になっています。

住所 台北市大同区迪化街一段124號
営業時間 9時半〜19時半

迪化街で味わいたいグルメ

ここでは迪化街のグルメについて紹介します。

賣麵炎仔 金泉小吃店

2019年にミシュランビブグルマンに掲載されたと言われる「賣麵炎仔 金泉小吃店」は台湾ラーメンや揚げチャーシューなどが人気のお店です。

場所は迪化街の永樂小学校の路地裏の中に位置しています。
行列が絶えず、売り切れになり次第営業が終了しますので、訪れる際は早めに行きましょう。

住所 台北市大同区安西街106号
営業時間 8時〜15時(売り切れ次第営業終了)

永樂担仔麺

迪化街の永楽市場にある「永樂担仔麺(ヨンラダンザイミィェン)」は、ドラマ『孤独のグルメ』のロケ地になった飲食店です。

永楽布業市場の近くにあり、黄色の看板が目印です。
ここでは俳優の松重豊が鶏肉飯(魯肉飯の鶏肉バージョン)を食べているシーンが撮影されています。

お店の前には『孤独のグルメ』の俳優の松重豊の写真も飾られています。
また、メニューには、「五郎特餐」というドラマで実際に注文した料理のセットがあります。

注意するべき点は、時間帯によっては同じ場所で他の店舗が営業していることがあります。

住所 台北市大同區南京西路233巷20号
営業時間 11時〜19時半(木曜休み)

純真豆花

霞海城隍廟から徒歩2分ほどに位置する純真豆花は、タレントのギャル曽根さんが絶賛したと言われる豆花が有名です。

豆花とは、豆乳を凝固剤で固めて作られた台湾の伝統的スイーツです。
絹ごし豆腐に似たなめらかで柔らかい食感が特徴で、夏は冷たく、冬は温めて提供されるため一年を通して楽しむことができます。
お店には日本語のメニューも置いてあります。

住所 台北市大同区民楽街43号
営業時間 11時〜18時

迪化街の歴史や文化を体験できるスポット

ここでは迪化街の歴史や文化を体験できるスポットについて紹介します。

大稲埕ビジターセンター

大稲埕ビジターセンターは、迪化街の永楽市場の真反対の場所にあります。

レトロ衣装の貸し出しサービスがあり、建物の2階と3階のフォトスタジオも併設されています。
貸し出し衣装を着た状態での撮影が可能です。

さらに、その衣装で迪化街を散策することができます。

当日の受付も可能ですが、数に限りがあるため事前予約をおすすめします。

衣装のレンタル料は無料ですが、貸し出しの際にパスポートと保証金1,000台湾ドル(約4,800円)が必要になります。

衣装に破損や汚れがなければ、パスポートと保証金はそのまま返却されます。
その際に引換券が発行されますので無くさないようにしましょう。

住所 台北市大同区迪化街一段44号
営業時間 1階 ビジターセンター:9時〜18時

2〜3階 展示エリア:9時半〜17時半

貸衣装体験:10時〜17時(12時〜13時の間は昼休み)

霞海城隍廟

「霞海城隍廟」は第一銀行の大稲埕分行の近くにある神殿で、ここには「月下老人」という恋愛の神様が祀られており、たくさんの観光客が訪れます。

恋愛成就や結婚願望のご利益で有名ですが、家庭円満や財運アップなど他の願いに対応する神様も祀られています。

参拝方法は日本の神社とは異なっており、現地では日本語で書かれた参拝方法が掲示されています。
常駐ではありませんが、日本語対応できるスタッフもいるので安心です。

住所 台北市迪化街一段61号
営業時間 6時16分〜19時47分

ASABAN TEA 大稲埕

迪化街の大稻埕公園の近くにある「ASABAN TEA 大稲埕」はお茶の体験ができるお店です。

台湾茶をはじめ様々なお茶を体験できますが、お茶菓子として団子が振る舞われ目の前で焼き上がる様子も堪能することができ、非日常的でリラックスした時間を過ごせます。

日本語が話せるスタッフもいるため、中国語に不安な方でも安心して楽しめます。
なお、お店は完全予約制のため、訪れる際は早めに事前予約をしましょう。

住所 台北市大同區歸綏街218-1號4樓
営業時間 13時~19時(2時間制)(木曜休み)

迪化街のおすすめ街歩きルート・モデルコース

ここでは、迪化街のおすすめのモデルコースを紹介します。

MRT北門駅からスタートするコースは約9時間で迪化街の魅力を効率よく体験できるように設計されています。

各スポット間の移動時間は徒歩5〜10分程度で、無理のないペースで散策が可能です。

8時半〜9時半 台湾式朝ごはん

迪化街では早朝から営業しているお店も多く、台湾式の朝ごはんを食べてみるのはいかがでしょうか。

お粥や麺類、豆乳など胃に優しい台湾式朝食が幅広く揃っており、観光で歩き回る前の腹ごしらえに最適です。

■ 永楽米苔目

北門駅から「永楽米苔目」まで徒歩約10分です。
名物の米苔目は20台湾ドル(約100円)からとなります。

9時半〜12時 迪化街を散策

■ 大稲埕ビジターセンター→永楽市場、霞海城隍廟

先ほどのお店から大稲埕ビジターセンターまで徒歩5分です。

大稲埕ビジターセンターでレトロ衣装を借りて迪化街を散策します。
すぐ近くに永楽市場や霞海城隍廟がありますので、思う存分迪化街を散策できるでしょう。

12時〜14時 ランチ

■ 賣麵炎仔 金泉小吃店(12時〜13時)→永樂担仔麺(13時〜14時)

衣装の返却を終えたら、迪化街のランチを楽しみましょう。

まず行列ができる「賣麵炎仔 金泉小吃店」台湾ラーメンを味わい、その後「永樂担仔麺」『孤独のグルメ』の舞台となった鶏肉飯を堪能します。

大稲埕ビジターセンターから「賣麵炎仔 金泉小吃店」まで徒歩約8分です。
「賣麵炎仔 金泉小吃店」から「永樂担仔麺」まで徒歩約10分かかります。

14時〜16時 カフェで休憩

■ 窩窩 wooo (ウォーウォー)

ランチ後は一度休憩してはいかがでしょうか。

「窩窩 wooo (ウォーウォー)」「永樂担仔麺」から徒歩5分の場所にあります。

このお店は香港スタイルの食事を楽しめることが特徴で香港式のミルクティーは人気商品です。

16時〜17時半 お土産探し

■ 鴻翔参薬公司

先ほどの喫茶店から徒歩1分の場所に「鴻翔参薬公司」というお土産屋があります。

防腐剤や砂糖不使用のドライフルーツが人気で、量り売りのため好きな量で購入することができます。

まとめ

迪化街はかつて問屋街として経済発展した場所で、多くの歴史的建造物が残っています。

現在はリノベーションが進んだり、新しいショップが入ったりなど伝統と現代が融合した街並みとなって多くの観光客から注目を集めています。

ショッピングからグルメまで幅広く揃った迪化街は、1日かけて歩き回っても飽きることはないでしょう。

台湾に訪れた際はぜひ迪化街で非日常な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

 

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かい

◇経歴
学習塾で小学生から高校生までを対象に英語を教えていました。 現在は、英語の学習方法や教育に関する記事を執筆するライターとして活動しております。

◇英語に関する資格
小学校英語指導者資格(J-SHINE)

◇留学経験
大学時代にアメリカでの語学留学を経験。
現地で様々な人とコミュニケーションを取る中で、語学力だけでなく異文化理解の大切さも学び、この経験は私の大きな財産となっています。

◇自己紹介
普段は接客業もしており、外国人のお客様に対応できるよう日々英語力を磨いております。最近はメジャーリーグに夢中で、実況を字幕なしで理解できるよう日々挑戦しています。